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狂い咲く愛と軽蔑
気づき
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明かりがつけられず、窓にもカーテンがかかった薄暗い部屋で、石人はベッドで横になっていた。
もう一日近く食事をとっていないが、母親と暮らしていた時は給食以外何も食べない日もざらにあった。そのため、食事がないことはそれほど苦痛に感じない。
『ごめんね』
石人は頭を振ってフラッシュバックしかけた記憶を頭の奥へと封じ込んだ。
後悔しないと決めたのだ。今更取り戻した記憶を振り返る気などさらさらない。だが、どうしてこうなったのかだけは考えずにはいられなかった。
なぜ母は自分を引き取ったのだろうか? 自分の時間も捨てて、仕事で必死にお金を稼いで、そのお金で学費を払って。
恐怖の対象だった自分を育てるより、親権を父親に渡して一人楽になればお互いこんなことにならなかったのではと今でも思う。
石人は寝返りを打つと目を閉じた。もうどうだっていい。もうすぐ父が来る。父とはほとんど連絡を取っていない。恐らく自分への愛情はあまりないのだろう。
だが、それでもかまわない。下手に優しくされるくらいなら、最初から何も与えられない方がいい。その方が心に余裕を持てる。
その時、部屋にノック音が響き渡った。石人が舌打ちと共に時計を確認すると、午後四時を過ぎた頃だった。
恐らく雨車か唯理のどちらかが話そうとしているのだろう。だが、石人はあの二人が昨日よりもまともなことを言えるとは思えなかった。
特に唯理だ。自分には彼が自分と同じ人間だということがわかっていた。
同じ苦しみを味わった者として、この問題に答えがないことはお互い理解しているはずだ。だからこそ唯理は何も言えないと石人は確信を持っていた。
「石人、唯理だ」
石人は微かに聞き耳を立てた。正直、唯理はもう立ち直れないだろうと思っていた。そのため、今更何を話しに来たのか少しばかり興味があったのだ。
「今日来たのはただの悪あがきだ。答えてくれなくてもいい。ただ話を聞いて欲しい」
石人は軽くため息をつくと起き上がって、扉を背に床に座った。扉の向こうでも同じく床に座る音が聞こえた。
「あれから少し考えてみたんだ。俺はどこか、自分と君を重ね合わせてた。だから君のことをちゃんと見れてなかったんだと思う」
石人は唯理に聞こえない程度に鼻を鳴らした。話すべきことは昨日すべて話した。昨日話したことが本心だ。
今更自分のことを知ったところで唯理に何ができるだろうか。
「君は母親のことを大切に思っていた。その思いと裏腹に、母親は君につらく当たった。だから君は現実の母を憎み、優しい母を望み続けた」
石人は頷いた。その通りだ。本当は母さんがただ自分のことをちゃんと見てくれれば、それでよかったのだ。
それなのに、母さんは自分を引き取っておいて、自分のことを避け続けた。そのことが石人の中ではどうしても許せなかった。
「いつしか君は想像の世界に逃げるようになった。現実の母親を切り捨て妄想の世界にすがるようになった。すべては自分の心を守るために」
石人はだんだんと胸の中で怒りが燻ぶるのを感じた。わかりきったことをぺらぺらと、いったい何がしたいのだろう? 理解者だとでもアピールするつもりだろうか?
「そして君はあの日、母親をその手で下し、そして記憶喪失になった」
唯理の言葉が止まった。突如の事態に、石人は怪訝に思いドアの方を向く。するとまた、唯理はゆっくりと話し始めた。
「でもな、おかしくないか? なんでここで記憶喪失になる。憎んでいた母親にやっと裁きを加えたんだ。自分がやってしまったことにショックを受けるのはわかるが、記憶喪失になるほど取り乱すか?」
「何が言いたいんですか?」
言ってからはっと口を閉じる。黙り通すつもりであったというのに、いつの間にか唯理のペースに乗せられていた。
「雨車から聞いたよ。最近君のお母さんは君を雨車家に送る機会を減らしていたって」
「それが何だっていうんですか?」
抑えようとしても口から怒りの籠った声が漏れる。まるで聞くことを拒絶するように血流が耳の奥で脈打っていた。
「それを思い出して、雨車はこう言ったんだ。『君のお母さんは君とやり直そうとしていたんじゃないのか?』って」
それは核心に迫る一言だった。石人が最も知りたくなかった、気づきたくなかった可能性だった。
「そんなことない。お母さんは僕を恐れていた!」
声を荒げて、石人はその可能性を全身全霊で否定しようとする。認めるわけにはいかなかった。認めてしまえば自分は自分で全てを踏みにじったことになる。
「それじゃあ何で君は母に手を下した時、取り乱したんだ? 本当はあの日、何かに気づいたんじゃなかったのか」
「……」
「君は後悔なんてしないと言っていた。でも何で急に後悔なんて言葉が出てきた? それは君が、本当は心の底から自分の行動を肯定できなかったからじゃないのか!」
「黙ってください!」
石人の絶叫が響き渡った。まるであの嵐の日のように心がぐちゃぐちゃになっていく。自分の思いがわからなくなっていく。
「……あの日」
石人は震える声で言葉を紡いだ。
「あの日、頭から血を流して倒れたお母さんが僕に向かって言ったんです。『母親になれなくてごめんね』って」
頭の中であの日の光景が思い浮かぶ。血を流して倒れる母を見て、石人は成功したのかと恐る恐る母に近づいた。
その時に母は言ったのだ。『ごめんね』と。それを聞いて自分で自分がわからなくなった。そして、自然と口から洩れたのだ。『どうしよう』と。確かにその瞬間、罪の意識を感じたのだ。
思い返せばいつだってそうだった。お母さんは自分につらく当たっていた。でも、その後は必ず謝っていた。
もちろん謝れば全部なかったことになるわけじゃない。それでも、謝ってくれたということは、今思えば自分のことを少しは見ていたんじゃないだろうか。
だが、それを見ていなかったのは自分なのだ。母を軽蔑し自分も母のことを見ようとしていなかった。優しい母の姿だけを思い描き、現実の母と向き合おうとしなかった。
「だから君は記憶喪失になった。母親に対する憎しみも、自分がすべての機会を殴り捨てたことも、すべてをなかったことにするために」
「違う……僕は、認めない……」
頭の中では自分の罪を理解していた。だが、心は受け入れられなかった。向き合うには、自分がなしてしまったことがあまりにも大きかった。
「君はあの日、お母さんを呼ぶ時に何て言った?」
石人は何を聞かれたのかわからず呆然としていた。だが、次第にその時の記憶が掘り起こされ、震える声で石人は答える。
「『助けて』って、そう叫びました」
扉の向こうからやっぱりかという声が聞こえた。
「一つ気になったことがあったんだ。お母さんが階段を下りる時、歩いていれば軽傷で済んだんじゃないのかって」
石人は目を見開いた。そして気づいた。本当に自分が何も見ていなかったことに。どうして、大切なことは失って初めて気づくのだろうか?
「君のお母さんが何で急いで階段を下りたのか、やっとわかったよ。それは君の叫びを聞いて、君を守ろうとしたからだ。それくらい君を大切に思っていたからだ」
石人は体が震えるのを感じた。
「君のお母さんは君のことを愛していた。ちゃんと君のことを見ていたんだ」
石人は何も反論できなかった。ただ唯理の言葉を噛みしめることしかできなかった。
「どうして気づけたんですか?」
しばらくたって石人は口を開いた。
それは石人の中の最後の抵抗だった。自分と同じ苦しみを持つ唯理が自分の闇を暴いた。
それは、唯理がトラウマを乗り越えて冷静に自分と向き合ったということだ。どうやってトラウマを乗り越えたのか、それを聞かないわけにはいかなかった。
「君の苦しみと俺の苦しみは違う。俺には無いものが君にはあるし、俺に無いものが君にはある。それを見つめていっただけだよ」
その答えを聞いて、石人は立ち上がると震える手で部屋の鍵を開けた。
その通りだと思った。自分はあんなに近くにいたのに母の気持ちがわからなかった。母も自分の気持ちをすべて理解してはなかっただろう。
みんな心に抱える思いは違う。だからお互い理解できず、こんな結末になったのだろう。
「自分の気持ちと折り合いをつけるためにちゃんと向き合ってほしい。もう逃げないでほしい」
扉を開くとそこにはぎこちないながらも優しく微笑みかける唯理がいた。その顔を見て自然と涙があふれてくる。
「僕は償えるんでしょうか……」
「はっきりとは言えない。けど、できることをやっていこう。そのためなら、俺も雨車も協力する」
唯理の声に合わせて、横から出て来た雨車が石人の頭を優しくなでた。
「ちゃんと向き合いましょう。自分がやったことにも、お母さんにも」
とめどなく涙があふれてきた。まるで洪水のように、何度拭っても後からあふれ出してくる。
それは懺悔だった。胸の中に湧き上がった気持ちがあふれて止まらない。まるで自分の中にあった鉛がなくなったみたいだった。
「今はどうですか、唯理さん」
「完全にとは言えない。けどこれならきっとよくなる。そう思わせる花だ」
唯理と雨車の会話は石人の嗚咽によってかき消される。だが、二人の優し気な視線はちゃんと石人に届いていた。
もう一日近く食事をとっていないが、母親と暮らしていた時は給食以外何も食べない日もざらにあった。そのため、食事がないことはそれほど苦痛に感じない。
『ごめんね』
石人は頭を振ってフラッシュバックしかけた記憶を頭の奥へと封じ込んだ。
後悔しないと決めたのだ。今更取り戻した記憶を振り返る気などさらさらない。だが、どうしてこうなったのかだけは考えずにはいられなかった。
なぜ母は自分を引き取ったのだろうか? 自分の時間も捨てて、仕事で必死にお金を稼いで、そのお金で学費を払って。
恐怖の対象だった自分を育てるより、親権を父親に渡して一人楽になればお互いこんなことにならなかったのではと今でも思う。
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だが、それでもかまわない。下手に優しくされるくらいなら、最初から何も与えられない方がいい。その方が心に余裕を持てる。
その時、部屋にノック音が響き渡った。石人が舌打ちと共に時計を確認すると、午後四時を過ぎた頃だった。
恐らく雨車か唯理のどちらかが話そうとしているのだろう。だが、石人はあの二人が昨日よりもまともなことを言えるとは思えなかった。
特に唯理だ。自分には彼が自分と同じ人間だということがわかっていた。
同じ苦しみを味わった者として、この問題に答えがないことはお互い理解しているはずだ。だからこそ唯理は何も言えないと石人は確信を持っていた。
「石人、唯理だ」
石人は微かに聞き耳を立てた。正直、唯理はもう立ち直れないだろうと思っていた。そのため、今更何を話しに来たのか少しばかり興味があったのだ。
「今日来たのはただの悪あがきだ。答えてくれなくてもいい。ただ話を聞いて欲しい」
石人は軽くため息をつくと起き上がって、扉を背に床に座った。扉の向こうでも同じく床に座る音が聞こえた。
「あれから少し考えてみたんだ。俺はどこか、自分と君を重ね合わせてた。だから君のことをちゃんと見れてなかったんだと思う」
石人は唯理に聞こえない程度に鼻を鳴らした。話すべきことは昨日すべて話した。昨日話したことが本心だ。
今更自分のことを知ったところで唯理に何ができるだろうか。
「君は母親のことを大切に思っていた。その思いと裏腹に、母親は君につらく当たった。だから君は現実の母を憎み、優しい母を望み続けた」
石人は頷いた。その通りだ。本当は母さんがただ自分のことをちゃんと見てくれれば、それでよかったのだ。
それなのに、母さんは自分を引き取っておいて、自分のことを避け続けた。そのことが石人の中ではどうしても許せなかった。
「いつしか君は想像の世界に逃げるようになった。現実の母親を切り捨て妄想の世界にすがるようになった。すべては自分の心を守るために」
石人はだんだんと胸の中で怒りが燻ぶるのを感じた。わかりきったことをぺらぺらと、いったい何がしたいのだろう? 理解者だとでもアピールするつもりだろうか?
「そして君はあの日、母親をその手で下し、そして記憶喪失になった」
唯理の言葉が止まった。突如の事態に、石人は怪訝に思いドアの方を向く。するとまた、唯理はゆっくりと話し始めた。
「でもな、おかしくないか? なんでここで記憶喪失になる。憎んでいた母親にやっと裁きを加えたんだ。自分がやってしまったことにショックを受けるのはわかるが、記憶喪失になるほど取り乱すか?」
「何が言いたいんですか?」
言ってからはっと口を閉じる。黙り通すつもりであったというのに、いつの間にか唯理のペースに乗せられていた。
「雨車から聞いたよ。最近君のお母さんは君を雨車家に送る機会を減らしていたって」
「それが何だっていうんですか?」
抑えようとしても口から怒りの籠った声が漏れる。まるで聞くことを拒絶するように血流が耳の奥で脈打っていた。
「それを思い出して、雨車はこう言ったんだ。『君のお母さんは君とやり直そうとしていたんじゃないのか?』って」
それは核心に迫る一言だった。石人が最も知りたくなかった、気づきたくなかった可能性だった。
「そんなことない。お母さんは僕を恐れていた!」
声を荒げて、石人はその可能性を全身全霊で否定しようとする。認めるわけにはいかなかった。認めてしまえば自分は自分で全てを踏みにじったことになる。
「それじゃあ何で君は母に手を下した時、取り乱したんだ? 本当はあの日、何かに気づいたんじゃなかったのか」
「……」
「君は後悔なんてしないと言っていた。でも何で急に後悔なんて言葉が出てきた? それは君が、本当は心の底から自分の行動を肯定できなかったからじゃないのか!」
「黙ってください!」
石人の絶叫が響き渡った。まるであの嵐の日のように心がぐちゃぐちゃになっていく。自分の思いがわからなくなっていく。
「……あの日」
石人は震える声で言葉を紡いだ。
「あの日、頭から血を流して倒れたお母さんが僕に向かって言ったんです。『母親になれなくてごめんね』って」
頭の中であの日の光景が思い浮かぶ。血を流して倒れる母を見て、石人は成功したのかと恐る恐る母に近づいた。
その時に母は言ったのだ。『ごめんね』と。それを聞いて自分で自分がわからなくなった。そして、自然と口から洩れたのだ。『どうしよう』と。確かにその瞬間、罪の意識を感じたのだ。
思い返せばいつだってそうだった。お母さんは自分につらく当たっていた。でも、その後は必ず謝っていた。
もちろん謝れば全部なかったことになるわけじゃない。それでも、謝ってくれたということは、今思えば自分のことを少しは見ていたんじゃないだろうか。
だが、それを見ていなかったのは自分なのだ。母を軽蔑し自分も母のことを見ようとしていなかった。優しい母の姿だけを思い描き、現実の母と向き合おうとしなかった。
「だから君は記憶喪失になった。母親に対する憎しみも、自分がすべての機会を殴り捨てたことも、すべてをなかったことにするために」
「違う……僕は、認めない……」
頭の中では自分の罪を理解していた。だが、心は受け入れられなかった。向き合うには、自分がなしてしまったことがあまりにも大きかった。
「君はあの日、お母さんを呼ぶ時に何て言った?」
石人は何を聞かれたのかわからず呆然としていた。だが、次第にその時の記憶が掘り起こされ、震える声で石人は答える。
「『助けて』って、そう叫びました」
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「一つ気になったことがあったんだ。お母さんが階段を下りる時、歩いていれば軽傷で済んだんじゃないのかって」
石人は目を見開いた。そして気づいた。本当に自分が何も見ていなかったことに。どうして、大切なことは失って初めて気づくのだろうか?
「君のお母さんが何で急いで階段を下りたのか、やっとわかったよ。それは君の叫びを聞いて、君を守ろうとしたからだ。それくらい君を大切に思っていたからだ」
石人は体が震えるのを感じた。
「君のお母さんは君のことを愛していた。ちゃんと君のことを見ていたんだ」
石人は何も反論できなかった。ただ唯理の言葉を噛みしめることしかできなかった。
「どうして気づけたんですか?」
しばらくたって石人は口を開いた。
それは石人の中の最後の抵抗だった。自分と同じ苦しみを持つ唯理が自分の闇を暴いた。
それは、唯理がトラウマを乗り越えて冷静に自分と向き合ったということだ。どうやってトラウマを乗り越えたのか、それを聞かないわけにはいかなかった。
「君の苦しみと俺の苦しみは違う。俺には無いものが君にはあるし、俺に無いものが君にはある。それを見つめていっただけだよ」
その答えを聞いて、石人は立ち上がると震える手で部屋の鍵を開けた。
その通りだと思った。自分はあんなに近くにいたのに母の気持ちがわからなかった。母も自分の気持ちをすべて理解してはなかっただろう。
みんな心に抱える思いは違う。だからお互い理解できず、こんな結末になったのだろう。
「自分の気持ちと折り合いをつけるためにちゃんと向き合ってほしい。もう逃げないでほしい」
扉を開くとそこにはぎこちないながらも優しく微笑みかける唯理がいた。その顔を見て自然と涙があふれてくる。
「僕は償えるんでしょうか……」
「はっきりとは言えない。けど、できることをやっていこう。そのためなら、俺も雨車も協力する」
唯理の声に合わせて、横から出て来た雨車が石人の頭を優しくなでた。
「ちゃんと向き合いましょう。自分がやったことにも、お母さんにも」
とめどなく涙があふれてきた。まるで洪水のように、何度拭っても後からあふれ出してくる。
それは懺悔だった。胸の中に湧き上がった気持ちがあふれて止まらない。まるで自分の中にあった鉛がなくなったみたいだった。
「今はどうですか、唯理さん」
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