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第二部 家庭編
魔の森、再び
しおりを挟む後日、ギルドからの呼び出し。
「ネロ、魔の森の開拓で問題発生だ。詳細は現地で伝える」
もう断らない前提の伝え方だなぁ、まぁ行くけどさ。
ミストドアで移動して、アマゾネスの村の手前に。歩いて村に入る。
「ネロ! 会いたかった!!!!」
早速ジャンヌが抱きついて来た。
ぐぇ、苦しぃ‥‥‥
「あ‥‥‥ごめんよ。でもネロに会いたかったから‥‥‥」
うん、死ぬかと思ったよ。力強いよね。
「で‥‥‥、問題ってなんだ? 先に片付けてしまいたいな」
「今回の敵は、超大型種だよ。ついて来て」
ジャンヌが案内してくれた。超大型とは‥‥‥? ドラゴンより強いのか?
歩くこと一時間ほど、
「ほら、アレだよ! わかる? 山じゃないんだよ!」
「え‥‥‥? 山にしか見えないんだけど‥‥‥」
そこにいたのは山にしか見えない超大型の亀、ヒュージランドタートルだった。もちろん見たのは初めて。モンスター学で先生の雑談程度で言ってたような気がする。
「確か一度居座ると10年は動かないんじゃなかったかな? 攻撃もされた認識が無いと反撃して来ないとか、言ってた気がする」
「開拓団の調査では居座ってからせいぜい三年から五年程度。迂回して開拓しても動き出した方向によっては大きく被害が出るからどうしたものか‥‥‥」
一緒に来た開拓団のリーダーが教えてくれた。
さて、どうしようか? ミストドアで亜空間に送るにも、大きすぎてミストドアで包めなかった。
魔剣オキシダンで一刀両断したいところだが、せいぜい500メートルくらいだろう。一撃で仕留めなくていけないので500メートルの刃渡りで致命傷に至るかどうか‥‥‥。この亀はそのくらい大きいのだ。
頭に突き刺して脳をグリグリしてやろうとも思ったが‥‥‥この超巨大亀が頭を甲羅に隠してしまっている。
そうすると、新技を開発した方がいいかもしれん。こちらから手を出さなければ襲っては来ないはずだ。新開発する時間はある。どうしようかな?
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(追記2018.07.24)
お気に入りが最高634まできましたが、600超えた今も嬉しく思います。
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