天啓の海

C国の工作活動が激しいフィジーとソロモンの民主派に協力して政権交代工作

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若[はい。私も主人も益子出身なので、土と釉薬の原料はここのものを使用していますが身体に染み付いた者が出てきます。旦那さんは私達と同じ上毛弁ですね。]

[私もその土地と縁が深いのではっはっはっ。お土産品で売るには充分なものだと思います。頑張ってくださいね。]続いて打ち刃物の店にやってきた。各種いろいろな物が揃っているが、

得意は日本の出刃包丁であり種類もサイズもいろいろある。値段が7万円と付いている出刃包丁があったので、手に取って詳細に見てみたら日本刀と同じ四方包みでできていた。

鍛造も間違いのない確かなものである。[これは日本刀と同じ作り方だが、どこで習ったのかな。]主人[はい。先祖が海の所に住んでいまして、

そこの領主様が日本と盛んに交易をしていまして日本刀の良さにほれ込みまして、私の先祖が15年間修業をして技術を持ち帰ってきたのが伝わっているものです。]

志野[この7万円の包丁をいただきますわ。]一瞬ぽかんとしていたが、[へい。ありがとうござます。]ワンワンワン。ワンワンワン。

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[ゴンちゃんとユリがいいものだと言っているので、間違いないんだろうよ。]志野[そうですね。いい買い物をしましたわ。]

子供たちも連れて全員で仏像店の実家に、お父さんの作品の仕入れに行った。

いつもの様に村長とお寺の長老が控えていた。村長[今日はお願ではなくて、私達の製品を持ち帰っていただくための物です。]

[それはわざわざすいませんね。すみませんが仕事の後にゆっくりと拝見をいたします。]初期の頃より販売網が広がったので、仕入れる仏像の種類も多くなった。手早く注文をして、村長と長老の所に行った。

[銀杏とブルーベリー製品はとてもよく売れていますよ。日本人はバイカル湖の名前に敬意を払っていて、そこの物産ですので人気があるのだと思いますよ。]

村長[こちらの銀杏とブルーベリークッキーは新製品で、バイカル湖特産の陸封型マスのオームリーをバッテラにして昴王子様の管轄になった大陸横断鉄道の社内弁当に入れてもらうことになっています。]

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[支援組織から連絡は受けていたが、皆に言うのを忘れていた。]あやちゃん[クッキーにお弁当も食べてみましたが、どれもおいしいですよ。特にこのバッテラ弁当はかなりの人気になると思います。]

チヨ[サバのバッテラよりも上品で奥深く重厚な美味しさがあります。普通のマス寿司ではなく、板昆布を挟んでバッテラにしたのがいいと思います。]

村長[この利益で子供書店の学年別雑誌を多めに学校に揃えたり、教育と老人の福祉に役立てたいと思います。]長老[善行賞の優勝した8歳の娘は優勝にふさわしい子供だった。

世界中の恵まれていない子供たちへの励みになったと思うよ。][ありがとうございます。順位は審査員が決めているのではなく、全てゴンちゃんが決めていますので説得力があるのだと思いますよ。]

長老[そういうことだとは思っていました。]お土産をたくさんもらってホテルに帰ってきた。3泊して夏見に帰ってきた。

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明日香王国の首都きゃら市郊外の明日香軍参謀本部の会議室にウィグル基地の重鎮に、軍幹部と王様達が揃っている。

竹中参謀長[今日、集まっていただいたのはウィグル基地が主導してやっておられる南太平洋方面についてです。フィジーは87万人の人口ですが既に経済を破産状態にして、民主組織と話をつけている状態です。

人口67万人のソロモン諸島もC国の工作活動が激しく、先手を打たれていますが経済状態を破綻させて、超能力でC国に帰らせている状態です。この2国は人口は少ないのですが戦略上はとても重要です。

ソロモンも工作活動に入って民主派組織と話がまとまってきました。フィジ－もそろそろという感じです。準備ができましたら一挙に2国を行ってしまおうと思いますが、ご意見はありますか。]

上泉[2国共に完了するまで明日香1国でやりますが、その後は日本と共同管理というのはどうでしょうか。もちろんいただくものはいただいた後のことになります。]

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首相[なるほど。日本は漁業権のことがあるのでどちらも関与をしたいでしょうね。明日香王国は戦術的なことと、レジャー基地とともにここら辺の治安と安全ですか。

私は明日香が6割の6対4ぐらいでよろしいと思いますよ。もちろん自衛隊を派遣してもらって連合軍になります。]竹中[それでよろしいと思います、日本が応じなかったら明日香単独でやればいいだけです。]

副指令島津豊久[米国に豪州にニュージーランド、それに宗主国の英国も賛成をすると思います。2国ともC国寄りでしたからね。]島津義弘[突っ込む段取りを2週間後にここで発表できるようにいたしますよ。]

竹中[意見が無かったら終了します。]

陶芸ビル内の伊豆諸島料理の店に王様の家族とスタッフがきている。

いつもの様にアイゴの煮付け、それにタカベの塩焼きがメインである。飲み物はビールに八丈小島の麦麹の地芋焼酎、それにジュースである。

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すず[鮪と分葱のヌタはおいしいですね。磯魚も匂いが気にならなくなり、美味しく感じますよ。それにしてもバイカル湖のオームリのバッテラはおいしかったですね。かなりの人気になりますよ。

どなたのアイデアですか。]昴[大陸鉄道の弁当が恐竜フーズで担当するって決まった時に、ボクが案を出してチヨちゃんがバッテラに改良しました。]

長[モスクワのデパートやユジノサハリンスクのスーパーでも売れそうなんで、コンサルと話してみるのもいいです。]昴[そうですね。社内販売を見極めてから、相談をしてみます。]

子供たちは早めに出てきたブダイの漬けの島寿司を勢いよく食べている。

サスケ[副首相はフィジーとソロモンが多少とも管轄に入ってきたら、大喜びでしょうね。北方四島に北マリアナ諸島にグアムそして、おこぼれでハワイまで手に入りましたからね。

それだけで大勲位は確定ですよ。ダメ押しで今回のことですね。]

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副首相と会長がやってきた。
副[二笠宮姉妹と高窓宮母娘を王様が援助されるようですね。1本300万円とか。これは破格で明らかに費用対効果を狙ったもので無いことがわかるけれど、皇室サービスですか。]

[まあ、そんなものです。品位を保つにはお金がかかりますからね。はっはっはっ。]

会長[私が会長を任されているロイヤルアカデミーの2人とも最高顧問とか。][そうですね。親子で出ていただければそれだけで目につきますから。

まだ確定ではありませんが、そのような段取りで進んでいます。それと善行賞と世界陶芸展に二笠宮姉妹、それから二笠宮の2人には恐竜フーズの顧問になっていただくとともに、

本人の希望で会議にも参加していただきます。]副[ということは本人達もおもしろがって、楽しみながら参加するということだな。それはいいことだよ。傍流で冷や飯を食っているのでいいこともなければな。

それにしてもA宮はタエちゃん達にも正論をビシリと言われちゃって、どうすんだろ。]

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副[フィジーとソロモン諸島に工作活動に入ったようだけれど、あと2週間ぐらいかな。]

[はっはっはっ。相変わらず鋭いですね。主権はいずれも民主派に任せますが、一旦兵器をすべてなくしますので、そこに明日香と日本の連合軍を入れますかね。こちらが6割の6:4です。]

副[はっはっはっ。そうきたか。経済の援助負担も同じ割合だと思うけれど、政権派の資産を3割貰って1等地をいただいた後でも旨味はあるし、私の成果にもなる。

それにガダルカナルもあり日本が関与しても突飛なことではないし、戦略的要所を押さえたことで米国や豪州それにニュージーランドに誇れるようになる。

まだこの事は仲間にも言わないけれど、準備だけはしておくようにしますよ。それにしても私が関与してから王様のおかげで、一挙に管轄する用地が増えたな。]

会長[第2ジュラシックワールドに並んで500万坪の高齢者用の別荘地と2・5倍のおいしさで暑さに溶けにくいカカオ豆の生産とチョコレート工場を造るとか。]

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[そうですね。高齢者用別荘地には介護施設も造り介護犬も必要になりますので、会長の所に頼みましょうかね。]会長[それはありがたいことだよ。

メインの仕事場になるからな。今から準備をしておくけれど、足りなかったら分身でお願いしますよ。]

投資家で有名なジョージソロソロの第一秘書がやってきた。

[いらっしゃいませ。遠路はるばる来ていただきまして、ありがとうございます。]秘書[会長もそろそろ退け時を考えていまして、最後の投資に無神論者の会長が観世音宗に投資をするということで、

息子たちが家業を継いでいるが手持ち金で500兆円を投資するということですが、預けるのではなく寄付をするということです。条件としてノーベル賞の3人に会って確認をしてからということです。]

[はっはっはっ。世界一危険な男と言われる会長が面白い事を言われますが、お会いして顔を見るのも面白そうなので3人でニューヨークのレジデンスにお伺いするようにいたしますよ。]

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サスケ[またまたへんてこりんですが興味のある話が舞い込んできましたよ。][ゴンちゃん、500兆円を確実に貰えるようにセットできるかな。]ワンワンワン。”グッ”

[これでいただきが確実だ。ゴンちゃんありがとうね。]長[観世音宗だけが本当に仏様というか神様がいることを、お解りになったんだと思いますよ。

本当にいるんだったら、投資をする価値がある。こんなことですね。]ワンワンワン。

2人の老師ともにソロソロをよく知っていて、いつでも行ってもいいと言っているので1週間後に設定した。

小堀遠州が挨拶にやってきた。

ホーチミンでラオスで焼いているスワンカローク窯元とホーチミンで作陶している弟子の窯元に、ゴンちゃんが茶室と教道場を造りそこで1週間の集中教導をして、2人を茶道と華道の師範にしてきたのである。