陛下!私、好きな人が出来ちゃいました、だから私を諦めて下さい?!

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再びの失態

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飲み干した後、グラスをガンっとテーブルに置き、王女を睨みつけた。
「あら、いい飲みっぷりね。負けられないわ」

王女もグイッと飲み干しテーブルにグラスを置いた。
そして、またお互いのグラスにワインを注ぐ。
少し視界が揺れているのを悟られないように左手で太もも辺りを抓りながら内心、その場に座り込みたい!ってなるが、そんな顔を出したらまた追い込むような言動が来ると思うので必死に抓る力を強めた。

「大丈夫かしら?チビチビ飲んでいいのよ?そんな飲み方、体に悪いから」
「それをいったら、あなたも、です、よ」

たった一杯で、この有り様。必死に装っても体は正直で…言葉として顕著に現れている。
グラスを再び持つが、飲む気にはなれない。
そんな事お構いなしに王女はまたグラスのワインを飲んだ。
「ふふ~ん」って感じで私を見下すので、ゆっくりワインを飲んだ…。
「うっ…」
「あらあら、もう辞めたら、本当に倒れるわよ」
グラスを置き、テーブルに手をつきながらしゃがみ込んだ。

「気持ち悪い…」と喋るのが限界だった…。
「仕方ないわね…」

王女は部屋を出て、近くにいる給仕を部屋に呼び、私を介抱するようにお願いし、またワインを飲んでいる。それを、ふぅふぅ…と息をしながら給仕に支えられ横目でチラリと見て部屋を出た。

「張り合う事ないですよ、お嬢様…。体に悪いです」
「…」
給仕の言葉にも反応するのが難しいくらい、思考が停止している。
「気持ち悪い…ダメそう…」と今にも…。

マズい!と思い、急いでトイレに私を駆け込ませ、吐かした。

「はぁはぁ…うっ…」
何度吐いても便器から顔をなかなか離せずにいる私の背中を給仕は優しくさする。
「ゆっくり、全部出した方が楽になりますよ」
頷くしか私は出来ず、しばらくトイレに篭った。
そして、ようやく吐き気も収まり、口を濯いで、ゆっくり部屋に戻った。
 
「落ち着いたかしら?もう飲むのは辞めましょうね、ソマリア様」
「あ、当たり前です…」
「少し横になったら?楽になるわよ」
「じゃあ…お言葉に甘えて…」

王女の横を通り、モソモソとベットに身を入れた。
体を横にすると一気に眠くなり、王女がいるのに、目を閉じスーッと眠り始めてしまった。

「早いわね…寝るのが。どうなっても知らないわよ、ふふ」
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