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最終章
第8話
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「だから、何な訳?」
珠樹は、いつもより機嫌が悪くなった。
「だから…、私を…。私を、この国の女王にして下さいっ」頭を下げた。
「あのさ、そんなんで許されると思ってるの?」
「思ってません。思った事は一度も無いです。騙したのも、裏切ったのも重々承知です」
「ユズハ…」海音が声をかける。
「海音の嫌いな、裏切りも。皆さんが嫌いな騙しもしました。ですがっ」
ユズハは、顔を上げる。
その瞳には、強い意志があった。
「ですがっ私は、この国が。皆が、大好きなんですっ!」
「!」皆は、ピクッと動く。
「最初は、何で私がこの国を救わなきゃいけないの?そう思ってました。」
ユズハは、思った事を全て話した。
「皆に触れ、国に触れて。私は、この国がっ、皆が好きなんだって気付きました。燐夜の国でワープした時、人間界に居たい。そう思った…けど」
ユズハは、泣きそうになりながら話す。
「私は、人間界に居るより皆を私の力で支えたい。そう強く思ったし、それに先代の女王に託されました。」
「ハルヒ様に!?」
一番驚いたのは、黒羽だった。
「俺が見たのってまさかー」
「そう、私のお母さん。吉川ハルヒです。先代の亡き母であり女王です」
「マジか…。」
「皆の信用の回復にも力を尽くすし、皆の国を支えます!だから!」
「もう良いよ」
翔は、ユズハの言葉を遮る。
「翔さん…」
「ユズハの気持ちは分かってた。だから、僕は許すよ」
「俺様も別に。ユズハが俺達の国を支えてくれればそれで良い」
「そうだね、俺も女性の事苦手じゃなくなったし」
「海音…」
「はぁ…。それなら、俺も良いよ。ユズハが国をまとめてくれれば良いから」
「珠樹っ」
「俺も賛成だ。ユズハがいねぇと、つまんねぇからな」
「燐夜っ!」
「僕も!僕も、悪い事したけどユズハが正してくれた。ありがとう」
「波羅っ!!」
「では、ユズハ様は、この国の女王で良いのですね?」
「賛成」
皆は、声をそろえて言った。
珠樹は、いつもより機嫌が悪くなった。
「だから…、私を…。私を、この国の女王にして下さいっ」頭を下げた。
「あのさ、そんなんで許されると思ってるの?」
「思ってません。思った事は一度も無いです。騙したのも、裏切ったのも重々承知です」
「ユズハ…」海音が声をかける。
「海音の嫌いな、裏切りも。皆さんが嫌いな騙しもしました。ですがっ」
ユズハは、顔を上げる。
その瞳には、強い意志があった。
「ですがっ私は、この国が。皆が、大好きなんですっ!」
「!」皆は、ピクッと動く。
「最初は、何で私がこの国を救わなきゃいけないの?そう思ってました。」
ユズハは、思った事を全て話した。
「皆に触れ、国に触れて。私は、この国がっ、皆が好きなんだって気付きました。燐夜の国でワープした時、人間界に居たい。そう思った…けど」
ユズハは、泣きそうになりながら話す。
「私は、人間界に居るより皆を私の力で支えたい。そう強く思ったし、それに先代の女王に託されました。」
「ハルヒ様に!?」
一番驚いたのは、黒羽だった。
「俺が見たのってまさかー」
「そう、私のお母さん。吉川ハルヒです。先代の亡き母であり女王です」
「マジか…。」
「皆の信用の回復にも力を尽くすし、皆の国を支えます!だから!」
「もう良いよ」
翔は、ユズハの言葉を遮る。
「翔さん…」
「ユズハの気持ちは分かってた。だから、僕は許すよ」
「俺様も別に。ユズハが俺達の国を支えてくれればそれで良い」
「そうだね、俺も女性の事苦手じゃなくなったし」
「海音…」
「はぁ…。それなら、俺も良いよ。ユズハが国をまとめてくれれば良いから」
「珠樹っ」
「俺も賛成だ。ユズハがいねぇと、つまんねぇからな」
「燐夜っ!」
「僕も!僕も、悪い事したけどユズハが正してくれた。ありがとう」
「波羅っ!!」
「では、ユズハ様は、この国の女王で良いのですね?」
「賛成」
皆は、声をそろえて言った。
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