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第7話
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白雪の国は、ユズハの知っている白雪姫の話とおおよそは似ていた。
だけど、違う所がある。
"白雪姫はね、双子を産んだんだよ"
ユズハ達の知っている白雪姫は、王子と結婚して終わりのはずだった。
でも、それには続きがあったのだ。
白雪姫は、王子との結婚後双子の子供を授かった。
1人を、波羅。
もう1人を……。
「ゴメンね?もう1人の子の名前知らないんだ。」
「え?」
「僕は、双子の兄で。白雪の王子になるんだよ。それしか教えて貰わなかったから…」
「そうなの?」
「うん。」
「だからね、僕。双子の弟を探してるんだ」
「弟さんを?手伝える事があれば手伝います!」
「うん!助かるよ!!」
波羅は、話し始める時より笑顔になってくれた。
「僕の話は終わり!どう?分かった?」
「はい!丁寧な説明で分かりやすかったです!!」
「良かったー!で、次は誰が話すの?」
グルリと王子達を見渡す。
「強制はいけませんよ?」
黒羽は微笑みながら波羅に言った。
「強制じゃないよ、黒羽。僕は、ただ他の王子達の生い立ちが聞きたいだけ」
「そうは思いませんでしたから、つい。」
「勘違いしないでよね?」
「分かっています。」
他の王子達は、自分の国というより生い立ちを語りたく無いらしく誰も名のり出なかった。
ユズハは、聞いた事を後悔した。
重苦しい空気の中、パーティー終了の時刻となってしまった。
「ユズハ様、これから少しずつですが王子達の国へ訪問してもらいます。まず最初にどの王子の国へ向かいますか?」
「決めて良いの?」
「はい。」
「じゃあ、万里さん。万里さんの国へ行ってみたい。」
「かしこまりました。」
「俺様で良いのか?」
「お願いします!」
明日から本格的に王子達の国へ回る事になった。
だけど、違う所がある。
"白雪姫はね、双子を産んだんだよ"
ユズハ達の知っている白雪姫は、王子と結婚して終わりのはずだった。
でも、それには続きがあったのだ。
白雪姫は、王子との結婚後双子の子供を授かった。
1人を、波羅。
もう1人を……。
「ゴメンね?もう1人の子の名前知らないんだ。」
「え?」
「僕は、双子の兄で。白雪の王子になるんだよ。それしか教えて貰わなかったから…」
「そうなの?」
「うん。」
「だからね、僕。双子の弟を探してるんだ」
「弟さんを?手伝える事があれば手伝います!」
「うん!助かるよ!!」
波羅は、話し始める時より笑顔になってくれた。
「僕の話は終わり!どう?分かった?」
「はい!丁寧な説明で分かりやすかったです!!」
「良かったー!で、次は誰が話すの?」
グルリと王子達を見渡す。
「強制はいけませんよ?」
黒羽は微笑みながら波羅に言った。
「強制じゃないよ、黒羽。僕は、ただ他の王子達の生い立ちが聞きたいだけ」
「そうは思いませんでしたから、つい。」
「勘違いしないでよね?」
「分かっています。」
他の王子達は、自分の国というより生い立ちを語りたく無いらしく誰も名のり出なかった。
ユズハは、聞いた事を後悔した。
重苦しい空気の中、パーティー終了の時刻となってしまった。
「ユズハ様、これから少しずつですが王子達の国へ訪問してもらいます。まず最初にどの王子の国へ向かいますか?」
「決めて良いの?」
「はい。」
「じゃあ、万里さん。万里さんの国へ行ってみたい。」
「かしこまりました。」
「俺様で良いのか?」
「お願いします!」
明日から本格的に王子達の国へ回る事になった。
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