転生の水神様ーー使える魔法は水属性のみだが最強ですーー

芍薬甘草湯

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王都学院 編

武器屋にて

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 そう言えば前回祝福の儀で王都に来た時に市場や店を巡るはずだったのを思い出した。あの日は神級の祝福騒ぎで宮殿に連れて行かれてそれどころじゃなかったからなぁ。知ってる店もギルドと串焼き屋とダンカンさんのところだけだ。そう、装備を揃えてもいいんじゃないか?
 
 そうと決まればまずは武器屋だ。俺はRPGでも防具より武器優先だった、武器が強くなれば倒す時間が短くなり効率が上がる、レベリングするなら尚更武器優先で間違い無いと思う。俺は魔術師だから杖でいいだろう。

 串焼きのおっちゃんに武器屋を聞いてみる。
「俺たちは武器屋なんて用事無いからな。それこそ冒険者ギルドにオススメを聞いてみればいいんじゃねーか?」

 なるほど、まさしくその通りだ。 
「そっか、おっちゃん、ありがとう。ギルドに差し入れするからあと20本くらいちょうだい」
「おう、そういうのは大事だな、わかった、待ってろ。」
 焼きたての串焼きをテイクアウトしてギルドに向かう、ここからは近い。

 ギルドでは冒険者の安全と育成のために適正な武器や防具を選んでくれるサービスがある。
 それこそ加護を受けてない冒険初心者は憧れから好きな武器を選びがちでそこを是正してくれて適切な武器屋、防具屋を紹介してくれる。
 もちろん俺は杖だろう、サブウェポンとしてはナイフだな。
 ナタリーは今空いているようだ。

「ナタリーさん、ありがとうございました、無事に風呂桶を作ってもらえることになりました。コレ、差し入れです。皆さんでどうぞ。」
「わぁ~、ありがとうございます~。この串焼き好きなんです~。お風呂作ってもらえて良かったです~」

「で、今度は武器屋を紹介して欲しいんですが杖の品揃えが良い店有りますか?」
「はーい、杖がいっぱいあるとこだと~、ここですね~、カイン武器店でーす。魔術師用の杖を取り扱ってまーす。オーダーメイドも出来るみたいですよ~」
「ありがとうございます、そこに行ってみますね」
 場所を聞きギルドを出た。

「いらっしゃい、杖ですか?ナイフも少々有りますが」
「まずは杖を見せてください」

「こちらです、杖はうちが王都で一番品揃えがいいと思います。」
 ずらりと揃った杖を鑑定していく、杖は個人情報とか無いから良いだろう。杖は魔術師の魔法の威力を上げる為にある、バトルスタッフなどの棍は別だが。とにかく腕力のない俺は魔力で戦うしかないし、他の魔法適正もない訳なので水魔法の威力を上げる杖一択になる。見た目には拘らない、前世の装備が見えるゲームでも強武器がネタ品だったとしても躊躇なく使用していた。

『魔力杖』魔力+1
『水のロッド』魔力+1    MP+10

 候補を二つまで絞り込んでいたが何か引っかかる気がする。
「ここに並んでない水魔法系の杖はありませんか?」
「あるにはあるのですが皆さん装備出来ないのです。ある方が置いていったのですがさっぱり売れませんので処分候補になってますが」

「それも見せてください」
「少々お待ち下さい」

 そう言ってカインさんはバックヤードに入っていった、程なく出て来る。
「こちらです。何か呪いでもかかっているのでしょうか?」
 青い杖で綺麗な形をしている。前世の漫画の神様の作品、三つ目少年の○いコンドルみたいな形だなぁ。

『蒼隼の杖』 魔力+5   素早さ+1
装備制限 魔力24以上 

キタコレ、もう俺が使うしか無いだろ。

「コレでお願いします。おいくらですか?」
「えっ?買うんですか?」
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