グルメとファッション、庶民派王様一家とチヨちゃん

古寂湧水 こじゃくゆうすい

文字の大きさ
33 / 75

ミーシャは子供達が作った料理に目を白黒

しおりを挟む
218
チヨ[私はそれでいいです。]昴[ボクもチヨちゃんと同じです。][じゃあそれにするか。]
全員にロールキャベツとオムライスが運ばれてきた。2・3分無言で食べていたが、
チヨ[私はおいしいと思います。キャベツや豚肉が吟味されています。それとオムライスの卵も量産品ではありません。]昴[ボクも美味しいと思います。オムライスの卵もおいしいですけれど中身もしっかりとしていますし、ロールキャベツの味付けもボクにはちょうどいいです。]

すず[全般的に合格ラインですね。さすがの真田さんは手まったく抜いていません。]サスケ[私もいいと思います。素朴でなつかしさのある味ですね。]長[料理はもちろんおいしいですけれど、先ほどフロントでコロコロでも稼働率で60パーセントで普通は80パーセントといっていましたけれど、ほんとうでしたらかなり優秀です。][そうだね料理もいいけれど、稼働率がいいな。総合的に頑張っていて、合格点だ。]
219
志野[私も王様と同じ考えです。このぐらいのレベルのホテルが増えていくことにより、明日香のホテルの評判が上がっていきます。]次は近くにある焼酎の酒造場にやってきた。

[子供には合わないところだけど、チヨちゃんが考えた桶マスはここのお酒とセットになるものもあるのでここも見学しておきなさい。]チヨ[はい。わかりました。]

[新しい試みのものがあるとか。楽しみに来ました。]
工場長[まだ試供品の段階ですが、この3品をどうぞ。説明しますとタワン村の日本酒焼酎や次郎長さんのところのブランデーのように、火入れをしていない原酒から超能力で水分だけを取り除いたものです。左のものから2年物の山芋に88年物の黒米そして右が150年物のオレンジです。]

サスケ[この2年物の山芋は火入れなしで風味が生きています。これは火入れの芋焼酎よりおいしいと思います。黒米もオレンジもいけます。]
220
すず[これはいけますよ。火入れと同じくらいに造るべきです。工場を一挙に拡大するべきです。]長[これを生産できるのはここだけですので、明日香企業連合の総力を挙げて取り組むべきですよ。]

[工場長、ということで成功だな。工場と人員を倍増するので、後で社長に言っておくけれどもそのつもりでいてください。倍ではなく3倍になるかもしれないぞ。タワン村の日本酒焼酎が先に国際酒造コンクールの蒸留酒部門で金賞を取ってしまったのでやりにくいと思うけれど、ここの焼酎が本業で看板ですのでそのつもりでお願いします。]

工場長[良かったです。楽しみと共に気合が入ります。][では失礼するよ。]サスケ[王様これは大当たりですよ。日本の焼酎は全部これに成っちゃいます。タワン村のは同じ米焼酎になりますが麹も酵母もまるで別物ですので、味や風味が全く違います。こちらの方が一般的には普及しそうですね。向こうの方は海外の日本料理店向けという感じですかね。]
221
[面白いな。サスケさんと長兵衛さんは忙しいと思いますけれど一緒に取りあえずは3倍にする段取りでやってくれるかな。]2人[はい。承知しました。]サスケ[私は最初からかかわっていますので大きくなっていくのは楽しみですし、アルチャナルの人達の就職に貢献できます。][値付けと品質をきちっと守っていれば天下を取れるかな。これは面白いぞ。]

キッチン石松とロボ麺太郎は新会社の次郎長フーズに統合された。前からあった店とここの店、それに王様が所有の田畑の駅ビルにある3軒目のキッチン石松とロボ麺太郎、船橋駅にはロボ麺太郎だけ入っていて、直営店が次郎長フーズの合計直営店は6店舗である。

持ち株は王様が55パーセントで新門商事が45パーセントである。このビルに事務所を持っていて、2人の事務員を置いている。子供たちは4人組が田畑のキッチン石松に行って3人組はこのビルの店で修業をしている。ロボ麺は新しい人員を増やしてやっている。
222
王様の義理娘扱いの歌手のミーシャが、愛犬の平次を連れてキッチン石松に来ている。平次は王宮警察の名前入りの首輪を着けているので、リードを使用しなくてもビル内と店内を自由に歩くことができる。ミーシャは酒のつまみを3・4品頼んでワインを飲むのがいつものパターンであるが、料理担当はタエかター坊が3割引きでやっている。

最初の頃は食べた瞬間に目を白黒させていたが、最近は慣れてきたようだ。ミーシャの曲は現在3位と4位に入っていて、ベストテンに2曲入っているが、ここ数年このような感じである。

タエ[ミーシャさん明日も平次と一緒に東屋で作曲ですか。][明日は平次と一緒に朝早くから、玉蘭市のホテル江戸時雨の東屋で湧水を見ながら作曲です。王様の手配で自由に出入りができてとても便利です。あすこの湧水はここの1・5倍の水量があるので迫力がありますね。それに町全体が庭のように杉木立と銘石が至る所にあり、雰囲気がとてもいいです。]
223
ミーシャ[ホテル内の酒まんをいつも食べるのですが門前町のホテルのおじさんのと味が同じですね。兄妹はとても仲が良くて、親父さん想いでとてもいい方々ですよ。][ボクは知っているジョー、武道が強いんだジョー。]

[新選組の道場にもたまに果物を差し入れて、練習を見学をしています。それからチベット仏教の宗祖のパドマサンババのお寺にたまに行きますよ。王様の話をしますととても喜びますので。あすここの街をプラプラしているだけで、アイデアがわいてくるのでとてもいいですね。]

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

つまらない妃と呼ばれた日

柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。 舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。 さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。 リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。 ――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。

夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い

青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。 神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。 もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。 生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。 過去世と同じ轍を踏みたくない……

「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある

柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった 王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。 リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。 「わかりました。あなたには、がっかりです」 微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。

さようなら婚約者

あんど もあ
ファンタジー
アンジュは、五年間虐げられた婚約者から婚約破棄を告げられる。翌日、カバン一つを持って五年住んだ婚約者の家を去るアンジュ。一方、婚約者は…。

里帰りをしていたら離婚届が送られてきたので今から様子を見に行ってきます

結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
<離婚届?納得いかないので今から内密に帰ります> 政略結婚で2年もの間「白い結婚」を続ける最中、妹の出産祝いで里帰りしていると突然届いた離婚届。あまりに理不尽で到底受け入れられないので内緒で帰ってみた結果・・・? ※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   

ヴァンドール
恋愛
実家でも忘れられた存在で 嫁いだ辺境伯様にも離れに追いやられ、それすら 忘れ去られて早、半年が過ぎました。

処理中です...