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第五章 人神異界最終決戦
幕間 歩みは止まず
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***
目を覚ますとそこはジータの屋敷、ではなく、ミレニアム王国城内の巨大な病室であった。
「え、と」
バサラは目を擦ろうとするも片腕が無くなっていることに気付き、ナナシとの戦いが終わったことを知った。
(ナナシを倒したところまでは覚えてる。でも、その後の記憶が飛んでる?! 僕何日寝てた?!)
急いで起き上がろうとすると次の瞬間、扉が開き、そこには左目に黒い眼帯をしたジータの姿があった。
「ジ、ータ」
ナナシとの戦いで救世残光を喰らった際、彼女の左目は切り裂かれ、その目は傷ついてしまった。バサラはそれを見て、ジータに謝ろうとすると彼女は逆にバサラに抱きついた。
「ようやく目が覚めたんですね! もう! 目が覚めなかったらどうしようって」
「えーと、その、僕、どれくらい寝てた?」
「もう二週間近く寝てましたよ! バカ!」
ジータは泣きじゃくりながらバサラを力強く抱きしめると彼は戸惑いながら彼女を落ち着けるために優しく抱き返した。
「ごめんね、ジータ。心配かけちゃって」
「次、また一週間以上、目を覚まさなかったら許しません」
「あはは、善処するよ」
ある程度の会話を済ませるとバサラは服を着替え、ジータと共に病室から外に出た。陽の光と青空が広がる世界、それは日常を感じさせる木漏れ日の中、バサラは変わらない日常を前にして、少しだけ心を躍らせる。
「よーく思えば、僕、死にかけてなかった? 最後、自分の魂の輪郭と過去の自分の形が重なった気がして、全部が終わった瞬間に、それを失ったのか様な感覚に陥ったんだけど」
「死にかけ、と言うよりも死んでましたよ。魂は切られすぎて漏れ出てるし、肉体は出血過多と骨折多数。ヴィクター殿がいの一番治療して何とか一命を繋ぎ止めたんです」
「そんなにだったんだ、僕」
二人は城内を歩きながら、玉座がある間の目の前におり、ジータはニコリと笑っていた。
「えーと、ジータ? もしかして」
「はい」
「僕、帰って」
「ダメですよ、バサラ様」
「待って、ジータ、今回の戦いはみんなのおかげで勝てたんだ。僕はその一人でしか無い。だから、呼ばれるのは違う気が」
「もう皆さん、呼ばれてるので、後はバサラ様だけですよ。私も一緒に着いて行きますから」
ジータはそう言うとその扉を勢い良く開け、開かれた部屋にはスカンダと他の五大王国の王達が立っていた。
「よう! 待ってたぜ、バサラ。目が覚めて早々悪いな」
スカンダに喋りかけられるとバサラはすぐに地面に片膝を着き、彼らよりも頭を高くしないようにする。
「スカンダ殿、それに五大王国諸王、ミレニアム王国剣術指南役カツラギ・バサラ、ご連絡が遅れて」
「そんなにガチガチにしなくていいよ、バサラ。俺も、いや、俺らはお前に感謝を告げたくて呼んだんだ。世界を救った英雄、いや、神殺しの英雄さん」
ローズの言葉に、バサラは戸惑うとジャンが付け加える様に口を開いた。
「バサラ殿、最後の最後まで諦めずに戦い抜き、そして、創造主と言う神を殺した。あなたは間違いなく、この戦いでの英雄。それは多くの人間が見届けて、認めている」
「そうだぜ! バサラ! バンコク女王、シャロン・フォルテも国を代表して礼をする。お前に救われるのは二度目だ!」
「私も、ヴェープル女王として、あなたにお礼をしたいのです、ありがとうございます、カツラギ・バサラ様」
「ルーヴェン国王として、そんでもって俺の叔母さんのアイリスの親族として、感謝しても仕切れないんだわ! バサラ、ありがとうな!」
「それじゃあ、俺はミレニアム王国国王として、友として礼を述べる。お疲れ、バサラ、そして、ありがとう、この国を、この世界を救ってくれて!」
五人の王に感謝を述べられ、バサラはそれにぎこちないながらも自分が出せる精一杯の笑顔で応える。
「ありがとう!」
少しして、五大王国王達は復興のための会議があるからと全員が歩みを同じくして、その場を後にした。
二人は部屋から去るとバサラのお腹からグゥーという音が鳴り響き、彼は恥ずかしそうに顔を隠した。
「目が覚めて水しか飲んで無いのは私の落ち度ですね、何か食べに行きましょ! バサラ様!」
「そうだね、お腹も空くし、みんなの様子も気になるし、外に出ようか」
目を覚ますとそこはジータの屋敷、ではなく、ミレニアム王国城内の巨大な病室であった。
「え、と」
バサラは目を擦ろうとするも片腕が無くなっていることに気付き、ナナシとの戦いが終わったことを知った。
(ナナシを倒したところまでは覚えてる。でも、その後の記憶が飛んでる?! 僕何日寝てた?!)
急いで起き上がろうとすると次の瞬間、扉が開き、そこには左目に黒い眼帯をしたジータの姿があった。
「ジ、ータ」
ナナシとの戦いで救世残光を喰らった際、彼女の左目は切り裂かれ、その目は傷ついてしまった。バサラはそれを見て、ジータに謝ろうとすると彼女は逆にバサラに抱きついた。
「ようやく目が覚めたんですね! もう! 目が覚めなかったらどうしようって」
「えーと、その、僕、どれくらい寝てた?」
「もう二週間近く寝てましたよ! バカ!」
ジータは泣きじゃくりながらバサラを力強く抱きしめると彼は戸惑いながら彼女を落ち着けるために優しく抱き返した。
「ごめんね、ジータ。心配かけちゃって」
「次、また一週間以上、目を覚まさなかったら許しません」
「あはは、善処するよ」
ある程度の会話を済ませるとバサラは服を着替え、ジータと共に病室から外に出た。陽の光と青空が広がる世界、それは日常を感じさせる木漏れ日の中、バサラは変わらない日常を前にして、少しだけ心を躍らせる。
「よーく思えば、僕、死にかけてなかった? 最後、自分の魂の輪郭と過去の自分の形が重なった気がして、全部が終わった瞬間に、それを失ったのか様な感覚に陥ったんだけど」
「死にかけ、と言うよりも死んでましたよ。魂は切られすぎて漏れ出てるし、肉体は出血過多と骨折多数。ヴィクター殿がいの一番治療して何とか一命を繋ぎ止めたんです」
「そんなにだったんだ、僕」
二人は城内を歩きながら、玉座がある間の目の前におり、ジータはニコリと笑っていた。
「えーと、ジータ? もしかして」
「はい」
「僕、帰って」
「ダメですよ、バサラ様」
「待って、ジータ、今回の戦いはみんなのおかげで勝てたんだ。僕はその一人でしか無い。だから、呼ばれるのは違う気が」
「もう皆さん、呼ばれてるので、後はバサラ様だけですよ。私も一緒に着いて行きますから」
ジータはそう言うとその扉を勢い良く開け、開かれた部屋にはスカンダと他の五大王国の王達が立っていた。
「よう! 待ってたぜ、バサラ。目が覚めて早々悪いな」
スカンダに喋りかけられるとバサラはすぐに地面に片膝を着き、彼らよりも頭を高くしないようにする。
「スカンダ殿、それに五大王国諸王、ミレニアム王国剣術指南役カツラギ・バサラ、ご連絡が遅れて」
「そんなにガチガチにしなくていいよ、バサラ。俺も、いや、俺らはお前に感謝を告げたくて呼んだんだ。世界を救った英雄、いや、神殺しの英雄さん」
ローズの言葉に、バサラは戸惑うとジャンが付け加える様に口を開いた。
「バサラ殿、最後の最後まで諦めずに戦い抜き、そして、創造主と言う神を殺した。あなたは間違いなく、この戦いでの英雄。それは多くの人間が見届けて、認めている」
「そうだぜ! バサラ! バンコク女王、シャロン・フォルテも国を代表して礼をする。お前に救われるのは二度目だ!」
「私も、ヴェープル女王として、あなたにお礼をしたいのです、ありがとうございます、カツラギ・バサラ様」
「ルーヴェン国王として、そんでもって俺の叔母さんのアイリスの親族として、感謝しても仕切れないんだわ! バサラ、ありがとうな!」
「それじゃあ、俺はミレニアム王国国王として、友として礼を述べる。お疲れ、バサラ、そして、ありがとう、この国を、この世界を救ってくれて!」
五人の王に感謝を述べられ、バサラはそれにぎこちないながらも自分が出せる精一杯の笑顔で応える。
「ありがとう!」
少しして、五大王国王達は復興のための会議があるからと全員が歩みを同じくして、その場を後にした。
二人は部屋から去るとバサラのお腹からグゥーという音が鳴り響き、彼は恥ずかしそうに顔を隠した。
「目が覚めて水しか飲んで無いのは私の落ち度ですね、何か食べに行きましょ! バサラ様!」
「そうだね、お腹も空くし、みんなの様子も気になるし、外に出ようか」
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