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第二章 人神代理戦争 予兆
四十三章 博士の愛した蒸気国 其の弍
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二週間前、シンクは自身が通っていた研究所があるヴェープルに訪れていた。バサラから貰った機械の腕の解析が途中で滞っており、それを進めるためにヴェープルの研究所へと足を運んだ。滞在は五日とされていたが一週間経っても帰って来ず、シンクの性格的に何の連絡もなく滞在期間を延ばすことなどはあり得ないため、彼の部下達が心配し始めた。
その事はジータ達四護聖にも伝わっており、彼らもシンクが負けることはないと考えてはいるものの連絡も何もないことに違和感を感じていた。
そんな中、伝書鳩がジータ、グラン、ミカの三人に届けられたのであった。
「あー、テステス、こちら四護聖シンク・ホーエンハイム。小型蓄音機の容量的に短く伝える。ヴェープルは廃棄孔とグルだ。後は察してくれ」
シンクの残した手紙についていた小型蓄音機は隠れて入っており、手紙は他愛の無い会話だけが書かれていた。バサラとジータはすぐにやる事を決め、準備をすると夕方を超え、夜となっているもののグランの下に尋ねた。
彼が住む家は城内にあり、ジータと比べて小さくこじんまりとしており、バサラはその門をコンコンと音を立て、ノックした。
「はいよー、今ちょっと忙しいんだ。用があるなら、って、ジータと御師様?」
「ごめんよ、忙しいなら後にするけど」
「いや、大体察しました。シンクのあれでしょう? もう準備出来てますし、パッパと出発しましょう!」
グランは既に全ての荷物を持っており、ジータもそれを知っていたかの様に口を開いた。
「次は、ミカね。うーん、彼女の下にも手紙届いてはいるけど一緒にきてくれるかしら?」
***
「あら、御師様? それにグランとジータまで? もしかして、シンクのあれですね。ちょうど良かった~。今、私も皆さんの下に向かおうとしてました。早速ですが出発しましょ!」
「意外、ミカが速戦即決するなんて」
ジータがそう言いながら馬を走らせる準備をしているとミカは笑い返しながら答えた。
「だって、私達は四護聖でありながら、シンクは大切な幼馴染ですもの。ジータや、グランが捕まっても業務は全部ほっぽってから助けに向かいますわ」
「だな! 俺もそうする」
「はぁー、多分、私もそうするわね。騎士団の仕事はユースとラビに押し付けてあるけどあまり外せないから、速攻でシンクを助け出してミレニアムに戻るわよ」
「OK!」「ですね」「そうだね」
ジータの言葉に三人は答えると準備が出来たのか、馬の跨り、走らせた。
バサラ、ジータ、グラン、ミカ、四人は失踪したシンクを探すために、五大王国の一つである蒸気国ヴェープルに向かう。
「それはそうとみんな、仕事は大丈夫? 他の子に任せたりした?」
「「「・・・」」」
「嘘でしょ? え? もしかして、誰も連絡してない?!」
「「「へへへ」」」
「へへへ。じゃないよ?! え、大丈夫なの? これ僕も勢いで来たけど大丈夫なのかな?!」
バサラが指摘するまで誰一人、自分のやるべき事を忘れていた。彼は友のためにならば全てを投げ打つ覚悟が出来ており、その現れでもあるかの様であった。
「とりあえず、その事は後日考えましょう! シンクさえ見つかれば口実になりますし!」
始まりから波乱万丈。
だが、そんな彼らを待ち受けるのは国を巻き込んだ大きな渦の中心であった。
その事はジータ達四護聖にも伝わっており、彼らもシンクが負けることはないと考えてはいるものの連絡も何もないことに違和感を感じていた。
そんな中、伝書鳩がジータ、グラン、ミカの三人に届けられたのであった。
「あー、テステス、こちら四護聖シンク・ホーエンハイム。小型蓄音機の容量的に短く伝える。ヴェープルは廃棄孔とグルだ。後は察してくれ」
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彼が住む家は城内にあり、ジータと比べて小さくこじんまりとしており、バサラはその門をコンコンと音を立て、ノックした。
「はいよー、今ちょっと忙しいんだ。用があるなら、って、ジータと御師様?」
「ごめんよ、忙しいなら後にするけど」
「いや、大体察しました。シンクのあれでしょう? もう準備出来てますし、パッパと出発しましょう!」
グランは既に全ての荷物を持っており、ジータもそれを知っていたかの様に口を開いた。
「次は、ミカね。うーん、彼女の下にも手紙届いてはいるけど一緒にきてくれるかしら?」
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「あら、御師様? それにグランとジータまで? もしかして、シンクのあれですね。ちょうど良かった~。今、私も皆さんの下に向かおうとしてました。早速ですが出発しましょ!」
「意外、ミカが速戦即決するなんて」
ジータがそう言いながら馬を走らせる準備をしているとミカは笑い返しながら答えた。
「だって、私達は四護聖でありながら、シンクは大切な幼馴染ですもの。ジータや、グランが捕まっても業務は全部ほっぽってから助けに向かいますわ」
「だな! 俺もそうする」
「はぁー、多分、私もそうするわね。騎士団の仕事はユースとラビに押し付けてあるけどあまり外せないから、速攻でシンクを助け出してミレニアムに戻るわよ」
「OK!」「ですね」「そうだね」
ジータの言葉に三人は答えると準備が出来たのか、馬の跨り、走らせた。
バサラ、ジータ、グラン、ミカ、四人は失踪したシンクを探すために、五大王国の一つである蒸気国ヴェープルに向かう。
「それはそうとみんな、仕事は大丈夫? 他の子に任せたりした?」
「「「・・・」」」
「嘘でしょ? え? もしかして、誰も連絡してない?!」
「「「へへへ」」」
「へへへ。じゃないよ?! え、大丈夫なの? これ僕も勢いで来たけど大丈夫なのかな?!」
バサラが指摘するまで誰一人、自分のやるべき事を忘れていた。彼は友のためにならば全てを投げ打つ覚悟が出来ており、その現れでもあるかの様であった。
「とりあえず、その事は後日考えましょう! シンクさえ見つかれば口実になりますし!」
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だが、そんな彼らを待ち受けるのは国を巻き込んだ大きな渦の中心であった。
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