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『キジンの復活』編
第4話 ②
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まだまだ混乱中でありながら、次第に落ち着きを取り戻しつつあるシューレイドの街を宿屋に向かって歩くオレ達。
そんな中、サアルが口を開く。
「ところで、英雄は戦女神様のお姿が見えたり、お話しができると聞いたが?」
「え、ああ。そうだぜ」
「本当にぃ? 実は見えてなかったりするんじゃないのかぁ?」
しつこく疑うサアル。ウザい。まだオレが英雄だって受け入れてないな……
「え!? 英雄さんは女神様のお姿が見えるんですか?
もしかしてガウルさんの独り言が多かったのは、女神様とお話しされてたから……?」
「ああ……実はそうだったんだ。そういえば外国人のシェルティとリゼは、そんな伝説は知らないんだったか。
戦女神の名前はアスカ。見えないだろうけど今もすぐそばにいるんだぜ?」
「早く言ってくださればよかったのに……
女神様、改めてよろしくお願いします」
と、アスカにお尻を向けてお辞儀するシェルティ。
「いや、シェルティ。こっちこっち」
「し、失礼しました! お姿を拝見できないのは大変ですね。粗相がないように気を付けたいのですが……」
「ああ、そんなのいいって。アスカはそういうのは気にしないから。今もシェルティの行動に大爆笑してるし……」
尻向けお辞儀がツボにハマったのか、アスカはお腹を抱えて震えている。
「けしからん! 戦女神様の御名を呼び捨てて、さらには不敬も平然と認めるなど、貴様からは戦女神様を敬う素振りも感じられん!
このような男が英雄でよろしいのですか! 戦女神様っ!」
必死に訴えるサアルだが、やっぱりアスカがいない方向に叫んでる。
「だからこっちだって。それに、アスカを敬うとか絶対無理!」
「何よそれ。サアルの言う通り、もう少し私のことを敬ってくれたっていいんじゃない?」
「無理ったら無理っ!」
不満そうにアスカが割り込んできたけど、ツーンとそっぽを向いてオレは言い切った。努力しても無理なんだから仕方ない。
でも、納得がいかないのかサアルはオレをにらむ。
「腰の──それが伝説の英雄剣か。少し俺に貸してくれないか?」
「は? 持ち逃げしようとしても意味ないぞ? アスカがいなきゃただのボロな鉄の棒になっちまうんだから」
「持ち逃げなどせぬわ! 早く貸せ!」
オレの手から英雄剣を奪い取ると、サアルは目を閉じて精神を集中している様子で、大きく深呼吸すると力一杯に剣を鞘から引き抜こうとする。
「ふぬぬぬっ……ハァハァ……ふぬぬぬぬっ!」
何度か挑戦していると、力みすぎたのか顔がどんどん真っ赤になっていくサアル。もちろん、そこまでしても剣が抜けることはない。
「サル。顔、真っ赤。本物の猿みたいダ」
「サルではないっ! サアルだっ!」
さらに顔を赤くしてリゼの指摘につっこむサアルに、オレもシェルティも笑いを堪えるのに必死だった。
こんな時、アスカはいい。大声で笑っててもオレにしかわからないんだし。
「あははっ……もうダメ、もう限界。この人、おかしすぎるわ!」
「ウケすぎだろ。なんかサアルが不憫に思えてきたぞ……」
念願の英雄になれたって、戦女神がこれじゃあさらにサアルが不憫だ。
疲れ切ったサアルが英雄剣をオレに返そうと差しだす。
「……貴様は、抜けるんだな? これが……」
「うん。ほら」
返してもらった瞬間、すぽっと剣を抜いてみせると、サアルは崩れ落ちるように地面に四つん這いになる。
「うおぉ……俺のこの『二十五年間の』人生が……ムダに思えてきて……うぐっ」
ドバドバと涙を地面に流しながら泣きだすサアル。お前の涙腺は水道かっ!
「いや、いい歳したおっさんが泣くな……よ?
って、今なんて言った!? 二十五年間のってお前、何歳だよ!」
「二十五年間の人生で二十五歳じゃないわけがないだろう。貴様はバカか?」
水道の蛇口をキュッと閉めたように涙を止めてオレをにらむサアル。
さっきからこいつはどういう涙腺の構造してんだよ……って、違う!
「つまり、お前って二十五歳……?」
「だから、そうだと言っている。
どうした? 他の皆まで鳩が豆鉄砲をくらったような顔をして……」
「えぇえぇーっ!?」
サアル以外の全員──アスカも含めてオレ達が揃って驚く。
サアルは整えられたアゴヒゲが似合う渋めのおじさんで、若くても三十歳くらいだと思っていた。それがまさかの二十五歳。
「老けてるわー……。シェルティとは逆ね。三十歳は超えてると思ってたわ」
「オレも。ライドは二十四歳だから一歳しか違わないのか。衝撃だ」
ライドはオレより若く見られることもあるくらい童顔だったし、比べちゃ可哀想か。
「ま、まさかそんなに老けて見えるのか、俺は……
戦女神様は何とおっしゃっている!?」
詰め寄ってくるサアル。マジでウザい。自覚もないなんて、どうせ本当のこと言ったらまた泣きだしそうだしなぁ。
「『歳なんて関係ないわ。ヒゲが似合うステキな騎士様だね』って言ってるぞ」
「ちょっとガウル。私、そんなこと一言も言ってないじゃない!」
「いいだろ? 聞こえてないんだから。それに──」
オレが呆れ顔をサアルに向けると、どんどん表情が明るくなっていく彼がいた。
「そ、そうか……そうかそうか! いやぁ、このヒゲの手入れには毎朝時間をかけていてだな──」
勝手に始まるヒゲ談義。幸せそうで何よりだ。めでたしめでたし。
「──な? こいつ、扱いやすいだろ?」
「なるほど。煽てられて登った木から落ちるのも猿だったわね」
「……なんか混ざってないか? それ」
アスカの世界ではそういうことわざがあるのかもしれないけども。煽てて木に登るのは豚だと思う。
「しかしまぁ、ガウル。あんた、強かになったわね」
「誰のせいだよっ!」
強かにならなきゃアスカと一緒にいられないっての。とアスカに文句を言うのもいい加減に疲れてきたので、ヒゲをさすりながら一人で得意気に何かを語っているサアルは放置して、オレ達は宿屋に向かった。
そんな中、サアルが口を開く。
「ところで、英雄は戦女神様のお姿が見えたり、お話しができると聞いたが?」
「え、ああ。そうだぜ」
「本当にぃ? 実は見えてなかったりするんじゃないのかぁ?」
しつこく疑うサアル。ウザい。まだオレが英雄だって受け入れてないな……
「え!? 英雄さんは女神様のお姿が見えるんですか?
もしかしてガウルさんの独り言が多かったのは、女神様とお話しされてたから……?」
「ああ……実はそうだったんだ。そういえば外国人のシェルティとリゼは、そんな伝説は知らないんだったか。
戦女神の名前はアスカ。見えないだろうけど今もすぐそばにいるんだぜ?」
「早く言ってくださればよかったのに……
女神様、改めてよろしくお願いします」
と、アスカにお尻を向けてお辞儀するシェルティ。
「いや、シェルティ。こっちこっち」
「し、失礼しました! お姿を拝見できないのは大変ですね。粗相がないように気を付けたいのですが……」
「ああ、そんなのいいって。アスカはそういうのは気にしないから。今もシェルティの行動に大爆笑してるし……」
尻向けお辞儀がツボにハマったのか、アスカはお腹を抱えて震えている。
「けしからん! 戦女神様の御名を呼び捨てて、さらには不敬も平然と認めるなど、貴様からは戦女神様を敬う素振りも感じられん!
このような男が英雄でよろしいのですか! 戦女神様っ!」
必死に訴えるサアルだが、やっぱりアスカがいない方向に叫んでる。
「だからこっちだって。それに、アスカを敬うとか絶対無理!」
「何よそれ。サアルの言う通り、もう少し私のことを敬ってくれたっていいんじゃない?」
「無理ったら無理っ!」
不満そうにアスカが割り込んできたけど、ツーンとそっぽを向いてオレは言い切った。努力しても無理なんだから仕方ない。
でも、納得がいかないのかサアルはオレをにらむ。
「腰の──それが伝説の英雄剣か。少し俺に貸してくれないか?」
「は? 持ち逃げしようとしても意味ないぞ? アスカがいなきゃただのボロな鉄の棒になっちまうんだから」
「持ち逃げなどせぬわ! 早く貸せ!」
オレの手から英雄剣を奪い取ると、サアルは目を閉じて精神を集中している様子で、大きく深呼吸すると力一杯に剣を鞘から引き抜こうとする。
「ふぬぬぬっ……ハァハァ……ふぬぬぬぬっ!」
何度か挑戦していると、力みすぎたのか顔がどんどん真っ赤になっていくサアル。もちろん、そこまでしても剣が抜けることはない。
「サル。顔、真っ赤。本物の猿みたいダ」
「サルではないっ! サアルだっ!」
さらに顔を赤くしてリゼの指摘につっこむサアルに、オレもシェルティも笑いを堪えるのに必死だった。
こんな時、アスカはいい。大声で笑っててもオレにしかわからないんだし。
「あははっ……もうダメ、もう限界。この人、おかしすぎるわ!」
「ウケすぎだろ。なんかサアルが不憫に思えてきたぞ……」
念願の英雄になれたって、戦女神がこれじゃあさらにサアルが不憫だ。
疲れ切ったサアルが英雄剣をオレに返そうと差しだす。
「……貴様は、抜けるんだな? これが……」
「うん。ほら」
返してもらった瞬間、すぽっと剣を抜いてみせると、サアルは崩れ落ちるように地面に四つん這いになる。
「うおぉ……俺のこの『二十五年間の』人生が……ムダに思えてきて……うぐっ」
ドバドバと涙を地面に流しながら泣きだすサアル。お前の涙腺は水道かっ!
「いや、いい歳したおっさんが泣くな……よ?
って、今なんて言った!? 二十五年間のってお前、何歳だよ!」
「二十五年間の人生で二十五歳じゃないわけがないだろう。貴様はバカか?」
水道の蛇口をキュッと閉めたように涙を止めてオレをにらむサアル。
さっきからこいつはどういう涙腺の構造してんだよ……って、違う!
「つまり、お前って二十五歳……?」
「だから、そうだと言っている。
どうした? 他の皆まで鳩が豆鉄砲をくらったような顔をして……」
「えぇえぇーっ!?」
サアル以外の全員──アスカも含めてオレ達が揃って驚く。
サアルは整えられたアゴヒゲが似合う渋めのおじさんで、若くても三十歳くらいだと思っていた。それがまさかの二十五歳。
「老けてるわー……。シェルティとは逆ね。三十歳は超えてると思ってたわ」
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「ま、まさかそんなに老けて見えるのか、俺は……
戦女神様は何とおっしゃっている!?」
詰め寄ってくるサアル。マジでウザい。自覚もないなんて、どうせ本当のこと言ったらまた泣きだしそうだしなぁ。
「『歳なんて関係ないわ。ヒゲが似合うステキな騎士様だね』って言ってるぞ」
「ちょっとガウル。私、そんなこと一言も言ってないじゃない!」
「いいだろ? 聞こえてないんだから。それに──」
オレが呆れ顔をサアルに向けると、どんどん表情が明るくなっていく彼がいた。
「そ、そうか……そうかそうか! いやぁ、このヒゲの手入れには毎朝時間をかけていてだな──」
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「──な? こいつ、扱いやすいだろ?」
「なるほど。煽てられて登った木から落ちるのも猿だったわね」
「……なんか混ざってないか? それ」
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