ティベルクの愛し子は海の悪魔に恋をする

天霧 ロウ

文字の大きさ
19 / 26

裏切り者2

しおりを挟む
 ティオが気絶したのを確認したビネットは視線をケイブラムに向けて声を張り上げた。

「ケイブラム殿、王子は確保した! 引くぞ!!」

 ビネットの声に反応したケイブラムはぐったりとしているティオに気づくと、これでもかと目を吊り上げた。

「貴様、ティオに手を挙げるとはどういうつもりだ! 事と場合によっては貴様の首をはねるぞ!!」

 ケイブラムの意識がビネットへと向いたその一瞬、アスルトンはビネットへと駆け寄る。そして、ティオの首を押さえていた腕を切りあげて、意識を失っているティオを抱き寄せた。
 腕を切られてもなお剣を引き抜こうとしたビネットの手を蹴り上げ、脇腹を思いっきり蹴飛ばす。体勢を崩したビネットは激しい音共に床に倒れた。なんとか起き上がろうとしたのもつかの間、ビネットの背中を踏みにじりながらアスルトンが体重をかけてくる。

「俺のものを奪おうなんざ、千年早いんだよ」
「それはどうだろうな」

 腕を切り落とされたにも関わらずビネットは押し殺したように笑う。アスルトンは眉を寄せるものの、あたりを見渡して舌打ちをした。
 円を描くように何重にもシーフォレストは囲まれていた。風で靡く帆にはティベルク王家の紋章を掲げており、赤い船から突き出る大砲はすべてシーフォレストに向けられている。

「これが王様直々の部隊ってか」

 船はさらに距離を詰め、やがてシーフォレストに橋をかけてくる。バタバタと耳障りな足音の大群があっという間にシーフォレストに集まった。
 アスルトンは集まってきた海軍兵に向けてビネットを蹴飛ばすと、その勢いで一気に船首へと飛んだ。

「ケイブラム様っ、ビネット様っ! ご無事ですか!!」

 ビネットをなんとか受け止めた兵士たちは切り飛ばされた腕を持ってくると、急いで治癒術をかけた。
 周囲のざわめきにティオは重たいまぶたを持ち上げると、ぼんやりする意識を振り払うように頭を振った。隣にアスルトンがいることにホッとしたのもつかの間、視線を感じて顔を上げる。

「なにが、起きてるんだ?」

 見知った服を纏う多くの兵士。切り離された腕を切断面にくっつけて治癒術を受けているビネット。苦々しげな表情を浮かべているケイブラム。ほんの少し意識を失っている間に、シーフォレストには国王直々の海軍兵士が集まっている。
 ティオは思わずアスルトンの黒いロングコートをそっと握った。

「アスルトン、これ。どういう状況?」
「盛大なお前のお迎いだよ」

 その言葉にティオはビネットのことを思い出す。

「アスルトン、ビネットがっ」
「とっくに知ってる」

 このままでは駄目だ。そうわかってしまうほど、船上の殺気はすべてアスルトンに向かっていた。
 ティオは息を呑むと、アスルトンの黒いロングコートから手を離して前に出た。

「おい、お前は後ろに下がって」
「みんな、俺の話を聞いてほしい。まずは武器をさげてくれ」

 感情を押し殺し、できる限り平坦な声で張り上げる。ティオの言葉に一瞬のざわつきが広がる。けれど、ティオがまっすぐに見つめていれば、やがて兵士たちは武器を下ろした。
 そのことにティオはホッとすると、言葉を重ねた。

「まずはじめに、俺はさらわれたんじゃない。自分から王宮を抜け出した」

 はっきりとそう言えば、さらにざわつきが広がる。なぜ、どうして。と口々に疑問を浮かべる兵士たちにティオは断言した。

「俺は自らの足で、彼に……アスルトンに会いたかった。彼の自由な姿に俺は憧れた。俺にはないその姿に、あり方に恋い焦がれた。王宮では経験できないたくさんのことを俺はこの船で学んだ」

 ぎゅっと拳を握りしめると、ティオは心の中を吐き出すように告げた。

「だから、もう少しだけでいい。もう少しだけでいいから、俺のことは放っておいてくれっ」

 はじめてのティオの拒絶にあたりは騒然とした。お互いに顔を見合わせ困惑する兵士の様子をじっと見つめていた。だが、そのざわめきの中からはっきりとした声が貫いた。

「それは駄目だ」

 兵士たちを押しのけて前に出てきたケイブラムはティオを見上げると、紫色の瞳を悲しげに細めた。

「かわいそうに、その悪魔にそう言わされているんだな」
「違うっ! 兄さん、これは俺の意思で――っ」
「大丈夫だ、ティオ。私が来たからにはその悪魔の洗脳から解き放ってやる」
「……そうだ、ケイブラム様の言うとおりだ! クレスティオ様はあの悪魔に操られてるんだ!!」

 ふわりと微笑むケイブラムと荒れ狂う波のような声の暴力にティオは言葉を失った。まぎれもないティオの言葉をケイブラムは愚かまわりの兵士も信じていないのだ。
 背後で舌打ちをした音とともにアスルトンの手がティオの肩を掴んだ。

「お前がなにを言っても無駄だ。こいつらにとって、お前は自分たちの理想を叶える存在でしかないんだよ」

 力任せに引き寄せられると、アスルトンがティオを背後に押しやる。再び武器を構える音にティオは唇を噛み締めた。

「待ってくれっ!」

 ティオが肺の空気をすべて叩きつけるような叫びに、兵士たちの動きが止まる。シンとあたりは静まり返り、ティオは鉄の味が広がるのを口に感じながら続けた。

「わかった。王宮に戻る。だから、だから。武器を下ろしてくれ。彼に危害を加えないでくれ」
「本当か、ティオ」

 ケイブラムの声にティオは小さく頷いた。ケイブラムはしばし黙ると「武器を下ろせ」と命じた。武器が下ろされる音にティオは奥歯を噛み締めた。だが、アスルトンの手が荒々しくティオの腕を掴んだ。

「おいっ、ティオ! 俺との約束をまた破る気かっ!」

 今まで見たことないほど鋭い目つきにティオは目を伏せた。そして、アスルトンの手に指を絡めて振り返ると、まだ言葉を続けようとする唇に唇を押し付けた。
 ふだんは掴みどころのない赤い瞳がこれでもかと見開かれる。その瞳に自分だけが映っていることにティオはきゅうっと胸が強く締められる気がした。
 ティオとアスルトンの間を通り抜けた潮風がそのままティオのバンダナを奪っていく。サラリと流れ落ちた赤い髪はゆらゆらと淡い輝きを放ちながらアスルトンの白い頬に色を落とした。そのせいかアスルトンの顔が朱色に染まっているような錯覚を覚えた。
 唇とともに手を離すと、ティオは眉をハの字にしながらくしゃりと笑った。

「こんなやり方でしか守れなくて、ごめん……」
「――っ」

 唇を噛み締めティオを睨むアスルトンははじめて見る顔だった。
 ティオがアスルトンから離れれば、ケイブラムが駆け寄ってくる。伸ばされたケイブラムの手がティオの頬を包むと、目にかかっている髪を耳にかけてきた。

「ティオ! 怖かっただろう? あぁ、ひどい怪我をしてるじゃないか」

 頬をなでていた手はそのままティオの手に滑らせ、大きな深い傷痕に形の良い眉が痛ましげに寄せた。
 ティオが弱々しく微笑めば、ケイブラムはティオの手を離して力いっぱいティオを抱きしめた。そして、立ちすくんでるアスルトンを見据えると、冷ややかに言い放った。

「ティオが戻ってきた以上、そいつは用済みだ。放て」

 次の瞬間、ひゅんと風を切る音と共に空が黒く染まる。見事な弧を描く矢の雨にティオはアスルトンの方を振り向いた。

「アスルトン! 早く逃げろ!」

 だが、アスルトンはその場から動かなかった。矢と風がこすれる不愉快な音。降り注ぐ矢の雨。それらはアスルトンに向かって積み重ねっていく。
 ティオはケイブラムの方を振り向くと、ケイブラムの肩を掴んで腹の底から声を叩きつけた。

「兄さん! 話が違うじゃないか!!」
「ティオ、西では同性愛は禁忌だ。そしてキスはそれに通じる。なのに、よりによって、お前はあの悪魔をまるで愛してると言わんばかりにキスをした」
「そんなのっ、当たり前じゃないか! 俺はアスルトンが好きなんだから!!」

 ケイブラムの言い分に耐えきれなくなったティオが思わず叫べば、ケイブラムが息を呑んだ。一息置いてケイブラムは額に手を当てると、ゆっくりと息を吐いた。

「その様子じゃ、お前はまだあの悪魔の呪いにかかっている。呪いを解くにはその対象を抹消したほうが手っ取り早い」

 あまりな言い分にティオはため息すらでなかった。
 降り注いでいた矢はいつしか止んでいた。ティオはうず高く積まれた矢の山に視界がぼやけ、鼻の奥がツンと痺れるのを感じた。

「海の悪魔と呼ばれていたわりにはあっけない終わりだったな」

 ケイブラムはふんと鼻を鳴らして冷ややかに言うと、ボロボロと涙を流して立ちすくむティオの手を握った。

「ほら、帰るぞ。今は呪いの影響で辛いかも知れないが、その痛みもすぐになくなるから」

 甘く優しい声音でケイブラムは囁く。けれど、ティオの耳にその言葉は届いていなかった。確かに存在している足元がぬかるみにはまったかのように一歩も動けない。それでもティオの手を引いてケイブラムは歩き出そうとした。
 だが、治療を終えたビネットがその前を立ちふさがった。

「ケイブラム殿、まだだ」
 
 ビネットの警告にケイブラムが振り向けば、思いっきり眉を寄せた。
 うず高く積まれた矢は獣の咆哮の如く轟音を響かせて、空へと吹き飛ばされる。中から現れたアスルトンは防ぎきれなかった矢が全身に刺さり、ハリネズミのようだった。
 アスルトンは顔色一つ変えないまま、矢を引き抜いて甲板に捨てていく。そうすれば、傷口は時間が巻き戻っていくかのように塞がった。

「アスルトン!」

 その光景にティオは目を輝かせた。対してケイブラムが眉をひそめて鋭く睨んだ。

「化け物め」
「独りよがりな愛情を押し付けてる奴に言われたくねえな」

 矢を引き抜き終えたアスルトンは肩を軽く回すと、これでもかと唇の端を吊り上げた。

「さて、交渉しようじゃねえか。今すぐお前達が俺の船からなにも持ち出さず、おとなしく出ていくなら見逃してやる」
「見逃してやるだと? どの立場で物を言っている」

 剣に手を当てたケイブラムにティオはすかさずケイブラムの肩を掴んだ。

「兄さんっ、もうやめてってば!」
「駄目だ、禍根はここで全て断ち切る」

 ティオの手を離すなり、剣を引き抜くと甲板を蹴った。向かってくるケイブラムにアスルトンは唇に笑みを浮かべたまま剣を持ち直した。

「おいおい、まだ俺と打ち合う気かよ」
「それはどうだろうな」

 ケイブラムが低く呟けば、アスルトンの足元から蔦が生えた。それは素早くアスルトンの足に絡みつき、その場に固定した。

「このまま消え去るがいい!」

 ケイブラムの剣が赤々と逆巻く炎をまとい、動きが止まったアスルトンの首をケイブラムの剣が横薙ぎした、はずだった。
 だが、アスルトンの首が甲板に転がる音はいつまで経っても聞こえてこない。兵士もビネットですらその光景に呆然としている。

「貴様、一体なんなのだ」

 ケイブラムの声は震えこそないが、不可解な現象に遭遇したと言わんばかりに疑問に満ちていた。それもそのはず、ケイブラムの剣はアスルトンの首を通り抜けたのだ。
 アスルトンの体にまとわりつく蔦がまたたく間に泡立ち跡形もなく消えていく。自由になったアスルトンは形だけの笑みを浮かべた。

「海の悪魔さ」

 言葉とともにアスルトンはケイブラムの腹を思いっきり蹴った。受け身を取るのが遅れたケイブムの体は勢いをつけて甲板の上を滑っていく。

「兄さんっ!」
「来るな! ティオ!」

 口の端から流れた血を拭って立ち上がったケイブラムは素早く声を上げる。アスルトンは剣を軽く回しながら、ゆっくりとケイブラムに近づいていく。
 ドクンドクンと心臓が痛いぐらいに跳ね上がる。駆け出そうとしたティオの腕をビネットが掴むと、耳打ちしてくる。

「ティオ、お前は大人しくしてろ。ケイブラム殿なら大丈夫だ」

 その言葉にティオは奥歯を噛みしめると、ビネットの手を振り払い、目尻を吊り上げて睨んだ。

「それは俺が決めることでビネットが決めることじゃない」

 息を呑んでティオを凝視するビネットから視線を外したティオはためらうことなく走り出した。

「アスルトンっ、待ってくれ!」

 滑り込むように二人の間に割って入れば、振り下ろされた剣はティオの目と鼻の先で止まった。呼吸を少しでも早く整えようと肩で息をしながら、アスルトンを見つめる。

「そこをどけ」
「それは、できない。俺にとって兄さんもアスルトンも大事なんだ」

 アスルトンを傷つけたことは許せない。けれど、ケイブラムを見捨てることもできなかった。アスルトンの瞳はいつもと違い輝きはなく、ドロリと澱んでいた。今まで見たことないほど異質さにティオは気後れしそうなる。
 それでも、アスルトンから目をそらしては駄目な気がした。

「アスルトン……」

 声が震えそうになりながらももう一度アスルトンの名を呼ぶ。アスルトンの唇がわずかに開き、キュッと引き結ばれる。そのスキをケイブラムは見逃さなかった。
 ケイブラムはかすかに身じろぐと、懐から手のひらに収まるぐらいの石を取り出した。

「全員撤退するぞ!」

 ケイブラムが叫ぶとともにあたりが白く輝く。ティオはハッとしてアスルトンに手を伸ばした。

「アスルトン、こっちに――っ」
「ティオっ」

 目を瞬く、ほんの一瞬だった。アスルトンの指がティオの指先に触れる手前であたりは白い閃光に飲み込まれた。あまりの眩しさにアスルトンは目を閉じた。
 次にアスルトンが目を開けたときにはビネットもティオもケイブラムも兵士たちもいない。

「精霊術か」

 剣を鞘に戻して腕を組んだアスルトンはチカチカする視界を切り替えるように瞬きをする。ボロボロになった甲板を見渡せば、どこもかしこも矢が突き刺さり、操舵席に至っては木っ端微塵だ。なにより船員がいない。

「さて、どうしたもんかな」
「船長~!」

 泣きが混じっている声の方にアスルトンが甲板から身を乗り出せば、ずぶ濡れになった船員たちがお粗末な板に身を預けて浮かんでいた。

「なんだ、お前ら生きてたのか」
「全員とはいいませんがね。船長が暴れてる間に副船長が救出してくれたんです」

 アスルトンははしごのように結ばれたロープを甲板の手すりへと結んだ。
 そうすれば、生き残った船員が次々と甲板に上がってくる。船上の様子を見渡すなり「俺たちの船が~」とおいおいと泣いた。アスルトンはそんな船員たちを横目に、最後にあがったイオラの方を向いた。
 イオラはアスルトンと目が合うと、軽く肩をすくめた。

「私も驚いたよ。精霊石の補助があっても、あの規模を一気に王都の近くまで転送させるなんて思わなかった」
「俺たちだってそんぐらいできるだろ」

 アスルトンが不満げに鼻を鳴らせば、イオラは「私達と比較してどうするんだ」とため息をついた。

「彼はただの人間だ。まあ、捻れたティベルクの加護をわずかに感じたけど、それは彼の力にはまったく関係ないものだろうね」
「お前がそう言うならそうなんだろうな。それより、お前らはいつまで泣いてるつもりだ」

 まだ泣いている船員たちに向き直ったアスルトンが呆れを込めて言うと、船員たちは涙を拭いて服を絞りながら返した。

「はいはい、船長の仰せのままに。そういや、どうしてすぐティオの手をとらなかったんです? ふだんの船長なら余裕で間に合うはずでしょ」
「そうっすよ。あの矢の雨だって船長なら全部弾き返すことができたのに、わざわざ受けるなんて。そんなにティオが自分より兄貴を取ったのが気に食わなかったっすか?」
「船長ー、次の航路はどうするんで?」

 船員たちの嫌味にアスルトンは鼻で笑うと、西の方へと振り向いた。

「欲しいものはどんな手段を使っても奪う。それが俺たちの流儀だろ。材料はあるからさっさと船を修理して動かす準備をしろ!」
「あいあいさー!」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【完結】人見先輩だけは占いたくない!

鳥居之イチ
BL
【登場人物】 受:新島 爽《にいじま そう》   →鮫島高等学校/高校二年生/帰宅部    身長 :168センチ    体重 :59キロ    血液型:A型    趣味 :タロット占い 攻:人見 孝仁《ひとみ たかひと》   →鮫島高等学校/高校三年生/元弓道部    身長 :180センチ    体重 :78キロ    血液型:O型    趣味 :精神統一、瞑想 ——————————————— 【あらすじ】 的中率95%を誇るタロット占いで、校内の注目を集める高校二年生の新島爽。ある日、占いの逆恨みで襲われた彼は、寡黙な三年生の人見孝仁に救われる。 その凛とした姿に心を奪われた爽だったが、精神統一を重んじ「心を乱されること」を嫌う人見にとって、自分は放っておけない「弟分」でしかないと告げられてしまうが…… ——————————————— ※この作品は他サイトでも投稿しております。

混血の子は純血貴族に愛される

銀花月
BL
ヴァンパイアと人間の混血であるエイリアは、ある日死んだ父の夢を見る。 父から「忘れないで」と言われた言葉を覚えていなかったエイリアだったが、それは幼馴染みも知らない自分に関する秘密だった。 その夢が発端のように…エイリアから漂う香りが、元祖の血を狂わせていく――― ※改稿予定

分厚いメガネ令息の非日常

餅粉
BL
「こいつは俺の女だ。手を出したらどうなるかわかるよな」 「シノ様……素敵!」 おかしい。おかしすぎる!恥ずかしくないのか?高位貴族が平民の女学生に俺の女ってしかもお前は婚約者いるだろうが!! その女学生の周りにはお慕いしているであろう貴族数名が立っていた。 「ジュリーが一番素敵だよ」 「そうだよ!ジュリーが一番可愛いし美人だし素敵だよ!!」 「……うん。ジュリーの方が…素敵」 ほんと何この状況、怖い!怖いすぎるぞ!あと妙にキモい 「先輩、私もおかしいと思います」 「だよな!」 これは真面目に学生生活を送ろうとする俺の日常のお話

令嬢に転生したと思ったけどちょっと違った

しそみょうが
BL
前世男子大学生だったが今世では公爵令嬢に転生したアシュリー8歳は、王城の廊下で4歳年下の第2王子イーライに一目惚れされて婚約者になる。なんやかんやで両想いだった2人だが、イーライの留学中にアシュリーに成長期が訪れ立派な青年に成長してしまう。アシュリーが転生したのは女性ではなくカントボーイだったのだ。泣く泣く婚約者を辞するアシュリーは名前を変えて王城の近衛騎士となる。婚約者にフラれて隣国でグレたと噂の殿下が5年ぶりに帰国してーー? という、婚約者大好き年下王子☓元令嬢のカントボーイ騎士のお話です。前半3話目までは子ども時代で、成長した後半にR18がちょこっとあります♡  短編コメディです

追放オメガ聖帝の幸せな結婚〜クールなスパダリ騎士に拾われて溺愛されるまで〜

あきたいぬ大好き(深凪雪花)
BL
ノルディーナ王国の聖帝サーナは、教皇のありもしない嘘のせいで聖宮から追放されてしまう。 行く当てがないサーナが国境に向かうと、そこで隣国ルミルカ王国の騎士であるムーシュと出会う。ムーシュから諸事情により偽装結婚を提案されて、サーナは期限付きの偽装結婚ならばよいと承諾し、一時的に保護してもらうことに。 異国暮らしに慣れていく中で、やがてムーシュから溺愛されるようになり……?

うそつきΩのとりかえ話譚

沖弉 えぬ
BL
療養を終えた王子が都に帰還するのに合わせて開催される「番候補戦」。王子は国の将来を担うのに相応しいアルファであり番といえば当然オメガであるが、貧乏一家の財政難を救うべく、18歳のトキはアルファでありながらオメガのフリをして王子の「番候補戦」に参加する事を決める。一方王子にはとある秘密があって……。雪の積もった日に出会った紅梅色の髪の青年と都で再会を果たしたトキは、彼の助けもあってオメガたちによる候補戦に身を投じる。 舞台は和風×中華風の国セイシンで織りなす、同い年の青年たちによる旅と恋の話です。

【完結】冷血孤高と噂に聞く竜人は、俺の前じゃどうも言動が伴わない様子。

N2O
BL
愛想皆無の竜人 × 竜の言葉がわかる人間 ファンタジーしてます。 攻めが出てくるのは中盤から。 結局執着を抑えられなくなっちゃう竜人の話です。 表紙絵 ⇨ろくずやこ 様 X(@Us4kBPHU0m63101) 挿絵『0 琥』 ⇨からさね 様 X (@karasane03) 挿絵『34 森』 ⇨くすなし 様 X(@cuth_masi) ◎独自設定、ご都合主義、素人作品です。

ウサギ獣人を毛嫌いしているオオカミ獣人後輩に、嘘をついたウサギ獣人オレ。大学時代後輩から逃げたのに、大人になって再会するなんて!?

灯璃
BL
ごく普通に大学に通う、宇佐木 寧(ねい)には、ひょんな事から懐いてくれる後輩がいた。 オオカミ獣人でアルファの、狼谷 凛旺(りおう)だ。 ーここは、普通に獣人が現代社会で暮らす世界ー 獣人の中でも、肉食と草食で格差があり、さらに男女以外の第二の性別、アルファ、ベータ、オメガがあった。オメガは男でもアルファの子が産めるのだが、そこそこ差別されていたのでベータだと言った方が楽だった。 そんな中で、肉食のオオカミ獣人の狼谷が、草食オメガのオレに懐いているのは、単にオレたちのオタク趣味が合ったからだった。 だが、こいつは、ウサギ獣人を毛嫌いしていて、よりにもよって、オレはウサギ獣人のオメガだった。 話が合うこいつと話をするのは楽しい。だから、学生生活の間だけ、なんとか隠しとおせば大丈夫だろう。 そんな風に簡単に思っていたからか、突然に発情期を迎えたオレは、自業自得の後悔をする羽目になるーー。 みたいな、大学篇と、その後の社会人編。 BL大賞ポイントいれて頂いた方々!ありがとうございました!! ※本編完結しました!お読みいただきありがとうございました! ※短編1本追加しました。これにて完結です!ありがとうございました! 旧題「ウサギ獣人が嫌いな、オオカミ獣人後輩を騙してしまった。ついでにオメガなのにベータと言ってしまったオレの、後悔」

処理中です...