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黒猫と共に迷い込む
とりあえずギルドと厩舎へ
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仕事の途中だというのに従魔を押しつけられてしまった。どうしよう。
金貨の振り込みもあるしということで、一先ずギルドへ行かなければと、キシュリーに断ってギルドへと向かう。
目立つよ目立つよ。
ペガサスにグリフォンに、手元には妖精入りの鳥籠。
グリフォンはまだ私の腰の高さまでしかないけど、ペガサスは馬です。でかいです。そして白いです。多分こいつが一番目を引いている。
周りの視線を感じながら、ギルドに到着。
さすがにペガサスとグリフォンは中には入れないので、妖精入りの鳥籠だけ持って中へ。
エリーさんと視線が合った瞬間、エリーさんが固まったよ。
妖精入りの鳥籠に、横には豚さんに仕えてる従魔師。
何があったかと思うよね。
先に銀行の手続き。金貨200枚を振り込んで貰う。口座の金額が怖い。
そのまま従魔師さん達は、自分たちの仕事は終わったとばかりにそそくさと帰って行ってしまった。
早いな。
エリーさんの所へ行って、冒険者証を取り出す。
「エリーさん、いろいろあって、従魔が出来ちゃったんですけど」
「いろいろって、何があったんですかヤエコさん。私が紹介したのはただの給仕の仕事だったと思うんですけど」
「その仕事中に押しかけられまして」
簡単に説明する。
エリーさんが頭を抱えてしまったよ。
「本当に、何者なんですかヤエコさん…」
「普通の女子高…じゃないや、女の子です」
この前卒業したんだった。
「普通の女の子は1人で冒険者家業など無謀で続けられないものなんですけど」
「・・・・・・」
返す言葉が見つからない。
「まあ、突っ込んでもしょうがないですね。では、従魔登録をいたしますので、冒険者証をお預かりします」
「お願いします。登録は3頭で、ペガサスとグリフォンとこの妖精さんです」
「・・・・・・」
エリーさんがまた固まってしまった。
ギルドで手続きを済ませ、宿屋へ急ぐ。
うう、道々人々の視線が痛い。
鳥籠が存外重かったので、クロには歩いて貰っている。
ちょこまか歩き可愛い…。
宿屋に着くと、とりあえず表に待っててもらい、鳥籠を持ってクロを従えて中に入る。
「あら? ヤエコさん、早くないですか?」
ウララちゃんが出て来てくれた。
「それが、おかしな事になって…」
と再び簡単に説明。
「ペガサス・・・グリフォン・・・妖精・・・」
ウララちゃんの顔がなんだか輝いてるよ。どうしたんだ?
「どうぞどうぞ! 裏の厩舎にお入れ下さい! あ、料金は1頭銀貨3枚を頂きます。妖精さんは…、どうします?」
「可能であれば、私が泊まってる部屋に置いときたいんだけど、大丈夫かな?」
「ん~、そうですね。ヤエコさんは料金の未払いもないし、特別に許可しましょう! 妖精さんの分は料金はなしでいいです。なので、その…」
なんだかウララちゃんがもじもじし始めた。
「その…、ちょっとで良いんですけど…、少し、触ってみたいなぁと…」
おっと、ウララちゃんもモフッ子でしたか!
そういえばクロを見る目もどこか羨ましそうな目をしていたっけ。
ふ、わかるぜそのモフ愛。
「良いっすよ! ただ、危ないので私がいる時だけですけど!」
ウララちゃんの顔が嬉しそうに輝いた。
とりあえずクロを少し撫でさせてあげました。
慣れた人じゃないと、猫は抱っこされるの嫌がりますので。嫌がると引っかいたり噛みついたりしますので。そんなツンな所も可愛いですけれども!
宿の裏手に回ってペガサスとグリフォンに厩舎に入ってもらう。
「狭いかもしれないけどごめんね。とりあえず仕事があるからここで待ってて下さい。って言葉が通じるか分からんけど」
端から見たら立派な動物に話しかける怪しい人だ。
いや、いいんだ!すでにクロに話しかけてるし!
「問題ない。我らは命に従うまでだ」
どこからか森川智之さん(何故か限定)並に良い声が聞こえてきたよ。
発生源に目を向けると、そこには羽の生えた白い馬。
うん。馬が喋った。さすが異世界。
「え~と。ペガサスさん? 人語喋れるの?」
「我のように格の高い者は人語も操ることが出来る」
おおお!やっぱり喋ってるよ!
「凄いよクロ~。馬が喋ってる」
「馬ではない。ペガサスだ!」
「ほう。馬も喋るのだな、異世界は」
「馬ではない! って猫が喋って…!」
そこに驚くんかい。
「我が輩は八重子の飼い猫。クロと申す。我が輩はお主らと違って従魔ではないので、一緒にしないように」
「な、何故だ?! なんで猫が?!」
「それはおいおい説明するとしよう。八重子、仕事がまだ途中であろう」
「おっとそうでした。んじゃ、ここで待っててね~」
お手々をフリフリ、厩舎を後にする。
ちょっと馬…、じゃなくてペガサスが呆然とした顔してたけど、まあいいか。
グリフォンの方は、なんだかずっと暗い顔してたなぁ。
お部屋に鳥籠置いて、一応籠の出入り口は開けておく。
出て来ても良いよと声をかけたけど、こちらも出入り口から一番遠い籠の隅の方へ行ってガタガタと震えていたので、そっとしておいた。
窓なんかは閉めてるし、従魔紋があればそんなに遠くへは行けないと言うことなので、自由にさせておきたいのだけど…。
あの様子じゃしばらく鳥籠から出て来そうにないな。
ウララちゃんにも、どうやら恐がっているのでできるだけそっとしておいてくれと断っておく。
ウララちゃんもいろいろ察してくれたのか、了解してくれた。
さて、それでは残りの仕事を片付けに行きますか!
金貨の振り込みもあるしということで、一先ずギルドへ行かなければと、キシュリーに断ってギルドへと向かう。
目立つよ目立つよ。
ペガサスにグリフォンに、手元には妖精入りの鳥籠。
グリフォンはまだ私の腰の高さまでしかないけど、ペガサスは馬です。でかいです。そして白いです。多分こいつが一番目を引いている。
周りの視線を感じながら、ギルドに到着。
さすがにペガサスとグリフォンは中には入れないので、妖精入りの鳥籠だけ持って中へ。
エリーさんと視線が合った瞬間、エリーさんが固まったよ。
妖精入りの鳥籠に、横には豚さんに仕えてる従魔師。
何があったかと思うよね。
先に銀行の手続き。金貨200枚を振り込んで貰う。口座の金額が怖い。
そのまま従魔師さん達は、自分たちの仕事は終わったとばかりにそそくさと帰って行ってしまった。
早いな。
エリーさんの所へ行って、冒険者証を取り出す。
「エリーさん、いろいろあって、従魔が出来ちゃったんですけど」
「いろいろって、何があったんですかヤエコさん。私が紹介したのはただの給仕の仕事だったと思うんですけど」
「その仕事中に押しかけられまして」
簡単に説明する。
エリーさんが頭を抱えてしまったよ。
「本当に、何者なんですかヤエコさん…」
「普通の女子高…じゃないや、女の子です」
この前卒業したんだった。
「普通の女の子は1人で冒険者家業など無謀で続けられないものなんですけど」
「・・・・・・」
返す言葉が見つからない。
「まあ、突っ込んでもしょうがないですね。では、従魔登録をいたしますので、冒険者証をお預かりします」
「お願いします。登録は3頭で、ペガサスとグリフォンとこの妖精さんです」
「・・・・・・」
エリーさんがまた固まってしまった。
ギルドで手続きを済ませ、宿屋へ急ぐ。
うう、道々人々の視線が痛い。
鳥籠が存外重かったので、クロには歩いて貰っている。
ちょこまか歩き可愛い…。
宿屋に着くと、とりあえず表に待っててもらい、鳥籠を持ってクロを従えて中に入る。
「あら? ヤエコさん、早くないですか?」
ウララちゃんが出て来てくれた。
「それが、おかしな事になって…」
と再び簡単に説明。
「ペガサス・・・グリフォン・・・妖精・・・」
ウララちゃんの顔がなんだか輝いてるよ。どうしたんだ?
「どうぞどうぞ! 裏の厩舎にお入れ下さい! あ、料金は1頭銀貨3枚を頂きます。妖精さんは…、どうします?」
「可能であれば、私が泊まってる部屋に置いときたいんだけど、大丈夫かな?」
「ん~、そうですね。ヤエコさんは料金の未払いもないし、特別に許可しましょう! 妖精さんの分は料金はなしでいいです。なので、その…」
なんだかウララちゃんがもじもじし始めた。
「その…、ちょっとで良いんですけど…、少し、触ってみたいなぁと…」
おっと、ウララちゃんもモフッ子でしたか!
そういえばクロを見る目もどこか羨ましそうな目をしていたっけ。
ふ、わかるぜそのモフ愛。
「良いっすよ! ただ、危ないので私がいる時だけですけど!」
ウララちゃんの顔が嬉しそうに輝いた。
とりあえずクロを少し撫でさせてあげました。
慣れた人じゃないと、猫は抱っこされるの嫌がりますので。嫌がると引っかいたり噛みついたりしますので。そんなツンな所も可愛いですけれども!
宿の裏手に回ってペガサスとグリフォンに厩舎に入ってもらう。
「狭いかもしれないけどごめんね。とりあえず仕事があるからここで待ってて下さい。って言葉が通じるか分からんけど」
端から見たら立派な動物に話しかける怪しい人だ。
いや、いいんだ!すでにクロに話しかけてるし!
「問題ない。我らは命に従うまでだ」
どこからか森川智之さん(何故か限定)並に良い声が聞こえてきたよ。
発生源に目を向けると、そこには羽の生えた白い馬。
うん。馬が喋った。さすが異世界。
「え~と。ペガサスさん? 人語喋れるの?」
「我のように格の高い者は人語も操ることが出来る」
おおお!やっぱり喋ってるよ!
「凄いよクロ~。馬が喋ってる」
「馬ではない。ペガサスだ!」
「ほう。馬も喋るのだな、異世界は」
「馬ではない! って猫が喋って…!」
そこに驚くんかい。
「我が輩は八重子の飼い猫。クロと申す。我が輩はお主らと違って従魔ではないので、一緒にしないように」
「な、何故だ?! なんで猫が?!」
「それはおいおい説明するとしよう。八重子、仕事がまだ途中であろう」
「おっとそうでした。んじゃ、ここで待っててね~」
お手々をフリフリ、厩舎を後にする。
ちょっと馬…、じゃなくてペガサスが呆然とした顔してたけど、まあいいか。
グリフォンの方は、なんだかずっと暗い顔してたなぁ。
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