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第101回『体調不良 負けるが勝ち 中間』
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YouTubeで行った
ライブ配信にて三題噺を即興で書きました 第101回『体調不良 負けるが勝ち 中間』
の完成テキストです。
お題はガチャで決めました。
お題には傍点を振ってあります。
所要時間は約57分でした。
詳しくは動画もご覧いただけたら幸いです。↓
https://www.youtube.com/watch?v=o62nEjBICXc
↓使用させていただいたサイト↓
ランダム単語ガチャ
https://tango-gacha.com/
~・~・~・~・~
僕とKは仲のいい友人であり、ライバルである。
僕らは何かにつけ競い合い、そしてどれも不思議といい勝負だった。
同じ中学校、同じクラス、同じ剣道部なのだから勝負の機会は事欠かない。
テスト、体育での試合、美術の絵、部活、早食い、となんでも勝負してきた。
どちらが早く登校できるかなんて勝負をしたこともあった。
そしてまた、僕とKは再び競い合うことになった。
同じ女子を好きになったのである。
その子の名前はF。
髪がさらっと長く明るい子だった。
お互い少しづつFに話しかけていたので、もしやと思いある日の放課後腹を割って話してみたところ判明した。
僕はKに念を押した。
「本気なんだな。」
「お前こそ。」
この日から僕らは恋のライバルになった。
僕もKも以前よりも積極的にFに話しかけた。
僕に対するFの反応は悪くないように思えた。
しかしそれはKに対しても同じように見えた。
どうやら今のところ五分五分のようだった。
そんなときでも僕とKの友達関係は続き、なおかつなんでも競った。
だから中間テストの点数でも争うのは当然だった。
僕もKも負けまいと必死に勉強した。
ところがテスト当日、僕は体調不良に陥ってしまい全く集中できなかった。
点数は散々な目に遭い、Kに負けただけでなく、放課後の補修まで受けることになってしまった。
5時間目の終わりを告げるチャイムが鳴った。
しかし僕は補修があるので部活に出ることができない。
ふてくされた僕はそのまま机に座って補修科目を広げた。
ところが横を見るとFも補修科目を広げていた。
Fも補修を受けるのか、と僕は驚いた。
そしてこれはFとの距離を縮めるチャンスだと思った。
赤点を取った者同士、励まし合って勉強すれば僕はKよりもずっとFと仲良くなれる。
負けるが勝ちとはよくぞ言ったものだ。
ここからは一手ずつ慎重に行動していこう。
まずはFとの境遇の共有だ。
「Fも補修?」
「うん。」
よし。
これで一歩距離を詰めることができた。
次は共感だ。
「今回のテスト、難しかったよね。」
「私体調不良だったからテストに集中できなかっただけなの。」
いつも明るいFが今は明らかにむっとしていた。
「私のこと、そんなに勉強できないと思ってたんだ?」
勝ち筋を間違えた。
僕は頭がパニックになり、即座に謝った。
自分も体調不良だったことを説明したはずだが、夢中だったのでよく覚えていなかった。
多分Fも僕が何を言ってるのかよくわからなかったはずだ。
でも必死に説明する僕の姿で、言わんとしていることはわかってくれたらしい。
僕はFと補修を受けて、距離を縮めることができた。
その甲斐あってか、補修明けに僕が告白したらOKをもらえた。
後日Fに理由を問うと、誠実さを感じたからだと言ってくれた。
やはり負けるが勝ちだった。
~・~・~・~・~
~感想~
負けるが勝ちの使い方をあまり考えずに、恋のライバルの話として書いていきました。
負けるが勝ちを2段階で使おうと思ってのですが、ご覧の通りうまくできませんでした。
あとあまりやる気がなかったのか、流れを淡々と追っているって感じの文章ですね。
ライブ配信にて三題噺を即興で書きました 第101回『体調不良 負けるが勝ち 中間』
の完成テキストです。
お題はガチャで決めました。
お題には傍点を振ってあります。
所要時間は約57分でした。
詳しくは動画もご覧いただけたら幸いです。↓
https://www.youtube.com/watch?v=o62nEjBICXc
↓使用させていただいたサイト↓
ランダム単語ガチャ
https://tango-gacha.com/
~・~・~・~・~
僕とKは仲のいい友人であり、ライバルである。
僕らは何かにつけ競い合い、そしてどれも不思議といい勝負だった。
同じ中学校、同じクラス、同じ剣道部なのだから勝負の機会は事欠かない。
テスト、体育での試合、美術の絵、部活、早食い、となんでも勝負してきた。
どちらが早く登校できるかなんて勝負をしたこともあった。
そしてまた、僕とKは再び競い合うことになった。
同じ女子を好きになったのである。
その子の名前はF。
髪がさらっと長く明るい子だった。
お互い少しづつFに話しかけていたので、もしやと思いある日の放課後腹を割って話してみたところ判明した。
僕はKに念を押した。
「本気なんだな。」
「お前こそ。」
この日から僕らは恋のライバルになった。
僕もKも以前よりも積極的にFに話しかけた。
僕に対するFの反応は悪くないように思えた。
しかしそれはKに対しても同じように見えた。
どうやら今のところ五分五分のようだった。
そんなときでも僕とKの友達関係は続き、なおかつなんでも競った。
だから中間テストの点数でも争うのは当然だった。
僕もKも負けまいと必死に勉強した。
ところがテスト当日、僕は体調不良に陥ってしまい全く集中できなかった。
点数は散々な目に遭い、Kに負けただけでなく、放課後の補修まで受けることになってしまった。
5時間目の終わりを告げるチャイムが鳴った。
しかし僕は補修があるので部活に出ることができない。
ふてくされた僕はそのまま机に座って補修科目を広げた。
ところが横を見るとFも補修科目を広げていた。
Fも補修を受けるのか、と僕は驚いた。
そしてこれはFとの距離を縮めるチャンスだと思った。
赤点を取った者同士、励まし合って勉強すれば僕はKよりもずっとFと仲良くなれる。
負けるが勝ちとはよくぞ言ったものだ。
ここからは一手ずつ慎重に行動していこう。
まずはFとの境遇の共有だ。
「Fも補修?」
「うん。」
よし。
これで一歩距離を詰めることができた。
次は共感だ。
「今回のテスト、難しかったよね。」
「私体調不良だったからテストに集中できなかっただけなの。」
いつも明るいFが今は明らかにむっとしていた。
「私のこと、そんなに勉強できないと思ってたんだ?」
勝ち筋を間違えた。
僕は頭がパニックになり、即座に謝った。
自分も体調不良だったことを説明したはずだが、夢中だったのでよく覚えていなかった。
多分Fも僕が何を言ってるのかよくわからなかったはずだ。
でも必死に説明する僕の姿で、言わんとしていることはわかってくれたらしい。
僕はFと補修を受けて、距離を縮めることができた。
その甲斐あってか、補修明けに僕が告白したらOKをもらえた。
後日Fに理由を問うと、誠実さを感じたからだと言ってくれた。
やはり負けるが勝ちだった。
~・~・~・~・~
~感想~
負けるが勝ちの使い方をあまり考えずに、恋のライバルの話として書いていきました。
負けるが勝ちを2段階で使おうと思ってのですが、ご覧の通りうまくできませんでした。
あとあまりやる気がなかったのか、流れを淡々と追っているって感じの文章ですね。
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