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溢れる想いが止められないんだ
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「チビ助。アンタは本当に弱虫なんだから」
いつも小馬鹿にされていた。
臆病で泣き虫な俺だったから。
「今日は何処に遊びに行こっか?」
そんな風に言いながら、歳上の君は一人だった俺を知らない世界に連れ出してくれた。
「こっちのアイスも一口食べる?間接キスだけど」
イタズラ好きの君だったから、俺の反応をいつも楽しんでたよな。
そんな事言われたら照れるに決まってるじゃんか。
「どうして僕にかまってくれるの?」
ある時、俺は聞いてみたんだ。
そしたら「可愛い弟みたいだから」って返って来て、何故だか俺はがっかりしてた。
幼心に子供扱いされた事が悔しかったんだと思う。
だけど、月日が経って君を見下ろすようになった頃、他の男と楽しそうに話す君を見て、あれが好きだったからって自覚した。
いつでも君は俺の世界の真ん中に居て、目を閉じればあの頃の思い出が今でも鮮明に蘇るんだ。
「はーい。じゃあ教科書十五ページ開いてー」
・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・
————例え叶わない恋だとしても。
俺はもう気付いてしまったから。
「先生、放課後時間ある?」
この想いだけは、もう誰にも止められない。
いつも小馬鹿にされていた。
臆病で泣き虫な俺だったから。
「今日は何処に遊びに行こっか?」
そんな風に言いながら、歳上の君は一人だった俺を知らない世界に連れ出してくれた。
「こっちのアイスも一口食べる?間接キスだけど」
イタズラ好きの君だったから、俺の反応をいつも楽しんでたよな。
そんな事言われたら照れるに決まってるじゃんか。
「どうして僕にかまってくれるの?」
ある時、俺は聞いてみたんだ。
そしたら「可愛い弟みたいだから」って返って来て、何故だか俺はがっかりしてた。
幼心に子供扱いされた事が悔しかったんだと思う。
だけど、月日が経って君を見下ろすようになった頃、他の男と楽しそうに話す君を見て、あれが好きだったからって自覚した。
いつでも君は俺の世界の真ん中に居て、目を閉じればあの頃の思い出が今でも鮮明に蘇るんだ。
「はーい。じゃあ教科書十五ページ開いてー」
・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・
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