132 / 214
第121話
しおりを挟む
「またスケルトンです」
「弓が厄介だな」
「ダークスネークも来ています」
「了解」
俺達は探索を始めてからあまり進んでいないが、モンスターは大量に倒していた。
「お疲れ様です」
「やっぱり夜は戦うのが難しいな」
「クゥ」「アウ」「……!」「コン」
どうしても近づいて来ないと敵が見えないのは戦いにくい。特に今回は弓で攻撃してくるスケルトンが出てきたため、敵の姿が見えない状態で攻撃を受けた時は危なかった。
「まだ魔法とかで攻撃してくるなら感知しやすいんだけど、矢は音も聞こえないし見えないしでヤバいな」
「私としては初見でここまでの対応が出来るなんて素晴らしいと思いましたけどね」
「だって、良かったな」
「クゥ!」「アウ!」「……!」「コン!」
俺達は少し休憩して、また奥へと進みだす。
「これなら不意打ちがない限りもっと奥に行っても大丈夫です」
「その不意打ちが怖くて気が抜けないんだよな」
「その発言でユーマさん達は大丈夫だと私は判断しました」
「じゃあルーロさんが連れていきたい場所にどこへでも連れてってください」
「ゆっくり進みますね。モンスターが襲ってきたら、今まで通り全て倒して進んでいきましょう」
戦闘能力はあるが地形理解が全くない俺達の進み方をルーロさんは考えてくれたのだが、やっぱり全て倒して進んでいくというものだった。
「まぁルーロさんの夜目がなかったら何発かスケルトンの攻撃を受けてたと思いますし、ゆっくり倒していくしかないですよね」
「知らない土地でゆっくり倒していくことが出来るのも凄いことですよ」
「ちなみに不眠のヒツジが居る場所って遠いんですか?」
「いえ、場所で言うともうそろそろ出てきてもおかしくないのですが、珍しいモンスターなのであまり期待はしないでおくほうがいいと思います」
最初のルーロさんは俺達の実力が分からないからか、声も出さずに指示したり、すぐ逃げられるように退路の確保を行ったりと慎重だったが、今は普通に声を出して話しているし、緊張感もだいぶ薄れていた。
「その不眠のヒツジが落とす夢の羊毛って何に使うんですか?」
「主に寝具で使われているものが人気ですね。クッションなんかにも使われることがありますが、すぐに寝てしまうということであまりお勧めは出来ません」
なんだその現実にあったら絶対に爆売れするだろう商品は。
「俺も使えるのかな」
「プレイヤー様は寝てしまうと違う世界へ行ってしまうと聞いていますけど」
「そうなんですよね」
「あの、事前に夢の羊毛は知らなかったでしょうし、少し騙すような形になってしまったのですが、本当に見つけた場合売って貰って良いのですか?」
「全然大丈夫ですよ。ちなみに何体も倒したら俺も貰って良いですか?」
「それはもちろん良いですが、そんなに多く出てくるようなモンスターで「クゥ!」」
前に居るウルから声がかかる。
「何が見えます?」
「ふ、不眠のヒツジです!」
「お、やっぱり言霊ってあるのかもしれないですね」
「そ、そんな」
「とにかく倒しましょうか」
「は、はい!」
まだ俺には見えないが、何体か奥の方にモンスターが居るのは感じる。
「エメラは今回敵を逃さないように拘束を頼む」
「……!」
「ウルとルリはあんまり皆から離れないように攻撃して」
「クゥ!」「アウ!」
「シロはルーロさんの近くで様子見かな。そこから届くなら魔法で攻撃していいよ」
「コン!」
そして俺はウルとルリの近くへ行き、照明係をする。
「えぇ、なんか滅茶苦茶睡眠不足の顔してるじゃないですか」
「そうですが、そんなことよりも危ないですよ!」
「何がですか?」
「不眠のヒツジは状態異常攻撃をしてきますから、側面には立たないようにと注意したじゃないですか!」
ウルとルリは事前に言われていた通り、ちゃんと敵の正面に立って戦っているが、俺は今不眠のヒツジの側面に立っている。
「俺効かないんですよね、状態異常」
「き、効かない?」
「アイテムのおかげで効かないんですよ」
「あ、そ、そうでしたか」
「なのでとりあえず俺は無視してください」
「分かりましたが、そこに居ると他の不眠のヒツジ達が集まってきますよ?」
ルーロさんが言うには、不眠のヒツジの習性として、相手を眠らせるために皆で囲おうとしてくるらしい。そうすれば自慢の羊毛で眠らせることが出来るのだとか。そして今の俺は囲んで眠らせるにはもってこいの状況だ。
「おお、集まってきた」
「ゆ、ユーマさん! 本当に大丈夫ですか?」
「心配しないでください、ルリは眠らされるかもしれないしそろそろシロと場所を交代して。俺の周りにいるこのヒツジ達は皆の魔法攻撃で倒してくれ」
「クゥ!」「アウ!」「……!」「コン!」
俺の周りにいる不眠のヒツジへ向けてシロの水魔法が飛んできたかと思えば、ウルの氷魔法で濡れた身体が凍らされていく。そしてかろうじて魔法が当たらなかったヒツジ達は必死に逃げようとするが、エメラの樹魔法で拘束される。
俺が急に始めたことだったが、皆アドリブで完璧に自分の仕事をやってくれた。
「アウ!」
「あ、ありがとうございます」
「アウ」
俺達が不眠のヒツジ達と戦っている時間が長かったからか、後ろからルーロさんを襲ってきたダークスネークが居た。
ただそれもルリがちゃんと守ってくれたので、今回の戦闘は皆本当に偉かったな。
「おお、結構取れてますよ」
まだエメラが拘束しているモンスターがいるので全部ではないが、既にインベントリの中には20くらい夢の羊毛が入っている。
「クゥ!」「コン!」
「よーし、全部倒したな」
「あの、ユーマさん。私は夢の羊毛を4つもいただけたら十分ですので」
「あ、そうなんですね。じゃあ余ったのは全部もらいますよ?」
「はい、むしろこんなに倒していただいたのに、4つだけしか買い取らないのが申し訳ないです」
「いやいや、俺も欲しいなと思っていっぱい倒しただけですし、そもそも存在自体元々知らなかったので、あまり気にしないでください」
お互いに何度か交互に頭を下げ合う時間があったが、ここはモンスターが出てくる危険地帯だと思い出したのか、シャキッとしたルーロさんが戻ってくる。
「では街へと帰りますが、先程後ろからダークスネークが襲ってきたので、通ってきた道でもモンスター達がまた居るものだと思って注意していきましょう」
「了解」
「クゥ!」「アウ!」「……!」「コン!」
「特に横から出てくるモンスターには注意してくださいね」
こうしてルーロさんの指示により俺達は陣形を整え、ネルメリアへと帰るためまた気を引き締め直すのだった。
「帰ってきたな」
「クゥ」「アウ」「……!」「コン」
「お疲れ様でした」
「一旦冒険者ギルドの中に行きますか」
「そうですね。そこで夢の羊毛やお金の受け渡しはしましょう」
まだ明るくなっていないが、ギルドの中には大勢の冒険者がいる。
「はい、確かに4ついただきました。本当にありがとうございました」
「いえ、俺の方こそお世話になりました」
「では私はこれで失礼します」
「ありがとうございました」
少し騒がしいギルド内で依頼達成やルーロさんと色々やり取りをした俺達は、ルーロさんがギルドを出ていく形で解散ということになった。
「どんどん俺の想像してた冒険者に近づいてきたな」
まだ太陽も出ていない早朝には端っこで仲間を待つ静かな人達が居て、依頼掲示板の依頼を選ぶ人達が居て、臨時パーティーを組もうと呼びかける人達が居て、パーティーが揃った人達からギルドを出ていくこの感じ。
もう少し時間が経って日が昇れば、もっと元気な人達も増えて今以上に騒がしくなるんだろう。
「いやぁ、流石冒険者の街だな。あっという間に人が増えたし、眺めてるだけでも楽しい」
「お、プレイヤー様早いねぇ。今から探索かい?」
「いや、さっき終わりました」
「てことは夜探索してたのか。話には聞いてたがなかなかプレイヤー様もすげぇな」
「いや、夜中ずっと起きてるってなったら探索に行こうってなりません?」
「確かに眠たくないならそうなるかもな」
朝から元気な冒険者のお兄さんは、俺にどんどん話しかけてくる。
「最近は絡まれたりしてないか?」
「あぁ、プレイヤーに絡んでくる冒険者がいたって話は聞きましたけど、俺は何もされてないですよ」
「なら良かった。俺はプレイヤー様を見てるのが好きでよ、3週間弱でここまで強くなってるのが今でも信じられねぇんだよ」
「まぁ生活魔法とか鑑定とかインベントリとか、便利なスキルは持ってますし、職業に就いたらそのスキルも使えますからね」
「まぁそれに嫉妬してる奴らもいるが、そんなのに負けるなよ!」
「ありがとうございます」
「おーい、揃ったから行くぞー」
「お、仲間に呼ばれたからここまでだ。話に付き合ってくれてありがとな」
「いえ、お気をつけて」
「じゃあな。……わりぃわりぃ、プレイヤー様と今話しててよ……」
俺があの冒険者のお兄さんと話してる間も、遠くからあまり好意的でない視線を俺に向けてくる人が居るのにも気付いているが、ウル達が警戒し威嚇してくれてたので何か言ってくることはなかった。
「皆ありがとう。そろそろ出よっか」
「クゥ」「アウ」「……!」「コン」
ルーロさんと解散したあとはあの冒険者のお兄さんに話しかけられるまで、何をするでもなく椅子に座ったまま冒険者ギルドを眺めていたが、冒険者ギルドの中でぼーっと冒険者達を眺めるのも悪くないなと思った。
「弓が厄介だな」
「ダークスネークも来ています」
「了解」
俺達は探索を始めてからあまり進んでいないが、モンスターは大量に倒していた。
「お疲れ様です」
「やっぱり夜は戦うのが難しいな」
「クゥ」「アウ」「……!」「コン」
どうしても近づいて来ないと敵が見えないのは戦いにくい。特に今回は弓で攻撃してくるスケルトンが出てきたため、敵の姿が見えない状態で攻撃を受けた時は危なかった。
「まだ魔法とかで攻撃してくるなら感知しやすいんだけど、矢は音も聞こえないし見えないしでヤバいな」
「私としては初見でここまでの対応が出来るなんて素晴らしいと思いましたけどね」
「だって、良かったな」
「クゥ!」「アウ!」「……!」「コン!」
俺達は少し休憩して、また奥へと進みだす。
「これなら不意打ちがない限りもっと奥に行っても大丈夫です」
「その不意打ちが怖くて気が抜けないんだよな」
「その発言でユーマさん達は大丈夫だと私は判断しました」
「じゃあルーロさんが連れていきたい場所にどこへでも連れてってください」
「ゆっくり進みますね。モンスターが襲ってきたら、今まで通り全て倒して進んでいきましょう」
戦闘能力はあるが地形理解が全くない俺達の進み方をルーロさんは考えてくれたのだが、やっぱり全て倒して進んでいくというものだった。
「まぁルーロさんの夜目がなかったら何発かスケルトンの攻撃を受けてたと思いますし、ゆっくり倒していくしかないですよね」
「知らない土地でゆっくり倒していくことが出来るのも凄いことですよ」
「ちなみに不眠のヒツジが居る場所って遠いんですか?」
「いえ、場所で言うともうそろそろ出てきてもおかしくないのですが、珍しいモンスターなのであまり期待はしないでおくほうがいいと思います」
最初のルーロさんは俺達の実力が分からないからか、声も出さずに指示したり、すぐ逃げられるように退路の確保を行ったりと慎重だったが、今は普通に声を出して話しているし、緊張感もだいぶ薄れていた。
「その不眠のヒツジが落とす夢の羊毛って何に使うんですか?」
「主に寝具で使われているものが人気ですね。クッションなんかにも使われることがありますが、すぐに寝てしまうということであまりお勧めは出来ません」
なんだその現実にあったら絶対に爆売れするだろう商品は。
「俺も使えるのかな」
「プレイヤー様は寝てしまうと違う世界へ行ってしまうと聞いていますけど」
「そうなんですよね」
「あの、事前に夢の羊毛は知らなかったでしょうし、少し騙すような形になってしまったのですが、本当に見つけた場合売って貰って良いのですか?」
「全然大丈夫ですよ。ちなみに何体も倒したら俺も貰って良いですか?」
「それはもちろん良いですが、そんなに多く出てくるようなモンスターで「クゥ!」」
前に居るウルから声がかかる。
「何が見えます?」
「ふ、不眠のヒツジです!」
「お、やっぱり言霊ってあるのかもしれないですね」
「そ、そんな」
「とにかく倒しましょうか」
「は、はい!」
まだ俺には見えないが、何体か奥の方にモンスターが居るのは感じる。
「エメラは今回敵を逃さないように拘束を頼む」
「……!」
「ウルとルリはあんまり皆から離れないように攻撃して」
「クゥ!」「アウ!」
「シロはルーロさんの近くで様子見かな。そこから届くなら魔法で攻撃していいよ」
「コン!」
そして俺はウルとルリの近くへ行き、照明係をする。
「えぇ、なんか滅茶苦茶睡眠不足の顔してるじゃないですか」
「そうですが、そんなことよりも危ないですよ!」
「何がですか?」
「不眠のヒツジは状態異常攻撃をしてきますから、側面には立たないようにと注意したじゃないですか!」
ウルとルリは事前に言われていた通り、ちゃんと敵の正面に立って戦っているが、俺は今不眠のヒツジの側面に立っている。
「俺効かないんですよね、状態異常」
「き、効かない?」
「アイテムのおかげで効かないんですよ」
「あ、そ、そうでしたか」
「なのでとりあえず俺は無視してください」
「分かりましたが、そこに居ると他の不眠のヒツジ達が集まってきますよ?」
ルーロさんが言うには、不眠のヒツジの習性として、相手を眠らせるために皆で囲おうとしてくるらしい。そうすれば自慢の羊毛で眠らせることが出来るのだとか。そして今の俺は囲んで眠らせるにはもってこいの状況だ。
「おお、集まってきた」
「ゆ、ユーマさん! 本当に大丈夫ですか?」
「心配しないでください、ルリは眠らされるかもしれないしそろそろシロと場所を交代して。俺の周りにいるこのヒツジ達は皆の魔法攻撃で倒してくれ」
「クゥ!」「アウ!」「……!」「コン!」
俺の周りにいる不眠のヒツジへ向けてシロの水魔法が飛んできたかと思えば、ウルの氷魔法で濡れた身体が凍らされていく。そしてかろうじて魔法が当たらなかったヒツジ達は必死に逃げようとするが、エメラの樹魔法で拘束される。
俺が急に始めたことだったが、皆アドリブで完璧に自分の仕事をやってくれた。
「アウ!」
「あ、ありがとうございます」
「アウ」
俺達が不眠のヒツジ達と戦っている時間が長かったからか、後ろからルーロさんを襲ってきたダークスネークが居た。
ただそれもルリがちゃんと守ってくれたので、今回の戦闘は皆本当に偉かったな。
「おお、結構取れてますよ」
まだエメラが拘束しているモンスターがいるので全部ではないが、既にインベントリの中には20くらい夢の羊毛が入っている。
「クゥ!」「コン!」
「よーし、全部倒したな」
「あの、ユーマさん。私は夢の羊毛を4つもいただけたら十分ですので」
「あ、そうなんですね。じゃあ余ったのは全部もらいますよ?」
「はい、むしろこんなに倒していただいたのに、4つだけしか買い取らないのが申し訳ないです」
「いやいや、俺も欲しいなと思っていっぱい倒しただけですし、そもそも存在自体元々知らなかったので、あまり気にしないでください」
お互いに何度か交互に頭を下げ合う時間があったが、ここはモンスターが出てくる危険地帯だと思い出したのか、シャキッとしたルーロさんが戻ってくる。
「では街へと帰りますが、先程後ろからダークスネークが襲ってきたので、通ってきた道でもモンスター達がまた居るものだと思って注意していきましょう」
「了解」
「クゥ!」「アウ!」「……!」「コン!」
「特に横から出てくるモンスターには注意してくださいね」
こうしてルーロさんの指示により俺達は陣形を整え、ネルメリアへと帰るためまた気を引き締め直すのだった。
「帰ってきたな」
「クゥ」「アウ」「……!」「コン」
「お疲れ様でした」
「一旦冒険者ギルドの中に行きますか」
「そうですね。そこで夢の羊毛やお金の受け渡しはしましょう」
まだ明るくなっていないが、ギルドの中には大勢の冒険者がいる。
「はい、確かに4ついただきました。本当にありがとうございました」
「いえ、俺の方こそお世話になりました」
「では私はこれで失礼します」
「ありがとうございました」
少し騒がしいギルド内で依頼達成やルーロさんと色々やり取りをした俺達は、ルーロさんがギルドを出ていく形で解散ということになった。
「どんどん俺の想像してた冒険者に近づいてきたな」
まだ太陽も出ていない早朝には端っこで仲間を待つ静かな人達が居て、依頼掲示板の依頼を選ぶ人達が居て、臨時パーティーを組もうと呼びかける人達が居て、パーティーが揃った人達からギルドを出ていくこの感じ。
もう少し時間が経って日が昇れば、もっと元気な人達も増えて今以上に騒がしくなるんだろう。
「いやぁ、流石冒険者の街だな。あっという間に人が増えたし、眺めてるだけでも楽しい」
「お、プレイヤー様早いねぇ。今から探索かい?」
「いや、さっき終わりました」
「てことは夜探索してたのか。話には聞いてたがなかなかプレイヤー様もすげぇな」
「いや、夜中ずっと起きてるってなったら探索に行こうってなりません?」
「確かに眠たくないならそうなるかもな」
朝から元気な冒険者のお兄さんは、俺にどんどん話しかけてくる。
「最近は絡まれたりしてないか?」
「あぁ、プレイヤーに絡んでくる冒険者がいたって話は聞きましたけど、俺は何もされてないですよ」
「なら良かった。俺はプレイヤー様を見てるのが好きでよ、3週間弱でここまで強くなってるのが今でも信じられねぇんだよ」
「まぁ生活魔法とか鑑定とかインベントリとか、便利なスキルは持ってますし、職業に就いたらそのスキルも使えますからね」
「まぁそれに嫉妬してる奴らもいるが、そんなのに負けるなよ!」
「ありがとうございます」
「おーい、揃ったから行くぞー」
「お、仲間に呼ばれたからここまでだ。話に付き合ってくれてありがとな」
「いえ、お気をつけて」
「じゃあな。……わりぃわりぃ、プレイヤー様と今話しててよ……」
俺があの冒険者のお兄さんと話してる間も、遠くからあまり好意的でない視線を俺に向けてくる人が居るのにも気付いているが、ウル達が警戒し威嚇してくれてたので何か言ってくることはなかった。
「皆ありがとう。そろそろ出よっか」
「クゥ」「アウ」「……!」「コン」
ルーロさんと解散したあとはあの冒険者のお兄さんに話しかけられるまで、何をするでもなく椅子に座ったまま冒険者ギルドを眺めていたが、冒険者ギルドの中でぼーっと冒険者達を眺めるのも悪くないなと思った。
116
あなたにおすすめの小説
【完結】VRMMOでスライム100万匹倒して最強になった僕は経験値で殴るゲームやってます
鳥山正人
ファンタジー
検証が大好きな主人公、三上ハヤト。
このゲームではブロンズ称号、シルバー称号、ゴールド称号が確認されている。
それ以上の称号があるかもしれないと思い、スライムを100万匹倒したらプラチナ称号を手に入れた主人公。
その称号効果はスライム種族特効効果。
そこからは定番の経験値スライムを倒して最強への道かと思ったら・・・
このゲームは経験値を分け与える事が出来て、売買出来るゲーム。
主人公は経験値でモンスターを殴ります。
──────
自筆です。
癒し目的で始めたVRMMO、なぜか最強になっていた。
branche_noir
SF
<カクヨムSFジャンル週間1位>
<カクヨム週間総合ランキング最高3位>
<小説家になろうVRゲーム日間・週間1位>
現実に疲れたサラリーマン・ユウが始めたのは、超自由度の高いVRMMO《Everdawn Online》。
目的は“癒し”ただそれだけ。焚き火をし、魚を焼き、草の上で昼寝する。
モンスター討伐? レベル上げ? 知らん。俺はキャンプがしたいんだ。
ところが偶然懐いた“仔竜ルゥ”との出会いが、運命を変える。
テイムスキルなし、戦闘ログ0。それでもルゥは俺から離れない。
そして気づけば、森で焚き火してただけの俺が――
「魔物の軍勢を率いた魔王」と呼ばれていた……!?
癒し系VRMMO生活、誤認されながら進行中!
本人その気なし、でも周囲は大騒ぎ!
▶モフモフと焚き火と、ちょっとの冒険。
▶のんびり系異色VRMMOファンタジー、ここに開幕!
カクヨムで先行配信してます!
俺の職業は【トラップ・マスター】。ダンジョンを経験値工場に作り変えたら、俺一人のせいでサーバー全体のレベルがインフレした件
夏見ナイ
SF
現実世界でシステムエンジニアとして働く神代蓮。彼が効率を求めVRMMORPG「エリュシオン・オンライン」で選んだのは、誰にも見向きもされない不遇職【トラップ・マスター】だった。
周囲の冷笑をよそに、蓮はプログラミング知識を応用してトラップを自動連携させる画期的な戦術を開発。さらに誰も見向きもしないダンジョンを丸ごと買い取り、24時間稼働の「全自動経験値工場」へと作り変えてしまう。
結果、彼のレベルと資産は異常な速度で膨れ上がり、サーバーの経済とランキングをたった一人で崩壊させた。この事態を危険視した最強ギルドは、彼のダンジョンに狙いを定める。これは、知恵と工夫で世界の常識を覆す、一人の男の伝説の始まり。
【完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。
────────
自筆です。
【完結】VRMMOでチュートリアルを2回やった生産職のボクは最強になりました
鳥山正人
ファンタジー
フルダイブ型VRMMOゲームの『スペードのクイーン』のオープンベータ版が終わり、正式リリースされる事になったので早速やってみたら、いきなりのサーバーダウン。
だけどボクだけ知らずにそのままチュートリアルをやっていた。
チュートリアルが終わってさぁ冒険の始まり。と思ったらもう一度チュートリアルから開始。
2度目のチュートリアルでも同じようにクリアしたら隠し要素を発見。
そこから怒涛の快進撃で最強になりました。
鍛冶、錬金で主人公がまったり最強になるお話です。
※この作品は「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過した【第1章完結】デスペナのないVRMMOで〜をブラッシュアップして、続きの物語を描いた作品です。
その事を理解していただきお読みいただければ幸いです。
───────
自筆です。
アルファポリス、第18回ファンタジー小説大賞、奨励賞受賞
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
固有スキルガチャで最底辺からの大逆転だモ~モンスターのスキルを使えるようになった俺のお気楽ダンジョンライフ~
うみ
ファンタジー
恵まれない固有スキルを持って生まれたクラウディオだったが、一人、ダンジョンの一階層で宝箱を漁ることで生計を立てていた。
いつものように一階層を探索していたところ、弱い癖に探索者を続けている彼の態度が気に入らない探索者によって深層に飛ばされてしまう。
モンスターに襲われ絶体絶命のピンチに機転を利かせて切り抜けるも、ただの雑魚モンスター一匹を倒したに過ぎなかった。
そこで、クラウディオは固有スキルを入れ替えるアイテムを手に入れ、大逆転。
モンスターの力を吸収できるようになった彼は深層から無事帰還することができた。
その後、彼と同じように深層に転移した探索者の手助けをしたり、彼を深層に飛ばした探索者にお灸をすえたり、と彼の生活が一変する。
稼いだ金で郊外で隠居生活を送ることを目標に今日もまたダンジョンに挑むクラウディオなのであった。
『箱を開けるモ』
「餌は待てと言ってるだろうに」
とあるイベントでくっついてくることになった生意気なマーモットと共に。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる