異世界は黒猫と共に

小笠原慎二

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黒猫と共に迷い込む

獣人達の裁き

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「じゃあ、もう一度これを舐めてくれるかな? 目が覚めた頃には迎えの馬車の所にいるはずだよ」
「分かったわ!」
「分かりました」

おじさんが差し出してきた飴を受け取り、口に放り込む。
何処へ行くのかは分からないが、国の唯一の通路はシロガネが塞いでしまっている。何かあってもあの黒猫もいる。コハクは安心して意識を手放したのだった。
瞼を閉じるその一瞬、おじさんの顔が辛そうな顔になったのを見た。









ゴトゴトと荷馬車が道を行く。荷台にはそこそこの荷物を積み、御者台には狐人族の男。
いつものように馬車を転がして来たのだが、前を見て顔を顰めた。
唯一国の外に繋がる通路の前に、大勢の獣人が集まっていたのだ。
すでに何人かがこちらに気付いている。引き返すのも怪しいかと、男は馬車を普通に進めた。

「よお、ケンドリッジさん、精が出るな」

日頃から親しくしている獅子人族の男が声を掛けてきた。

「やあ、レオンさん、この集まりはなんだい?」
「ああ、なんでも行方不明の子供達が見つかったって話が触れ回っていてな。ここに来れば会えると聞いて来たんだ
が、どうも通路の番人達に聞いても首を傾げるばかりでな。皆で、なにがどうなってるのかと話していたところさ」

行方不明の子供達という単語に、少しピクリとなるケンドリッジ。

「そ、そうなのか…」
「ケンドリッジさんはまた国の外へ行くのかい? だったら今は無理だ、止めときな。只人が国に入った話は聞いたろ? その只人が珍しい従魔を連れていた話は聞いたかい? そのうちのペガサスが、なんだか通路に結界を張って通れなくしてるらしいぜ。外の警備の者達と交代出来ないって番人達が嘆いてたぜ」

その話は初耳だった。

「通れないのかい? それじゃあ行商に行けないな」
「ああ、しばらくは難しいかもな。文句があるならあの只人を連れてきて、ペガサスに命令させるしかないな。たく、なんだって通行禁止にしてるんだか」

レオンが手に持った何かに噛みつく振りをする。只人をかみ殺してやる、的なことだろうか。

「それだったら仕方ないな。引き返すしかない」
「ああ、方向を変えるんだな。手伝うぜ」

少しほっとしながら、ケンドリッジは馬車を進めた。ある程度広い所に行かなければ、馬車は反転出来ない。ちょうど通路の前が広くなっているのでそこは向かう。

「おおい、退いてやってくれ。馬車の向きを変えるんだ」

レオンの声に皆が反応し、場所を空けてくれる。
知っている顔が、

「精が出るね」
「今日は残念だね」

等と声を掛けてくる。
それに適当に相づちを打ちながら、馬車の方向を変え、街へと向かった。

「ちょっと待った!!」

いつの間に現われたのか、馬車の前方を、通せんぼするかのように只人が赤い髪の女を従えて立っていた。足元にはグリフォンが控えていた。

「うちの可愛いコハクが、昨日から姿が見えないの! クレナイの探知によると、その馬車の中にいるらしいんだけど! 荷を改めさせてくれない?!」

只人の女が叫んだ。
なんだ、どうしたとそこにいた獣人達が騒ぎ始める。

「コノヤロウ! その前にこの国の通路をどうにかしろ! なんで誰も通れないようになってるんだ!」

非難の声が上がり出す。
大勢の獣人達がヤジを飛ばし、只人を責め始めた。

「やかましい! 静かにせぬか!」

突然、極寒に放り込まれたかのような錯覚に陥る。そして赤髪の女が叫んだ。
一瞬で静まりかえる。

「私はコハクを探したいだけなの。その馬車の中を調べさせて下さい」

只人の女が頭を下げた。
獣人達が只人の行動に驚く。只人は獣人を見下しているものだから、頭など下げないものだと思っていた。

「コハクってのは、あんたが連れ歩いていた、あの虎人族の少女かい?」

八重子達の事を見ていたのだろう者から、質問が飛んだ。

「そうです。私の可愛い大切な仲間なの」

只人が答える。

「仲間ったって、どうせ奴隷じゃねーか」

再びヤジが混ざり出す。

「立場は奴隷かもしれないけど! 私にとってはコハクは大事な仲間で、可愛い妹のような存在なの! 馬鹿にしないで!」

只人が叫んだ。本当に怒っているようだった。
獣人達がその様子に、また騒然となった。あの態度、本当に大切な仲間だと言っているかのよう。しかし、只人は獣人を無碍に扱うのが普通だ。
街で八重子達を見かけた者は、その言葉に疑問を持ちながらも納得し、見ていない者は受け入れなかった。
そこで、赤髪の女が一歩前に出た。

「妾達の話を信じようが信じまいが構わぬ。しかし、その馬車の荷は改めさせて貰うぞ。知っている者もおるとは思うが、魔獣などには気配を察知する能力を持った者がいる。妾がその見本じゃのう」
「も、もしいなかったら…」

それでも反発心を持つ者が、勇気を出してクレナイに問いかける。先程の圧力を身に感じて、さすがに只者ではないと分かっているようだ。

「妾達を煮るなり焼くなり好きにするが良い。其方らの憎き只人じゃぞ? 見せしめに広場で首を吊ろうと文句は言わぬ」

只人の女が一瞬たじろいだ。
獣人達が顔を合わせる。

「良いだろう! もしもいなかったら、その只人の命をもらう!」

話はついた。赤髪の女が馬車へと近づいていく。只人の女は、グリフォンと共にあそこで待っているようだ。

ケンドリッジは焦っていた。自分を置いて話が進んでしまっている。しかも荷を改められたら、子供達がいることがバレてしまう。しかし、周りには獣人の住人達、正面は赤髪の女に止められ、すでに逃げ場はなくなっていた。

「そこな狐人族よ。顔色が悪いぞ?」

赤髪の女が近づいて来て言った。
言われてケンドリッジは顔を背けるしかなかった。
女が後ろから荷台に上がってきた。
ケンドリッジは一瞬、このまま馬車を走らせて逃げてしまおうかとも考える。

「もちろんじゃが、このまま走ろうなどとは思うな? あそこにいるグリフォンに馬車事破壊されるぞ?」

考えを読んだかのように、赤髪の女が言った。ケンドリッジは何もできなくなってしまった。

「ふむ。樽が15個。この中から人の気配があるのう」

そう言って赤髪の女が樽を見つめる。ケンドリッジは生唾を飲み込む。

「よし、これじゃな!」

赤髪の女が樽に手を伸ばした。ケンドリッジは目を瞑った。

「む? 果物?」

樽の蓋を開け、クレナイが訝しげな顔をした。

「どうしたい。気配察知出来るんじゃないのか?」

様子を見ていたレオンが、どうやら間違えたらしいクレナイに茶化すように声を掛ける。

「うむ。おかしいのじゃ。確かにこの中から気配がしたのじゃが、どやら果物が詰まっておるだけのようじゃ」

ケンドリッジがほっとした。どうやら仕掛けには気付いていないようだ。

「しかし、上手そうな果物じゃな。後で金は払う故、ちと頂くぞ」

そう言って、徐に果物を頬張った。美味しそうにシャリシャリと齧る。

「おいおい姐さん。食ってる場合じゃないだろう」

レオンが注意するも、

「まあちと待て、この果物、存外美味いのう」

そう言ってバクバクと果物を食べていく。

「こりゃあ、後で金をふんだくらねえとな」

レオンが笑った。
しかし、ケンドリッジの顔色は悪くなっていく。それ以上食べたら…。

「ま、待ってくれ! そ、それは売りに行く物なんだから、それ以上は…」
「なんじゃ、金は払うと言うておるじゃろう。言うてはなんじゃが、妾の主殿はびっくりするぐらいの金持ちなんじゃぞ?」

そう言いながらもバクバクと果物を口に運ぶ。
それに比例して、ケンドリッジの顔が青くなっていく。

「む? なんじゃ? この樽?」

赤髪の女の手が止まった。ケンドリッジが目を瞑った。

「おかしいのう? こんな所に底があるぞ?」

赤髪の女が笑いながらケンドリッジを見た。全て知っていてやっていたのか。

「なんだ? 何かあったのか?」

女の言葉に、レオンが声を掛ける。

「其方もここに来て見るが良い。この樽、何か仕掛けてあるぞ」

赤髪の女がレオンを誘った。レオンも気になったのか、荷台に上がって来た。そして樽を見る。

「なんだ、これは…」

果物を除けると、蓋からほど近い所で底が見えていた。樽の大きさを考えると明らかにおかしい。

「上げ底をしているようじゃのう。何故このようなことをしておるのかのう」

赤髪の女がケンドリッジを見た。ケンドリッジは項垂れている。

「ケンドリッジさん…」
「さて、この中がどうなっているのか、見てみようか」

残っていた果物をどんな手品か、一瞬で片付けると、赤髪の女が上げ底になっている蓋を外した。

「グリス?!」

ぐったりと丸くなっている、豚人族の少女が出て来た。

「おやしまった。コハクではなかったのう」

まったくしまったという顔もせずにのたまった。
レオンがグリスを樽の中から助け出す。ぐったりとはしているが、特に怪我のようなものも見当たらない。ただ眠っているだけのようだった。

「ケンドリッジさん…」
「・・・・・・」

ケンドリッジは項垂れたまま動かなかった。レオンはグリスを抱きかかえながら、呆然とケンドリッジを見た。

「お、もしやこっちの気配がコハクかのう?」

白々しい台詞を吐いて、赤髪の女が別の樽を開け、やはり上に詰まっていたものを食べ尽くし、中蓋を取る。すると中から虎人族の少女が出て来た。

「ふむ。眠っておるだけのようじゃのう。これで妾の仕事は終わりじゃ。後は好きにするが良い」

そう言って、コハクを抱きかかえたまま、赤髪の女は身軽な動作で馬車を降りていった。

「コハク!」

只人の女が、赤髪の女に抱きかかえられている虎人族の少女を見て、心配そうに駆け寄る。

「眠っておるだけのようですじゃ」
「良かった…、無事で…」

眠るその顔に嬉しそうに頬ずりする様子を、獣人達が見ていた。

馬車の中で、グリスを抱きかかえたまま、レオンは固まっていた。目の前のケンドリッジは何故この子を樽に閉じ込めていたのか。何故そのまま国の外に出ようとしていたのか。
考えなくても答えは分かる。しかし、それを理解したくない。

「ケンドリッジさん…」

ケンドリッジも項垂れたまま動かない。

「ケンドリッジ!!」

レオンが声を張り上げた。

「何故だ?! 何故…!」

言葉が続かない。
大勢の獣人達が、その声を聞いていた。その様子を見ていた。
ゆっくりとケンドリッジが顔を上げる。

「私は…、私は…、すまない…」
「謝罪の言葉はいい! 何故こんなことをしたんだ?!」

レオンが吠える。
ケンドリッジがゆっくりとレオンを見て、泣きそうな顔をして、語り始めた。
静まりかえったその場所で、その声は獣人達の耳に届いた。
誰も彼もが、表情を固くして、ケンドリッジの話を聞いていた。

「というわけなんだよ…。私は、妻と息子を助けたくて…。!」

ガン!

と音がして、ケンドリッジが宙を飛び、馬車の上から落ちてきた。
地面に転がったケンドリッジが震える手で顔を押さえた。馬車の上では、レオンが拳を握っていた。

「馬鹿野郎! だからって、なんで…、なんで俺達の子供が犠牲にならなくちゃならねえんだ!」

レオンが再び吠えた。ケンドリッジは顔を上げられずにいた。

「そうよ…。なんで、なんで私達の子が…」
「そうだ! 俺達の子がなんで…!」

悲痛な叫びを上げ出す獣人達。

「私の子は?! ラビーも攫ったの?!」

兎人族の女性がケンドリッジに掴みかかった。

「ラビー…、ああ、あの、赤い目の可愛い女の子…」
「あ、あああ!」

兎人族の女性が泣き崩れた。旦那らしき男性が、ケンドリッジを憎々しげに睨み付けながら、女性を連れて行った。

「私の子は?!」
「俺の子は?!」

次々と名が上がる。ケンドリッジは攫った子供達の名を全て覚えているのか。スラスラと答えていった。中には首を振る名もあり、その親はまた違う意味で泣き崩れた。
全ての名が出尽くしたのか、周りは泣き声ばかりになった。
レオンは馬車から降り、ピンスに眠る娘を渡す。ピンスは愛おしそうに娘を抱きしめた。

「ケンドリッジ。俺達はお前を許さない。だから、今後一切、お前を信用しない、信頼しない、そして関わらない。それがお前への罰だ。皆、それでいいか?」

レオンが声を張り上げると、皆が一様に頷いた。

「国から出て行けとは言わん。だが、早々に街からは出て行ってくれ。じゃあな」

レオンがそう言って歩き出すと、皆もその後ろについて、街へと戻り始めた。
道の先で、全てのやりとりを見ていた只人の女が、少し悲しそうな顔をしながら道を開けた。

「あんたも、変に疑ってすまなかったな。というか、あんたみたいな只人もいるんだな」

只人は少し困った顔をすると、

「気にしてませんよ。私のような者は、多分稀です」
「そうだな」

少しふっと笑うと、レオンを先頭に、獣人達が通り過ぎて行った。何人かの獣人達が、頭を軽く下げたり、八重子達に詫びの言葉を掛けていった。多少は受け入れられたのだろうか。








獣人達が通り過ぎ、八重子が坂の上を見ると、馬車の横で項垂れる狐人族のおじさんが見えた。

「主!」

その向こうで、シロガネが場違いなほどの笑顔を見せながら、手を振っていた。
あれもどうにかしないと…。
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