五つの鍵と絆が結ぶ物語

五人の出会い

七 光と闇

「あれ、あいつは？」
「あ、本当だ。アユミちゃんがいない。」
すぐいなくなる不思議な少女、アユミ。
その頃、アユミは、
「めんどくさいなぁ。」
とつぶやき歩いていた。
「授業終わるのあと十五分たげど終わり同然だよね。あとサボりじゃないからね。私、誰に言ってんだろ。あれ？」
何故か向こう側に闇に続く扉があった。
「これは、初めて見た。」
好奇心旺盛なのは、アユミの悪い癖。
そこに向かって歩いていた。
すると、
「わっ！！」
扉から一人の女の子が出できた。
「あなたは誰？」
「あなたは、誰でしょうか。」
同時に言った。
「早く逃げないと、ホープレス（希望のなき者）が来る。」
「私は闇の世界を見たかったなぁ。」
「そんなこと言ったら、絶対に、お陀仏よ！とにかく時間がない。あなたの中に隠れていい？」
「え？あ、うん。よくわかんないけど。」
アユミが、言うと、アユミの中にユミナが入った。
「え、あっえ？え？」
アユミは、驚いた。
当たり前だ。
そのままの意味だったからだ。
...そして、ホープレス怪物が、本当にでできた。
「小娘、さっきでできた姫を知らんか？」
あぁー。これ知ってるって言ったら駄目なやつだ。
「...はい？私に言ってる？」
「当たり前だ！怒らせてぇのか？アン！！」
アユミは、意識がなくなった。でも咄嗟に避けたのだろうか。
そして声が聞こえる...
「あなた達の企みは知っているの。私の邪魔をするのなら。」
そして合言葉を口に出す。
パンドラボックスを開けてしまった私は馬鹿だなと思いながら、鍵を取り出した。
「鍵よ、堕ちろ。」
そして、死神と化した。