異世界転生雑学無双譚 〜転生したのにスキルとか貰えなかったのですが〜

芍薬甘草湯

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衛生レベルアップ

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 村の子供達を集めてもらった。
「今日は集まってくれてありがとうな。これから少しお話をするぞ。話を聞いてくれたらみんなにプレゼントがあるからな。みんなしっかり聞いてお父さんお母さんにも話してやってな」

 小さい子もいるから紙芝居形式で説明していく。もちろんドローに手伝ってもらった。

「みんな、メッサーラって街は知ってるかな? そう、この領の都だね。そこには人がいっぱいいます」
「どれくらいー?」

「そうだなぁ、ここでお家のお隣さん家まで行くとするだろう? それがメッサーラだとそこまでの距離に100人くらいいるかなぁ? とにかくたくさんいます」
「うわぁ! そんなにいるの?」
「100人って何人?」
「100人は‥‥‥とにかくいっぱいだよ」

 ページをめくる。

「たくさん人がいると流行り病が出た時にたくさんの人が病気になります。どうしましょう?」

「うーん? 病気をやっつける!」
「どうやってやっつけるんだよ?」
「あっ! 薬で治す!」

「おっ! 薬で治すは半分正解だな。でも薬の数よりも多く病気になる人が増えちゃったら‥‥‥どうする?」
「え‥‥‥ヤダよ!!」
「病気になんかなりたくないよ!」

 ページをめくる。

「そうだよな? 俺だって病気にはなりたくない。流行り病は目には見えないくらい小さいこの悪い病気の素が原因だ。この悪い原因はたくさんたーくさん増えるぞー? さーて、じゃあどうしようか?」
「どうするって‥‥‥」
「エドガー兄ちゃん、なんか方法知ってるの?」

 よし、食いついてきたぞ。

「知ってるよー。ジャーン!! このエドガー兄ちゃん特製の石鹸で手を洗うのです。これで手をしっかりと洗うと病気の素はすごーく減ります。この石鹸はみんなの家にプレゼントしまーす。これから順番に配るよー」
 ティナと他のみんなで子供たちに配る。

「なにこれー?」
「えー? なんか面倒くさいー」
「ねー、これの中になんか入ってるー?」

 そう、よくぞ気づいたな。

「その中にはねー、小さなおもちゃが入ってます。石鹸をちゃーんと使った人から遊べます。お父さんお母さんにも協力してもらって使ってねー」

「「「おー!!!」」」

 子供たちはおもちゃ入りの石鹸を握りしめて喜んで帰って行った。

 翌日、見廻りに出て子持ちの親たちに反応を聞いてみた。

「エドガー様、帰った途端にこれで手を洗ってくれって子供に言われましたよ。なんでもおもちゃが出てくるから手伝ってくれとか」
「うちも言われました。早くおもちゃであそびたいから石鹸を家族みんなで使えって」

 反応は上々だな。

「領都のメッサーラでは流行り病で子供が何人も亡くなっているそうです。それを防止するための一つですね。家に帰ったら石鹸で手洗い。これは是非続けてください」

「ほーう、手洗いで病気がねぇ。でも一つって事は他にもあるのかい?」

「ありますよー。今日の昼には親御さんに集まってもらって話そうかと。よろしくお願いしますね」

 さぁて、次は親の番だな。
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