18 / 38
第1幕 池のお化け編
18. お化け弐号さんを捕まえます (3)
しおりを挟む
「形勢逆転だな、遠藤」
生徒会長さんの落ち着いた声色が、静かになったサンルウム内に響く。
「形勢逆転? 何のことだ? おれたちは別に、ちょっと山下くんと遊んでいただけで、特に悪いことなんてしてないだろ」
「ほう? 君は相手を羽交い締めにして殴りかかることを遊び、というのか」
「あ? 遊びかたなんておれの自由だろうが。だいたい何だお前ら。急に現れて、問答無用で人のこと殴って。そっちこそ犯罪だろ。犯罪! 傷害罪だろ! 皇太子だかなんだか知らねえけど、権威がありゃ何でもできると思ったら大間違いだぞ! お前らは立派なはんざっ」
「君はやましいことがあると饒舌になる、というのは本当のようだな」
「なっ、誰がやましいって?!」
生徒会長さんの言葉に、遠藤さんの頬が、カッ、と頬を赤く染まる。
「誰、とは? 君は自覚もないのか」
また少し下がった生徒会長さんの声色に、遠藤さんが静かに息をのむ。
「ならば教えよう。君がしてきた悪事を。まず始まりは今年度の新入生入学直後まで少し遡る。お父上の部下にあたる新入生が、君たちに挨拶にきたところがはじまりだ。小沼くんと言ったかな? はじめはただ、君たちに彼が懐いただけだった」
「それの何が悪い? 先輩と後輩の仲が良くなっただけだろ。別に何も」
「それだけならば別になにも咎める理由などない。年齢を超えて育む友情ももちろん存在する」
「なら」
「けれど、お前たち、いや。お前は違った。次第には何につけても、小沼くんに『先輩のいうことは絶対』『新入生心得』などと言って、物品や少額の金銭を要求しはじめた」
「ハッ。それはあっちが勝手に持ってきたものだぜ? おれ達はそんなものは要らないって言ったんだけどな。それでも、どうしても御礼がしたい、って言うから仕方なく受け取ってやったんだよ」
「勝手に、ねぇ」
生徒会長さんの説明に、遠藤さんは何度か言葉を返し、その度に生徒会長さんの眉間の皺は深く刻まれていく。
「その件についても、確認すべきことは多々あるが、ひとまずは置いておこうか」
「置いておく? もったいぶって言ってるだけで、ぶっちゃけお前ら何も分かってないんだろ? 認めろって」
生徒会長さんの言葉を鼻で笑った遠藤くんに、殿下の眉がピクリと動く。
「生徒会だ? 生徒会長だ? だから何なんだ? 大した権力も何も持ってねぇくせに学院内でデカイ面しやがって。お前もだ汐崎。皇太子だからって、てめぇまで」
「てめぇ」
ガタンッ、という音とともに怒りをあらわにした吉広が遠藤さんに向かって歩き出す。
「おい吉広」
「あ?」
「ベラベラといい気になって喋ってんじゃねっ?!」
長太郎の静止の声を無視して、歩き出した吉広が、イライラしながら答えた遠藤さんと視線が混ざった、と思った瞬間。
バコンッ、と少し重みのある衝突音が響く。
「っで?!」
衝撃のあった後頭部を抑え、吉広が叫ぶと同時に、「吉広、うるさい」と短い声が聞こえる。
「長太郎っ、てめぇ」
「吉広は少し黙って」
「てめぇ、ちょうた、うがっ?!」
後頭部を抱えながら振り返った吉広に、長太郎はパンパンッ、と両手の汚れをはたいたあと、吉広の首根っこを掴んで引きずっていく。
「ああ、すまないね。会長。続けて」
そんな二人を見て、ぽかん、とした表情を浮かべる遠藤さんと、小さくため息をはいた生徒会長さんに、殿下は爽やかな笑顔を浮かべて告げる。
「ま、まあ、ともかくだ。遠藤、小沼くんの件に関しても、もう調べはついている。言い逃れは不可能だ」
「はっ、どうだかな」
「次に、今回の騒動。便宜上、池のお化け、と呼ぶが、そのお化けに関わった複数人から、暴行、恐喝被害にあった、という報告も受けている」
「お化けだぁ? なに言ってんだお前ら? ついには頭いっちまったのか?」
げらげらと生徒会長さんの言葉に、大きな笑い声をあげる遠藤さんに、生徒会長さんはハア、ともう一度ため息をはく。
「あくまでも認める気は無いようだな」
「認めるも何も、おれたちやってねぇし。大体、暴行だ恐喝だ、ってそれをおれたちがやったっていう証拠がどこにあんだよ? 無いだろ? あるわけねぇもんな。言いがかりもイイとこだろ? あ、そうだ、これ何って言うんだっけ? えー、と。あー」
顎に手をあて、あー、や、えーっと、と呟き続ける遠藤さんに、「名誉毀損と言いたいのかな?」と私の隣から声がかかる。
「あ、それそれ! 名誉毀損ってやつだろ! やっべ、おれすっごい言われてんじゃん。こりゃあんたらも終わ」
『それ、バレれば先生はクビで社会的な地位も失うよなあ。それに、アンタら婚約者、別にいるはずだよなあ? あーあ、センパイはセンパイで両親から勘当されんじゃないの? そしたらアンタたち、もう人生終わったようなもんじゃね?』
『いえてるー!』
「な」
聞こえてきた音声に、口元を歪めながら笑っていた遠藤さんの動きが止まる。
『な、待って』
『黙ってて欲しけりゃ誠意を見せてくんないかなぁ。お二人さんっ』
『誠意って……』
『決まってんでしょ? お金だよ、おかね』
「う、わ……」
サンルウム内に響く音声に、思わず声が溢れた私の腰に、殿下の腕が後ろからスッとまわされる。
「聞きたくなければ、耳を塞いでいいから」
私の耳元で、そう言った殿下に、ほんの少しだけ息を吸いこんで、無言のまま首を横へふる。
そんな私を見て、殿下は何を言うでもなく、ただ静かに私を引き寄せる。
「どうした遠藤。他にもあるぞ。例えばコレなんてどうだ? 『お前の親父、おれの親父と同じ、防衛局勤めだよなぁ? 衝撃的な事件じゃん。防衛局局員が、横領だなんて、なあ!』」
「し、知らねぇ! 言ってねぇ!」
明らかに、血の気の引いた顔をして、顔を地面に向けながら遠藤さんは叫ぶ。
「だいたい、大体っ! そんなのが何だってんだ。おれは金なんて!!」
「要求、したじゃないですか。何度も、何度も。断れば、脅してきたじゃないですか」
「なっ?!」
幼さの残る声が、震えながらも、はっきりと言葉を告げる。
その声に、遠藤さんはバッ、と視線をあげ、言葉をなくす。
「お待たせ」
そう言って、現れた彩夏が肩を抱くのは、私たちよりも小さな一人の女の子。
その子の隣に立つ、もう一人の少女が、震える声をあげた少女の手を握る。
「すまないね、彩夏」
「いいえ。間に合ったようで何よりです」
殿下の言葉に、彩夏がとても整った笑顔を遠藤さんに向ける。
その直後、遠藤さんが、ヒッ、と小さく息をのんだ音が聞こえた。
生徒会長さんの落ち着いた声色が、静かになったサンルウム内に響く。
「形勢逆転? 何のことだ? おれたちは別に、ちょっと山下くんと遊んでいただけで、特に悪いことなんてしてないだろ」
「ほう? 君は相手を羽交い締めにして殴りかかることを遊び、というのか」
「あ? 遊びかたなんておれの自由だろうが。だいたい何だお前ら。急に現れて、問答無用で人のこと殴って。そっちこそ犯罪だろ。犯罪! 傷害罪だろ! 皇太子だかなんだか知らねえけど、権威がありゃ何でもできると思ったら大間違いだぞ! お前らは立派なはんざっ」
「君はやましいことがあると饒舌になる、というのは本当のようだな」
「なっ、誰がやましいって?!」
生徒会長さんの言葉に、遠藤さんの頬が、カッ、と頬を赤く染まる。
「誰、とは? 君は自覚もないのか」
また少し下がった生徒会長さんの声色に、遠藤さんが静かに息をのむ。
「ならば教えよう。君がしてきた悪事を。まず始まりは今年度の新入生入学直後まで少し遡る。お父上の部下にあたる新入生が、君たちに挨拶にきたところがはじまりだ。小沼くんと言ったかな? はじめはただ、君たちに彼が懐いただけだった」
「それの何が悪い? 先輩と後輩の仲が良くなっただけだろ。別に何も」
「それだけならば別になにも咎める理由などない。年齢を超えて育む友情ももちろん存在する」
「なら」
「けれど、お前たち、いや。お前は違った。次第には何につけても、小沼くんに『先輩のいうことは絶対』『新入生心得』などと言って、物品や少額の金銭を要求しはじめた」
「ハッ。それはあっちが勝手に持ってきたものだぜ? おれ達はそんなものは要らないって言ったんだけどな。それでも、どうしても御礼がしたい、って言うから仕方なく受け取ってやったんだよ」
「勝手に、ねぇ」
生徒会長さんの説明に、遠藤さんは何度か言葉を返し、その度に生徒会長さんの眉間の皺は深く刻まれていく。
「その件についても、確認すべきことは多々あるが、ひとまずは置いておこうか」
「置いておく? もったいぶって言ってるだけで、ぶっちゃけお前ら何も分かってないんだろ? 認めろって」
生徒会長さんの言葉を鼻で笑った遠藤くんに、殿下の眉がピクリと動く。
「生徒会だ? 生徒会長だ? だから何なんだ? 大した権力も何も持ってねぇくせに学院内でデカイ面しやがって。お前もだ汐崎。皇太子だからって、てめぇまで」
「てめぇ」
ガタンッ、という音とともに怒りをあらわにした吉広が遠藤さんに向かって歩き出す。
「おい吉広」
「あ?」
「ベラベラといい気になって喋ってんじゃねっ?!」
長太郎の静止の声を無視して、歩き出した吉広が、イライラしながら答えた遠藤さんと視線が混ざった、と思った瞬間。
バコンッ、と少し重みのある衝突音が響く。
「っで?!」
衝撃のあった後頭部を抑え、吉広が叫ぶと同時に、「吉広、うるさい」と短い声が聞こえる。
「長太郎っ、てめぇ」
「吉広は少し黙って」
「てめぇ、ちょうた、うがっ?!」
後頭部を抱えながら振り返った吉広に、長太郎はパンパンッ、と両手の汚れをはたいたあと、吉広の首根っこを掴んで引きずっていく。
「ああ、すまないね。会長。続けて」
そんな二人を見て、ぽかん、とした表情を浮かべる遠藤さんと、小さくため息をはいた生徒会長さんに、殿下は爽やかな笑顔を浮かべて告げる。
「ま、まあ、ともかくだ。遠藤、小沼くんの件に関しても、もう調べはついている。言い逃れは不可能だ」
「はっ、どうだかな」
「次に、今回の騒動。便宜上、池のお化け、と呼ぶが、そのお化けに関わった複数人から、暴行、恐喝被害にあった、という報告も受けている」
「お化けだぁ? なに言ってんだお前ら? ついには頭いっちまったのか?」
げらげらと生徒会長さんの言葉に、大きな笑い声をあげる遠藤さんに、生徒会長さんはハア、ともう一度ため息をはく。
「あくまでも認める気は無いようだな」
「認めるも何も、おれたちやってねぇし。大体、暴行だ恐喝だ、ってそれをおれたちがやったっていう証拠がどこにあんだよ? 無いだろ? あるわけねぇもんな。言いがかりもイイとこだろ? あ、そうだ、これ何って言うんだっけ? えー、と。あー」
顎に手をあて、あー、や、えーっと、と呟き続ける遠藤さんに、「名誉毀損と言いたいのかな?」と私の隣から声がかかる。
「あ、それそれ! 名誉毀損ってやつだろ! やっべ、おれすっごい言われてんじゃん。こりゃあんたらも終わ」
『それ、バレれば先生はクビで社会的な地位も失うよなあ。それに、アンタら婚約者、別にいるはずだよなあ? あーあ、センパイはセンパイで両親から勘当されんじゃないの? そしたらアンタたち、もう人生終わったようなもんじゃね?』
『いえてるー!』
「な」
聞こえてきた音声に、口元を歪めながら笑っていた遠藤さんの動きが止まる。
『な、待って』
『黙ってて欲しけりゃ誠意を見せてくんないかなぁ。お二人さんっ』
『誠意って……』
『決まってんでしょ? お金だよ、おかね』
「う、わ……」
サンルウム内に響く音声に、思わず声が溢れた私の腰に、殿下の腕が後ろからスッとまわされる。
「聞きたくなければ、耳を塞いでいいから」
私の耳元で、そう言った殿下に、ほんの少しだけ息を吸いこんで、無言のまま首を横へふる。
そんな私を見て、殿下は何を言うでもなく、ただ静かに私を引き寄せる。
「どうした遠藤。他にもあるぞ。例えばコレなんてどうだ? 『お前の親父、おれの親父と同じ、防衛局勤めだよなぁ? 衝撃的な事件じゃん。防衛局局員が、横領だなんて、なあ!』」
「し、知らねぇ! 言ってねぇ!」
明らかに、血の気の引いた顔をして、顔を地面に向けながら遠藤さんは叫ぶ。
「だいたい、大体っ! そんなのが何だってんだ。おれは金なんて!!」
「要求、したじゃないですか。何度も、何度も。断れば、脅してきたじゃないですか」
「なっ?!」
幼さの残る声が、震えながらも、はっきりと言葉を告げる。
その声に、遠藤さんはバッ、と視線をあげ、言葉をなくす。
「お待たせ」
そう言って、現れた彩夏が肩を抱くのは、私たちよりも小さな一人の女の子。
その子の隣に立つ、もう一人の少女が、震える声をあげた少女の手を握る。
「すまないね、彩夏」
「いいえ。間に合ったようで何よりです」
殿下の言葉に、彩夏がとても整った笑顔を遠藤さんに向ける。
その直後、遠藤さんが、ヒッ、と小さく息をのんだ音が聞こえた。
0
あなたにおすすめの小説
四人の令嬢と公爵と
オゾン層
恋愛
「貴様らのような田舎娘は性根が腐っている」
ガルシア辺境伯の令嬢である4人の姉妹は、アミーレア国の王太子の婚約候補者として今の今まで王太子に尽くしていた。国王からも認められた有力な婚約候補者であったにも関わらず、無知なロズワート王太子にある日婚約解消を一方的に告げられ、挙げ句の果てに同じく婚約候補者であったクラシウス男爵の令嬢であるアレッサ嬢の企みによって冤罪をかけられ、隣国を治める『化物公爵』の婚約者として輿入という名目の国外追放を受けてしまう。
人間以外の種族で溢れた隣国ベルフェナールにいるとされる化物公爵ことラヴェルト公爵の兄弟はその恐ろしい容姿から他国からも黒い噂が絶えず、ガルシア姉妹は怯えながらも覚悟を決めてベルフェナール国へと足を踏み入れるが……
「おはよう。よく眠れたかな」
「お前すごく可愛いな!!」
「花がよく似合うね」
「どうか今日も共に過ごしてほしい」
彼らは見た目に反し、誠実で純愛な兄弟だった。
一方追放を告げられたアミーレア王国では、ガルシア辺境伯令嬢との婚約解消を聞きつけた国王がロズワート王太子に対して右ストレートをかましていた。
※初ジャンルの小説なので不自然な点が多いかもしれませんがご了承ください
一体何のことですか?【意外なオチシリーズ第1弾】
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【あの……身に覚えが無いのですけど】
私は由緒正しい伯爵家の娘で、学園内ではクールビューティーと呼ばれている。基本的に群れるのは嫌いで、1人の時間をこよなく愛している。ある日、私は見慣れない女子生徒に「彼に手を出さないで!」と言いがかりをつけられる。その話、全く身に覚えが無いのですけど……?
*短編です。あっさり終わります
*他サイトでも投稿中
初夜った後で「申し訳ないが愛せない」だなんてそんな話があるかいな。
ぱっつんぱつお
恋愛
辺境の漁師町で育った伯爵令嬢。
大海原と同じく性格荒めのエマは誰もが羨む(らしい)次期侯爵であるジョセフと結婚した。
だが彼には婚約する前から恋人が居て……?
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
悪役令嬢の逆襲
すけさん
恋愛
断罪される1年前に前世の記憶が甦る!
前世は三十代の子持ちのおばちゃんだった。
素行は悪かった悪役令嬢は、急におばちゃんチックな思想が芽生え恋に友情に新たな一面を見せ始めた事で、断罪を回避するべく奮闘する!
愛は契約範囲外〈完結〉
伊沙羽 璃衣
恋愛
「カヴァリエリ令嬢! 私はここに、そなたとの婚約を破棄することを宣言する!」
王太子の婚約破棄宣言を笑顔で見つめる令嬢、フェデリカ。実は彼女はある目的のために、この騒動を企んだのであった。目論見は成功したことだし、さっさと帰って論文を読もう、とるんるん気分だったフェデリカだが、ひょんなことから次期王と婚約することになってしまい!?
「婚約破棄騒動を仕向けたのは君だね?」
しかも次期王はフェデリカの企みを知っており、その上でとんでもない計画を持ちかけてくる。
愛のない契約から始まった偽りの夫婦生活、果たしてフェデリカは無事に計画を遂行して帰ることができるのか!?
※本編43話執筆済み。毎日投稿予定。アルファポリスでも投稿中。旧題 愛は契約に含まれません!
愛のない婚約かと、ずっと思っていた。
華南
恋愛
幼い頃から、愛のない婚約かとずっと思っていた。
婚約解消を言い出した私の言葉に、彼が豹変するまでは……。
8/11、第2部スタートしました。
小説家になろう様にも投稿しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる