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いて欲しくない客人
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パタパタと走りながらこちらに向かってきた。
「はぁはぁ…間に合った?」
「そんなに慌てなくてもまだ始まってもいないぞ、リリィ。少し呼吸を整えろ、周りに変に思わられるぞ」
「相変わらず上から目線ですね、あなたは」
リリィさんだ…。何故…。
セレスさんからの婚約破棄以来に見る姿は落ち込むと言うより吹っ切れた感じにも見えた。
ただ、まだ私だって気付いていない。
髪色が違うから?…いや、あの時は隠していたから分からないはず。
それならもう私の顔は忘れている…?
クロウさんと話終わると私に気付き、話しかけてきた。
「あなたは…クロウ様の奥様?」
妻と認めたくはないが、ここは話を合わせるため、頷いた。
「やっぱり!とても綺麗な髪ですね、それにそのドレス、よほど良い仕立て屋が作ったんでしょうね。
よくお似合いです。
あっ…私、ナルビア国の王女、リリィと申します」
着ているピンク色のドレスの裾を持ち、広げてお辞儀をする姿は前会った時の印象からは想像出来ないくらい礼儀正しい。
「お名前、伺っても?」
名前…そう言えばセレスさんと一緒に行った時に知られている!
どうする…と悩んでいるとリリィさんが突っ込んでくる。
「あの…」
「…あ、あすかです」
嘘をつき、偽名でこの場を乗り切ろうと考えた。
しかし、近くにいるクロウさんがすぐに訂正してきた。
「なにいってんだ?お前は。あやかだろうが」
「あやか…」
私のバレたくない気持ちなんて察する事なく正しい名前をリリィさんに伝えた。
すると、リリィさんの顔が少しずつ変わっていき、ふ~んと一言いう。
「リリィ、そろそろ始まるから中に入ってくれ」
「えぇ、分かりました」
クロウさんは私達より先に会場に入っていく。
残された私は今2人でいるのは気まずいと思い、慌ててクロウさんを追いかけようとした。
しかし、リリィさんが私の腕を掴み、追いかけるのを止める。
そして…勢いよく自分の方に引き寄せ耳打ちをする。
「セレスからクロウ様に乗り換えるのが早過ぎるわね。
…この、尻軽女っ!」
「違う!そんな…」
「どうせクロウ様にセレスとの事話してないんでしょ?
私が事細かく伝えておくわ、どんな顔するか楽しみだわ」
「やめて!?」
会場の外で言い争う私達は中で待つ人達の注目の的になっていた…。
「はぁはぁ…間に合った?」
「そんなに慌てなくてもまだ始まってもいないぞ、リリィ。少し呼吸を整えろ、周りに変に思わられるぞ」
「相変わらず上から目線ですね、あなたは」
リリィさんだ…。何故…。
セレスさんからの婚約破棄以来に見る姿は落ち込むと言うより吹っ切れた感じにも見えた。
ただ、まだ私だって気付いていない。
髪色が違うから?…いや、あの時は隠していたから分からないはず。
それならもう私の顔は忘れている…?
クロウさんと話終わると私に気付き、話しかけてきた。
「あなたは…クロウ様の奥様?」
妻と認めたくはないが、ここは話を合わせるため、頷いた。
「やっぱり!とても綺麗な髪ですね、それにそのドレス、よほど良い仕立て屋が作ったんでしょうね。
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あっ…私、ナルビア国の王女、リリィと申します」
着ているピンク色のドレスの裾を持ち、広げてお辞儀をする姿は前会った時の印象からは想像出来ないくらい礼儀正しい。
「お名前、伺っても?」
名前…そう言えばセレスさんと一緒に行った時に知られている!
どうする…と悩んでいるとリリィさんが突っ込んでくる。
「あの…」
「…あ、あすかです」
嘘をつき、偽名でこの場を乗り切ろうと考えた。
しかし、近くにいるクロウさんがすぐに訂正してきた。
「なにいってんだ?お前は。あやかだろうが」
「あやか…」
私のバレたくない気持ちなんて察する事なく正しい名前をリリィさんに伝えた。
すると、リリィさんの顔が少しずつ変わっていき、ふ~んと一言いう。
「リリィ、そろそろ始まるから中に入ってくれ」
「えぇ、分かりました」
クロウさんは私達より先に会場に入っていく。
残された私は今2人でいるのは気まずいと思い、慌ててクロウさんを追いかけようとした。
しかし、リリィさんが私の腕を掴み、追いかけるのを止める。
そして…勢いよく自分の方に引き寄せ耳打ちをする。
「セレスからクロウ様に乗り換えるのが早過ぎるわね。
…この、尻軽女っ!」
「違う!そんな…」
「どうせクロウ様にセレスとの事話してないんでしょ?
私が事細かく伝えておくわ、どんな顔するか楽しみだわ」
「やめて!?」
会場の外で言い争う私達は中で待つ人達の注目の的になっていた…。
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