皇帝陛下!私はただの専属給仕です!

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ミーネとソフィア②

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「アリス嬢の婚約者、グレイ皇帝陛下のご到着、皆の者、整列ー」

へぇー、やっぱり出迎えるんだね。
高貴な人の相手は大変だなぁ~、あれは隣国タクティスの皇帝かな?
綺麗な人は陛下の母親かなぁ~。

「おい。ちゃんと頭を下げろ。本気で首が飛ぶぞ」

ソフィアに頭を押さえられてお辞儀をする。
乱暴だなぁ、口だけでわかるっての。
隣のミーネはどこか元気がない感じで揉めあった日からずっと見せているからなんだか心配だなぁ。

「久しぶりだな、カーブス。今回はグレイの為にお邪魔して悪いな」
「こちらこそハインリヒ皇帝、とんでもございません。今回、父上が不在の為、私が名代を務めさせて頂きます」

へぇ~、ちゃんとした言葉遣い使うんだ、陛下って。
…当たり前か、私みたいな小者じゃないんだし、皇帝だしね。
で、あれが結婚相手の坊ちゃんかぁ。な~んか生意気そうな…

パカッ

「何回言えばわかる!下げろって」
小声でソフィアは言うが…

「も~!口でいいなよ!手は出さないでよ!」

陛下や皇帝がこちらを見てる。…と言うか皆見てる。

「はは…申し訳あり…」グイッと体を引かれる、ナーシャさんに。
そのまま王宮の一部屋に押し込まれ
「マール!!!今どんな時かわかる??失礼すぎるでしょ!謝っても許してもらえないのを覚悟しなさい!
もう、あなたは厨房にいなさい!」

はいはい…分かりましたよ。その方が気楽ですけど。

奥ではアリス嬢とグレイ陛下の為に催しが開かれており、そろそろ料理の時間なんだろう、給仕達が慌ただしく厨房にやってくる。

「マール…大声はダメだよ…クラークスさんカンカンだよ…。後で謝りに行った方が」
「それはソフィアが!」
「なんだ、私のせいか?忠告を無視するお前が悪いんだろ。せいぜいしっかり誠心誠意謝りにいきな」
「なにを~!!」

「こらっ!はやく準備しなさい!マールは後でクラークスさんのとこに行きます」

うっ…ソフィアめ…

「マール、準備しよ?」ミーネの優しさが嬉しい。
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