10 / 25
第10話 15年と2日間にお別れを
しおりを挟む
「ルイ様」
「はい、どうしました?」
「あの方はとても大きな商会の方です」
「え、そうなんですか?」
アンナさんには大きな商会だとお金を取られるため、運びドラゴや大きな馬車の近くにいる人には話しかけても無駄になってしまうと教えてもらっていた。
「じゃあお金取られるんですかね?」
「いえ、それはないでしょう。この短時間で何故かルイ様とあの方は仲が良さそうにしてましたし」
「ちょっと話してただけですよ」
「馬車探しでですか?」
「あ、いや、流石にアンナさん1人に探してもらうのは良くないと思って、話を切り上げて他の人に聞きに行こうとしたら、連れて行ってくれるって言われたんです。ほ、本当ですよ」
「私はルイ様を疑いませんよ。それにルイ様には探していただかなくても私が探せばいいだけですし。ですが、そうでしたか、スリフパス商会の方とお知り合いになられるとは」
僕は全くスリフパス商会がどれだけ大きな商会なのかわからない。
「あ、お弁当ですよね! すぐお持ちします!」
宿屋に入ると朝見かけなかった人が居て、お弁当を持ってくるために急いで奥へ走っていった。
「2日間で見なかった人ですね」
「私も見ていないですね」
僕もアンナさんも、あの人を見たことがない。
「お持ちしました!」
「ありがとうございます」
「あの、自分を庇ってくれてありがとうございました! これからはミスしないように気をつけます!」
「あぁ、あなたがあの日替わり魚を作った方ですか」
「白い砂糖をあまり見慣れてなくて、塩と間違えてしまいました。手触りも少しおかしいなと思ったんですけど、まさか間違えているとは思わず」
「まぁそういうこともありますよね。それにこうしてお弁当をいただけましたし、もう気にしないでください」
「ありがとうございます! そのお弁当は自分が一生懸命作ったので、美味しく出来たと思います! 少し多く作り過ぎましたんで、もし余ったら馬にでも食わせてください。勿論モンスター種でなければ食べさせないでくださいよ」
「あれ、僕達って今日出ていくこと言いましたっけ?」
「私達は言っておりませんが、分かるものですよ」
アンナさん曰く、また僕とアンナさんがこの宿屋に泊まるなら、今日の晩御飯を無料にという要求をするはずで、そうしなかったということはどこか他の場所へ移るということは予想できるらしい。
「うちは冒険者の方が多い宿屋なので、そういうのはなんとなく分かるらしいです。ちなみに自分は厨房で料理を作ってるだけで、全く分からないですよ」
そう話すこの料理人から僕はお弁当を受け取り、お礼を言って宿を出る。
「これは本当に作り過ぎたんだと思います。ちょっと重いので」
「2人では食べ切れそうにないですね」
馬車の中で食べやすい物が良いと言う話はどこかへ飛んでいってしまったのだろう。少し中を見てみたが、揺れた状況で食べれそうにないものもいくつかあった。
「あれ、あっちじゃないんですか?」
「スリフパス商会は商店街の方にありますから」
アンナさんは先程学園都市行きの馬車を探した商人ギルド近くの場所とは違う方向へ行く。
「え、あれですか?」
「そうですね。前に止まっているのが私達の乗せてもらえるものでしょう」
「お、きたきた。先に名前を聞いても? ゴードさんに聞いたらどっちの名前も聞いてないって言うもんで」
「アンナです」
「ぼ、僕はルイです。あの、馬車じゃないんですか?」
「え、ゴードさん馬車に乗せるって言ってた? うちはほぼ竜車しかないんだけど、大丈夫?」
竜車を引っ張っているのは先程聞いた運びドラゴ2体だ。
「こいつらはコンフォオオトカゲ。モンスターの中でもこいつと馬系は結構運搬に使われてるから見慣れてるもんだと思ってたけど、そんなに珍しいか?」
「えっと、そうですね。さっき運びドラゴを初めて見ました」
「嘘だろ?」
「ルイ様は少し前に記憶喪失になられて、色んなことが初体験なのです」
「あぁ、それはすまねぇな。おれはドレール。ゴードさんと2人でこの竜車を学園都市まで運ぶから、その間よろしくな」
ゴードさんは年齢が高めに見えたが、ドレールさんは商人の中でも若い方だろう。
「お、来たか」
「ゴードさん、名前はルイとアンナだってよ」
「分かった。うちは竜車だが、だからってコンフォオオトカゲ達を急がせるつもりはない。何泊か野宿はするし、それだけは覚えていてくれ」
「はい」
「そもそも竜車に乗る予定ではありませんでしたので、もとよりそのつもりです」
「それなら良かった。もう一緒に旅する仲間になったんだ、好きに話すからこの口調が気に入らなくても数日我慢してくれよ」
「ゴードさん交渉の時もたまにその口調出てますから」
「それは計算でやってるんだよ。お前にはまだ分からんだろうがな」
「へいへい、そういうことにしときます」
「なんか僕が思ってた商人と違います」
「意外とこういう方は多いですよ」
アンナさんはゴードさんやドレールさんの会話にあまり驚いていない。
「よし、乗ってくれ。荷物はある程度避けてるからスペースはあるはずだ」
「分かりました」
「ありがとうございます」
僕とアンナさんは後ろの竜車に乗ると、しばらくして竜車は動き出す。
「なんかあったら大声で呼んでくれ。おれとゴードさんは前でこいつらを動かしてるから」
「分かりました」
まだ街の中なので速度は出ていないが、自分の足で歩かず見る街の景色は、いつもと違って特別なものに見えた。
「あ、3人組のパーティーの人達と目が合いました」
「驚かれているかもしれないですね。この状況はルイ様がスリフパス商会の方だと勘違いされた可能性が高いです」
「本当は草原ウルフの依頼を取ってしまったこと謝りたかったんですけど」
「そんなことをすればあの方達のプライドを傷つけてしまいます」
「ってアンナさんに言われましたし、僕も流石に話しかける勇気はなかったです」
そんな話をしていると竜車が止まる。門を出る前に一度荷物検査があるみたいだ。
「お、2人か。一応冒険者カード見て良いか?」
「はい」
「どうぞ」
ギルドカードだったり冒険者カードだったり、色々な呼び方があるのをこの段階で気付けて良かった。
たぶん他にも僕が知らない常識がたくさんあるのだろう。
「……Gランクか、この竜車なら大丈夫だと思うが、目的地に着くまで気を付けてな」
「ありがとうございます」
こうして軽い荷物検査も終わり、僕達は街の外に出る。
「こっからスピードを上げる。揺れに耐えられなかったら言ってくれ」
「分かりました」
ドレールさんにそう言われたが、全然揺れを感じない。
「あんまり揺れないですね」
「馬車だとこの5倍は揺れますね」
「え、」
「あらかじめクッションを用意していたのですが、これなら必要なさそうです」
僕は少し長距離移動というものを舐めていたようだ。
「そんなに揺れるんですか?」
「同じ速度であればの話ですよ。馬車で移動するならばもっと速度は遅いです」
「そうなんですね」
「偉そうに説明しましたが、私も竜車に乗るのは初めてですよ」
確かにさっきから何台か馬車を抜かしているが、これは竜車が速いからという理由の他に、馬車ではこの速度で走ると物凄く揺れるからというのもあるのかもしれない。
いや、そもそも馬車にはこんな速度出せないのかな?
「アンナさんに少しスリフパス商会のことを聞いてもいいですか?」
「そうですね。ルイ様には知っておいていただいたほうが良いと思います」
アンナさんが言うには、このスリフパス商会は4つある大商会のうちの1つであり、何でも取り扱うとても有名な商会らしい。
「そんなに大きな商会の人だとは思いませんでした」
「胸に青色のバッジを付けていたのですぐ分かりました」
「本来はあれを見て判断するんですね」
「いえ、バッジを見る習慣など一般の方にはありませんから、ルイ様が分からなくて当然です」
自分に常識が無いことは分かっているため、今回もやってしまったと思ったが、これは普通のことだったらしい。
「やっぱりアンナさんが居ないと僕は全然駄目そうです」
「……嬉しいですが、そんな事はありません。本当に、ほんっとーーうに私は嬉しいですし、ルイ様にこのままでいてほしい気持ちもありますが、ルイ様は素晴らしい才能をお持ちですから、すぐに慣れますよ」
アンナさんにはこの後もスリフパス商会について教えてもらい、昼休憩の時間まで何事もなく竜車は走り続けるのだった。
「はい、どうしました?」
「あの方はとても大きな商会の方です」
「え、そうなんですか?」
アンナさんには大きな商会だとお金を取られるため、運びドラゴや大きな馬車の近くにいる人には話しかけても無駄になってしまうと教えてもらっていた。
「じゃあお金取られるんですかね?」
「いえ、それはないでしょう。この短時間で何故かルイ様とあの方は仲が良さそうにしてましたし」
「ちょっと話してただけですよ」
「馬車探しでですか?」
「あ、いや、流石にアンナさん1人に探してもらうのは良くないと思って、話を切り上げて他の人に聞きに行こうとしたら、連れて行ってくれるって言われたんです。ほ、本当ですよ」
「私はルイ様を疑いませんよ。それにルイ様には探していただかなくても私が探せばいいだけですし。ですが、そうでしたか、スリフパス商会の方とお知り合いになられるとは」
僕は全くスリフパス商会がどれだけ大きな商会なのかわからない。
「あ、お弁当ですよね! すぐお持ちします!」
宿屋に入ると朝見かけなかった人が居て、お弁当を持ってくるために急いで奥へ走っていった。
「2日間で見なかった人ですね」
「私も見ていないですね」
僕もアンナさんも、あの人を見たことがない。
「お持ちしました!」
「ありがとうございます」
「あの、自分を庇ってくれてありがとうございました! これからはミスしないように気をつけます!」
「あぁ、あなたがあの日替わり魚を作った方ですか」
「白い砂糖をあまり見慣れてなくて、塩と間違えてしまいました。手触りも少しおかしいなと思ったんですけど、まさか間違えているとは思わず」
「まぁそういうこともありますよね。それにこうしてお弁当をいただけましたし、もう気にしないでください」
「ありがとうございます! そのお弁当は自分が一生懸命作ったので、美味しく出来たと思います! 少し多く作り過ぎましたんで、もし余ったら馬にでも食わせてください。勿論モンスター種でなければ食べさせないでくださいよ」
「あれ、僕達って今日出ていくこと言いましたっけ?」
「私達は言っておりませんが、分かるものですよ」
アンナさん曰く、また僕とアンナさんがこの宿屋に泊まるなら、今日の晩御飯を無料にという要求をするはずで、そうしなかったということはどこか他の場所へ移るということは予想できるらしい。
「うちは冒険者の方が多い宿屋なので、そういうのはなんとなく分かるらしいです。ちなみに自分は厨房で料理を作ってるだけで、全く分からないですよ」
そう話すこの料理人から僕はお弁当を受け取り、お礼を言って宿を出る。
「これは本当に作り過ぎたんだと思います。ちょっと重いので」
「2人では食べ切れそうにないですね」
馬車の中で食べやすい物が良いと言う話はどこかへ飛んでいってしまったのだろう。少し中を見てみたが、揺れた状況で食べれそうにないものもいくつかあった。
「あれ、あっちじゃないんですか?」
「スリフパス商会は商店街の方にありますから」
アンナさんは先程学園都市行きの馬車を探した商人ギルド近くの場所とは違う方向へ行く。
「え、あれですか?」
「そうですね。前に止まっているのが私達の乗せてもらえるものでしょう」
「お、きたきた。先に名前を聞いても? ゴードさんに聞いたらどっちの名前も聞いてないって言うもんで」
「アンナです」
「ぼ、僕はルイです。あの、馬車じゃないんですか?」
「え、ゴードさん馬車に乗せるって言ってた? うちはほぼ竜車しかないんだけど、大丈夫?」
竜車を引っ張っているのは先程聞いた運びドラゴ2体だ。
「こいつらはコンフォオオトカゲ。モンスターの中でもこいつと馬系は結構運搬に使われてるから見慣れてるもんだと思ってたけど、そんなに珍しいか?」
「えっと、そうですね。さっき運びドラゴを初めて見ました」
「嘘だろ?」
「ルイ様は少し前に記憶喪失になられて、色んなことが初体験なのです」
「あぁ、それはすまねぇな。おれはドレール。ゴードさんと2人でこの竜車を学園都市まで運ぶから、その間よろしくな」
ゴードさんは年齢が高めに見えたが、ドレールさんは商人の中でも若い方だろう。
「お、来たか」
「ゴードさん、名前はルイとアンナだってよ」
「分かった。うちは竜車だが、だからってコンフォオオトカゲ達を急がせるつもりはない。何泊か野宿はするし、それだけは覚えていてくれ」
「はい」
「そもそも竜車に乗る予定ではありませんでしたので、もとよりそのつもりです」
「それなら良かった。もう一緒に旅する仲間になったんだ、好きに話すからこの口調が気に入らなくても数日我慢してくれよ」
「ゴードさん交渉の時もたまにその口調出てますから」
「それは計算でやってるんだよ。お前にはまだ分からんだろうがな」
「へいへい、そういうことにしときます」
「なんか僕が思ってた商人と違います」
「意外とこういう方は多いですよ」
アンナさんはゴードさんやドレールさんの会話にあまり驚いていない。
「よし、乗ってくれ。荷物はある程度避けてるからスペースはあるはずだ」
「分かりました」
「ありがとうございます」
僕とアンナさんは後ろの竜車に乗ると、しばらくして竜車は動き出す。
「なんかあったら大声で呼んでくれ。おれとゴードさんは前でこいつらを動かしてるから」
「分かりました」
まだ街の中なので速度は出ていないが、自分の足で歩かず見る街の景色は、いつもと違って特別なものに見えた。
「あ、3人組のパーティーの人達と目が合いました」
「驚かれているかもしれないですね。この状況はルイ様がスリフパス商会の方だと勘違いされた可能性が高いです」
「本当は草原ウルフの依頼を取ってしまったこと謝りたかったんですけど」
「そんなことをすればあの方達のプライドを傷つけてしまいます」
「ってアンナさんに言われましたし、僕も流石に話しかける勇気はなかったです」
そんな話をしていると竜車が止まる。門を出る前に一度荷物検査があるみたいだ。
「お、2人か。一応冒険者カード見て良いか?」
「はい」
「どうぞ」
ギルドカードだったり冒険者カードだったり、色々な呼び方があるのをこの段階で気付けて良かった。
たぶん他にも僕が知らない常識がたくさんあるのだろう。
「……Gランクか、この竜車なら大丈夫だと思うが、目的地に着くまで気を付けてな」
「ありがとうございます」
こうして軽い荷物検査も終わり、僕達は街の外に出る。
「こっからスピードを上げる。揺れに耐えられなかったら言ってくれ」
「分かりました」
ドレールさんにそう言われたが、全然揺れを感じない。
「あんまり揺れないですね」
「馬車だとこの5倍は揺れますね」
「え、」
「あらかじめクッションを用意していたのですが、これなら必要なさそうです」
僕は少し長距離移動というものを舐めていたようだ。
「そんなに揺れるんですか?」
「同じ速度であればの話ですよ。馬車で移動するならばもっと速度は遅いです」
「そうなんですね」
「偉そうに説明しましたが、私も竜車に乗るのは初めてですよ」
確かにさっきから何台か馬車を抜かしているが、これは竜車が速いからという理由の他に、馬車ではこの速度で走ると物凄く揺れるからというのもあるのかもしれない。
いや、そもそも馬車にはこんな速度出せないのかな?
「アンナさんに少しスリフパス商会のことを聞いてもいいですか?」
「そうですね。ルイ様には知っておいていただいたほうが良いと思います」
アンナさんが言うには、このスリフパス商会は4つある大商会のうちの1つであり、何でも取り扱うとても有名な商会らしい。
「そんなに大きな商会の人だとは思いませんでした」
「胸に青色のバッジを付けていたのですぐ分かりました」
「本来はあれを見て判断するんですね」
「いえ、バッジを見る習慣など一般の方にはありませんから、ルイ様が分からなくて当然です」
自分に常識が無いことは分かっているため、今回もやってしまったと思ったが、これは普通のことだったらしい。
「やっぱりアンナさんが居ないと僕は全然駄目そうです」
「……嬉しいですが、そんな事はありません。本当に、ほんっとーーうに私は嬉しいですし、ルイ様にこのままでいてほしい気持ちもありますが、ルイ様は素晴らしい才能をお持ちですから、すぐに慣れますよ」
アンナさんにはこの後もスリフパス商会について教えてもらい、昼休憩の時間まで何事もなく竜車は走り続けるのだった。
4
あなたにおすすめの小説
薬師の名門ブレルスクに入学した私は、退学するまで暴れます。〜少年アレクの倫理で殴る学園ファンタジー〜
鮒捌ケコラ
ファンタジー
入学式から3週間目にして『退学」を言い渡された。
(早くない?RTAじゃないんだからさ。)
自分で言うのもアレだけど、入学してからは結構真面目に通ってた。
けど、どうやら教員の不況を買ってしまったらしい。
幸か不幸か、退学まで1週間の執行猶予が与えられた。
けど、今更どう足掻いても挽回する事は不可能だろうし、
そもそも挽回する気も起こらない。
ここまでの学園生活を振り返っても
『この学園に執着出来る程の魅力』
というものが思い当たらないからだ。
寧ろ散々な事ばかりだったな、今日まで。
それに、これ以上無理に通い続けて
貴族とのしがらみシミッシミの薬師になるより
故郷に帰って自由気ままな森番に復職した方が
ずっと実りある人生になるだろう。
私を送り出した公爵様も領主様も、
アイツだってきっとわかってくれる筈だ。
よし。決まりだな。
それじゃあ、退学するまでは休まず毎日通い続けるとして……
大人しくする理由も無くなったし、
これからは自由気ままに、我儘に、好き勝手に過ごす事にしよう。
せっかくだし、教員達からのヘイトをカンストさせるのも面白そうだ。
てな訳で………
薬師の名門ブレルスクに入学した私は、退学するまで暴れます。
…そう息巻いて迎えた執行猶予満了日、
掲示板に張り出された正式な退学勧告文を
確認しに行ったんだけど……
どういう事なの?これ。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる