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第185話
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「やっぱり他の街と比べてモンスター達がそこまで強くないのと、ワクワク感がないな」
イオの街に着いた俺の口は、無意識にそう感想を漏らす。
俺は帝国ではネルメリア、王国では王都まで進んでいるが、どちらも道中のモンスターには特徴があった。
ゴブリンだったりコボルトだったり、ゲームと言えば、ファンタジーといえば、という有名どころのモンスターが登場したのだが、連合国領ではそれがない。
「角ウサギの強化版とか、鹿とか猪とかの強化版ばっかりだったな」
これも連合国領が人気のない理由の1つだろう。
景色もあまり変わらず、モンスターの種類も変わらなければ、ゲームとして遊んでいる俺達にとっては他の国を進もうと思うのが普通だ。
「そこどいて!」
「あっ、ごめんなさい」
こうしてぼーっと考えながら歩いていると、後ろから来た馬車に注意され、慌てて道を譲る。
「でも、イオの街は凄いかも」
色々連合国領の不満を言ったが、その不満が全て吹き飛ぶくらい、この街は活気に溢れている。
もう少しこの雰囲気が連合国領の他の街にもあったら良いなと思うくらい、ここは人で溢れているのだ。
初めて西の街に行った時と同じような感動を、ここでも感じられたのは良かった。
「兄さんどうにかしてよ?」
「え、あっ」
俺がイオの街に感動していると、横からお店の人に声をかけられる。
そしてそちらを見てみると、ルリとエメラがじーっと売られている果物を見て立ち止まっていた。
「お兄さん、こっちも」
「えっ」
そしてまた声をかけてきた方を見ると、次はウルとシロが肉をじーっと見つめている。
「ヤバい、皆のお腹がパンパンの状態じゃないとここは歩けないかも」
俺は商品に釘付けになってしまった魔獣達を引き摺って、一度静かな場所まで連れて行く。
「ちょっと前に食べたばっかりだけど、まだご飯食べる?」
「クゥ」「アウ」「……!」「コン」
「そこまでお腹が空いてるわけじゃないけど、ついつい美味しそうなものがあると立ち止まっちゃうって感じか」
「クゥ」「アウ」「……!」「コン」
確かに色んなものが売られてるし、これだけの商品があれば皆気になる商品の1つや2つあるよな。
「でも、ちょっと今はごめん。さっき連絡が来て、今から行かないといけないんだ。皆には家でお留守番しててもらうことになる。会議が終わったらすぐ戻るから」
「クゥクゥ!」「アウアウ!」「……!(ふるふるっ)」「コンコン!」
「いや、皆心配しなくて大丈夫だから」
俺を1人にさせるのが心配なのか、皆がついて行くと言う意思を伝えてくる。
俺も出来ることなら皆を連れていきたいが、呼ばれてるのはクランにつき代表者1人で、魔獣などの参加もご遠慮下さいってことらしいし……
「イベントのことでちょっと会議するだけだから。皆を連れてくとそれだけ他の人の邪魔になっちゃうし」
「……クゥ」「……アウ」「……」「……コン」
こうして俺はテンションが下がってしまったウル達を連れて、クリスタルから家に移動する。
「お、ユーマ」
「ちょっと遅かったね。今訓練は終わったよ」
「いや、今からウル達を置いてちょっとプレイヤー同士の会議に参加しないといけなくて」
「だからウル達の元気がないのか」
「ほんとだ、いつもより元気ないね」
「別にこのまま1人で探索に行くとかじゃないんだけど、俺は買い物以外で皆と離れたことが無かったから」
帰ってきてすぐ近くに居たモニカさんとモルガに、俺が1人で今から会議に行かないといけないことを伝える。
「じゃあユーマが帰ってくるまでの時間に何かウル達にしてもらうことはないのか?」
「やることがあればすぐに時間は経つしね」
「やることかぁ」
急にそう言われても、ずっとウル達とは一緒に行動してたので、なかなか思いつかない。
「ゴゴ」
「あ、ゴーさん」
「ゴゴ」
「……クゥ」「……アウ」「……」「……コン」
「ゴゴ!!」
「クゥ」「アウ」「……!」「コン」
何やらゴーさんとウル達の間で話し合いが行われている。
「ゴゴ!!」
「クゥ!」「アウ!」「……!」「コン!」
「えっと、ウル達のことはゴーさんに任せて良い?」
「ゴゴ!!」
「どうやらゴーさんのおかげで丸く収まったようだな。私達はいつも通り冒険者ギルドへ行くか」
「解決して良かったね」
「2人もありがとう」
ゴーさんのおかげでなんとかウル達を家に置いていくことが出来たし、モニカさんとモルガにも感謝だな。
「じゃあ行ってくる」
「クゥ!」「アウ!」「……!」「コン!」
皆にそう声をかけて、俺は家のクリスタルからはじめの街へと移動するのだった。
「広いなぁ」
俺が今居るのは最前線攻略組のクランハウスの中だ。
「静かにしてくれ」
視線の先に居る、俺もよく知るリーダーがそう言うと、今までザワザワしていたこの部屋が一瞬にして静かになった。
「今から明日のイベントについての軽い打ち合わせを行う。ここに来ていないクランも居るため、全てのクランがここで決めたことを知っているとは思わないで欲しい」
ここには百人以上ものクランリーダーが集まっていて、最前線攻略組以外にも、優美なる秩序のテミスさんや、鋼鉄の砦のフォートさんなど、攻略組として有名な人は前に座っている。
フォートさんにはまだコネファン内で会っていなかったが、噂では下部クランも合わせてクランメンバーが400を超えたとか。
鋼鉄の砦クランは昔からゲーム内で人数を増やすのが特徴で、核となるメンバーは少ないが、ゲーム毎にいつもプレイヤーを勧誘しまくって、最終的に1番人数が多いクランになるイメージだ。
「では初めに、俺達攻略組がどの街に行くのかを伝える。まず俺のクランである最前線攻略組は、帝都にクランメンバー全員を送る」
そうリーダーが言うと、少し驚いた声で部屋中が騒がしくなった。
おそらく帝都を最前線攻略組が守ることに驚いたのではなく、メンバー全員が帝都に居ることに対して驚いたのだろう。
第2陣から来たメンバーもいるだろうに、全員を帝都に配置できる最前線攻略組に格の違いを見せつけられた感じだ。
「次に、優美なる秩序には王都を、鋼鉄の砦にはイオの街を頼んだ。そして……」
リーダーの今の説明で分かったが、帝国は帝都、連合国はイオの街、王国は王都までが今1番進んでいる国ごとの場所なのだろう。
俺は帝都には行ってないが、連合国と王国は攻略組と同じ進行度というのが分かって、少し嬉しい。
「……というのがここにいる攻略組の配置だ。またイベント前に声は掛けるが、それまでにどこを自分のクランは守るのか、考えていてくれ。俺からは以上だ」
そう言うとリーダーは後ろの椅子に座り、代わりにテミスさんとフォートさんが前に出た。
「私のクラン、優美なる秩序が守るのは王都だけど、王都に行ける人数で言うと20か30が限界だと思うわ。もし王都に行くか迷っているクランがあれば、来てくれていいわよ」
「鋼鉄の砦クランも人数こそ多いが、イオの街に居るのは今50人くらいだ。連合国領に入ってる者なら、1日あればどこからでもイオの街には着くだろう。もし帝都以外の場所を守ろうと考えているクランがあるのなら、今からイオの街を目指すのはオススメだぞ」
今回有名な攻略組はそれぞれ守る場所が重ならないようにしているため、場所の取り合いにはならないっぽいが、結構戦力差はある。
特に優美なる秩序はほぼ第2陣からのメンバーで構成されているため、他の攻略組に比べて担当の街に居る人数が少ない。
それでも王都を任されているのは実力からか、歴史あるクランだからかは分からないが、うちのクランとしてこの状況はありがたい。
うちのクランの皆は王国領を進む予定だし、王都まで行ける人は少ないだろうけど、アウロサリバまでは結構な人数が着くと思う。
だから最前線攻略組のような飛び抜けて強く、人数もそこそこのクランが近くにいるよりは、自分達と同じとまでは言わないが、まだ攻略組として確固たる実力が付ききっていない優美なる秩序の方が、追いつけるかも? という気持ちになれるだろう。
「この感じだと帝都かイオの街に行くクランが多そうなのも良いな」
やっぱり最前線攻略組と同じ街を守りたがるクランは少ない。最前線攻略組が居ると、どうしても自分達のクランが活躍し辛いからだ。
今回のイベントがどういう評価のされ方かは分からないが、もし倒したモンスターの数だったり、守った街の貢献度のような評価のされ方だと、帝都では確実に最前線攻略組の下になる。
だが、南の街から続く流れ的にも、ほとんどのクランが帝国領を進んでいて、今自分達が1番進んでいる場所は帝国領の帝都だというクランは多いだろう。
だからといって最前線攻略組と一緒の街は嫌だから、今から他の国を進むっていうのも難しい。
そんな時に鋼鉄の砦からのあの言葉は、帝都からイオの街に場所を変えるクランがいっぱい現れてもおかしくない。
「王国領に来る人数が多くなり過ぎないのはありがたいけど、少な過ぎるのも問題だよな」
王都はアウロサリバから丸1日かかるような場所で、既に王都に行けるメンバーが多いクランでもない限り、敢えて王都を守る選択をするクランは少ないだろう。
だからテミスさんも王都に来てくれて良いと言う発言をしたんだとは思うが、その後のフォートさんの話で、皆イオの街か帝都かどっちかだなぁという雰囲気になっている。
「これ、最初は人が少なくてラッキーなんて思ってたけど、もしかして結構ヤバいのか?」
この後も他の攻略組からの一言が続いたが、どうもこの流れだと帝国領と連合国領が人気で、王国領は結構人数が少なめになりそうだ。
「……ではまた3日後、ゲーム内時間でイベントの2時間前に集まってくれ」
そうリーダーが言うと、初めてのクランリーダー会議はこれで終了となった。
イオの街に着いた俺の口は、無意識にそう感想を漏らす。
俺は帝国ではネルメリア、王国では王都まで進んでいるが、どちらも道中のモンスターには特徴があった。
ゴブリンだったりコボルトだったり、ゲームと言えば、ファンタジーといえば、という有名どころのモンスターが登場したのだが、連合国領ではそれがない。
「角ウサギの強化版とか、鹿とか猪とかの強化版ばっかりだったな」
これも連合国領が人気のない理由の1つだろう。
景色もあまり変わらず、モンスターの種類も変わらなければ、ゲームとして遊んでいる俺達にとっては他の国を進もうと思うのが普通だ。
「そこどいて!」
「あっ、ごめんなさい」
こうしてぼーっと考えながら歩いていると、後ろから来た馬車に注意され、慌てて道を譲る。
「でも、イオの街は凄いかも」
色々連合国領の不満を言ったが、その不満が全て吹き飛ぶくらい、この街は活気に溢れている。
もう少しこの雰囲気が連合国領の他の街にもあったら良いなと思うくらい、ここは人で溢れているのだ。
初めて西の街に行った時と同じような感動を、ここでも感じられたのは良かった。
「兄さんどうにかしてよ?」
「え、あっ」
俺がイオの街に感動していると、横からお店の人に声をかけられる。
そしてそちらを見てみると、ルリとエメラがじーっと売られている果物を見て立ち止まっていた。
「お兄さん、こっちも」
「えっ」
そしてまた声をかけてきた方を見ると、次はウルとシロが肉をじーっと見つめている。
「ヤバい、皆のお腹がパンパンの状態じゃないとここは歩けないかも」
俺は商品に釘付けになってしまった魔獣達を引き摺って、一度静かな場所まで連れて行く。
「ちょっと前に食べたばっかりだけど、まだご飯食べる?」
「クゥ」「アウ」「……!」「コン」
「そこまでお腹が空いてるわけじゃないけど、ついつい美味しそうなものがあると立ち止まっちゃうって感じか」
「クゥ」「アウ」「……!」「コン」
確かに色んなものが売られてるし、これだけの商品があれば皆気になる商品の1つや2つあるよな。
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「クゥクゥ!」「アウアウ!」「……!(ふるふるっ)」「コンコン!」
「いや、皆心配しなくて大丈夫だから」
俺を1人にさせるのが心配なのか、皆がついて行くと言う意思を伝えてくる。
俺も出来ることなら皆を連れていきたいが、呼ばれてるのはクランにつき代表者1人で、魔獣などの参加もご遠慮下さいってことらしいし……
「イベントのことでちょっと会議するだけだから。皆を連れてくとそれだけ他の人の邪魔になっちゃうし」
「……クゥ」「……アウ」「……」「……コン」
こうして俺はテンションが下がってしまったウル達を連れて、クリスタルから家に移動する。
「お、ユーマ」
「ちょっと遅かったね。今訓練は終わったよ」
「いや、今からウル達を置いてちょっとプレイヤー同士の会議に参加しないといけなくて」
「だからウル達の元気がないのか」
「ほんとだ、いつもより元気ないね」
「別にこのまま1人で探索に行くとかじゃないんだけど、俺は買い物以外で皆と離れたことが無かったから」
帰ってきてすぐ近くに居たモニカさんとモルガに、俺が1人で今から会議に行かないといけないことを伝える。
「じゃあユーマが帰ってくるまでの時間に何かウル達にしてもらうことはないのか?」
「やることがあればすぐに時間は経つしね」
「やることかぁ」
急にそう言われても、ずっとウル達とは一緒に行動してたので、なかなか思いつかない。
「ゴゴ」
「あ、ゴーさん」
「ゴゴ」
「……クゥ」「……アウ」「……」「……コン」
「ゴゴ!!」
「クゥ」「アウ」「……!」「コン」
何やらゴーさんとウル達の間で話し合いが行われている。
「ゴゴ!!」
「クゥ!」「アウ!」「……!」「コン!」
「えっと、ウル達のことはゴーさんに任せて良い?」
「ゴゴ!!」
「どうやらゴーさんのおかげで丸く収まったようだな。私達はいつも通り冒険者ギルドへ行くか」
「解決して良かったね」
「2人もありがとう」
ゴーさんのおかげでなんとかウル達を家に置いていくことが出来たし、モニカさんとモルガにも感謝だな。
「じゃあ行ってくる」
「クゥ!」「アウ!」「……!」「コン!」
皆にそう声をかけて、俺は家のクリスタルからはじめの街へと移動するのだった。
「広いなぁ」
俺が今居るのは最前線攻略組のクランハウスの中だ。
「静かにしてくれ」
視線の先に居る、俺もよく知るリーダーがそう言うと、今までザワザワしていたこの部屋が一瞬にして静かになった。
「今から明日のイベントについての軽い打ち合わせを行う。ここに来ていないクランも居るため、全てのクランがここで決めたことを知っているとは思わないで欲しい」
ここには百人以上ものクランリーダーが集まっていて、最前線攻略組以外にも、優美なる秩序のテミスさんや、鋼鉄の砦のフォートさんなど、攻略組として有名な人は前に座っている。
フォートさんにはまだコネファン内で会っていなかったが、噂では下部クランも合わせてクランメンバーが400を超えたとか。
鋼鉄の砦クランは昔からゲーム内で人数を増やすのが特徴で、核となるメンバーは少ないが、ゲーム毎にいつもプレイヤーを勧誘しまくって、最終的に1番人数が多いクランになるイメージだ。
「では初めに、俺達攻略組がどの街に行くのかを伝える。まず俺のクランである最前線攻略組は、帝都にクランメンバー全員を送る」
そうリーダーが言うと、少し驚いた声で部屋中が騒がしくなった。
おそらく帝都を最前線攻略組が守ることに驚いたのではなく、メンバー全員が帝都に居ることに対して驚いたのだろう。
第2陣から来たメンバーもいるだろうに、全員を帝都に配置できる最前線攻略組に格の違いを見せつけられた感じだ。
「次に、優美なる秩序には王都を、鋼鉄の砦にはイオの街を頼んだ。そして……」
リーダーの今の説明で分かったが、帝国は帝都、連合国はイオの街、王国は王都までが今1番進んでいる国ごとの場所なのだろう。
俺は帝都には行ってないが、連合国と王国は攻略組と同じ進行度というのが分かって、少し嬉しい。
「……というのがここにいる攻略組の配置だ。またイベント前に声は掛けるが、それまでにどこを自分のクランは守るのか、考えていてくれ。俺からは以上だ」
そう言うとリーダーは後ろの椅子に座り、代わりにテミスさんとフォートさんが前に出た。
「私のクラン、優美なる秩序が守るのは王都だけど、王都に行ける人数で言うと20か30が限界だと思うわ。もし王都に行くか迷っているクランがあれば、来てくれていいわよ」
「鋼鉄の砦クランも人数こそ多いが、イオの街に居るのは今50人くらいだ。連合国領に入ってる者なら、1日あればどこからでもイオの街には着くだろう。もし帝都以外の場所を守ろうと考えているクランがあるのなら、今からイオの街を目指すのはオススメだぞ」
今回有名な攻略組はそれぞれ守る場所が重ならないようにしているため、場所の取り合いにはならないっぽいが、結構戦力差はある。
特に優美なる秩序はほぼ第2陣からのメンバーで構成されているため、他の攻略組に比べて担当の街に居る人数が少ない。
それでも王都を任されているのは実力からか、歴史あるクランだからかは分からないが、うちのクランとしてこの状況はありがたい。
うちのクランの皆は王国領を進む予定だし、王都まで行ける人は少ないだろうけど、アウロサリバまでは結構な人数が着くと思う。
だから最前線攻略組のような飛び抜けて強く、人数もそこそこのクランが近くにいるよりは、自分達と同じとまでは言わないが、まだ攻略組として確固たる実力が付ききっていない優美なる秩序の方が、追いつけるかも? という気持ちになれるだろう。
「この感じだと帝都かイオの街に行くクランが多そうなのも良いな」
やっぱり最前線攻略組と同じ街を守りたがるクランは少ない。最前線攻略組が居ると、どうしても自分達のクランが活躍し辛いからだ。
今回のイベントがどういう評価のされ方かは分からないが、もし倒したモンスターの数だったり、守った街の貢献度のような評価のされ方だと、帝都では確実に最前線攻略組の下になる。
だが、南の街から続く流れ的にも、ほとんどのクランが帝国領を進んでいて、今自分達が1番進んでいる場所は帝国領の帝都だというクランは多いだろう。
だからといって最前線攻略組と一緒の街は嫌だから、今から他の国を進むっていうのも難しい。
そんな時に鋼鉄の砦からのあの言葉は、帝都からイオの街に場所を変えるクランがいっぱい現れてもおかしくない。
「王国領に来る人数が多くなり過ぎないのはありがたいけど、少な過ぎるのも問題だよな」
王都はアウロサリバから丸1日かかるような場所で、既に王都に行けるメンバーが多いクランでもない限り、敢えて王都を守る選択をするクランは少ないだろう。
だからテミスさんも王都に来てくれて良いと言う発言をしたんだとは思うが、その後のフォートさんの話で、皆イオの街か帝都かどっちかだなぁという雰囲気になっている。
「これ、最初は人が少なくてラッキーなんて思ってたけど、もしかして結構ヤバいのか?」
この後も他の攻略組からの一言が続いたが、どうもこの流れだと帝国領と連合国領が人気で、王国領は結構人数が少なめになりそうだ。
「……ではまた3日後、ゲーム内時間でイベントの2時間前に集まってくれ」
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