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最終章~光の御子と闇の御子~
光の御子と闇の御子
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「テル!」
剣を腹に突き立て、崩れ落ちたテルディアスの側に駆け寄る。
「待って! すぐに治すから!」
剣が刺さったままでは治療が出来ない。キーナは重い剣をなんとかテルディアスの腹から抜き取る。同時に血が噴き出す。
「テル!」
すぐに治療を始めようとしたその時、闇の力が襲いかかってきた。
「何を?!」
すぐに結界を張る。しかし執拗に攻め入って来る。
「待って、お願い、やめて! テルが、テルが死んじゃう!」
攻撃を防ぐことに集中しなければ2人共無事ではいられない。しかし防ぐことに集中すれば治療が行えない。
「死んじゃえばいいのよ。そんなもの」
魔女の声が聞こえた。
「あたしの思い通りにならない人形なんて、もういらないわ」
更に攻撃が酷くなる。
「やめて! テルを治させてえ!」
キーナの悲痛な叫び声は攻撃の音に紛れて消えた。
暗い闇の中。テルディアスは沈んでいた。何処までともしれない闇の中を、ただ静かに沈んでいた。
(俺は、死ぬのか?)
今までも魔女の呪いで死ぬことも出来なかった。自分の体に刃を突き立てたこともあったが、何故かそれは刺さることもなく弾かれた。それが今回は楽々と腹に突き刺さった。魔女がテルディアスから興味を失ったと言うことだろうか。
それはそれで有り難いとも思うが、近頃は死にたいと考えるよりも生きたいと考えるようになっていたのだと自覚する。
(キーナ…)
あの少女が目の前に現われてから、テルディアスの生活はいろいろなものが変わっていった。
孤独でしかなかった自分が、いつの間にか仲間に囲まれるようになっていた。人の目を恐れるだけだったのが、いつしかそこまで気にならなくなっていた。
死んだように生きていた日々が、怒ったり呆れたりと忙しい日々になり、楽しいと思えるようになっていた。
側にいたい、守りたいと思える存在が出来た。今ならば剣の師匠が言っていた自分に足りないものというものもなんとなく分かる。
(このままの姿で、か…)
元の姿に戻りたいとずっと願っていたが、とうとうそれも叶わずに終わってしまう。目的も果たせないまま終わってしまうのか。
「それは違うだろう」
突然誰かの声がして、テルディアスは目を開けた。
闇の中を沈んでいく。それが死の世界に繋がっているとして、そこに誰がいるというのか。
「お前がそう願ったんだろう」
また声がした。テルディアスは周りを見渡す。しかしそこには闇が広がるだけ。
いや違う。気付けば右手に人影があった。闇の中なのに何故かその姿がはっきりと見える。
「…俺?」
鏡でも見ているのかと思うほどにそっくりな人物がそこにいた。だがその姿はダーディンのものではなく元の人の姿のもの。
「少なくとも3度は元の姿に戻れる機会はあった。それを拒んだのは自分自身だ」
その言葉になんとなく思い当たる節があった。元の姿に戻りかけたものの、元の姿に戻れることを恐れた。だから…。
「俺が、…自分で、かけ直した?」
キーナの側にいるために。それ以外に側にいる理由が見つからなかったから。だから自分で呪いをかけ直していたのだ。
だが、そうなると…。
「俺は…」
「俺だ」
そっくりな人物が手を伸ばす。
「やっと俺の中に帰れる。やっと不自然な状態から抜け出せる」
「そうか…」
テルディアスが納得した顔になり、その手に向かって自分も手を伸ばす。
「だからなのか」
お互いの手を握り締めた。
「テル…! テル!」
血が流れている。このままではいくらなんでも死んでしまう。
「お願い! やめて!」
幾ら叫んでも攻撃をやめない魔女。だがしかし、突然ピタリと攻撃がやんだ。
「え?」
ふいに止んだ攻撃に、キーナが魔女を見上げると魔女が何か悶えている。
「う…ああ…」
「? よく分かんないけど、この隙に…」
とっとと治療をしてしまおうと振り向いたキーナの顔の目の前に、大きな掌が。
「すまん。待たせたな」
キーナの頭をポンポンと軽く叩く。聞き慣れたその優しい声。キーナは驚き過ぎて動けない。
掌の影から見えるその見慣れたはずの顔は、いつもの青緑色のものではなく、男の人にしては少し白い肌の色。髪は黒く耳も尖っていない。
呆然とテルディアスを見つめるキーナを無視し、テルディアスは魔女に向かって手を翳す。
「それは俺のものだ。返して貰うぞ」
言うが早いか、
「あ! ああああああああああああああああああああ!!」
魔女が悲鳴を上げる。
胸の辺りを掻きむしり、何かに必死に抗う素振りを見せる。そんな抵抗も無駄とばかりに魔女の胸が不自然に膨らみ、そして黒い球が飛び出してきた。
「ああああああ!! あ…」
黒い球が飛び出した途端、魔女が崩れ落ちる。黒い球はすいっとテルディアスの手に収まった。今度はそれをテルディアスが胸の辺りに近づけると、吸い込まれるようにテルディアスの中へと消えた。
「あ…」
キーナも全てを察した。
「すまん。待たせたな」
テルディアスがもう一度同じ台詞を口にした。
「! ダーマ!」
キーナが嬉しそうにテルディアスの首に飛びついた。
キーナの体から光が、テルディアスの体から闇が溢れた。
戦闘が一段落し、雑談をしていたメリンダ達がピクリとなる。
「どうかしました?」
不思議に思ったリーステインが声を掛けるが反応がない。と、突然4人の体から赤青黄緑の光が溢れた。
「こ、これは…?!」
驚いたリーステイン達を置いて、4人が光の帯を残し何処かへ消えて行った。
光と闇の二神精霊が顕現し、手を取り立ち上がる。真っ暗だった空間には光が溢れ、白く変わっていった。その前に四大精霊の頂点に立つ者達が膝を付く。光と闇の二神精霊が4人の姿を見て頷くと、4人は軽く頭を下げ、また光の帯を残し世界へと散っていった。
歪んでしまった世界の応急処置をするのだ。これで各地で広がり続ける黒い穴もとりあえず大きくなることは止まるだろう。残りは御子達が各地を周りその手で修正しなければならないが。
世界のあちらこちらで赤青黄緑の流星を見たと騒ぎになるが、それは別の話し。
光と闇の二神精霊がキーナ達の体から離れる。キーナとテルディアスはゆっくりと目を開けた。すでにいろいろな事を理解しているが、まだ分からない事もある。それをこれから、目の前に立つ2人の神とも言うべき存在に説明して貰うのだ。
元の短い髪の姿に戻ったキーナの前に、御子姿のキーナに瓜二つの白い服を着た少女。
灰色の服のテルディアスの前に、黒い服を着たテルディアスそっくりの青年。
「まずはお礼を言わせて」
2人が頭を下げた。
「あなたのおかげで元のあるべき姿に戻すことが出来た。ありがとう」
「いや、まあ、お役に立てたみたいで良かったです」
白いキーナに頭を下げられ、本当に役に立ったのかと疑問に思いつつキーナが返す。
「立ち話もなんだし、どうぞ、おかけになって」
白いキーナがそう言うと、4人の目の前にテーブルと椅子が現われた。なんとお茶に茶菓子まであるではないか。なんと親切。
キーナとテルディアスが恐る恐るその椅子に腰掛ける。白いキーナと黒いテルディアスも向かいの椅子に腰掛ける。
「いろいろと質問したいことはあるでしょうけど、最初から説明させてね。お茶もお菓子もお代わりはいくらでもあるから」
「いただきます」
キーナは実に素直であった。
剣を腹に突き立て、崩れ落ちたテルディアスの側に駆け寄る。
「待って! すぐに治すから!」
剣が刺さったままでは治療が出来ない。キーナは重い剣をなんとかテルディアスの腹から抜き取る。同時に血が噴き出す。
「テル!」
すぐに治療を始めようとしたその時、闇の力が襲いかかってきた。
「何を?!」
すぐに結界を張る。しかし執拗に攻め入って来る。
「待って、お願い、やめて! テルが、テルが死んじゃう!」
攻撃を防ぐことに集中しなければ2人共無事ではいられない。しかし防ぐことに集中すれば治療が行えない。
「死んじゃえばいいのよ。そんなもの」
魔女の声が聞こえた。
「あたしの思い通りにならない人形なんて、もういらないわ」
更に攻撃が酷くなる。
「やめて! テルを治させてえ!」
キーナの悲痛な叫び声は攻撃の音に紛れて消えた。
暗い闇の中。テルディアスは沈んでいた。何処までともしれない闇の中を、ただ静かに沈んでいた。
(俺は、死ぬのか?)
今までも魔女の呪いで死ぬことも出来なかった。自分の体に刃を突き立てたこともあったが、何故かそれは刺さることもなく弾かれた。それが今回は楽々と腹に突き刺さった。魔女がテルディアスから興味を失ったと言うことだろうか。
それはそれで有り難いとも思うが、近頃は死にたいと考えるよりも生きたいと考えるようになっていたのだと自覚する。
(キーナ…)
あの少女が目の前に現われてから、テルディアスの生活はいろいろなものが変わっていった。
孤独でしかなかった自分が、いつの間にか仲間に囲まれるようになっていた。人の目を恐れるだけだったのが、いつしかそこまで気にならなくなっていた。
死んだように生きていた日々が、怒ったり呆れたりと忙しい日々になり、楽しいと思えるようになっていた。
側にいたい、守りたいと思える存在が出来た。今ならば剣の師匠が言っていた自分に足りないものというものもなんとなく分かる。
(このままの姿で、か…)
元の姿に戻りたいとずっと願っていたが、とうとうそれも叶わずに終わってしまう。目的も果たせないまま終わってしまうのか。
「それは違うだろう」
突然誰かの声がして、テルディアスは目を開けた。
闇の中を沈んでいく。それが死の世界に繋がっているとして、そこに誰がいるというのか。
「お前がそう願ったんだろう」
また声がした。テルディアスは周りを見渡す。しかしそこには闇が広がるだけ。
いや違う。気付けば右手に人影があった。闇の中なのに何故かその姿がはっきりと見える。
「…俺?」
鏡でも見ているのかと思うほどにそっくりな人物がそこにいた。だがその姿はダーディンのものではなく元の人の姿のもの。
「少なくとも3度は元の姿に戻れる機会はあった。それを拒んだのは自分自身だ」
その言葉になんとなく思い当たる節があった。元の姿に戻りかけたものの、元の姿に戻れることを恐れた。だから…。
「俺が、…自分で、かけ直した?」
キーナの側にいるために。それ以外に側にいる理由が見つからなかったから。だから自分で呪いをかけ直していたのだ。
だが、そうなると…。
「俺は…」
「俺だ」
そっくりな人物が手を伸ばす。
「やっと俺の中に帰れる。やっと不自然な状態から抜け出せる」
「そうか…」
テルディアスが納得した顔になり、その手に向かって自分も手を伸ばす。
「だからなのか」
お互いの手を握り締めた。
「テル…! テル!」
血が流れている。このままではいくらなんでも死んでしまう。
「お願い! やめて!」
幾ら叫んでも攻撃をやめない魔女。だがしかし、突然ピタリと攻撃がやんだ。
「え?」
ふいに止んだ攻撃に、キーナが魔女を見上げると魔女が何か悶えている。
「う…ああ…」
「? よく分かんないけど、この隙に…」
とっとと治療をしてしまおうと振り向いたキーナの顔の目の前に、大きな掌が。
「すまん。待たせたな」
キーナの頭をポンポンと軽く叩く。聞き慣れたその優しい声。キーナは驚き過ぎて動けない。
掌の影から見えるその見慣れたはずの顔は、いつもの青緑色のものではなく、男の人にしては少し白い肌の色。髪は黒く耳も尖っていない。
呆然とテルディアスを見つめるキーナを無視し、テルディアスは魔女に向かって手を翳す。
「それは俺のものだ。返して貰うぞ」
言うが早いか、
「あ! ああああああああああああああああああああ!!」
魔女が悲鳴を上げる。
胸の辺りを掻きむしり、何かに必死に抗う素振りを見せる。そんな抵抗も無駄とばかりに魔女の胸が不自然に膨らみ、そして黒い球が飛び出してきた。
「ああああああ!! あ…」
黒い球が飛び出した途端、魔女が崩れ落ちる。黒い球はすいっとテルディアスの手に収まった。今度はそれをテルディアスが胸の辺りに近づけると、吸い込まれるようにテルディアスの中へと消えた。
「あ…」
キーナも全てを察した。
「すまん。待たせたな」
テルディアスがもう一度同じ台詞を口にした。
「! ダーマ!」
キーナが嬉しそうにテルディアスの首に飛びついた。
キーナの体から光が、テルディアスの体から闇が溢れた。
戦闘が一段落し、雑談をしていたメリンダ達がピクリとなる。
「どうかしました?」
不思議に思ったリーステインが声を掛けるが反応がない。と、突然4人の体から赤青黄緑の光が溢れた。
「こ、これは…?!」
驚いたリーステイン達を置いて、4人が光の帯を残し何処かへ消えて行った。
光と闇の二神精霊が顕現し、手を取り立ち上がる。真っ暗だった空間には光が溢れ、白く変わっていった。その前に四大精霊の頂点に立つ者達が膝を付く。光と闇の二神精霊が4人の姿を見て頷くと、4人は軽く頭を下げ、また光の帯を残し世界へと散っていった。
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2人が頭を下げた。
「あなたのおかげで元のあるべき姿に戻すことが出来た。ありがとう」
「いや、まあ、お役に立てたみたいで良かったです」
白いキーナに頭を下げられ、本当に役に立ったのかと疑問に思いつつキーナが返す。
「立ち話もなんだし、どうぞ、おかけになって」
白いキーナがそう言うと、4人の目の前にテーブルと椅子が現われた。なんとお茶に茶菓子まであるではないか。なんと親切。
キーナとテルディアスが恐る恐るその椅子に腰掛ける。白いキーナと黒いテルディアスも向かいの椅子に腰掛ける。
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