貴方に出会った幸せ〜人生初の恋〜

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その後の日常③

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「中村さんと話すの初めてかも、よろしくね」
フランクに話しかけてくれる藤原さんとはなんだか上手くやれそうな気がする。
綾にも似ている雰囲気がどこかしらあるなぁと思った。
藤原さんは京都のオススメ場所とか携帯で色々調べ、私達に見せながら話し、ここが行ってみたくて、とか
このお店は口コミが良いから行きたいなぁとか提案をしてる。
私は色々考えてる藤原さんに圧倒され、ただ聞いてるばかりで、翔太君や他の男子も同じ感じに見えた。
「翔太君は?行きたい場所ない?一緒にいけたら嬉しいなぁ~。あ、縁結びの場所とかも一緒に行きたいな」
縁結び…。今の私には行きたい様な行きたくない様な感じで。ただ、一緒の班になったのだから1人だけ行きたくないとは言えないなぁって思ってしまう。
「中村さんも縁結びの場所とか興味あるよね?」
藤原さんが私に話を振ってくる。
「興味あるよ…」今は必死に話を合わせておかないとって思い、つい軽い嘘みたいな感じで答えてしまった。横で聞いてる翔太君は何も言わず、それを聞いてるだけで…。
「ねぇ、翔太君は行きたいなって場所は無い~?」
私も聞いてみたかったけど、全然言葉が出てこない。
昨日の出来事が蘇り、目を伏せたり、落ち着かない気持ちばかりだった。
「僕は藤原さんや中村さんが行きたい場所ならどこでも行くよ」
「え~、翔太君無いの?行きたい場所。でも私も翔太君が隣に居るならどこでも良いんだけどね!」
あ…。そっか…。
藤原さん、もしかして翔太君の事…。
そう思った私は藤原さんを見てしまった。すると、さっきまでの優しそうな雰囲気から一変し、嫉妬の様な顔で私を見ている。
それは恋のライバルを見るかの様に…。

「ねぇねぇ、翔太君、今日一緒に帰ろう?ダメ?色々話したいし、決めたりしたいから」
「それなら班の人も一緒のが良いけど…」
翔太君の言う正論が少し不満なのか藤原さんの顔が少し曇ってる様に見えた。
「えりりん、帰ろう~」
なんとタイミングが悪いことやら…綾は何も悪くないけど、今はちょっと…。
「あ、中村さんは友達と帰るんだね、また明日ね~。行こう。翔太君」
強引に連れて行かれる翔太君と班の男子。
「何、あの子。あんな子いたっけ??」
「うん、修学旅行の同じ班だよ」
「ふ~ん、な~んかありそうな雰囲気持っている子だなぁ、えりりん注意した方が良いよ」
綾の一言が私の心に響き、これから始まる修学旅行が不安の強い物になっていった。
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