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第135回『敗者復活戦 エクササイズ 解体新書』

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YouTubeで行った
ライブ配信にて三題噺を即興で書きました 第135回『敗者復活戦 エクササイズ 解体新書』
の完成テキストです。
お題はガチャで決めました。
お題には傍点を振ってあります。
所要時間は約36分でした。
詳しくは動画もご覧いただけたら幸いです。↓
https://www.youtube.com/watch?v=GeMAfgf93Jg

↓使用させていただいたサイト↓
ランダム単語ガチャ
https://tango-gacha.com/

~・~・~・~・~

『はじめてのちかかくとうぎじょう』
今日、お母さんに頼まれて生まれて初めて地下格闘技場のトーナメントに参加することにしました。
今まで修行してきた自分の拳法の腕を試すためです。
会場に着いたら驚きました。
緊張感と殺気で満ちていたからです。
でもそれも当然です。
この試合は殺し合いだからです。
だからもなければ、二度目の参加もありません。
僕はで体を温めながら、他の人の試合を見ていました。
第1試合では、ナポレオン対蘇我入鹿でした。
僕はナポレオンほどの人がこのトーナメントに初参加だということに驚きました。
そうして僕の試合の番がやってきました。
リングに立っていたのは杉田玄白でした。
見た目はおじいちゃんです。
僕がきょとんとすると、杉田玄白は不敵な笑みを浮かべました。
「ふっふっふ。小僧、ラッキーだとか勝っただとか思っただろう?」
ゴングが鳴りました。
僕は杉田玄白に向って真一文字にリングを突き進みました。
とっとと拳を叩きこむ!
しかしその瞬間激痛が走りました。
右肩が脱臼していたのです。
僕は困惑しました。
なぜ?
はっと杉田玄白を見ると、彼は開いた右手を前に差し出しながら笑っていました。
僕は確信しました。
この人がやったんだと。
「くっくっく。痛かろう。体を解体する、これぞわが能力『』だ!」
僕は脱臼した肩をはめると、舌をぺろりと出しました。
こいつも能力者だとわかった今、僕も能力を発動しないわけにはいきません。
「かかってこい、キルケゴール!」
「上等だ! 『死に至る病』!」
僕はリングで突然吐血して死にました。

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~感想~
むろんヤケクソです。
解体新書などの固有名詞はいやです。
とりあえず能力バトルものの技名として使おうと思って地下格闘技場の話にしましたが、しょうもなさとか二度目の参加はないということでテレビ番組のはじめてのおつかいっぽくしました。
今海外で人気らしいし。
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