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2-15.最後の難問と気づき
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試験監督をするギルド職員の補佐がミラたちを案内し、机と椅子のある場所で腰を掛けた。
いよいよ試験が始まることになった。全部で15人だ。
ミラの隣には、リリカが座っていた。番号は12番と8番。
もうすぐ試験が始まるため、あまり積極的に声はかけられないが、緊張が解ける方法がないか思案する。
(試験中はおしゃべりできないわよね? う~ん、どうしたら……)
結局、良い案が思いつかないまま、試験が始まってしまった。
「がん、ばっ、て!」
開始直前に小声でエールを送り、最後はガッツポーズを見せてジェスチャーで伝えた。
わずかだが、顔色が戻った気はする。
それでも試験用紙に寝そべりながら回答するつもりのようだ。体調は改善していない様子が見て取れた。
とはいえ、ミラとしても他人のことばかり構ってはいられない。
自分がまずこの試験で筆記の合格点である80点以上を取らなくてはらない。
この国の一般人からすると、この基準は結構高い。普段は学ぶことのない知識ばかりが出題されるからだ。
(私も頑張らないと)
ミラは試験用紙に目を通した。
そこから、一通り問題文を覚えて、解答用紙を見る。問題文のほうは端に寄せた。
ミラは絶え間なく、解答用紙に答えを記載していく。
(暗記ものが多くて、思ったよりも難しくないのね。考えさせる問題が少ないわ。最後以外は、知っていれば解ける問題ね)
ミラは問題の前半はほぼ『薬草大全』シリーズの本から答えを書けてしまった。
後半は、薬師の実経験も必要な知識を問うているが、知っているかどうか聞く問題だ。これも資料と師匠の口頭説明から記憶を思い起こして解答した。
とりあえず、最後の1問以外は、全て埋めた。
最後の問題だけは、すぐに答えが出なかった。
問題はこう書いてある。
『問題35.調合した薬が効かなかった場合の対処法について具体的に書く。ただし、薬の量が不足・不正確、診断ミスの場合と、すべての処置に問題なかった場合との2パターンで分けることとする』
(う~ん、この問題はちょっと……)
ミラは薬師見習いとしての経験が少なく、これについて師匠から教えてもらったことがまだない。
記述1パターン目の『量の不足・不正確』や『診断ミス』は答えがすぐ書けた。
量の不足や間違いがあれば、投与した分を踏まえた再計量して処方する。
診断ミスは、依頼者の言葉は鵜呑みにせず、客観的に症状確認をやり直すところからまた始める。
患者の中には、どの病気か思い込んで、間違った薬を処方してしまうことがあるためだ。
それが書き終わって、次は2パターン目だ。
しかし、薬自体がその症状に効かなかったケースで手が止まった。
なぜなら、薬やポーションは症状がわかってから使うため、診断が正確なら薬は必ず効くことが前提である。
診断が正確で、症状もわかっていて、量も正確なのに、薬が効かない場合などあるのだろうか? と首をかしげる。
ミラは、ふと横のリリカに意識が向く。
(あ、あぁぁぁあ~!)
ミラは心のなかで叫んだ。思わず口に手を当ててしまう。
(あるわ! そうよ、隣りにいるリリカさんよ!)
すぐ目の前にその症例の人物がいることに気付いた。
ただの体調不良がポーションでも治らなかった。
(この問題がどういうケースかはわかったわ。でも、それにどう対処すれば良いのかしら?)
考えても上手く答えが出せない。
とりあえず、ミラがリリカにさっき試したことを完結にまとめて文章にした。
『処方に問題がなかった場合、すぐに完治は難しく、患者の状態を見て、処方や解決策を時間をかけて施していく。薬以外の方法を試して効果があればそれを優先して行うことも視野に入れる。具体的には、~~~』
具体的には、のところで薬では無理だったこと、緊張をほぐそうとした行動で少しの改善が見られたことを書いた。
答えになっているのかよくわからない解答だった。
だが、これ以上書きようもなかった。
具体的情報の乏しい問題で、そもそも受験者に正解を与えるつもりがない問題かも知れないとミラは予測する。
何でもいいから書こうと思えば書けるけれど、テスト製作者の求められる答えを書くのは難しい。
知識を学んだばかりの見習いたちが、最後の問題を解けるはずもないのだ。
受付のスフィアが、1問は難問が出るはずと教えてくれていたのは、この最後の問題かも知れない。
配点は不明だが、もし解けなくても仕方ないだろう。「難問は解けなくても合格者を出しているらしいから大丈夫」とミラは心のなかで頷いた。
試験が終了し、回収される。
その際、隣のリリカを見ると、解答欄は結構埋まっているのが見えた。
どうにか筆記用具を動かす体力と思考力は残っていたらしい。
リリカは脱力感のある顔をしていた。いや、魂が抜けかけているのか、目が半開きだ。
これで無事、筆記試験が終わった。
***
次に行われるのは調合と面接である。
ミラは最初の待合室に戻った。
「リリカさん、どうでしたか?」
顔色から、試験の心労でさっきよりも体調が悪そうに見えた。
終わった直後は脱力していたようだが、不安がぶり返したらしい。
「解答欄はかなり埋めたから、ぼちぼち……合格点は大丈夫なはずだけど、緊張で書く場所を間違えていたら……」
どうやら、その心配が体調不良に拍車をかけていた。
「それなら大丈夫だと思いますよ? 書いてある解答欄が私と同じ箇所の欄でした。私が間違えていないなら大丈夫です」
「本当に?」
「はい。記憶力が取り柄なので」
ミラはその記憶力で解答欄を間違えるということは絶対にない。
問題と解答欄を記憶し、今も思い出せる。そのため、解答欄に間違いがないか、すぐに頭の中で確認できる。
照合したその結果、間違っていないことがわかった。
その励ましを聞いて、リリカは顔色がだいぶ良くなった。
「筆記が心配でいつもその後が壊滅的だったけど、今回はいけるかもしれない!」
そんな希望の言葉まで口にしていた。
(あれ? 表情がさっきよりも良くなった? 顔色も最初ほど悪くない……)
試験が続くことは何も変わらないはずだが、リリカの症状がだいぶ改善されていたのだ。
試験官に呼ばれるまでの時間は間近に迫っていた。
それまで会話をして、互いのことを話した。そのおかげか、元の顔色が戻ってきた。最初にポーションを飲ませた瞬間のときのようだ。
その後、ミラの持ってきた調合器具の話になる。
「私も持ってきてるんだ」
そう言って、リリカはそのまま後ろを向いた。
ミラは、その動きに釣られるように、リリカの後方を見た。
持ってきたはずの器具を手元に取り出そうとしたのだ。
「あれ? ない……」
そもそもミラの記憶では、彼女が大きな荷物を持っていた記憶がない。
腰にあるポーション入れのポーチくらいのはずだ。
「もともと荷物はそのポーチだけではないのですか?」
「ううん、もう一つ器具が入った荷物を持ってきていたはず……あ!」
そこで何かを思い出したように、リリカは立ち上がった。
「次、受験№08、リリカ・シャンプマーニュ。こちらへ」
タイミングが悪いのか、リリカが試験官に名前を呼ばれてしまう。
「どうしよう……」
顔は青ざめていた。
さっきまで普通だった肌色が青白くなり、目の周りは陥没していく。
完全に元の顔色に戻ってしまった。
正直、ミラには器具のことはどうしようもない。貸してあげても良いのだが、そもそもミラは特殊な調合をするから、一般的な器具のセットを今回は持っていない。
そして、リリカも外から器具を持ち込んだということは、ミラとはまた違った特殊な調合でもするのだろう。
(でもこのままじゃ……)
とりあえず、ミラは黙って自分の器具を渡すことにした。
「もし、使えなかったらごめんなさい」
リリカが思わず差し出した両手の上に、器具入りの袋を乗せる。
そして、後押しするように、背中を押した。
これが正解かどうかはわからないが、何もしないよりはマシだろう。
後で後悔しないためにも、行動するミラだった。
いよいよ試験が始まることになった。全部で15人だ。
ミラの隣には、リリカが座っていた。番号は12番と8番。
もうすぐ試験が始まるため、あまり積極的に声はかけられないが、緊張が解ける方法がないか思案する。
(試験中はおしゃべりできないわよね? う~ん、どうしたら……)
結局、良い案が思いつかないまま、試験が始まってしまった。
「がん、ばっ、て!」
開始直前に小声でエールを送り、最後はガッツポーズを見せてジェスチャーで伝えた。
わずかだが、顔色が戻った気はする。
それでも試験用紙に寝そべりながら回答するつもりのようだ。体調は改善していない様子が見て取れた。
とはいえ、ミラとしても他人のことばかり構ってはいられない。
自分がまずこの試験で筆記の合格点である80点以上を取らなくてはらない。
この国の一般人からすると、この基準は結構高い。普段は学ぶことのない知識ばかりが出題されるからだ。
(私も頑張らないと)
ミラは試験用紙に目を通した。
そこから、一通り問題文を覚えて、解答用紙を見る。問題文のほうは端に寄せた。
ミラは絶え間なく、解答用紙に答えを記載していく。
(暗記ものが多くて、思ったよりも難しくないのね。考えさせる問題が少ないわ。最後以外は、知っていれば解ける問題ね)
ミラは問題の前半はほぼ『薬草大全』シリーズの本から答えを書けてしまった。
後半は、薬師の実経験も必要な知識を問うているが、知っているかどうか聞く問題だ。これも資料と師匠の口頭説明から記憶を思い起こして解答した。
とりあえず、最後の1問以外は、全て埋めた。
最後の問題だけは、すぐに答えが出なかった。
問題はこう書いてある。
『問題35.調合した薬が効かなかった場合の対処法について具体的に書く。ただし、薬の量が不足・不正確、診断ミスの場合と、すべての処置に問題なかった場合との2パターンで分けることとする』
(う~ん、この問題はちょっと……)
ミラは薬師見習いとしての経験が少なく、これについて師匠から教えてもらったことがまだない。
記述1パターン目の『量の不足・不正確』や『診断ミス』は答えがすぐ書けた。
量の不足や間違いがあれば、投与した分を踏まえた再計量して処方する。
診断ミスは、依頼者の言葉は鵜呑みにせず、客観的に症状確認をやり直すところからまた始める。
患者の中には、どの病気か思い込んで、間違った薬を処方してしまうことがあるためだ。
それが書き終わって、次は2パターン目だ。
しかし、薬自体がその症状に効かなかったケースで手が止まった。
なぜなら、薬やポーションは症状がわかってから使うため、診断が正確なら薬は必ず効くことが前提である。
診断が正確で、症状もわかっていて、量も正確なのに、薬が効かない場合などあるのだろうか? と首をかしげる。
ミラは、ふと横のリリカに意識が向く。
(あ、あぁぁぁあ~!)
ミラは心のなかで叫んだ。思わず口に手を当ててしまう。
(あるわ! そうよ、隣りにいるリリカさんよ!)
すぐ目の前にその症例の人物がいることに気付いた。
ただの体調不良がポーションでも治らなかった。
(この問題がどういうケースかはわかったわ。でも、それにどう対処すれば良いのかしら?)
考えても上手く答えが出せない。
とりあえず、ミラがリリカにさっき試したことを完結にまとめて文章にした。
『処方に問題がなかった場合、すぐに完治は難しく、患者の状態を見て、処方や解決策を時間をかけて施していく。薬以外の方法を試して効果があればそれを優先して行うことも視野に入れる。具体的には、~~~』
具体的には、のところで薬では無理だったこと、緊張をほぐそうとした行動で少しの改善が見られたことを書いた。
答えになっているのかよくわからない解答だった。
だが、これ以上書きようもなかった。
具体的情報の乏しい問題で、そもそも受験者に正解を与えるつもりがない問題かも知れないとミラは予測する。
何でもいいから書こうと思えば書けるけれど、テスト製作者の求められる答えを書くのは難しい。
知識を学んだばかりの見習いたちが、最後の問題を解けるはずもないのだ。
受付のスフィアが、1問は難問が出るはずと教えてくれていたのは、この最後の問題かも知れない。
配点は不明だが、もし解けなくても仕方ないだろう。「難問は解けなくても合格者を出しているらしいから大丈夫」とミラは心のなかで頷いた。
試験が終了し、回収される。
その際、隣のリリカを見ると、解答欄は結構埋まっているのが見えた。
どうにか筆記用具を動かす体力と思考力は残っていたらしい。
リリカは脱力感のある顔をしていた。いや、魂が抜けかけているのか、目が半開きだ。
これで無事、筆記試験が終わった。
***
次に行われるのは調合と面接である。
ミラは最初の待合室に戻った。
「リリカさん、どうでしたか?」
顔色から、試験の心労でさっきよりも体調が悪そうに見えた。
終わった直後は脱力していたようだが、不安がぶり返したらしい。
「解答欄はかなり埋めたから、ぼちぼち……合格点は大丈夫なはずだけど、緊張で書く場所を間違えていたら……」
どうやら、その心配が体調不良に拍車をかけていた。
「それなら大丈夫だと思いますよ? 書いてある解答欄が私と同じ箇所の欄でした。私が間違えていないなら大丈夫です」
「本当に?」
「はい。記憶力が取り柄なので」
ミラはその記憶力で解答欄を間違えるということは絶対にない。
問題と解答欄を記憶し、今も思い出せる。そのため、解答欄に間違いがないか、すぐに頭の中で確認できる。
照合したその結果、間違っていないことがわかった。
その励ましを聞いて、リリカは顔色がだいぶ良くなった。
「筆記が心配でいつもその後が壊滅的だったけど、今回はいけるかもしれない!」
そんな希望の言葉まで口にしていた。
(あれ? 表情がさっきよりも良くなった? 顔色も最初ほど悪くない……)
試験が続くことは何も変わらないはずだが、リリカの症状がだいぶ改善されていたのだ。
試験官に呼ばれるまでの時間は間近に迫っていた。
それまで会話をして、互いのことを話した。そのおかげか、元の顔色が戻ってきた。最初にポーションを飲ませた瞬間のときのようだ。
その後、ミラの持ってきた調合器具の話になる。
「私も持ってきてるんだ」
そう言って、リリカはそのまま後ろを向いた。
ミラは、その動きに釣られるように、リリカの後方を見た。
持ってきたはずの器具を手元に取り出そうとしたのだ。
「あれ? ない……」
そもそもミラの記憶では、彼女が大きな荷物を持っていた記憶がない。
腰にあるポーション入れのポーチくらいのはずだ。
「もともと荷物はそのポーチだけではないのですか?」
「ううん、もう一つ器具が入った荷物を持ってきていたはず……あ!」
そこで何かを思い出したように、リリカは立ち上がった。
「次、受験№08、リリカ・シャンプマーニュ。こちらへ」
タイミングが悪いのか、リリカが試験官に名前を呼ばれてしまう。
「どうしよう……」
顔は青ざめていた。
さっきまで普通だった肌色が青白くなり、目の周りは陥没していく。
完全に元の顔色に戻ってしまった。
正直、ミラには器具のことはどうしようもない。貸してあげても良いのだが、そもそもミラは特殊な調合をするから、一般的な器具のセットを今回は持っていない。
そして、リリカも外から器具を持ち込んだということは、ミラとはまた違った特殊な調合でもするのだろう。
(でもこのままじゃ……)
とりあえず、ミラは黙って自分の器具を渡すことにした。
「もし、使えなかったらごめんなさい」
リリカが思わず差し出した両手の上に、器具入りの袋を乗せる。
そして、後押しするように、背中を押した。
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後で後悔しないためにも、行動するミラだった。
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