168 / 311
第三章 人神代理戦争 勃発
四十一話 五大王国会議 其の漆
しおりを挟む
バサラ達がミレニアムに戻って一ヶ月。何の変わりもなく、とは行かず四護聖の四人は心配していた。バンコクから戻ってからのバサラの雰囲気が違っており、それを目の当たりにしたジータが一番に取り乱した。
一方のバサラはそんな彼らを気にする事なく接すると以前よりも剣術指南役としての役目を果たした。ユースも最初その違いに違和感を覚えるも、以前より積極的に打ち込みにきてくれるバサラに感激してそこまで気にしなくなっていた。
そして、ちょうど一ヶ月経った頃、それは訪れる事になる。
バサラは急に城に呼ばれるとそこには四護聖が待っていた。
「や、グラン、シンク、ミカ、ジータ。急に呼ばれたんだが何用だ?」
「五大王国会議、それが開かれるのが決定したのでそれに関して王からお呼びがかかった様です」
ジータは答えるも顔は死んでおり、その空気を変えようとグランが口を開いた。
「とりあえず、用事済ましちゃおうぜ! 集まったら入って来いって言ってたし」
「ですね~、ジータ、しゃんとして! 王様の御前ですよ」
ミカに言われ、自分が私情に流されすぎていた事を反省すると少しだけ顔色を良くして城の中を五人は進んだ。
「四護聖様、それとバサラ様、今から王への謁見をします。くれぐれも無礼がないようにお願いします」
大きな門の前でお付きの人に言われると五人は身を引き締めて、その門を潜る。
少し歩いて巨大な玉座に座っている王の前に膝を突き、頭を下げるとジータが先ほどとは別人の様に打って変わって大きな声を上げた。
「ミレニアム王国四護聖及び剣術指南役カツラギ・バサラ、両者共に王の勅命に付き、集合しました」
透き通る様な声を聞き、玉座に座っていた男は嬉しそうにする。
「面を上げろよ、四護聖、そして、カツラギ・バサラ。そうだ、こちらからの挨拶が遅れたな、カツラギ・バサラ。俺の名前はアグニ・アポカリプス、その息子であり、現ミレニアム国王スカンダ・アポカリプスだ。堅苦しいのは嫌いでな、普段通りに行こうぜ、グラン」
喋りかけられたグランはため息を吐くと少し嬉しそうにしながら応えた。
「王様っていつもそうだよなー。俺達のこと何だと思ってるんだ?」
「何ってそりゃうちの国、歴代最高の四護聖であり、俺の友人だろ」
「王様はいつも面白いですわね~」
「おうよ! ミカもこの前のルーヴェンの件お疲れ様、あそこの教会との話は俺には無理だからよー、助かったぜ! シンクとは仲良くやってるか? あ、それは直接聞くか、なぁ! シンク! てか、前のヴェープルのやつもっと早く寄越せよ。俺の騎士達が怪我したりしたら嫌だろうが」
「お前に会うとすぐにこれだから、会いたくないんだが」
赤と黒が混ざったような髪色と整った顔付き、鍛え上げられたしなやかな筋肉を持った肉体を使いスカンダは玉座から飛び降りると四護聖全員に元気よく一気に喋りかけ、彼らもそれに鬱陶しそうに応えながらも表情は笑っていた。仲がいいことをバサラは知り、こう言った形の王もいるのだなと感心している中、唐突にバサラにスカンダは喋りかけた。
「そうそう、カツラギ・バサラ! よく話は聞いてたぜ! コイツらとは王国の時間かかる学校で同期でな! そこからの仲だ!」
「初めまして、スカンダ・アポカリプス様、ジータ達がお世話になっている様で」
「硬い硬い! 気にすんなよ! 俺、あんたの話聞きすぎて知り合いみたいな気でいるからよ! スカンダでいいぜ!」
「それではスカンダ殿と呼ばせて頂きますね」
「まだ硬いがまぁ、良いか! よろしくな!」
バサラがスカンダ・アポカリプスを見た時、彼の氣は国を統べるものとして十分なものを携えており、尚且つジータ達ほどではないが静かに氣が全身に漲っているのを知り、ワクワクしていた。
(快男児、そして、強い。王としてでは無く、戦士としての強さ。ジータ達が彼に従うのも納得出来るな)
バサラはスカンダを見つめていると彼は不思議そうな表情を浮かべ、口を開いた。
「ん? どうした、バサラ? 俺の顔になんか付いてたか?」
「いえ、とても、芯がしっかりした人物だと感心してしまいました。無礼をお詫びします」
「褒めても何もでんぞ! あ、そうか、お前達集めたのは理由があってからだった。はぁー、本当はもっと話したかったんだがな、それは今度にまた設けよう。今回、お前達を読んだのは俺の護衛のために着いてきて欲しいってことだ。五大王国会議、ミレニアム、ルーヴェン、ヴェープル、バンコク、クレプスの五つの国の王が集い会議をする。それに参加するから、護衛を頼みたい」
一方のバサラはそんな彼らを気にする事なく接すると以前よりも剣術指南役としての役目を果たした。ユースも最初その違いに違和感を覚えるも、以前より積極的に打ち込みにきてくれるバサラに感激してそこまで気にしなくなっていた。
そして、ちょうど一ヶ月経った頃、それは訪れる事になる。
バサラは急に城に呼ばれるとそこには四護聖が待っていた。
「や、グラン、シンク、ミカ、ジータ。急に呼ばれたんだが何用だ?」
「五大王国会議、それが開かれるのが決定したのでそれに関して王からお呼びがかかった様です」
ジータは答えるも顔は死んでおり、その空気を変えようとグランが口を開いた。
「とりあえず、用事済ましちゃおうぜ! 集まったら入って来いって言ってたし」
「ですね~、ジータ、しゃんとして! 王様の御前ですよ」
ミカに言われ、自分が私情に流されすぎていた事を反省すると少しだけ顔色を良くして城の中を五人は進んだ。
「四護聖様、それとバサラ様、今から王への謁見をします。くれぐれも無礼がないようにお願いします」
大きな門の前でお付きの人に言われると五人は身を引き締めて、その門を潜る。
少し歩いて巨大な玉座に座っている王の前に膝を突き、頭を下げるとジータが先ほどとは別人の様に打って変わって大きな声を上げた。
「ミレニアム王国四護聖及び剣術指南役カツラギ・バサラ、両者共に王の勅命に付き、集合しました」
透き通る様な声を聞き、玉座に座っていた男は嬉しそうにする。
「面を上げろよ、四護聖、そして、カツラギ・バサラ。そうだ、こちらからの挨拶が遅れたな、カツラギ・バサラ。俺の名前はアグニ・アポカリプス、その息子であり、現ミレニアム国王スカンダ・アポカリプスだ。堅苦しいのは嫌いでな、普段通りに行こうぜ、グラン」
喋りかけられたグランはため息を吐くと少し嬉しそうにしながら応えた。
「王様っていつもそうだよなー。俺達のこと何だと思ってるんだ?」
「何ってそりゃうちの国、歴代最高の四護聖であり、俺の友人だろ」
「王様はいつも面白いですわね~」
「おうよ! ミカもこの前のルーヴェンの件お疲れ様、あそこの教会との話は俺には無理だからよー、助かったぜ! シンクとは仲良くやってるか? あ、それは直接聞くか、なぁ! シンク! てか、前のヴェープルのやつもっと早く寄越せよ。俺の騎士達が怪我したりしたら嫌だろうが」
「お前に会うとすぐにこれだから、会いたくないんだが」
赤と黒が混ざったような髪色と整った顔付き、鍛え上げられたしなやかな筋肉を持った肉体を使いスカンダは玉座から飛び降りると四護聖全員に元気よく一気に喋りかけ、彼らもそれに鬱陶しそうに応えながらも表情は笑っていた。仲がいいことをバサラは知り、こう言った形の王もいるのだなと感心している中、唐突にバサラにスカンダは喋りかけた。
「そうそう、カツラギ・バサラ! よく話は聞いてたぜ! コイツらとは王国の時間かかる学校で同期でな! そこからの仲だ!」
「初めまして、スカンダ・アポカリプス様、ジータ達がお世話になっている様で」
「硬い硬い! 気にすんなよ! 俺、あんたの話聞きすぎて知り合いみたいな気でいるからよ! スカンダでいいぜ!」
「それではスカンダ殿と呼ばせて頂きますね」
「まだ硬いがまぁ、良いか! よろしくな!」
バサラがスカンダ・アポカリプスを見た時、彼の氣は国を統べるものとして十分なものを携えており、尚且つジータ達ほどではないが静かに氣が全身に漲っているのを知り、ワクワクしていた。
(快男児、そして、強い。王としてでは無く、戦士としての強さ。ジータ達が彼に従うのも納得出来るな)
バサラはスカンダを見つめていると彼は不思議そうな表情を浮かべ、口を開いた。
「ん? どうした、バサラ? 俺の顔になんか付いてたか?」
「いえ、とても、芯がしっかりした人物だと感心してしまいました。無礼をお詫びします」
「褒めても何もでんぞ! あ、そうか、お前達集めたのは理由があってからだった。はぁー、本当はもっと話したかったんだがな、それは今度にまた設けよう。今回、お前達を読んだのは俺の護衛のために着いてきて欲しいってことだ。五大王国会議、ミレニアム、ルーヴェン、ヴェープル、バンコク、クレプスの五つの国の王が集い会議をする。それに参加するから、護衛を頼みたい」
0
あなたにおすすめの小説
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
99歳で亡くなり異世界に転生した老人は7歳の子供に生まれ変わり、召喚魔法でドラゴンや前世の世界の物を召喚して世界を変える
ハーフのクロエ
ファンタジー
夫が病気で長期入院したので夫が途中まで書いていた小説を私なりに書き直して完結まで投稿しますので応援よろしくお願いいたします。
主人公は建築会社を55歳で取り締まり役常務をしていたが惜しげもなく早期退職し田舎で大好きな農業をしていた。99歳で亡くなった老人は前世の記憶を持ったまま7歳の少年マリュウスとして異世界の僻地の男爵家に生まれ変わる。10歳の鑑定の儀で、火、水、風、土、木の5大魔法ではなく、この世界で初めての召喚魔法を授かる。最初に召喚出来たのは弱いスライム、モグラ魔獣でマリウスはガッカリしたが優しい家族に見守られ次第に色んな魔獣や地球の、物などを召喚出来るようになり、僻地の男爵家を発展させ気が付けば大陸一豊かで最強の小さい王国を起こしていた。
うっかり女神さまからもらった『レベル9999』は使い切れないので、『譲渡』スキルで仲間を強化して最強パーティーを作ることにしました
akairo
ファンタジー
「ごめんなさい!貴方が死んだのは私のクシャミのせいなんです!」
帰宅途中に工事現場の足台が直撃して死んだ、早良 悠月(さわら ゆずき)が目覚めた目の前には女神さまが土下座待機をして待っていた。
謝る女神さまの手によって『ユズキ』として転生することになったが、その直後またもや女神さまの手違いによって、『レベル9999』と職業『譲渡士』という謎の職業を付与されてしまう。
しかし、女神さまの世界の最大レベルは99。
勇者や魔王よりも強いレベルのまま転生することになったユズキの、使い切ることもできないレベルの使い道は仲間に譲渡することだった──!?
転生先で出会ったエルフと魔族の少女。スローライフを掲げるユズキだったが、二人と共に世界を回ることで国を巻き込む争いへと巻き込まれていく。
※9月16日
タイトル変更致しました。
前タイトルは『レベル9999は転生した世界で使い切れないので、仲間にあげることにしました』になります。
仲間を強くして無双していく話です。
『小説家になろう』様でも公開しています。
『収納』は異世界最強です 正直すまんかったと思ってる
農民ヤズ―
ファンタジー
「ようこそおいでくださいました。勇者さま」
そんな言葉から始まった異世界召喚。
呼び出された他の勇者は複数の<スキル>を持っているはずなのに俺は収納スキル一つだけ!?
そんなふざけた事になったうえ俺たちを呼び出した国はなんだか色々とヤバそう!
このままじゃ俺は殺されてしまう。そうなる前にこの国から逃げ出さないといけない。
勇者なら全員が使える収納スキルのみしか使うことのできない勇者の出来損ないと呼ばれた男が収納スキルで無双して世界を旅する物語(予定
私のメンタルは金魚掬いのポイと同じ脆さなので感想を送っていただける際は語調が強くないと嬉しく思います。
ただそれでも初心者故、度々間違えることがあるとは思いますので感想にて教えていただけるとありがたいです。
他にも今後の進展や投稿済みの箇所でこうしたほうがいいと思われた方がいらっしゃったら感想にて待ってます。
なお、書籍化に伴い内容の齟齬がありますがご了承ください。
レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。
玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!?
成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに!
故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。
この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。
持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。
主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。
期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。
その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。
仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!?
美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。
この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる