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第2章 トラブルメーカーが二人いればイベント盛りだくさん【柿崎健太視点】

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俺は、メイのSOSを受けてダンススタジオに入る。

そこには、うつ伏せに倒れてる男性が7人。

ナイフを持って立ってるメイ、その後に縛られた獣人2人。

そしてメイの前に鉈を持った半獣人男性、ハンマー持った半獣人男性、その後に獣人の女性が立っていた。

俺は、一瞬で状況を把握してハンマーを持った半獣人を音もなく接近してを入れる。

     ドン!、ガン!

「が、ハッッッ!?」

俺は、ハンマーを奪い鉈を持った半獣人の方に向かう。

「な、何だお前!!」

突然きた俺に驚きつつも鉈を振る。俺は、ギリギリまで引き付けて避ける

「!!?き、消え……グェ!!」

     バキ、ポキッ

ハンマーで骨を何本か折って戦闘不能にする

「ふー、こんなところか……………」

俺は、倒れた半獣人を見下ろす。

「な、何者よあんた!!人の恋路邪魔するな!?」

     バン!、バン!、バン!

俺は、弾を全部避ける。

「な、何で!!!あのクソ人間だけじゃなくあんたまで避けれるのよ!!?」

「おい、てめぇが今回の原因か」

俺は、銃を構える女性獣人を見る

「何でどいつも、こいつも私とノア様の愛を邪魔するのよ!!」

「………………おい妄想女」

俺は、一歩進む

「てめぇが誰かを好きになるのは、構わない。諦めずアピールするのも構わない。ただなぁ」

俺は、殺気を放つ。

「ッッ!!…………く、くるなぁ!!」バン!!
女性は、怯えながら銃を打つ。しかし俺は、弾を避けて一歩進む

「人の意見を無視して、自分の都合のいい言葉だけ受け取り関係の無い人達に迷惑かけるな。」

バン!!
弾を避けて一歩進む

「お前中心で世界は、回ってない。相手にも選ぶ権利がある。」

バン!! カキン

弾を防いで一歩進む

「な、なんで。」
女性は、怯えて尻餅をつく。

「お前は、一生後悔して、生きていけ。」

バキ!!

俺は、銃を壊す。

「こ、こんなのイヤだ、イヤだ、イヤだーーー!!!!」

女性は、急に泣き叫ぶ。

(アンサー、この女は、まだ立ち向かってくるか?)
《完全に戦意喪失してます。》

「…………………」
(来る時ケビンおじさんにも連絡してあるし襲ってこないならいいか)

俺は、放置してメイ達の所に行こうとしたその時

「ど、どうして私みたいな立派に生きてきた獣人がこんなめに「黙れ、クソ女」ウッ!!」

俺は、女性の首を掴む

『あんたみたいな真面目に生きてきた人が死ぬんだ』
俺は、タイヤだった時の記憶を思い出す。

「テメーみたいな努力しないで親の立場、階級を使って周りを従わせて自分の力だと勘違し周りの人をゴミのように扱う野郎がいるから」

俺は、殺気MAXでさらに首を掴む手に力を込める

「グッ……ア、アッッ!??」

「お兄ちゃんダメーー!!!」

メイの声が響く

「しっかり考えて、失敗にも向き合って頑張って生きてきた人達が苦しい思いをするだ!!」

だが今の俺は、怒りで冷静になれない。女性を壁の方に投げる。

「ウッ!!………イヤ、イヤ!!!!こ、こないで!!!!」

そして恐怖に怯えてる女性にハンマーを持って殴りかかる しかし

「そこまでだ健太。」
俺の前に立ち塞がるケビンおじさん

「これ以上は、ダメだよ健太君。妹さんが悲しむ。」
俺を抱き寄せて止めるアイリさん。

「……………………離してくださいアイリさん。ケビンおじさんもそのクソ野郎から離れてください。守る価値ないそのクソ野郎の四肢を破壊して2度とこんなこと考えないように戦意喪失させます。」

「健太気持ちは、分かる。ただ彼女は、もう恐怖で戦意喪失してるだからハンマーをおろしてくれ」

「もう十分だよ。それにこれ以上健太君の悲しい顔を見たくない。だからハンマーをおいて」ナデナデ

ケビンおじさんと俺を撫でながら言うアイリさん。

「…………………」

俺は、黙ってハンマーをおろした。






















あの後警備をしてた警察が何人か入ってきて床に倒れてるやつ全員を捕らえた。

アイリさんと猫獣人の2人は、ケビンおじさんに説明してくれている。

「もう~!!お兄ちゃんが本気でキレた時焦ったよ!!あんな殺気もろに喰らったらトラウマもんだよ!!」

床に倒れてるメイが言う

「悪かったよ。……………服がボロボロになる前に駆けつけれなくて悪かったな。」

俺は、救急箱を使ってメイの怪我を治す。

「にしても二人守りながらでも勝てる相手にここまでやられるって………………何か打たれたか?」

「鉈の奴に噴射型の痺れ薬放たれて息止めただけど皮膚から入るタイプみたいで……………思うように動かなかった。」

「なるほど。それでいったい何があったんだ」

「実は、~~」

メイが何かあったか説明してくれた。

「なるほどね。まとめると

1.俺と別れた後『アイドル・フィッチ』のメンバーネケさんの妹さんと一緒に色々回っていた

2.妹さんが渡したいものあると言って待ってたが帰ってこなず心配になり探しに行った

3.ダンススタジオの扉に怪しい奴がいて倒して中見たら二人が縛られていて、俺にSOS信号出して戦闘開始

で今にいたると」

メイは、頷く。

「にしても何をきっかけにそのネケさん?の妹さんと仲良く……まて、あの娘どこかで見たことあるような…………もしかしてミアちゃん?」

「あ、流石お兄ちゃん!そうそう私が出たテニス大会で気持ち悪い男どもに絡まれて助けてその後一緒にお昼食べてめちゃくちゃ美味しそうにご飯食べてた子。ちなみに今日のお昼言ってた痴漢にあってたのもミアちゃん。」

「あ、あのお久しぶりです。健太さん。覚えててくれて嬉しいです!!あの時は、本当にありがとうございます。」

ミアちゃんがこちらにきた。

「久しぶりだねミアちゃん。メイの面倒みてくれてありがとう。」

「い、いえそんな!メイちゃん良い子でした。」

「そうだ!そうだ!ミアちゃんもっと言「メイちゃんが興奮しすぎてスマホ割った時は、焦りましたが」「オイ、コラ!メイ!!」……………スミマセンデシタ」

「まったく…………メイ今日は、ホテルに戻るぞ。父さんに電話して薬を処方「健太!メイ!」…………母さん」

母さんがこっちに走ってくる

「2人とも大丈夫だった!?怪我ない!?あ、メイこんなボロボロになるまで、傷もついて、健太は、大丈夫!?怪我は、ない!?あらミアちゃん!!もしかしてミアちゃんも巻き込まれたのね!!怪我は、大丈夫だった!!あーもー3人とも生きてて良かったわ~(涙)」

そう言って俺達3人に抱き付こうとしたら。

「社長落ち着くニャ~。」

猫獣人さんが母さんを止める。

「あら、ノアもう事情聴取終わったの?」

「ニャ~。終わりましたニャ~。」

ノアと呼ばれた猫獣人がこちらを見る

「ニャ。吾輩ミアの兄ノア・ハリスと言いますニャ。『アイリス・フィッチ』のリーダーやってますニャ~。メンバーネームは、ネケですニャ~。今回助けてくださりありがとうございますニャ。」

そう言うとメイが興奮する。

「す、すごいよ!!お兄ちゃん!!本人だよ。本人!!それに『アイリス・フィッチ』のメンバーさん本名出してないから本命知れるのレアだよ!レア!!それにネケさんって『ミステリアスな男性1位』、『執事になってほしいランキング1位』『紳士ランキング1位』何だよ!!」

「あ、うん。落ち着こうね。…………自分は、柿崎健太です。そして倒れながら興奮してるのが柿崎メイです。」

「柿崎メイです!あ、駆けつけるの遅れてすみません。」

「気にしないでくださいニャ~。そもそもメイさんが謝ることないですニャ~。私の個人的問題に巻き込んですみませんニャ~。」

頭を下げるノアさん。

「あ、……………大丈夫ですよ!あの女性の人色々言ってましたがしばらく出てこないですし、それに素敵な出会いありますよ!!」

「……………そうですニャ~。そうだメイさんもしよ「健太~(涙)、メイ~(涙)」ニャ?」

ノアさんの声を遮り突っ込んでくるケビンおじさん。

メイは、ケビンおじさんに捕まるが俺は、避ける。

「ごめんな~(涙)早くこれなくて~(涙)警備してたのにこんな失態~(涙)、」

「大丈夫だよケビンおじさん。ケビンおじさんこそありがとうね。マジギレしたお兄ちゃん止めてくれて」

「いいだよ(涙)健太のマジギレ怖くておじさんチビりそうだった(涙)「嘘言わないでください」………え~でも実際健太の殺気MAX喰らってチビった隊員何人かいるよ」

「分かる~私は、徐々にならしてきたから大丈夫だけど、初見の人には、きついよね…………あ、そういえばノア間違えたネケさん何か言いかけてましたけど何ですか?」

メイは、ノアさんを見る

「ニャ~。関係者だけの時や二人っきり時は、ノアでいいですニャ~。また次回で大丈夫ですニャ~」

「そうですか……………あ、そうだお兄ちゃん!!」

メイは、何故か目を輝かせてる

「…………何?」

「アイドル興味なかったお兄ちゃんがなんでシロさんと知り合いなの!?なんで、なんで!!」

「あ~うん~それは、「それは、健太君が僕を男と勘違いして遊びに誘ってきたのがきっかけだね」…………シロさん?」

楽しそうに言うアイリさん。

「ほ、本物のシロさんだー!!!う~~(涙)こんな形で会いたくなかった(涙)」

「フフ。ノアさんも自己紹介してたし、僕も自己紹介しようかな。僕は、アイリ・ホワイトって言うだ。よろしくね柿崎メイちゃん。」

「ヤバい、ヤバいよ!!お兄ちゃん!!今日で2人も本名知れちゃた!!名前も呼ばれちゃったし!!それにシロさんって『守られたいランキング1位』、『カッコいいランキング1位』、『抱かれたいランキング1位』何だよ(涙)」

メイは、興奮してる。

「メイ一旦落ち着け。……………………それで母さんこれからどうするのライブは、中止でしょ?」

いつの間にかミアちゃんを撫でてる母さんに聞く。

「従業員に怪我なかったし、会場にいるお客さんは、この事知らないし、ライブ事態は、出来るけどノア、アイリは、どうする?」

「「やります(ニャ~)」」

「じゃあ夜の部やるってことで」

「いやいやそんな軽いノリで決めるなよ!!」

俺は、慌てて止める。

「軽い気持ちで決め手ないわよ~。そもそも本人達がやるって言ってるし、健太の気持ちは、分かるけどそもそもライブしてたら、そういう可能性は、常にあるから気にしてたらキリないわ」

「そうだよお兄ちゃん!!皆この日のためにお金貯めてチケット買った人だっているんだよ!!さぁ自分たちも観に行こう!!」

「「「メイは、ホテルに帰るんだよ」」」

俺と母さんとケビンおじさんが言う

「え~(涙)そんな~(涙)」

涙流すメイの所にミアちゃんが駆けつける

「メイちゃん私も付いていくから一緒にホテルでライブ観よう?」ナデナデ

メイを撫でて落ち着かせる。

「でもミアちゃんいいの?せっかく来たのにライブ会場で観なくて(涙)」

「うん。それに昼の部で痴漢されたのもあるしライブ会場で観るのきついし」

(アンサー………ミアちゃんが言ってること本当?)
《本当です。》

「……………確かに。夜の部会場で観れないのは、残念だけどミアちゃんも一緒ならホテル戻る」

メイは、メチャクチャ落ち込んでる。

「………………俺は、父さんに電話してくるよ。あといつでも動けるように用意してもらった部屋にいるよ。」

「あら、健太もホテル戻っていいわよ?」

「プログラムやセキュリティ関係は、近くでやった方が連携取りやすいし、そもそも頼まれてることだし最後までやるよ。」
(まぁ、何かあってライブ中止になったらメイ滅茶苦茶落ち込むだろうし。)

俺は、母さんを見て言った

「………………そうね。じゃあお願いね。」

俺は、父さんに連絡しながらダンススタジオを出た。
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