異世界に転生してドラゴンと出会った結果

雪野アリス

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プロローグ

異世界に転生してドラゴンと出会った結果

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(そう、俺はいつものようにベットに入りいつものように寝た。はずなのに、なんでこんな所にいるんだー夢なら覚めてくれ、俺、もしかして死んだのか、目が覚めないってことは死んだってことなのかー)

この物語の主人公川瀬秀真は声には思っていることをださず心の中で叫んだ。が、その思いは虚しく誰にも届くことはなかった。
秀真が今いる所はどこまでも続く草原のど真ん中だった。
助けを求めるにも誰もいないんだから仕方ない。

秀真はそのうち目が覚めるだろうと思いながら草原に寝っ転がった。
が、その時激しく地面が揺れた。
秀真が驚いて起き上がるのと同時に秀真の目の前に青いドラゴンが現れた。

「なっ…ド‥ドラゴンーえ、ここって夢だよな。でも、こんなにリアルな夢って夢じゃないんじゃ、もしかしてここは死んだ後の天国、いや天国にドラゴンはいないか…でもこの状況ってやばいかも」

ドラゴンはそんな秀真を見て笑った。

「は、は、は その慌てぶりは見事だ。面白い」

「え…今、喋った」

「わしは喋れるドラゴンじゃからな。おまえさん、もしかして違う世界から来たか?」

「ち…違う世界?」

「そうよ。ここは異世界。あなたは何らかの理由で、この世界に来てしまったのよ。ま、私もその1人だけど」

ドラゴンの足の後ろに隠れていたのかさっきまでいなかった1人の少女が秀真の前に現れた。秀真は少女の話を聞いて夢じゃないことに気付いたのか混乱していた。

「え…じゃあ、ここって異世界なの?ま…まあ、薄々気付いていたけどな」

少女はそんな少年を見て呟いた。

「絶対、嘘だ」

「あのさ、異世界ってことはエルフやモンスターがいるってことだよな」

「当たり前よ。そんなの常識の常識よ。あ、そういえば、まだ名乗っていなかったわね。私の名前は花村蒼。蒼って呼んで、私もあなたと同じ日本人よ。私は2年前にこの世界に来たの、何故、この世界に来てしまったのかはまだわからないけれど」

秀真は話を終えた蒼を見て思った。

(こいつ、以外と美人だな。さっきまで気付かなかったけど、あそこもでかいし)

秀真がそんなことを思っていると蒼は秀真を睨んで言った。

「ちょっと、私の話ちゃんと聞いてたの?ていうか、どこ見てるの?」

秀真は蒼の胸を見ていた視線を別の方向へと向けた。
そんな秀真を見ていた蒼は秀真が何を見ていたのか感づいたのか秀真を見て睨み言った。

「最低、この変態やろう、死ねー」

蒼はそう言っておもいきっり秀真の頬を殴りつけた。

「ふ…うご」

秀真は草原に倒れ言った。

「なんで、殴られなきゃいけないんだ?俺は何もしてなーい。ふ…殴られたけど心は痛くないぜ」

「キモ、なに恰好つけちゃってるの?イタいわー」

「なんだと、恰好つけて何が悪いんだ」

そんなやり取りを近くで見ていた青のドラゴン(クルック)はため息をついた。

「はあーわしはもう帰りたいんじゃがのう」

そんなクルックも声も2人には届くことはなく言い争っていた。

「変態、このスケベ」

「はあ、なんだよ。おまえみたいな奴に言われたくはねーよ」

「なんですって」

クルックは困ったようにそんな2人を見て呟いた。

「いつになったら終わるのかのう」





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