元・異世界一般人(Lv.1)、現代にて全ステータスカンストで転生したので、好き放題やらせていただきます

夏見ナイ

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第十七話:異世界の残滓、交錯する思惑 - 取引のテーブルへ

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目の前に広がる、赤黒く脈打つ『ノイズ』の源の映像。そして、「君の故郷の世界とも、無関係ではない」というアルカナム・ソサエティの使者の言葉。それは、俺、神崎蓮の思考を激しく揺さぶった。

エルヴィンとして生きた異世界。モンスターが跋扈し、魔法が存在した、あの混沌とした世界。それが、この現代地球の深淵に眠る『カオス』と繋がっている? まさか、俺が転生できたこと自体が、その繋がりに関係しているというのか?

(……落ち着け。動揺を見せるな。これは、奴らの揺さぶりかもしれない)

俺は、内心の動揺を押し殺し、ポーカーフェイスを維持したまま、使者を見据えた。
「……面白い仮説だな。だが、根拠は?」

「根拠、か。言葉で説明するのは難しい。だが、我々は『視る』ことができるのだよ。時空を超え、次元の狭間に存在する、魂の繋がりや、エネルギーの流れを」
使者は、静かに答えた。その言葉には、揺るぎない確信が込められている。彼らの持つ能力は、やはり俺の理解を超えた領域にあるらしい。
「君の魂には、明確に、あの『ノイズ』と同質の、しかし異なる理に染まった痕跡がある。それは、君がかつて存在した世界が、あの『カオス』の影響を受けていた、あるいは、それ自体が『カオス』から生まれたものである可能性を示唆している」

(カオスから生まれた世界……? それが、俺の故郷……?)

衝撃的な仮説だった。だが、否定しきれない何かを、その言葉は含んでいた。エルヴィンのいた世界の、理不尽なまでの過酷さ、絶え間ない闘争、そして魔法という不可思議な力。それらが、もし『カオス』の現れだとしたら……?

「……仮に、そうだとして、それがどうした? 俺は今、この世界にいる。過去の世界のことなど、関係ない」
俺は、敢えて突き放すように言った。過去に囚われるつもりはない。

「関係なくはないさ、異邦人よ」
使者は、俺の反応を予測していたかのように、静かに首を横に振った。
「あの『ノイズ』……『カオス』は、今、活性化しつつある。そして、それは、次元を超えて影響を及ぼし始めている。君の故郷の世界にも、そして、この地球にも。サイバーダイン社やキメラのような存在は、その『カオス』の表面的な現れに過ぎん。真の脅威は、もっと深く、もっと根源的な場所にあるのだ」

「……貴殿らは、その『カオス』をどうするつもりだ? 封じ込めるのか? それとも、破壊するのか?」
俺は、核心に迫る質問を投げかけた。彼らの真の目的を探るために。

「封じ込めることも、破壊することも、我々の力だけでは不可能だ。我々ができるのは、その活性化を抑制し、星の『調和』を可能な限り維持すること。そして、そのための時間を稼ぐことだ」
使者は、淡々と答えた。その声には、どこか諦観のような響きさえあった。
「我々は、長きにわたり、そのための知識と技術を蓄積してきた。星のエネルギーサイクルを読み解き、次元間の障壁を強化し、カオスの影響を中和する方法……。だが、それだけでは足りない。我々にはない、『新しい力』が必要なのだ」

そして、使者は再び、俺にその深淵のような視線を向けた。
「君の力だ、"Lv.1"。君の持つ、この星の理を超えた知識と能力。そして、君の魂が持つ、あの『カオス』への耐性、あるいは親和性。それこそが、我々が求めているものだ」

(……なるほど。これが、彼らの本音か)

俺を、対カオス用の切り札として利用したい。それが、彼らが俺を呼び出した真の目的。

「つまり、取引というわけか。俺が貴殿らに協力する見返りに、貴殿らは俺に何を提供できる?」
俺は、交渉のテーブルに着く姿勢を示した。彼らの持つ知識や力は、利用価値があるかもしれない。そして、俺自身の過去にも関わるという『カオス』の謎。それを解き明かすためにも、彼らとの関係は無視できない。

「我々が提供できるもの……。それは、真実だ」
使者は、断言した。
「君が知りたいと望むなら、この世界の成り立ち、星の深淵に眠る秘密、次元を超える理……我々が長きにわたり蓄積してきた叡智の一部を、君に開示しよう。そして……」
使者は、一呼吸置いた。
「……君の故郷の世界が、なぜ滅びに向かったのか。その理由も、あるいは解き明かせるかもしれん」

(故郷の滅び……?)

その言葉は、再び俺の心を強く揺さぶった。エルヴィンが死んだのは、モンスターの襲撃によるものだと思っていた。だが、それは、もっと大きな『何か』の一部だったというのか?

「……具体的な条件は?」
俺は、感情を抑え、冷静に問い返した。

「条件は、シンプルだ。我々と『契約』を結び、我々の指示に従って、星の調和を乱す勢力――キメラや、他の未知のプレイヤー、そして活性化する『カオス』そのもの――に対処してもらう。君の能力を、我々の目的のために使ってもらうのだ」
「指示に従う、か。それは、俺の『好き放題』とは、少し違うようだな」
俺は、皮肉っぽく笑った。

「ふふ……君の『好き放題』が、星の調和を大きく乱さない限りにおいては、ある程度の自由は認めよう。我々は、君を駒として使うつもりはない。あくまで、対等な『契約者』として迎え入れたいのだ」
使者は、意外にも柔軟な姿勢を見せた。彼らも、俺の力を完全にコントロールすることは難しいと理解しているのかもしれない。

「対等な契約者……ね。ならば、こちらも条件を出させてもらおう」
俺は、交渉の主導権を握るために、攻勢に出た。
「第一に、俺の個人的な活動への不干渉。俺が誰と関わり、何をしようと、それが貴殿らの言う『星の調和』を直接的に脅かさない限り、口出しは無用だ」
「……よかろう。君の自由意志は尊重しよう」
使者は、あっさりと頷いた。

「第二に、情報へのアクセス権。貴殿らが持つ叡智とやらを、俺は自由に見聞きし、利用する権利を持つ。もちろん、機密保持は約束しよう」
「……それも認めよう。ただし、段階的に、だ。君の信頼と貢献度に応じて、開示する情報のレベルは判断させてもらう」
これも、概ね受け入れられた。

「そして、第三に……」
俺は、使者の目を真っ直ぐに見据えた。
「『カオス』に関する全ての情報、そして、俺の故郷の世界との関連性について、貴殿らが知る全てを、包み隠さず俺に提供すること。これが、最も重要な条件だ」

使者は、しばらく沈黙した。フードの奥の表情は窺えないが、その存在感が、わずかに揺らいだように感じられた。
「……それは、非常に重い要求だ、異邦人よ。真実を知ることは、時として、絶望をもたらす」
「それでも、俺は知りたい。俺が何者で、どこから来て、そして、この世界で何をすべきなのか。その答えを見つけるために」
俺は、強い意志を込めて言い切った。

使者は、再び沈黙した。満月が湖面に映り込み、静寂だけが支配する。
やがて、使者はゆっくりと頷いた。
「……分かった。君の覚悟、見届けさせてもらった。その条件、受け入れよう」
使者は、ローブの中から、水晶のような輝きを放つ、小さな石を取り出した。
「これは、『契約の石』だ。これに触れ、互いの意志を確認した時、我々の契約は成立する。ただし、一度結んだ契約は、破ることはできない。破れば、相応の代償を払うことになるだろう。それでも、君は契約を結ぶか?」

俺は、迷わなかった。
アルカナム・ソサエティとの契約は、リスクも大きいだろう。彼らに利用される可能性もある。だが、それ以上に、彼らが持つ情報と力は、俺にとって計り知れない価値がある。そして、俺自身のルーツに関わる謎を解き明かす、唯一の手がかりかもしれないのだから。

「ああ、契約しよう」
俺は、きっぱりと答えた。

俺は、使者の差し出す『契約の石』に、ゆっくりと手を伸ばした。隣に立つ栞が、息を呑む気配がした。
石に指が触れた瞬間――。

脳内に、膨大な情報と、形容しがたい感覚が流れ込んできた。
星の誕生、生命の進化、幾度となく繰り返されてきた文明の興亡、そして、次元の狭間に蠢く、混沌としたエネルギーの流れ……。
それは、アルカナム・ソサエティが長きにわたり観測し、蓄積してきた、この世界の『記憶』の一部だった。
同時に、俺の魂の情報――エルヴィンとしての記憶、神崎蓮としての経験、そして転生時に与えられたチート能力――もまた、石を通じて相手に伝わっていく感覚があった。

互いの情報が交錯し、混ざり合い、そして、一つの『契約』として固定されていく。
それは、数秒の出来事だったかもしれないし、あるいは永遠にも感じられる時間だったかもしれない。

やがて、光が収まり、俺はゆっくりと石から手を離した。
使者は、静かに石をローブの中へと戻した。
「……契約は、成立した、神崎蓮。いや……エルヴィン、と言うべきかな?」
使者の声には、どこか親密さのような響きが加わっていた。

「どちらでも構わんよ。俺は、俺だ」
俺は、流れ込んできた膨大な情報を整理しながら、冷静に答えた。契約によって、俺はアルカナム・ソサエティの持つ叡智の一部にアクセスする権利を得た。そして、彼らもまた、俺の能力と過去について、より深く理解したはずだ。

「ふふ……頼もしい限りだ。では、契約者よ。最初の『仕事』を与えよう」
使者は、新たな指令を口にした。
「"プロジェクト・キメラ"……彼らの活動が、近々、新たな段階に入ろうとしている。特定の『特異能力者』を使い、次元間のエネルギーを強制的に引き出す実験を行う計画があるらしい。これは、星の調和にとって、極めて危険な行為だ。君には、これを阻止してもらいたい」

(プロジェクト・キメラ……。やはり、動いてきたか)

「具体的な場所と日時は?」
「それは、追って伝える。まずは、準備を整えるがいい。我々からも、可能な限りの支援は行う」
「了解した」

使者は、それだけ言うと、再び湖面へと後退し始めた。
「我々は、常に君を見守っている、契約者よ。君の選択が、星の未来を左右することを、ゆめ忘れるな」
そう言い残し、使者の姿は、静かに水の中へと消えていった。まるで、最初から何もなかったかのように。

後に残されたのは、満月と、静まり返った氷河湖、そして、契約によって新たな力を得た(あるいは、新たな枷をはめられた)俺と、隣で呆然と立ち尽くす栞だけだった。

「……神崎君……今のは……」
栞が、震える声で尋ねてきた。
「ああ。どうやら、俺たちのゲームは、想像以上にスケールが大きくなりそうだ」
俺は、夜空を見上げながら呟いた。

アルカナム・ソサエティとの契約。
プロジェクト・キメラの阻止。
そして、謎に包まれた『カオス』と、俺の過去。

新たなチェス盤が、目の前に広がっている。
駒は、人間だけでなく、組織、国家、そしてあるいは、人知を超えた存在まで含まれるのかもしれない。
だが、俺は怯まない。
むしろ、興奮していた。

(面白い。実に、面白いじゃないか)

俺は、神崎蓮。そして、エルヴィン。
二つの魂を持つ、最強のプレイヤー。
この複雑怪奇なゲームを、必ずや支配し、俺の望む結末へと導いてみせる。

俺たちは、待機させていたヘリへと乗り込み、アルプスの聖域を後にした。
眼下に広がる雪景色が、まるでこれから始まる戦いの舞台のように、白く輝いて見えた。
満月の夜の謁見は、俺の物語に、新たな、そして決定的な一章を刻み込んだのだった。
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