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第五章 人神異界最終決戦
二十三話 人神異界最終決戦 其の弐拾参
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バサラは折れた涅槃静寂に自身の魂を込めて、その刃を成形するとナナシはそれを見て、救世真愛と救世親愛、両方に今持てる全ての権能を載せた。
ナナシが見せるのは、
「救世散華」
それは世界を絶つ斬撃と救世残光、二つを合わせた必殺の一撃。
そこに躊躇いなどは無い。
何故なら、四つの斬撃は未だに人を切り裂くに至らず、ならば今、ここで彼らが希望を預けたカツラギ・バサラを殺すことで完全に人の望み絶とうナナシはこの場で最大の一撃を放った。
残った片腕には救世真愛を握りしめており、それらは今、現実と魂の二つに存在している。そして、バサラの持っていた神殺しの秘剣、それを加えられた結果、必中の一撃となり、避けること防ぐともバサラですら不可能であった。
「人を救った剣で死ぬんだ、本望だろ?」
ナナシはバサラに向けてそういうと彼がどんな自己犠牲を払い、自分へと最後の一矢を報いるのか、それだけに興味が沸いており、その出方を待つ。
斬撃は一瞬にしてバサラの目の前に迫り、瞬く間も無く、彼の体を切り裂こうとし、ナナシは先ほどの言葉がハッタリでただの強がりであったことを確信した。
その時、突然二つの影が疾走する。
あまりにも突拍子が無く、現れた彼らは片や、全身を黒い機械のスーツに身を包み、仮面をつけた戦士とグルグルとした眼がナナシが放った斬撃を捉えると二人は同時に声を上げた。
「勇者王レイブン・ハイパーラビットフォーム! その名を脳裏に刻み込めぇ!」
「カラカラ! 馘無侍流五代目継承者馘無侍吟千代!」
「「いざ、参る!」」
日下部トオルと馘無侍吟千代はバサラがギリギリのところまでナナシの一撃を引き受けるのを待っていた。ラビットが計算でここぞと言うタイミングを見計らい、肉体を分子レベルに分解する高速移動に対して吟千代の肉体を黑鎧武装で包み込み、再構築させ、博士が作っていた部屋を通じて彼らは奇襲を成功させた。
二人はバサラの目の前に現れ、ナナシが放った一撃に自身が持つ全てを持って打つける。
「ラビット! 完全燃焼モード!」
「了解、黑鎧武装完全消費。ぶっちぎってください」
既に端末に必殺の番号は押されている。
ラビットが計算して、トオルがそれに則り、倶利伽羅の力を100%以上に引き出した。
「ultra Blake!」
端末からの音声が鳴った時には既にその蹴りは放たれていた。
「壱天倶利伽羅究極獣撃!」
進化の共鳴器から放たれた自ら究極と名をつけた蹴撃。白き斬撃を前にして、自分がなりたいと思えた未来をトオルは、勇者王レイブンはその一撃に変化をもたらし、彼が破壊できる斬撃へと進化させる。
一方、吟千代もまた、彼女の目に映る黒き斬撃を前にして笑いながら柄に手を置いた。
見えるのは魂の世界、凪の視界。
その斬撃に弱点などは無い。
だが、斬撃の線、今までもこれまでも自身の剣とともにあり続けた首を吟千代は捉えていた。
「カラカラ! 首なら断てる。それが馘無侍流ぞ!」
共鳴器・毘羯羅、その刃に魂を込め、彼女が歩んだ人生最高の一撃を解き放つ。
「馘無侍流、雀躍空々舜天斬」
抜刀と共に疾走するのは魂と鋼の刃。
吟千代は現と凪にて、線を見た。その線は凡ゆる物の首であり、断てば死を齎す。
それを全て理解した吟千代はそのナナシの剣の首を無駄無く切り落とした。
斬撃に死は無いにも関わらず、吟千代から放たれた剣に斬られた斬撃はバサラを傷つけることなく、消えた。
「「いけぇ! バサラ! 殿!」」
それは正々堂々とは言わず、一対一等では無い。だが、それこそが人間であり、人が紡いだ瞬間瞬間を繋ぐことで希望を見出し、託すことが出来る人の強さと可能性。
かつて、一人で神を殺した少年は、今は多くの者たちに背中を押され、その一歩を踏み出した。
バサラが走り出し、ナナシとの距離を一気に詰めると彼女はそれを右手で握りしめていた救世真愛を振り翳す。
ナナシはそこで完全な勝利を確信した。
魂の防御機構、それが破壊されていたが今、この瞬間にその再生が成された。突貫であるが前面のみに強度を集中させ、バサラですら破壊は不可能であると踏んだ。彼の一撃を防ぎ切り、救世真愛によって、肉体も魂も同時に切り裂こうとする。
ナナシが見せるのは、
「救世散華」
それは世界を絶つ斬撃と救世残光、二つを合わせた必殺の一撃。
そこに躊躇いなどは無い。
何故なら、四つの斬撃は未だに人を切り裂くに至らず、ならば今、ここで彼らが希望を預けたカツラギ・バサラを殺すことで完全に人の望み絶とうナナシはこの場で最大の一撃を放った。
残った片腕には救世真愛を握りしめており、それらは今、現実と魂の二つに存在している。そして、バサラの持っていた神殺しの秘剣、それを加えられた結果、必中の一撃となり、避けること防ぐともバサラですら不可能であった。
「人を救った剣で死ぬんだ、本望だろ?」
ナナシはバサラに向けてそういうと彼がどんな自己犠牲を払い、自分へと最後の一矢を報いるのか、それだけに興味が沸いており、その出方を待つ。
斬撃は一瞬にしてバサラの目の前に迫り、瞬く間も無く、彼の体を切り裂こうとし、ナナシは先ほどの言葉がハッタリでただの強がりであったことを確信した。
その時、突然二つの影が疾走する。
あまりにも突拍子が無く、現れた彼らは片や、全身を黒い機械のスーツに身を包み、仮面をつけた戦士とグルグルとした眼がナナシが放った斬撃を捉えると二人は同時に声を上げた。
「勇者王レイブン・ハイパーラビットフォーム! その名を脳裏に刻み込めぇ!」
「カラカラ! 馘無侍流五代目継承者馘無侍吟千代!」
「「いざ、参る!」」
日下部トオルと馘無侍吟千代はバサラがギリギリのところまでナナシの一撃を引き受けるのを待っていた。ラビットが計算でここぞと言うタイミングを見計らい、肉体を分子レベルに分解する高速移動に対して吟千代の肉体を黑鎧武装で包み込み、再構築させ、博士が作っていた部屋を通じて彼らは奇襲を成功させた。
二人はバサラの目の前に現れ、ナナシが放った一撃に自身が持つ全てを持って打つける。
「ラビット! 完全燃焼モード!」
「了解、黑鎧武装完全消費。ぶっちぎってください」
既に端末に必殺の番号は押されている。
ラビットが計算して、トオルがそれに則り、倶利伽羅の力を100%以上に引き出した。
「ultra Blake!」
端末からの音声が鳴った時には既にその蹴りは放たれていた。
「壱天倶利伽羅究極獣撃!」
進化の共鳴器から放たれた自ら究極と名をつけた蹴撃。白き斬撃を前にして、自分がなりたいと思えた未来をトオルは、勇者王レイブンはその一撃に変化をもたらし、彼が破壊できる斬撃へと進化させる。
一方、吟千代もまた、彼女の目に映る黒き斬撃を前にして笑いながら柄に手を置いた。
見えるのは魂の世界、凪の視界。
その斬撃に弱点などは無い。
だが、斬撃の線、今までもこれまでも自身の剣とともにあり続けた首を吟千代は捉えていた。
「カラカラ! 首なら断てる。それが馘無侍流ぞ!」
共鳴器・毘羯羅、その刃に魂を込め、彼女が歩んだ人生最高の一撃を解き放つ。
「馘無侍流、雀躍空々舜天斬」
抜刀と共に疾走するのは魂と鋼の刃。
吟千代は現と凪にて、線を見た。その線は凡ゆる物の首であり、断てば死を齎す。
それを全て理解した吟千代はそのナナシの剣の首を無駄無く切り落とした。
斬撃に死は無いにも関わらず、吟千代から放たれた剣に斬られた斬撃はバサラを傷つけることなく、消えた。
「「いけぇ! バサラ! 殿!」」
それは正々堂々とは言わず、一対一等では無い。だが、それこそが人間であり、人が紡いだ瞬間瞬間を繋ぐことで希望を見出し、託すことが出来る人の強さと可能性。
かつて、一人で神を殺した少年は、今は多くの者たちに背中を押され、その一歩を踏み出した。
バサラが走り出し、ナナシとの距離を一気に詰めると彼女はそれを右手で握りしめていた救世真愛を振り翳す。
ナナシはそこで完全な勝利を確信した。
魂の防御機構、それが破壊されていたが今、この瞬間にその再生が成された。突貫であるが前面のみに強度を集中させ、バサラですら破壊は不可能であると踏んだ。彼の一撃を防ぎ切り、救世真愛によって、肉体も魂も同時に切り裂こうとする。
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