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第5話 ドキドキするよね?
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「アンナさん、部屋は?」
「ここです」
「僕のですか?」
「私達の部屋です」
「同じ部屋ってことですか?」
「すみません。私と同じ部屋では寝られないということであれば、今から受付でもう一部屋借りてきますが」
「いやいや、僕は全然良いんです、けど……」
夕食を食べ終わり、明日に疲れを残さないためにもすぐに寝ましょうと言われてこの部屋へ来たが、まさかアンナさんと同じ部屋で寝ることになるとは思わなかった。
「アンナさんは、その、僕と2人だと嫌だったりしないんですか?」
「私はルイ様と一緒の方が安心できます」
「そ、そうですか」
「ルイ様は私と一緒では駄目ですか?」
「駄目、じゃないです」
「良かったです」
「あ、あはは、」
僕はさっきまでお母さんみたいな存在だとアンナさんのことを思ってたのに、急にその考えが吹き飛んだ。
上目遣いでこちらを見つめてくるアンナさんが可愛くて、今心を読まれたら今日築いた関係が崩れてしまうと思い、必死にこの気持ちを抑える。
「では身体を拭きますので服を脱いでいただけますか?」
「えぇ! いや、あの、分かりました。上だけで良いですか?」
「はい」
今アンナさんの方を見たら絶対に恥ずかしくてどうにかなってしまう。
「ぬ、脱ぎました!」
「では背中を拭きますね」
「……はい」
アンナさんの冷たい手と、温かく湿った布が背中に触れる。
「ルイ様は今日冒険者として活動してみて、どうでしたか?」
「そ、そうですね。最初はどれが薬草かも分からなくて不安でしたけど、結果的には結構採取できて、アンナさんの役に立てて嬉しかったです。僕は明日も冒険者の活動を色々出来たら良いなと思ってます」
アンナさんから話題を振ってくれたので、頭の中からアンナさんに対する僕のこの気持ちを消すためにも、とにかく会話に集中する。
「ルイ様は絶対に色んな才能を持ってますよ」
「でもそれは僕の才能ではないですし、ちょっと複雑ですけどね。まぁその才能を使わない手はないんですけど。本当にライには感謝です」
「ライ様はもう関係ありませんよ。それにルイ様は既に私にとってなくてはならない存在です」
「……その、本当に僕になる前のライのことは、何とも思ってなかったんですか?」
僕はなんてことを聞いてしまったんだと思って、今の発言を取り消し、アンナさんにすぐ違う話を振ろうとしたのだが、それよりも早くアンナさんの口が開いた。
「本当に何とも思っていませんでした。私が支えたいと思ったのは、ルイ様になってからです」
「……でも、使用人が全員家から居なくなって、アンナさんだけが僕のことを気にかけてくれたのが不思議で」
「私はライ様の専属メイドでしたし、見捨ててしまえばどうなるかは目に見えてましたから。人として最低限の心は持っているつもりです」
「他の使用人は、ライのこと嫌いだったんですか?」
「好きでも嫌いでもなかったと思います。そもそもライ様は良くも悪くも私達を何とも思っていませんでしたので」
確かにライのことをアンナさんに聞いた時、ライは貴族と平民を全然違う存在だと考えていたと言われた気がする。
「……じゃあ、なんでアンナさんは僕に優しくしてくれるんですか」
「それはルイ様を私が護るとあの時決めたからです」
「それは何でですか?」
「……秘密です。ただ、この気持ちに嘘はありません! さ、背中は拭き終わりましたよ」
僕の背中を拭いてくれたアンナさんは、濡れた布を僕に渡してくれる。
「私は反対を向いていますので、他の場所はご自身で拭いてもらって良いですか?」
「あ、分かりました。ありがとうございます」
「拭き終わったら声をかけてください」
そう言って壁の方を向くアンナさんは黙ったままで、布を濡らす水の音と体を布で擦る音だけがこの部屋に響いていた。
「終わりました」
「ありがとうございます。私も拭かせていただきますね」
「僕は背中を拭いたりしなくていいですか?」
「……お気持ちだけ受け取っておきます。ルイ様は先にベッドへ入っていてください」
「分かりました」
もし背中を拭いてくださいと言われたらどうなっていたのかという気持ちと、断られて安心している自分がいる。
「じゃあ先に寝ますね。おやすみなさい」
「はい、今日1日お疲れ様でした」
ベッドが1つしかないため、僕はなるべく奥の方へ行き、アンナさんの方に背中を向け目を閉じる。
「……ふぅ、よし」
アンナさんも体を拭き終わったのか、同じベッドへと入ってくる。
「……失礼します」
「……」
「起きてますか?」
「……」
僕はこの状況で眠れるはずもなくずっと起きているのだが、起きていますと返事するのを躊躇ってしまい、そのまま寝ているフリを続けることになってしまった。
「私、ルイ様が初めてだったんです」
「……」
「ずっとこの能力は周りから気味悪がられてきました。家族にすら触らないで、見ないでと言われ、我慢してきました」
「……」
「ですがあなたは、あの時のあなたの心は、私のこの能力に感謝してくれたんです。自分の記憶が失くなって辛いはずなのに、自分の代わりに泣いてくれてありがとうと。そしてその後もあなたは不安でいっぱいのはずなのに、私のことを気遣ってくれて、本当に嬉しかったんです」
「……」
僕はアンナさんのおかげで今ここにいる。そんなアンナさんにまさかそんな辛い過去があると思わなかったし、僕に感謝しているなんて思ってもみなかった。
「それだけでもあなたを支えたい気持ちは十分だったのに、一緒にいればいるほどあなたの素敵な所がいっぱい見えてきます」
「……」
「私は自分の存在を必要とされたかった。こんな能力が無かったら、もっと幸せに暮らせた、そう思っていました。そしたらあなたは私を、私と私の能力の両方を必要としてくれました。もう私はあなたに振り払われるまで、ずっと側に居たいんです」
「……」
僕は嬉しい気持ちが湧き上がってくるのと同時に、背中に触れているアンナさんの手が何かの拍子で僕の素肌に触れ、心を覗かれたりしたらと思うと気が気ではない。
「……私は最初にあなたの心を覗いた時、私のことを綺麗だと思ってくれていました。そして私が能力を軽い気持ちで使ってからも、以前と変わらずに接してくれて、だから、私にもチャンスはあると、思ってます。私にも普通の、恋をする、けん……り……が……」
「……」
「……」
「……アンナ、さん?」
「……」
どうしよう。明日起きたら気まずいのはしょうがないとして、もしアンナさんに僕が今のことを思い出している時に心を覗かれたりしたら、僕が起きていたことが、アンナさんの話を全部聞いてしまっていたことがバレてしまう。
「ね、寝よう」
「……」
僕は今アンナさんの能力にビビっている。ビビっているが、この態度をアンナさんに見せてしまえば、アンナさんを傷つけてしまうことも今知ってしまった。
「いつも通り、いつも通り」
「……」
「出来れば今のこと起きたら忘れてないかな」
「……」
そんな言葉が口から漏れるが、これは嬉しい気持ちを落ち着かせるためのものでしか無い。
さっきから興奮した心臓の音で体が小さく揺れるのを抑えようとしたり、自然とニヤけてしまう口元に力を入れて我慢することしか出来ない。
「早く、寝ないと」
「……」
こうしてアンナさんの気持ちを聞いてしまって余計に眠れなくなった僕は、ただただ目を瞑って自分が早く寝てくれるのを待つのだった。
「ん、うぅぅ」
「ルイ様おはようございます」
「ん? ア、アンナさん! おはようございます!」
「どうされましたか?」
「いや、えっと、僕寝坊してないですか?」
「はい、朝食の時間になれば私から声をかけさせていただくつもりでしたけど、私が起こす前に起きられましたよ」
「そ、そうですか、良かったです」
「はい、では眠気を覚ますためにも顔を洗いましょう」
「そうですね、行ってきます」
僕はアンナさんを見た途端心臓が苦しくなって、言葉も上手く出なくなった。
「しっかりしろ、アンナさんを避けたら駄目だ」
無意識にアンナさんを避けようとするのは傷つけてしまうから絶対に駄目だ。
「よし、もう大丈夫」
「あ、ルイ様、そろそろ朝食の時間ですので行きましょうか」
「分かりました」
「今日の予定もその時に話しましょう」
「そうですね」
こうして僕は新しい世界に来て2日目の朝をアンナさんと迎えることが出来たが、それと同時にアンナさんにバレてはいけない心配事も出来てしまったのだった。
「ここです」
「僕のですか?」
「私達の部屋です」
「同じ部屋ってことですか?」
「すみません。私と同じ部屋では寝られないということであれば、今から受付でもう一部屋借りてきますが」
「いやいや、僕は全然良いんです、けど……」
夕食を食べ終わり、明日に疲れを残さないためにもすぐに寝ましょうと言われてこの部屋へ来たが、まさかアンナさんと同じ部屋で寝ることになるとは思わなかった。
「アンナさんは、その、僕と2人だと嫌だったりしないんですか?」
「私はルイ様と一緒の方が安心できます」
「そ、そうですか」
「ルイ様は私と一緒では駄目ですか?」
「駄目、じゃないです」
「良かったです」
「あ、あはは、」
僕はさっきまでお母さんみたいな存在だとアンナさんのことを思ってたのに、急にその考えが吹き飛んだ。
上目遣いでこちらを見つめてくるアンナさんが可愛くて、今心を読まれたら今日築いた関係が崩れてしまうと思い、必死にこの気持ちを抑える。
「では身体を拭きますので服を脱いでいただけますか?」
「えぇ! いや、あの、分かりました。上だけで良いですか?」
「はい」
今アンナさんの方を見たら絶対に恥ずかしくてどうにかなってしまう。
「ぬ、脱ぎました!」
「では背中を拭きますね」
「……はい」
アンナさんの冷たい手と、温かく湿った布が背中に触れる。
「ルイ様は今日冒険者として活動してみて、どうでしたか?」
「そ、そうですね。最初はどれが薬草かも分からなくて不安でしたけど、結果的には結構採取できて、アンナさんの役に立てて嬉しかったです。僕は明日も冒険者の活動を色々出来たら良いなと思ってます」
アンナさんから話題を振ってくれたので、頭の中からアンナさんに対する僕のこの気持ちを消すためにも、とにかく会話に集中する。
「ルイ様は絶対に色んな才能を持ってますよ」
「でもそれは僕の才能ではないですし、ちょっと複雑ですけどね。まぁその才能を使わない手はないんですけど。本当にライには感謝です」
「ライ様はもう関係ありませんよ。それにルイ様は既に私にとってなくてはならない存在です」
「……その、本当に僕になる前のライのことは、何とも思ってなかったんですか?」
僕はなんてことを聞いてしまったんだと思って、今の発言を取り消し、アンナさんにすぐ違う話を振ろうとしたのだが、それよりも早くアンナさんの口が開いた。
「本当に何とも思っていませんでした。私が支えたいと思ったのは、ルイ様になってからです」
「……でも、使用人が全員家から居なくなって、アンナさんだけが僕のことを気にかけてくれたのが不思議で」
「私はライ様の専属メイドでしたし、見捨ててしまえばどうなるかは目に見えてましたから。人として最低限の心は持っているつもりです」
「他の使用人は、ライのこと嫌いだったんですか?」
「好きでも嫌いでもなかったと思います。そもそもライ様は良くも悪くも私達を何とも思っていませんでしたので」
確かにライのことをアンナさんに聞いた時、ライは貴族と平民を全然違う存在だと考えていたと言われた気がする。
「……じゃあ、なんでアンナさんは僕に優しくしてくれるんですか」
「それはルイ様を私が護るとあの時決めたからです」
「それは何でですか?」
「……秘密です。ただ、この気持ちに嘘はありません! さ、背中は拭き終わりましたよ」
僕の背中を拭いてくれたアンナさんは、濡れた布を僕に渡してくれる。
「私は反対を向いていますので、他の場所はご自身で拭いてもらって良いですか?」
「あ、分かりました。ありがとうございます」
「拭き終わったら声をかけてください」
そう言って壁の方を向くアンナさんは黙ったままで、布を濡らす水の音と体を布で擦る音だけがこの部屋に響いていた。
「終わりました」
「ありがとうございます。私も拭かせていただきますね」
「僕は背中を拭いたりしなくていいですか?」
「……お気持ちだけ受け取っておきます。ルイ様は先にベッドへ入っていてください」
「分かりました」
もし背中を拭いてくださいと言われたらどうなっていたのかという気持ちと、断られて安心している自分がいる。
「じゃあ先に寝ますね。おやすみなさい」
「はい、今日1日お疲れ様でした」
ベッドが1つしかないため、僕はなるべく奥の方へ行き、アンナさんの方に背中を向け目を閉じる。
「……ふぅ、よし」
アンナさんも体を拭き終わったのか、同じベッドへと入ってくる。
「……失礼します」
「……」
「起きてますか?」
「……」
僕はこの状況で眠れるはずもなくずっと起きているのだが、起きていますと返事するのを躊躇ってしまい、そのまま寝ているフリを続けることになってしまった。
「私、ルイ様が初めてだったんです」
「……」
「ずっとこの能力は周りから気味悪がられてきました。家族にすら触らないで、見ないでと言われ、我慢してきました」
「……」
「ですがあなたは、あの時のあなたの心は、私のこの能力に感謝してくれたんです。自分の記憶が失くなって辛いはずなのに、自分の代わりに泣いてくれてありがとうと。そしてその後もあなたは不安でいっぱいのはずなのに、私のことを気遣ってくれて、本当に嬉しかったんです」
「……」
僕はアンナさんのおかげで今ここにいる。そんなアンナさんにまさかそんな辛い過去があると思わなかったし、僕に感謝しているなんて思ってもみなかった。
「それだけでもあなたを支えたい気持ちは十分だったのに、一緒にいればいるほどあなたの素敵な所がいっぱい見えてきます」
「……」
「私は自分の存在を必要とされたかった。こんな能力が無かったら、もっと幸せに暮らせた、そう思っていました。そしたらあなたは私を、私と私の能力の両方を必要としてくれました。もう私はあなたに振り払われるまで、ずっと側に居たいんです」
「……」
僕は嬉しい気持ちが湧き上がってくるのと同時に、背中に触れているアンナさんの手が何かの拍子で僕の素肌に触れ、心を覗かれたりしたらと思うと気が気ではない。
「……私は最初にあなたの心を覗いた時、私のことを綺麗だと思ってくれていました。そして私が能力を軽い気持ちで使ってからも、以前と変わらずに接してくれて、だから、私にもチャンスはあると、思ってます。私にも普通の、恋をする、けん……り……が……」
「……」
「……」
「……アンナ、さん?」
「……」
どうしよう。明日起きたら気まずいのはしょうがないとして、もしアンナさんに僕が今のことを思い出している時に心を覗かれたりしたら、僕が起きていたことが、アンナさんの話を全部聞いてしまっていたことがバレてしまう。
「ね、寝よう」
「……」
僕は今アンナさんの能力にビビっている。ビビっているが、この態度をアンナさんに見せてしまえば、アンナさんを傷つけてしまうことも今知ってしまった。
「いつも通り、いつも通り」
「……」
「出来れば今のこと起きたら忘れてないかな」
「……」
そんな言葉が口から漏れるが、これは嬉しい気持ちを落ち着かせるためのものでしか無い。
さっきから興奮した心臓の音で体が小さく揺れるのを抑えようとしたり、自然とニヤけてしまう口元に力を入れて我慢することしか出来ない。
「早く、寝ないと」
「……」
こうしてアンナさんの気持ちを聞いてしまって余計に眠れなくなった僕は、ただただ目を瞑って自分が早く寝てくれるのを待つのだった。
「ん、うぅぅ」
「ルイ様おはようございます」
「ん? ア、アンナさん! おはようございます!」
「どうされましたか?」
「いや、えっと、僕寝坊してないですか?」
「はい、朝食の時間になれば私から声をかけさせていただくつもりでしたけど、私が起こす前に起きられましたよ」
「そ、そうですか、良かったです」
「はい、では眠気を覚ますためにも顔を洗いましょう」
「そうですね、行ってきます」
僕はアンナさんを見た途端心臓が苦しくなって、言葉も上手く出なくなった。
「しっかりしろ、アンナさんを避けたら駄目だ」
無意識にアンナさんを避けようとするのは傷つけてしまうから絶対に駄目だ。
「よし、もう大丈夫」
「あ、ルイ様、そろそろ朝食の時間ですので行きましょうか」
「分かりました」
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