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第四章 何かを護る、たった一つの条件
第一話 追っ手、対峙、一撃。
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照りつける日差し。熱風と呼ぶほかない風。
地面は熱く、気温も暑く、日焼け対策にローブを着込んでいるため服も厚い。
辺りを見渡しても木は一本も生えておらず、水たまりさえ見つけられなかった。
そんな気候の中を楽しそうに歩く隣の少女に、俺は敬意を表したい。
子供って、すごいな。
繋がれた手がブランブランと前後に振られ、まるで鼻歌でも歌いながらスキップをしそうなほどである。
「……なぁ、なんでそんなに元気なんだ?」
堪らず聞いてみれば、キョトンとした顔を向けられてしまった。
「……? 別に、いつも通りだけど……」
答えられた言葉に俺は愕然とする。
マジか……。
俺のテンションがいつもに比べて低いから、相対的に高く見えるだけなのかな……。
一人でさらに気落ちしていると、先の返答に付け加えが行われる。
「あっ、でも……レスのお家に行くのはちょっと楽しみかも」
そう言ってはにかむ姿は年相応に可愛らしい。
「家、ねぇ……言ってそんな大したものでも――ん?」
返答をしていると、急に覚えた猛烈な違和感。
奇妙な感覚に周囲を見やると、小さな影がこちらへ向かってくることが確認できた。
砂埃を上げ、肉眼でもはっきりと視認できるそれ。同じようにルゥも気付いたのか、その握る強さが強くなる。
段々と近づき、見知った鎧とローブを捉えた俺は、つい悪態を吐いてしまった。
「くそ、騎士団の連中か。一体どこに潜んでやがった……!」
獣人族の集落を出る前、俺たちは空に昇り、周囲の確認を行っていた。
表向きの理由としてルゥに行き先を伝えると言っていたが、あれにはもう一つの意味もあったのだ。
それこそが、騎士団の有無を確認すること。
見晴らしが良く、逃げ場の少ないここら一帯は襲撃にはもってこいだが、それ故に敵の感知も行いやすい。
そうして見当たらなかったため、まだドワーフ国には居ないのだろうと思っていたが……考えが甘かったようである。
奴らは既に待機しており、恐らく俺が確認をした地点からでは死角になるような――テルミヌス山脈の麓北側で見張っていたのだろう。
「すまん、ちょっと走る」
繋いだ手を引っ張り、ルゥを腕の中へ抱えると全力疾走。
それでも人一人と荷物を背負う都合上、相手との距離はじわじわと迫っている。
そして、遂には追い抜かれ、道行く先を阻まれた。
「やぁ、初めまして。随分と探したんだよ」
その先頭に立つ、一人の初老の男は穏やかな口調で俺に話しかける。
前回は見なかった顔。しかし、優し気な雰囲気には騙されない方がいいだろう。
立ち姿、風格、その全てが彼ら騎士団の中で一番強いという事実を教えてくれる。
「……っ…………」
何か言い返そうかとも思ったが、止めた。
敵は数十人の精鋭。逃げ場はなく、前回の時よりも強者が増えている。
文字通りの絶体絶命。
余計なことに頭を使っている暇はない。
様々な逃げる手立てを模索してみるも、脳は冷静にその一つ一つを却下していく。
そうして行き着いた答えに、俺はため息を吐いた。
「……やるしかない、か」
ルゥを、リュックをその場に下ろすと、刀を抜く。
「……レス」
クイっと袖を引っ張られ、ついルゥの方を向いてしまった。
すると、心配そうにこちらを見ている。
「すまん、ルゥ。やれるだけやるが、万一の場合は……」
そこで俺は言葉を切った。
これ以上は言えない。真実になりそうで言いたくない。
だけど、ルゥはそれとは別のことを考えていたようで、首を振られる。
「違うの。そうじゃないの、レス。……私こそ、ごめんなさい」
そう言うと目を伏せ、謝られた。
「いつも守られてばかりで……何もできなくて……。今もレスが傷つくって分かってて、それでも戦わせて……私が大人しく捕まればいいことは分かってるけど、それを選べないで――ごめんなさい」
精一杯の告白。自分の弱さを認め、それを謝罪する少女。
その言葉で俺の覚悟は決まる。
「……気にするな。だったら次は、一緒に強くなろう」
未来は未来でも、明るい方を口に出すとしよう。
それが真実になるように。
「うん、良い覚悟だ。そこで僕から一つ提案があるんだが、聞いてくれるかい?」
丁度いいタイミングで話しかけてくる爺さん。わざわざ待ってくれていたようだ。
警戒はしつつも、頷いて先を促す。
「僕一人で戦ってもいいかな?」
そして、その目を剥くような内容に、この場にいる全員が動揺した。
「……いい、のか?」
つい、素直な言葉が俺の口をつく。
これも作戦の一部なら、見事に相手に流れを持っていかれたが……はてさて。
「団長、規則を破った私が言うのもなんですが、さすがにそれは……」
「……ローランに、同意。団長……何を、考えている…………?」
当然のように騎士団の面々からも否定の声が飛び交うが、爺さんの表情には一切の変化がなく、逆に気味が悪かった。
「あー、やっぱりそうなるよね……。でも、勘違いしないでほしい」
続く言葉に、一旦は皆黙り込む。
「一人で戦いたいって言ったのは、ローランくんを倒したその実力を見てみたいから。決して舐めているわけでも、逃がすつもりもないよ。だから、もし仮に僕を倒したところで、残りの騎士団全員が今度は君を襲うだろうね」
「むしろ、そうしてくれないと僕の責任問題になっちゃうよ」などと冗談交じりに言っているが、こちらとしては何一つ笑えない。
つまりは、自分が正々堂々と戦いたいだけと言っているのだ。
俺たちの置かれた状況は全く変わっていない。
たった一人を先に崩したところで、この人数差では焼け石に水。意味がない。
そのことに気が付くと、どこからも反対の声は聞こえなくなった。
「分かってもらえて何よりだ。じゃあ、始めようか」
先程と何も変わらない声音、雰囲気。
だが、底知れぬ威圧感は増し、俺は刀を構えなおす。
敵の装備は年季の入った防具。そして、背中に背負う大剣だ。
それを一息で引き抜くと、そのまま上段に構え上げ、動かない。
まさに攻めの姿勢。
振り下ろす――それだけで攻撃として完結する、防御を捨てた構えだった。
それ故に俺は攻めあぐねる。
いつもなら腰の銃を放って済む話なのだが、あのキャメロンとかいう青年にその手は使ってしまった。
恐らく――いや、確実に対処法も含めて情報が渡っているだろう。
だから、俺は悩んでいるのだ。
「……来ないのかい?」
返事はしない。
少しの隙さえ見せず、ただ待つ。
「ふぅ……愚直な攻めは若者の特権だと思うんだがね」
一瞬だけ垣間見える落胆。
だが、それはすぐに消え、一言。
「――では、参る」
その瞬間に、俺は瞠目する。
踏み込んだ、そう思った時にはすでに敵は目の前に立っていた。
速く、疾く、そして力強いソレは培われた経験のなせる業。
寄る年波にも負けず、鍛え上げ、反復された動作は一つの壁を超えることを俺は知った。
この距離で回避は不可能だ。
そう悟り、受け流すことに行動を変える。
「若いな、少年」
掲げる刀。振り下ろされる大剣。
刹那にも満たない時間の中、爺さんの声がゆっくりと耳に届く。
「年寄りだと侮ったか。受け切る自信があったか。凌げば勝てると思ったか」
剣と剣の対峙。
真正面から受けては、折れてしまう。だが、斬れはしない。
だから、ぶつかった瞬間に鎬を削らせるようにして受ける力を逃がすのが一般的だ。
そのセオリーに則って刃がぶつかるその瞬間に、刀身を滑らせるように刀の向きを変えた。
――それで良かったはずだ。
なのに、その大剣は何故か俺の刀に食い込んでいる。
本来ならあり得ないはずの『斬る』という現象が起きようとしている。
そう思ったときには、もう何もかもが間に合わない。
それでも、少しでも身を退こうと体を後ろへ引っ張る。足に力を入れる。
その願いは叶い、ほんの数センチだけ後退することに成功した。
「君の敗因はたった一つ。攻めなかったことだ」
刀は斬れ、刀身は舞い、そのまま俺の身体をも両断する。
左肩から右わき腹にかけて骨も、内臓も、その全てが何の抵抗もなくすんなりと斬られた。
幸いなのは、まだ体が繋がっているということだろうか。
――――ルゥ。
「……実に残念だよ」
その言葉を最後に、俺の意識は暗闇へと誘われた。
地面は熱く、気温も暑く、日焼け対策にローブを着込んでいるため服も厚い。
辺りを見渡しても木は一本も生えておらず、水たまりさえ見つけられなかった。
そんな気候の中を楽しそうに歩く隣の少女に、俺は敬意を表したい。
子供って、すごいな。
繋がれた手がブランブランと前後に振られ、まるで鼻歌でも歌いながらスキップをしそうなほどである。
「……なぁ、なんでそんなに元気なんだ?」
堪らず聞いてみれば、キョトンとした顔を向けられてしまった。
「……? 別に、いつも通りだけど……」
答えられた言葉に俺は愕然とする。
マジか……。
俺のテンションがいつもに比べて低いから、相対的に高く見えるだけなのかな……。
一人でさらに気落ちしていると、先の返答に付け加えが行われる。
「あっ、でも……レスのお家に行くのはちょっと楽しみかも」
そう言ってはにかむ姿は年相応に可愛らしい。
「家、ねぇ……言ってそんな大したものでも――ん?」
返答をしていると、急に覚えた猛烈な違和感。
奇妙な感覚に周囲を見やると、小さな影がこちらへ向かってくることが確認できた。
砂埃を上げ、肉眼でもはっきりと視認できるそれ。同じようにルゥも気付いたのか、その握る強さが強くなる。
段々と近づき、見知った鎧とローブを捉えた俺は、つい悪態を吐いてしまった。
「くそ、騎士団の連中か。一体どこに潜んでやがった……!」
獣人族の集落を出る前、俺たちは空に昇り、周囲の確認を行っていた。
表向きの理由としてルゥに行き先を伝えると言っていたが、あれにはもう一つの意味もあったのだ。
それこそが、騎士団の有無を確認すること。
見晴らしが良く、逃げ場の少ないここら一帯は襲撃にはもってこいだが、それ故に敵の感知も行いやすい。
そうして見当たらなかったため、まだドワーフ国には居ないのだろうと思っていたが……考えが甘かったようである。
奴らは既に待機しており、恐らく俺が確認をした地点からでは死角になるような――テルミヌス山脈の麓北側で見張っていたのだろう。
「すまん、ちょっと走る」
繋いだ手を引っ張り、ルゥを腕の中へ抱えると全力疾走。
それでも人一人と荷物を背負う都合上、相手との距離はじわじわと迫っている。
そして、遂には追い抜かれ、道行く先を阻まれた。
「やぁ、初めまして。随分と探したんだよ」
その先頭に立つ、一人の初老の男は穏やかな口調で俺に話しかける。
前回は見なかった顔。しかし、優し気な雰囲気には騙されない方がいいだろう。
立ち姿、風格、その全てが彼ら騎士団の中で一番強いという事実を教えてくれる。
「……っ…………」
何か言い返そうかとも思ったが、止めた。
敵は数十人の精鋭。逃げ場はなく、前回の時よりも強者が増えている。
文字通りの絶体絶命。
余計なことに頭を使っている暇はない。
様々な逃げる手立てを模索してみるも、脳は冷静にその一つ一つを却下していく。
そうして行き着いた答えに、俺はため息を吐いた。
「……やるしかない、か」
ルゥを、リュックをその場に下ろすと、刀を抜く。
「……レス」
クイっと袖を引っ張られ、ついルゥの方を向いてしまった。
すると、心配そうにこちらを見ている。
「すまん、ルゥ。やれるだけやるが、万一の場合は……」
そこで俺は言葉を切った。
これ以上は言えない。真実になりそうで言いたくない。
だけど、ルゥはそれとは別のことを考えていたようで、首を振られる。
「違うの。そうじゃないの、レス。……私こそ、ごめんなさい」
そう言うと目を伏せ、謝られた。
「いつも守られてばかりで……何もできなくて……。今もレスが傷つくって分かってて、それでも戦わせて……私が大人しく捕まればいいことは分かってるけど、それを選べないで――ごめんなさい」
精一杯の告白。自分の弱さを認め、それを謝罪する少女。
その言葉で俺の覚悟は決まる。
「……気にするな。だったら次は、一緒に強くなろう」
未来は未来でも、明るい方を口に出すとしよう。
それが真実になるように。
「うん、良い覚悟だ。そこで僕から一つ提案があるんだが、聞いてくれるかい?」
丁度いいタイミングで話しかけてくる爺さん。わざわざ待ってくれていたようだ。
警戒はしつつも、頷いて先を促す。
「僕一人で戦ってもいいかな?」
そして、その目を剥くような内容に、この場にいる全員が動揺した。
「……いい、のか?」
つい、素直な言葉が俺の口をつく。
これも作戦の一部なら、見事に相手に流れを持っていかれたが……はてさて。
「団長、規則を破った私が言うのもなんですが、さすがにそれは……」
「……ローランに、同意。団長……何を、考えている…………?」
当然のように騎士団の面々からも否定の声が飛び交うが、爺さんの表情には一切の変化がなく、逆に気味が悪かった。
「あー、やっぱりそうなるよね……。でも、勘違いしないでほしい」
続く言葉に、一旦は皆黙り込む。
「一人で戦いたいって言ったのは、ローランくんを倒したその実力を見てみたいから。決して舐めているわけでも、逃がすつもりもないよ。だから、もし仮に僕を倒したところで、残りの騎士団全員が今度は君を襲うだろうね」
「むしろ、そうしてくれないと僕の責任問題になっちゃうよ」などと冗談交じりに言っているが、こちらとしては何一つ笑えない。
つまりは、自分が正々堂々と戦いたいだけと言っているのだ。
俺たちの置かれた状況は全く変わっていない。
たった一人を先に崩したところで、この人数差では焼け石に水。意味がない。
そのことに気が付くと、どこからも反対の声は聞こえなくなった。
「分かってもらえて何よりだ。じゃあ、始めようか」
先程と何も変わらない声音、雰囲気。
だが、底知れぬ威圧感は増し、俺は刀を構えなおす。
敵の装備は年季の入った防具。そして、背中に背負う大剣だ。
それを一息で引き抜くと、そのまま上段に構え上げ、動かない。
まさに攻めの姿勢。
振り下ろす――それだけで攻撃として完結する、防御を捨てた構えだった。
それ故に俺は攻めあぐねる。
いつもなら腰の銃を放って済む話なのだが、あのキャメロンとかいう青年にその手は使ってしまった。
恐らく――いや、確実に対処法も含めて情報が渡っているだろう。
だから、俺は悩んでいるのだ。
「……来ないのかい?」
返事はしない。
少しの隙さえ見せず、ただ待つ。
「ふぅ……愚直な攻めは若者の特権だと思うんだがね」
一瞬だけ垣間見える落胆。
だが、それはすぐに消え、一言。
「――では、参る」
その瞬間に、俺は瞠目する。
踏み込んだ、そう思った時にはすでに敵は目の前に立っていた。
速く、疾く、そして力強いソレは培われた経験のなせる業。
寄る年波にも負けず、鍛え上げ、反復された動作は一つの壁を超えることを俺は知った。
この距離で回避は不可能だ。
そう悟り、受け流すことに行動を変える。
「若いな、少年」
掲げる刀。振り下ろされる大剣。
刹那にも満たない時間の中、爺さんの声がゆっくりと耳に届く。
「年寄りだと侮ったか。受け切る自信があったか。凌げば勝てると思ったか」
剣と剣の対峙。
真正面から受けては、折れてしまう。だが、斬れはしない。
だから、ぶつかった瞬間に鎬を削らせるようにして受ける力を逃がすのが一般的だ。
そのセオリーに則って刃がぶつかるその瞬間に、刀身を滑らせるように刀の向きを変えた。
――それで良かったはずだ。
なのに、その大剣は何故か俺の刀に食い込んでいる。
本来ならあり得ないはずの『斬る』という現象が起きようとしている。
そう思ったときには、もう何もかもが間に合わない。
それでも、少しでも身を退こうと体を後ろへ引っ張る。足に力を入れる。
その願いは叶い、ほんの数センチだけ後退することに成功した。
「君の敗因はたった一つ。攻めなかったことだ」
刀は斬れ、刀身は舞い、そのまま俺の身体をも両断する。
左肩から右わき腹にかけて骨も、内臓も、その全てが何の抵抗もなくすんなりと斬られた。
幸いなのは、まだ体が繋がっているということだろうか。
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