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翌日、惚れたら即行動の理沙は玄関を出ようとした俺に弁当を差し出してきた。俺はすでに自分の弁当が鞄に入っている。なら、この差し出された弁当は誰のため? そんなの聞かなくてもわかりきっている。
妙に洒落ていながらも大人っぽい弁当包みに嫌な予感がびしびしとした。だが、可愛い妹はそんな俺のことを気にせず、愛らしい顔ににっこりと満面の笑みを浮かべた。
「これ、渦丞さんに渡してきてっ!」
「い、いやだっ!」
いくら可愛い理沙の頼みといえど、昨日のことですっかり渦丞に関わりたくなかった。けれど、理沙はそんな俺の考えなどお構いなしに押し付けるように渡した。
「いいからっ! あと、渦丞さんの好きなものと嫌いなもの聞いてきてね!」
後ろ手を組んで下から覗き込むように理沙が見上げてくる。
それがもっとも可愛く見えるのを理沙は当然知っている。たいていそのポーズをとって頼みごとをすれば俺が百パーセント了承するのも知っている。そして、俺は理沙に甘いため、結局「しょうがないな」と言って弁当を鞄にしまった。
学校につき、俺は自分の席に着くとこれからどう接触を取ろうかと考えた。チャット? 電話? それはやだ。じゃあ、C組に行ってほかのやつに伝言を頼む? いや、それだと変な噂が立つうえ頼んだやつにも悪い。
しばしの間悩んだ結果、俺はルーズリーフを取り出して手短に用件を書いた。
【今日の昼、十二時に屋上へ来い A組奥羽】
ルーズリーフをそのまま手短に折れば、手紙が完成だ。それを手に、下駄箱に行く。渦丞の靴箱をあけると靴の上へ置いて教室へと戻った。
けれど、昼に近づくにつれ、天候はどんどん悪くなっていく。昼食時には外は大雨が降っていた。窓ガラス越しに叩きつける雨は強く「げっ」と思わず呟いた。
この様子から今日は中止だと思った。見ない可能性もあるが、念のため、連絡先に『雨降ったから来なくていいぞ』と送っておく。連絡を終えた俺は屋上には行かず、いつも一緒にいるやつらと昼食を取った。
だが、事は俺の予想を裏切った。
昼食が終わり、昼もあと少しで終わるという時、C組の学級委員長――朝倉(あさくら)が俺たち……正確には、俺を見るなり血相を変えて近づいてきた。
「奥羽君、渦丞君を見なかったっ?」
「見てないけど……」
朝倉は「ありがとう」というなり、教室から慌しく出て行った。隣にいた柴滝へなにかあったのかと聞けば、飲んでいたいちごオレのストローから口を離した。
「なんか、四限目の授業が終わって以来、渦丞を見かけてないんだとさ」
再びストローに口をつけた柴滝の言葉に俺はまさかと思うと、鞄を手に立ち上がる。なにか言っている柴滝を置いて屋上に向かった。
屋上に通じるドア越しからはコンクリートを打ちつける雨音がはっきり聞こえる。意を決してドアを開ければ、雨が勢いよく顔にあたった。とっさに腕を出して、そっと屋上を見る。
俺の予感は見事に当たった。屋上の真ん中には、びしょ濡れの渦丞が真っ直ぐに立っていた。雨で濡れた栗色の髪が頬に張り付いているにもかかわらず、渦丞は微動だにしない。
こいつ、ばかだ。
俺は心の底からそう思った。まさか、本当にくるとは思っていなかった。気まずい気持ちで渦丞に近づいく
「おい」
俺の声かけに、渦丞がゆっくりとした動作で俺を見た。
「奥羽、遅い」
「お前な、チャット送っただろ。見てないのかよ」
「チャット……」
今気づいたと言うように、スマホを取り出した。無機質な白い光が渦丞の整った顔を照らす。緩慢そうに動く指が止まると「ほんとだ」と呟いた。
俺もすっかり雨にやられてびしょ濡れだった。渦丞の手をつかむと、ぞっとするほど冷たかった。
「とりあえず、中に入ろうぜ。このままじゃ俺まで風邪引く」
屋上から構内に戻った。
適当な空き教室に入れば、どこかの部活が使っているのだろう。長椅子があった。長椅子へ座るよう渦丞に促した。渦丞も素直にソファに座った。
「これならどっかにあるはず……。あった!」
戸棚を開ければ、電気ストーブがあった。さっそく二台取り出し、コンセントを繋げて電源を入れる。俺はびしょ濡れの制服のポケットからスマホをだすとテーブルに置いた。
渦丞はびしょ濡れの制服を脱ごうともせず、だからといって寒がったりもしない。本当に、わけがわからない。
「制服濡れたままだと風邪引くぞ。一緒に乾かそうぜ」
電気ストーブに近づけすぎないようにイス置いて制服を背もたれへかける。しかし、渦丞は脱ごうとしなかった。俺も無理強いする気はない。かといって沈黙を続けるのは気まずい。鞄の中に入っている理沙から渡された弁当が無事なのを確認すると渦丞をちらりとみた。
「渦丞、腹減ってるか?」
「いる」
その言葉に俺は何を言っているかわからず、けれど、弁当のことを指して言ったということに気づいて鞄から出して渦丞に渡した。
「あ、ちょっと待て」
弁当の包みをほどいてさっそく食べようとしていた渦丞に、俺は鞄の中から未使用のタオルを取り出した。本来体育で使おうと思っていたものだが、このまま濡れた渦丞を放って置くわけにはいかない。
「脱がないなら、せめてこれで拭けよ」
「どうして」
「風邪引くだろ。もういい、貸せ!」
タオルを受け取らない渦丞に腹が立った俺はやや乱暴に頭を拭いた。
その間、渦丞はじっとしていて、俺を時々ちらりと見てきた。ついでに、濡れたブレザーも強制的に脱がしてやった。渦丞はまた俺を見た後、黙々と弁当を食べ始めた。
電気ストーブに当てておかげで先に乾いた制服を羽織った俺は、代わりに渦丞の制服をイスの背もたれにかけた。
「あのさ、渦丞って好きな食べ物あるか?」
濡れたタオルもついでにイスへかける。渦丞は食べるのをやめて弁当を見て、俺を見た。それから、卵焼きを半分に割って食べるとポツリと呟いた。
「購買のメロンパンは高い」
「なに、メロンパンが好きなわけ?」
俺がそう聞くと、渦丞は卵焼きを食べ終えると続けた。
「メロンパンより、アップルパイのほうが高い。そういえば、コーヒー豆切れた」
俺に向かっていっているが、渦丞の呟きは独り言だ。俺は渦丞が何を言いたいのか理解できず「あっそ」と適当に流した。
「おにぎりは梅干が一番だ」
「もういいから、話さなくていい」
ため息をついて言うと、渦丞はすでに弁当を食べ終えたらしく元通りに綺麗に包んで返してきた。
「奥羽、寒い」
「知るかよ」
俺がつっけんどんな態度で答えれば、渦丞はいきなり俺を抱きしめてきた。まだ少し濡れているシャツ越しに伝わる体温は思いのほか温かく、首筋に触れた渦丞の髪の感触にくすぐったくて思わず声を漏らした。
部屋の中は電気ストーブですっかり温かく心地がいいのに、追い討ちをかけるように渦丞が抱きしめてくる。よくできた顔立ちに俺は思わず見惚れた。中身はよくわからなくても、ほとんどの人は人を判断する基準は外見だ。
栗色のゆるやかなくせが入っている髪やコンタクトでない青い瞳は影がかかり夜空のような不思議な青色に染まっている。目鼻立ちだってすっきりしていて黙っていれば白人系のハーフにしか見えない。
「そぼろご飯、ハンバーグ、ミートボール、卵焼き、プチトマト」
いきなり渦丞が口にした単語を理解できなかった。けれど、少し落ち着いてもう一度渦丞が言った言葉を頭の中で繰り返せば、それは食べ物の名前だった。
もしかしたら、今言ったやつが好きな食べ物なのかと思い、すっかり乾いたスマホを手にとってメモをした。
昼休みを終えるチャイムが聞こえると、すっと渦丞は俺から離れた、乾かしていたブレザーに腕を通すと、俺のほうへと振り返りじっと見つめる。少ししてようやく口を開いた。
「弁当うまかった」
そういうと空き教室から出て行った。もしかしなくても、渦丞は俺が弁当を作ったと勘違いしているのだろうか。いや、そんなことないだろ。たぶん。
妙に洒落ていながらも大人っぽい弁当包みに嫌な予感がびしびしとした。だが、可愛い妹はそんな俺のことを気にせず、愛らしい顔ににっこりと満面の笑みを浮かべた。
「これ、渦丞さんに渡してきてっ!」
「い、いやだっ!」
いくら可愛い理沙の頼みといえど、昨日のことですっかり渦丞に関わりたくなかった。けれど、理沙はそんな俺の考えなどお構いなしに押し付けるように渡した。
「いいからっ! あと、渦丞さんの好きなものと嫌いなもの聞いてきてね!」
後ろ手を組んで下から覗き込むように理沙が見上げてくる。
それがもっとも可愛く見えるのを理沙は当然知っている。たいていそのポーズをとって頼みごとをすれば俺が百パーセント了承するのも知っている。そして、俺は理沙に甘いため、結局「しょうがないな」と言って弁当を鞄にしまった。
学校につき、俺は自分の席に着くとこれからどう接触を取ろうかと考えた。チャット? 電話? それはやだ。じゃあ、C組に行ってほかのやつに伝言を頼む? いや、それだと変な噂が立つうえ頼んだやつにも悪い。
しばしの間悩んだ結果、俺はルーズリーフを取り出して手短に用件を書いた。
【今日の昼、十二時に屋上へ来い A組奥羽】
ルーズリーフをそのまま手短に折れば、手紙が完成だ。それを手に、下駄箱に行く。渦丞の靴箱をあけると靴の上へ置いて教室へと戻った。
けれど、昼に近づくにつれ、天候はどんどん悪くなっていく。昼食時には外は大雨が降っていた。窓ガラス越しに叩きつける雨は強く「げっ」と思わず呟いた。
この様子から今日は中止だと思った。見ない可能性もあるが、念のため、連絡先に『雨降ったから来なくていいぞ』と送っておく。連絡を終えた俺は屋上には行かず、いつも一緒にいるやつらと昼食を取った。
だが、事は俺の予想を裏切った。
昼食が終わり、昼もあと少しで終わるという時、C組の学級委員長――朝倉(あさくら)が俺たち……正確には、俺を見るなり血相を変えて近づいてきた。
「奥羽君、渦丞君を見なかったっ?」
「見てないけど……」
朝倉は「ありがとう」というなり、教室から慌しく出て行った。隣にいた柴滝へなにかあったのかと聞けば、飲んでいたいちごオレのストローから口を離した。
「なんか、四限目の授業が終わって以来、渦丞を見かけてないんだとさ」
再びストローに口をつけた柴滝の言葉に俺はまさかと思うと、鞄を手に立ち上がる。なにか言っている柴滝を置いて屋上に向かった。
屋上に通じるドア越しからはコンクリートを打ちつける雨音がはっきり聞こえる。意を決してドアを開ければ、雨が勢いよく顔にあたった。とっさに腕を出して、そっと屋上を見る。
俺の予感は見事に当たった。屋上の真ん中には、びしょ濡れの渦丞が真っ直ぐに立っていた。雨で濡れた栗色の髪が頬に張り付いているにもかかわらず、渦丞は微動だにしない。
こいつ、ばかだ。
俺は心の底からそう思った。まさか、本当にくるとは思っていなかった。気まずい気持ちで渦丞に近づいく
「おい」
俺の声かけに、渦丞がゆっくりとした動作で俺を見た。
「奥羽、遅い」
「お前な、チャット送っただろ。見てないのかよ」
「チャット……」
今気づいたと言うように、スマホを取り出した。無機質な白い光が渦丞の整った顔を照らす。緩慢そうに動く指が止まると「ほんとだ」と呟いた。
俺もすっかり雨にやられてびしょ濡れだった。渦丞の手をつかむと、ぞっとするほど冷たかった。
「とりあえず、中に入ろうぜ。このままじゃ俺まで風邪引く」
屋上から構内に戻った。
適当な空き教室に入れば、どこかの部活が使っているのだろう。長椅子があった。長椅子へ座るよう渦丞に促した。渦丞も素直にソファに座った。
「これならどっかにあるはず……。あった!」
戸棚を開ければ、電気ストーブがあった。さっそく二台取り出し、コンセントを繋げて電源を入れる。俺はびしょ濡れの制服のポケットからスマホをだすとテーブルに置いた。
渦丞はびしょ濡れの制服を脱ごうともせず、だからといって寒がったりもしない。本当に、わけがわからない。
「制服濡れたままだと風邪引くぞ。一緒に乾かそうぜ」
電気ストーブに近づけすぎないようにイス置いて制服を背もたれへかける。しかし、渦丞は脱ごうとしなかった。俺も無理強いする気はない。かといって沈黙を続けるのは気まずい。鞄の中に入っている理沙から渡された弁当が無事なのを確認すると渦丞をちらりとみた。
「渦丞、腹減ってるか?」
「いる」
その言葉に俺は何を言っているかわからず、けれど、弁当のことを指して言ったということに気づいて鞄から出して渦丞に渡した。
「あ、ちょっと待て」
弁当の包みをほどいてさっそく食べようとしていた渦丞に、俺は鞄の中から未使用のタオルを取り出した。本来体育で使おうと思っていたものだが、このまま濡れた渦丞を放って置くわけにはいかない。
「脱がないなら、せめてこれで拭けよ」
「どうして」
「風邪引くだろ。もういい、貸せ!」
タオルを受け取らない渦丞に腹が立った俺はやや乱暴に頭を拭いた。
その間、渦丞はじっとしていて、俺を時々ちらりと見てきた。ついでに、濡れたブレザーも強制的に脱がしてやった。渦丞はまた俺を見た後、黙々と弁当を食べ始めた。
電気ストーブに当てておかげで先に乾いた制服を羽織った俺は、代わりに渦丞の制服をイスの背もたれにかけた。
「あのさ、渦丞って好きな食べ物あるか?」
濡れたタオルもついでにイスへかける。渦丞は食べるのをやめて弁当を見て、俺を見た。それから、卵焼きを半分に割って食べるとポツリと呟いた。
「購買のメロンパンは高い」
「なに、メロンパンが好きなわけ?」
俺がそう聞くと、渦丞は卵焼きを食べ終えると続けた。
「メロンパンより、アップルパイのほうが高い。そういえば、コーヒー豆切れた」
俺に向かっていっているが、渦丞の呟きは独り言だ。俺は渦丞が何を言いたいのか理解できず「あっそ」と適当に流した。
「おにぎりは梅干が一番だ」
「もういいから、話さなくていい」
ため息をついて言うと、渦丞はすでに弁当を食べ終えたらしく元通りに綺麗に包んで返してきた。
「奥羽、寒い」
「知るかよ」
俺がつっけんどんな態度で答えれば、渦丞はいきなり俺を抱きしめてきた。まだ少し濡れているシャツ越しに伝わる体温は思いのほか温かく、首筋に触れた渦丞の髪の感触にくすぐったくて思わず声を漏らした。
部屋の中は電気ストーブですっかり温かく心地がいいのに、追い討ちをかけるように渦丞が抱きしめてくる。よくできた顔立ちに俺は思わず見惚れた。中身はよくわからなくても、ほとんどの人は人を判断する基準は外見だ。
栗色のゆるやかなくせが入っている髪やコンタクトでない青い瞳は影がかかり夜空のような不思議な青色に染まっている。目鼻立ちだってすっきりしていて黙っていれば白人系のハーフにしか見えない。
「そぼろご飯、ハンバーグ、ミートボール、卵焼き、プチトマト」
いきなり渦丞が口にした単語を理解できなかった。けれど、少し落ち着いてもう一度渦丞が言った言葉を頭の中で繰り返せば、それは食べ物の名前だった。
もしかしたら、今言ったやつが好きな食べ物なのかと思い、すっかり乾いたスマホを手にとってメモをした。
昼休みを終えるチャイムが聞こえると、すっと渦丞は俺から離れた、乾かしていたブレザーに腕を通すと、俺のほうへと振り返りじっと見つめる。少ししてようやく口を開いた。
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