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第21話 荒れた魔法
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魔力草を求め森に入った僕達は、腰にボロ布を巻き薄汚れた深緑の体を隠そうともしない、子どもと同じような背丈のゴブリン達を見つける。
まだこちらには気付いていないようだ。
背丈は同じくらいでも、その醜悪な顔や、人とは違ったモンスター特有の滲み出る何かが、全く子どものような可愛らしい存在ではないことを本能に訴えてくる。
「1体残すのでアンナさんは準備を」
「はい、お願いします」
僕は3体いる内の真ん中のゴブリンへゆっくりと近付いていき、背後から腕を回し首を刃で掻き切ると、その横にいたもう1体のゴブリンの顔面へ、逆手に持ち直した短剣を突き刺す。
残った1体は突然襲われたことに動揺し、急にうつ伏せで倒れてしまった真ん中の仲間の状態を確認していた。
ゴブリンは頭が悪い。
他のモンスターならまず僕を警戒するだろうが、ゴブリンは僕の存在に気付いているだろうに、間近にいる脅威を放置したまま仲間の安否を確かめた。
ゴブリンがそうして時間をかけている間に、アンナさんは戦う覚悟を決めてゴブリンへと襲いかかる。
「やっ!」
『ギャァァァ! ギャウゥゥゥ!!』
「きゃっ!」
『ギャギャギャギャ!』
アンナさんはゴブリンの肩へと短剣を突き刺したが、相手はまだ生きており、アンナさんの腕へと噛み付いた。
痛みで短剣から手を離してしまったアンナさんは、そのまま後ろへ尻餅をつく。
そんなアンナさんへゴブリンは追撃を与えることはなく、自分に刺さっている短剣を抜こうとしているが、抜く時に痛みが走るのか手間取っている。
「アンナさん助けましょうか!」
「いえ! 私にやらせて下さい!」
アンナさんはそう言って噛みつかれた腕とは逆の手で体を支え起き上がる。
目指すのは先ほど自分で突き刺した肩口にある短剣。
ゴブリンはアンナさんが来ていることに気付き迎撃態勢をとる、が、アンナさんは腕を振りかぶることもせずただ腕を伸ばしてくるだけ。
また腕を伸ばすなら噛んでやろうという気だったのだろうが、アンナさんは先ほど噛まれた右腕でゴブリンの頭を押さえつけ、そのまま一緒に地面へ倒れ込む。
そして左手はもちろん短剣の持ち手にあり、一度引き抜いた後ゴブリンの首へとその左手を振り下ろした。
「はぁ、はぁ、はぁ」
「お疲れ様でした」
「ルイ様、ありがとう、ございました」
それはゴブリンを1体残したことへの感謝なのか、途中アンナさんが心配で助けようとしたことか、それとも最後まで僕が助けに入らなかったことなのかは分からない。
分からないが、アンナさんは疲れ切った表情でありながらも、どこか達成感のようなものを感じていたのだろう。その目はいつも朝の僕に向けてくるような、自信を感じさせるものに近かった。
「アンナさんは少し休んで下さい。あと、ゴブリンに噛まれたところを確認しないと」
僕は討伐証明のためゴブリンの右耳だけ剥ぎ取り、触りたくないが何か持っている可能性もあるため、腰に巻いてあるそのボロ布の中身を確認した。
「あ、これはギルドカード?」
Fの文字があるため、これはFランク冒険者のギルドカードだろう。ただ、こんなゴブリン達にFランク冒険者が負ける可能性は低いため、ギルドカードを落としたのか、不意打ちをもらったのか、はたまた違うモンスターにやられてこのゴブリン達に死体を漁られたのか、何か他に原因はありそうだ。
「うわ、大丈夫ですか?」
「丁度いいですし、治癒魔法を使います」
「分かりました。無理はしないで下さいね」
「はい。ルイ様に迷惑はかけません」
そう言うとアンナさんは治癒魔法を使うためにおそらく左手へ魔力を集めており、ゆっくりと左手が白い光を放ち出したことで、僕の方にも治癒魔法を視認することが出来た。
そして右腕の噛まれた跡がある場所へ左手を近づけると、少しずつ跡が消えている気はする。
まだ魔法使いとして初心者であるアンナさんは、額に汗をかきながら自らの右腕を治すことに集中する。
「……終わりました」
「歯型の跡は綺麗に消えてますね」
「もっと練習しないといけない事が分かりました」
ゴブリンに噛まれたとは言え、怪我の程度としては放っておく人もいそうな軽傷。
その軽傷にここまでの集中力が必要なのは、まだまだ練習が必要だという結論にアンナさんを至らせるには十分だった。
だが、僕はそんな話を聞きながらも、自分なら最初から魔法をある程度使いこなせるのではないかと少し思っていた。
もしかしたら草原ウルフを自分の力で倒したという経験をしたからか、浮かれているのかもしれない。
「アンナさん、あいつに魔法を使っても良いですか?」
「……分かりました」
そう言って僕が指を差した先には一羽の鳥。
僕が以前草原ウルフを冒険者ギルドの解体所へ持って行った時に、解体所で見た鳥と同じだった。
使うのは土魔法。右手に魔力を集めて硬い石のような魔力物質を作り出し、このままあの鳥へ投げようかとも思ったが、このままだと石ころを拾って投げるのとあまり変わらない事に気づく。
予定を変更し僕は風魔法を同時に使うことにし、また魔力を右手に集め出したのだが、それだけでなく今回は魔法の威力を高めるために魔力を圧縮。
「当たってくれよ」
右手を前に出し、ここから攻撃されるとは思ってもないあの鳥の頭へ照準を合わせる。
右手に集め圧縮した魔力を全て風魔法へと変換し、僕はその風魔法で最初に作り出した土魔法の石ころを、とてつもない速度で撃ち出した。
ドオオオオオォォォォォォォォン!!
「ルイ様! 大丈夫ですか!?」
「いっつ…………あ、危なかったです」
撃ち出した魔法は見事鳥に当たり、ドサッと音を立て近くに落下してきたが、それよりも心配なのは自分の右腕。
「僕もまずは練習からかもしれないですね」
「ルイ様動かないで下さい!」
アンナさんは早速僕の腕に向かって先程の治癒魔法を使ってくれているが、僕は痛みを我慢して今の魔法で起こってしまったことついて、頭の中で反省をする。
魔力は自分の体に近い部分で集める方が効率が良い。遠く離れれば離れるほど魔力を制御することは困難になり、一度自分の制御から外れた魔力は二度と自分の制御下に置けないからだ。
そして僕はその知識から手の平という最も魔力を集めやすい場所の1つを使い、土魔法を生成した。
ここまでは良かった。
何故ならこの時の僕は土魔法で生成した石ころを鳥に向かって投げようとしていたからだ。
魔法で生成した物質はある程度自分のイメージ通りに動かせる。どれくらい動かせるかは込めた魔力の量や質次第だが、一直線へ撃ち出すことは簡単だ。
ただここで土魔法だけでなく、風魔法を併用するという判断をしたからには、色々注意しなければならなかった。
僕は先程土魔法でしたように手の平へ魔力を集め、更にその魔力を圧縮し魔力の質を高めた。
後は先程経験した通り、圧縮した魔力を風魔法へ変換すると、自分の右腕が風魔法の影響を受けるような形で魔法を撃ち出してしまったのだ。
「自分の目で照準を合わせるんじゃなくて、イメージで合わせないといけなかったんだなぁ」
1つの魔法を使うだけなら手から撃ち出すだけで良かった。
土魔法を風魔法で押し出すような形にしたからこそ、その真後ろに構えていた右手に土魔法と風魔法が衝突した衝撃が伝わり、関節などないおもちゃの人形のように、僕の右腕は後ろへと弾けた。
「ルイ様、治療のために心を覗いてもよろしいですか?」
「あ、はい。お願いします」
僕は今頭の中で反省していたことを一度置いて、今もズキズキと痛みを訴えてくる自分の右腕に集中した。
「では失礼します。痛い部分を頭の中に強く思って下さい」
「……」
アンナさんは先程自分の体へ治癒魔法を使っていた時よりも、僕へ使う治癒魔法の方が効果が高い気がする。
「凄いです。痛みが和らいできました」
「まだまだ和らいだだけで痛みは残ってます」
心を覗かれていると全てバレる。
今アンナさんの魔力を心配している僕の気持ちは伝わっているのだろうが、そのことは一切口に出さない当たり、アンナさんも頑固だ。
「……私も倒れないようには気を付けてます」
「それにしても治癒魔法の効き目がさっきと違いすぎませんか?」
「ルイ様を治そうと必死で、自分でも今びっくりしています」
このままだと魔力が失くなる直前まで治癒魔法を使われそうだったので、僕の方から無理やり終わりにして、仕留めた鳥の方へ僕は近づいて行く。
「……あの、アンナさんから逃げておいてこんな事言うのは申し訳ないですけど、この鳥の処理をお願いしても良いですか?」
「分かりました。帰ったらまた私に治癒魔法をかけさせて下さい。それが交換条件です」
「……ありがとうございます」
こうしてアンナさんには鳥の処理をお願いし、僕は血の匂いに釣られてきたのか、近くまで来ていた草原ウルフ2体を警戒する。
もしかしたらその2体はさっきの逃げ出した仲間だったのか、僕の姿を確認した瞬間すぐに逃げていった。
そしてその後魔力草を求め湖の近くに行き、納品数の10本の魔力草を採取した僕達は、それ以上の何かを求めることなく、大人しく街へと帰ったのだった。
まだこちらには気付いていないようだ。
背丈は同じくらいでも、その醜悪な顔や、人とは違ったモンスター特有の滲み出る何かが、全く子どものような可愛らしい存在ではないことを本能に訴えてくる。
「1体残すのでアンナさんは準備を」
「はい、お願いします」
僕は3体いる内の真ん中のゴブリンへゆっくりと近付いていき、背後から腕を回し首を刃で掻き切ると、その横にいたもう1体のゴブリンの顔面へ、逆手に持ち直した短剣を突き刺す。
残った1体は突然襲われたことに動揺し、急にうつ伏せで倒れてしまった真ん中の仲間の状態を確認していた。
ゴブリンは頭が悪い。
他のモンスターならまず僕を警戒するだろうが、ゴブリンは僕の存在に気付いているだろうに、間近にいる脅威を放置したまま仲間の安否を確かめた。
ゴブリンがそうして時間をかけている間に、アンナさんは戦う覚悟を決めてゴブリンへと襲いかかる。
「やっ!」
『ギャァァァ! ギャウゥゥゥ!!』
「きゃっ!」
『ギャギャギャギャ!』
アンナさんはゴブリンの肩へと短剣を突き刺したが、相手はまだ生きており、アンナさんの腕へと噛み付いた。
痛みで短剣から手を離してしまったアンナさんは、そのまま後ろへ尻餅をつく。
そんなアンナさんへゴブリンは追撃を与えることはなく、自分に刺さっている短剣を抜こうとしているが、抜く時に痛みが走るのか手間取っている。
「アンナさん助けましょうか!」
「いえ! 私にやらせて下さい!」
アンナさんはそう言って噛みつかれた腕とは逆の手で体を支え起き上がる。
目指すのは先ほど自分で突き刺した肩口にある短剣。
ゴブリンはアンナさんが来ていることに気付き迎撃態勢をとる、が、アンナさんは腕を振りかぶることもせずただ腕を伸ばしてくるだけ。
また腕を伸ばすなら噛んでやろうという気だったのだろうが、アンナさんは先ほど噛まれた右腕でゴブリンの頭を押さえつけ、そのまま一緒に地面へ倒れ込む。
そして左手はもちろん短剣の持ち手にあり、一度引き抜いた後ゴブリンの首へとその左手を振り下ろした。
「はぁ、はぁ、はぁ」
「お疲れ様でした」
「ルイ様、ありがとう、ございました」
それはゴブリンを1体残したことへの感謝なのか、途中アンナさんが心配で助けようとしたことか、それとも最後まで僕が助けに入らなかったことなのかは分からない。
分からないが、アンナさんは疲れ切った表情でありながらも、どこか達成感のようなものを感じていたのだろう。その目はいつも朝の僕に向けてくるような、自信を感じさせるものに近かった。
「アンナさんは少し休んで下さい。あと、ゴブリンに噛まれたところを確認しないと」
僕は討伐証明のためゴブリンの右耳だけ剥ぎ取り、触りたくないが何か持っている可能性もあるため、腰に巻いてあるそのボロ布の中身を確認した。
「あ、これはギルドカード?」
Fの文字があるため、これはFランク冒険者のギルドカードだろう。ただ、こんなゴブリン達にFランク冒険者が負ける可能性は低いため、ギルドカードを落としたのか、不意打ちをもらったのか、はたまた違うモンスターにやられてこのゴブリン達に死体を漁られたのか、何か他に原因はありそうだ。
「うわ、大丈夫ですか?」
「丁度いいですし、治癒魔法を使います」
「分かりました。無理はしないで下さいね」
「はい。ルイ様に迷惑はかけません」
そう言うとアンナさんは治癒魔法を使うためにおそらく左手へ魔力を集めており、ゆっくりと左手が白い光を放ち出したことで、僕の方にも治癒魔法を視認することが出来た。
そして右腕の噛まれた跡がある場所へ左手を近づけると、少しずつ跡が消えている気はする。
まだ魔法使いとして初心者であるアンナさんは、額に汗をかきながら自らの右腕を治すことに集中する。
「……終わりました」
「歯型の跡は綺麗に消えてますね」
「もっと練習しないといけない事が分かりました」
ゴブリンに噛まれたとは言え、怪我の程度としては放っておく人もいそうな軽傷。
その軽傷にここまでの集中力が必要なのは、まだまだ練習が必要だという結論にアンナさんを至らせるには十分だった。
だが、僕はそんな話を聞きながらも、自分なら最初から魔法をある程度使いこなせるのではないかと少し思っていた。
もしかしたら草原ウルフを自分の力で倒したという経験をしたからか、浮かれているのかもしれない。
「アンナさん、あいつに魔法を使っても良いですか?」
「……分かりました」
そう言って僕が指を差した先には一羽の鳥。
僕が以前草原ウルフを冒険者ギルドの解体所へ持って行った時に、解体所で見た鳥と同じだった。
使うのは土魔法。右手に魔力を集めて硬い石のような魔力物質を作り出し、このままあの鳥へ投げようかとも思ったが、このままだと石ころを拾って投げるのとあまり変わらない事に気づく。
予定を変更し僕は風魔法を同時に使うことにし、また魔力を右手に集め出したのだが、それだけでなく今回は魔法の威力を高めるために魔力を圧縮。
「当たってくれよ」
右手を前に出し、ここから攻撃されるとは思ってもないあの鳥の頭へ照準を合わせる。
右手に集め圧縮した魔力を全て風魔法へと変換し、僕はその風魔法で最初に作り出した土魔法の石ころを、とてつもない速度で撃ち出した。
ドオオオオオォォォォォォォォン!!
「ルイ様! 大丈夫ですか!?」
「いっつ…………あ、危なかったです」
撃ち出した魔法は見事鳥に当たり、ドサッと音を立て近くに落下してきたが、それよりも心配なのは自分の右腕。
「僕もまずは練習からかもしれないですね」
「ルイ様動かないで下さい!」
アンナさんは早速僕の腕に向かって先程の治癒魔法を使ってくれているが、僕は痛みを我慢して今の魔法で起こってしまったことついて、頭の中で反省をする。
魔力は自分の体に近い部分で集める方が効率が良い。遠く離れれば離れるほど魔力を制御することは困難になり、一度自分の制御から外れた魔力は二度と自分の制御下に置けないからだ。
そして僕はその知識から手の平という最も魔力を集めやすい場所の1つを使い、土魔法を生成した。
ここまでは良かった。
何故ならこの時の僕は土魔法で生成した石ころを鳥に向かって投げようとしていたからだ。
魔法で生成した物質はある程度自分のイメージ通りに動かせる。どれくらい動かせるかは込めた魔力の量や質次第だが、一直線へ撃ち出すことは簡単だ。
ただここで土魔法だけでなく、風魔法を併用するという判断をしたからには、色々注意しなければならなかった。
僕は先程土魔法でしたように手の平へ魔力を集め、更にその魔力を圧縮し魔力の質を高めた。
後は先程経験した通り、圧縮した魔力を風魔法へ変換すると、自分の右腕が風魔法の影響を受けるような形で魔法を撃ち出してしまったのだ。
「自分の目で照準を合わせるんじゃなくて、イメージで合わせないといけなかったんだなぁ」
1つの魔法を使うだけなら手から撃ち出すだけで良かった。
土魔法を風魔法で押し出すような形にしたからこそ、その真後ろに構えていた右手に土魔法と風魔法が衝突した衝撃が伝わり、関節などないおもちゃの人形のように、僕の右腕は後ろへと弾けた。
「ルイ様、治療のために心を覗いてもよろしいですか?」
「あ、はい。お願いします」
僕は今頭の中で反省していたことを一度置いて、今もズキズキと痛みを訴えてくる自分の右腕に集中した。
「では失礼します。痛い部分を頭の中に強く思って下さい」
「……」
アンナさんは先程自分の体へ治癒魔法を使っていた時よりも、僕へ使う治癒魔法の方が効果が高い気がする。
「凄いです。痛みが和らいできました」
「まだまだ和らいだだけで痛みは残ってます」
心を覗かれていると全てバレる。
今アンナさんの魔力を心配している僕の気持ちは伝わっているのだろうが、そのことは一切口に出さない当たり、アンナさんも頑固だ。
「……私も倒れないようには気を付けてます」
「それにしても治癒魔法の効き目がさっきと違いすぎませんか?」
「ルイ様を治そうと必死で、自分でも今びっくりしています」
このままだと魔力が失くなる直前まで治癒魔法を使われそうだったので、僕の方から無理やり終わりにして、仕留めた鳥の方へ僕は近づいて行く。
「……あの、アンナさんから逃げておいてこんな事言うのは申し訳ないですけど、この鳥の処理をお願いしても良いですか?」
「分かりました。帰ったらまた私に治癒魔法をかけさせて下さい。それが交換条件です」
「……ありがとうございます」
こうしてアンナさんには鳥の処理をお願いし、僕は血の匂いに釣られてきたのか、近くまで来ていた草原ウルフ2体を警戒する。
もしかしたらその2体はさっきの逃げ出した仲間だったのか、僕の姿を確認した瞬間すぐに逃げていった。
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