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冒険者 編
ゆったりと過ごそう
しおりを挟むシャルとマリアのは新しい武器にも慣れて、ローズとサラも作ってもらう事になった。ローズが剣でサラがナイフだ。
それと同じく皮や鱗を使ってみんなの鎧を作って貰う事になった。
みんな動きを阻害しない様にライトアーマーを希望し、サラは戦闘服にしてもらったようだ。
武器より鎧の方が時間がかかるそうなので全て揃うまで冒険者稼業はオフにしようと言う事になった。というわけで久しぶりにゆったり過ごせている。
「ネロくん、お茶ですよ」
「ナタリー、ありがとう」
お茶を飲みぼーっとする、たまにはこういう時間が必要だと思う。庭には小鳥が遊びに来ていて芝生の何かを突いたりしている。平和だ、素晴らしい。
ローズもサラもウッドデッキの陽だまりで猫の様に横になり日向ぼっこだ、しっぽだけが揺れている。見ていると眠くなってくる。
シャルとマリアは水固定で作ったハンモックに横になり本を読んでいるがさっきからページが変わっていない。マリアに至っては本が逆さだ、半分寝ているのだろう。
ペットのスライム、スラリンはぴょこぴょこ行ったり来たりしている。
お手伝いさんを増やしてナタリーの負担を減らしたいのだが、うちの家計を握っているのはナタリーなので今の人数でいいと断られてしまった。ナタリーだけは戦闘が出来ないので私はこれで良いのだと言う。
それと以前作りたいけど作れなかったものが出来るようになった。
前世でいうところの高圧洗浄機だ、ケ○ヒャーだ、色は黄色では無いけど。
ノズルとトリガーの部分が水固定を持ってしても作れなくて、というかしっくり来なくて断念していた。
そこで紹介してくれたのがガンドルフさんの知り合いのエルフで細工師のクロエさん、女性だ。
最初は首を傾げられたけど話をしていくうちに面白そうだと乗ってきて試行錯誤の末、完成した。
極小の魔石で一時間稼働するのでコスパも良い、現在コレも王家に申請中だ。特許料は共同開発なのでクロエさんと半々だ。
前世でも高圧洗浄機での掃除は楽しかったけど準備が面倒だったのだが、俺の作ったやつはコードレス、ホースレスで大変便利だ。
あとはSランクに上げて結婚出来ればとりあえずひと段落だな。諸国漫遊津々浦々巡りはハネムーンで良いだろう。
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