39 / 78
第四章 再生の火は物語を照らす
揺らぐ心、寄り添う糸
しおりを挟む
ギルド会議室
重苦しい空気の中、縄で縛られた盗賊団のリーダーが椅子に座らされていた。額には冷や汗、虚勢を張ろうとするが声は震えている。
巽が机を叩きつけ、顔を近づける。
「てめぇ! 召喚石をどこで手に入れた! 答えろッ!」
「ひっ……!」盗賊リーダーは肩を震わせた。だが唇を噛み、答えようとしない。
巽の拳が振り上げられる。
「ふざけんな! 仲間を危険に晒したんだぞ、殴ってでも吐かせ――」
「待て、巽!」
理人が腕をつかみ、鋭く制した。
「今ここで感情で殴ったら、逆に黙り込むだけだ。データは冷静に取るんだよ」
「チッ……!」巽は拳を握りしめたまま唸る。
その間に、渚が静かに一歩前へ出た。
銀色の髪が揺れ、藤色の瞳が盗賊リーダーを射抜く。
「……あなたの“心の糸”は乱れすぎています。恐怖と欲望に絡まれ、ほころびを広げている」
「や、やめろ……! 近寄るな……!」
リーダーは縛られたまま椅子ごと後ずさろうとするが、動けない。
その視線は、剣よりも渚への恐怖に染まっていた。
「無理に隠しても、糸は語ります。――誰から“召喚石”を受け取ったのです?」
しばしの沈黙。やがてリーダーの顔色が蒼白になり、声がかすれる。
「……黒ずくめの……男だ……! あいつが教えたんだ! 召喚のやり方も……不協和晶獣を呼ぶ方法も!」
渚の目が細められる。
「黒ずくめ……やはり“外の糸”が関わっていますね」
静香が腕を組み、冷たい声で告げる。
「証言は確かに聞き届けました。――この者はすぐに王城へ送ります」
巽はまだ怒りを残しながらも、理人の手を振り払って肩で息をしていた。
リーダーは力なく項垂れ、部屋に重い沈黙が落ちた。
王城・謁見の間
重苦しい沈黙が広がる中、縄で縛られた盗賊団の頭目が跪かされていた。両脇には兵士。周囲の廷臣たちは息をひそめ、ただ玉座を見上げている。
玉座に座るは、アレクシス・フォン・ヴァインベルク第一王子。
その瞳は冷え切った碧。先ほどまで仲間たちと笑っていた少年の面影はない。
「……愚か者め」
王子の声は、謁見の間を凍りつかせた。
盗賊団の頭目は脂汗を浮かべ、必死に言い訳を繰り出す。
「わ、我らはただ……! 生き延びるために……っ!」
「黙れ」
倫太郎は一切の感情を見せずに言い放つ。
「貴様らの欲望が招いたのは、不協和晶獣の再臨だ。あの地で働く民、そして我が国を危機に晒した。――言い訳の余地などない」
盗賊頭目の体が震える。
その視線が思わず壇上の脇――控えていた渚に向いた瞬間、さらに蒼白になる。
「ひ……っ……!」
渚は何も言わず、ただ静かに瞳を閉じていた。だがそれだけで十分だった。
倫太郎は、玉座に深く腰掛けたまま宣告する。
「……余はこの者を赦さぬ。地下牢に繋ぎ、王国の裁きに委ねよ。――二度と光を望むこと叶わぬように」
「御意!」
兵士たちが応じ、盗賊団の頭目を引きずるようにして連行していく。
その姿が扉の向こうへ消えた瞬間、謁見の間には冷たい余韻だけが残った。
倫太郎はゆっくりと息を吐き、心の奥で小さく呟いた。
(……これが、“王子”としての責任か)
玉座に座るその背筋は、先ほどまでの少年のものではなかった。
アレクシス王子としての威厳を纏い――だが、その内側で確かに高原倫太郎が息づいていた。
王子の部屋
玉座での裁きを終えた倫太郎は、扉を閉めるなり背中を壁に預け、ずるずると床に座り込んだ。
「……っはぁぁぁ……死ぬかと思った……!」
額を押さえ、深々とため息を吐く。
アレクシス王子としての冷徹な言葉――演じきったつもりでも、心臓はまだドクドクと暴れていた。
「……もう無理。あんなん“俺”じゃねぇよ……」
ぶつぶつ言いながら変化の杖を握りしめる。
淡い光に包まれ、金髪碧眼の王子の姿はかき消え、黒髪の高校生――高原倫太郎へと戻った。
「ふぅ……やっぱ、この姿の方が落ち着く……」
その時だった。
静かに歩み寄る影。
「お疲れさまでした、倫太郎」
柔らかな声とともに、渚が床に腰を下ろした。
「な、渚……」
気まずく視線を逸らす倫太郎の肩に、そっと彼女の手が置かれる。
「張り詰めていた糸が、今にも切れそうです。少し……休みましょうか」
気づけば、渚の膝が差し出されていた。
「え、ちょ、待っ……! さすがにこれは……!」
「ふふ……大丈夫。あなたはもう“王子”ではなく、“倫太郎”なのですから」
優雅に微笑む渚に促され、抵抗する間もなく頭を預けてしまう。
柔らかな感触と、銀髪から漂う落ち着いた香りに、倫太郎の顔は真っ赤になった。
「~~~~っ! いやいやいや! こんなん、照れるに決まってんだろ!」
「照れている顔も……愛らしいですね」
思わず飛び起きかけた倫太郎を、渚が軽く押さえる。
そして、彼女は普段の丁寧な敬語を崩し、少しだけ大人びた声音で囁いた。
「少しくらい……甘えてもいいのよ、倫太郎」
「っ……!」
心臓が跳ね、言葉を失う。
渚の藤色の瞳が、からかうように細められていた。
部屋の片隅、簡素な六畳間に似せた空間。
膝枕に頭を乗せた倫太郎は、真上に揺れる銀の髪をぼんやり見つめながら、深いため息をついた。
「……色々ありすぎて、マジで頭が追いつかねぇ……」
「当然よ、倫太郎」
渚は柔らかく微笑み、彼の前髪を指先でそっと払った。
「ただの高校生だったあなたが、王子として裁きを下すなんて。――混乱しない方が不自然だわ」
「……渚にそう言ってもらえると、ちょっと安心する」
倫太郎は赤面を隠すように目を閉じる。
「でもさ……俺、本当に“王子”なんてできんのかな……」
「できるかどうかじゃないわ」
渚の声は少し低く、だが揺るぎなかった。
「倫太郎が“どうありたいか”。それだけが大事なの」
その言葉が胸に落ち、倫太郎は思わず口を開いた。
「……ありがとな、渚」
渚は一瞬だけ目を細め、いつもの敬語を外した。
「……倫太郎。あなたは、あなたのままでいいのよ」
耳まで真っ赤になった倫太郎は、枕代わりの膝の上でごろりと身をよじった。
「……やめろって、余計照れるだろ……」
「照れてる顔、かわいいわよ」
「~~~~っ!」
彼の抗議は、渚の柔らかな笑みに溶けていった。
重苦しい空気の中、縄で縛られた盗賊団のリーダーが椅子に座らされていた。額には冷や汗、虚勢を張ろうとするが声は震えている。
巽が机を叩きつけ、顔を近づける。
「てめぇ! 召喚石をどこで手に入れた! 答えろッ!」
「ひっ……!」盗賊リーダーは肩を震わせた。だが唇を噛み、答えようとしない。
巽の拳が振り上げられる。
「ふざけんな! 仲間を危険に晒したんだぞ、殴ってでも吐かせ――」
「待て、巽!」
理人が腕をつかみ、鋭く制した。
「今ここで感情で殴ったら、逆に黙り込むだけだ。データは冷静に取るんだよ」
「チッ……!」巽は拳を握りしめたまま唸る。
その間に、渚が静かに一歩前へ出た。
銀色の髪が揺れ、藤色の瞳が盗賊リーダーを射抜く。
「……あなたの“心の糸”は乱れすぎています。恐怖と欲望に絡まれ、ほころびを広げている」
「や、やめろ……! 近寄るな……!」
リーダーは縛られたまま椅子ごと後ずさろうとするが、動けない。
その視線は、剣よりも渚への恐怖に染まっていた。
「無理に隠しても、糸は語ります。――誰から“召喚石”を受け取ったのです?」
しばしの沈黙。やがてリーダーの顔色が蒼白になり、声がかすれる。
「……黒ずくめの……男だ……! あいつが教えたんだ! 召喚のやり方も……不協和晶獣を呼ぶ方法も!」
渚の目が細められる。
「黒ずくめ……やはり“外の糸”が関わっていますね」
静香が腕を組み、冷たい声で告げる。
「証言は確かに聞き届けました。――この者はすぐに王城へ送ります」
巽はまだ怒りを残しながらも、理人の手を振り払って肩で息をしていた。
リーダーは力なく項垂れ、部屋に重い沈黙が落ちた。
王城・謁見の間
重苦しい沈黙が広がる中、縄で縛られた盗賊団の頭目が跪かされていた。両脇には兵士。周囲の廷臣たちは息をひそめ、ただ玉座を見上げている。
玉座に座るは、アレクシス・フォン・ヴァインベルク第一王子。
その瞳は冷え切った碧。先ほどまで仲間たちと笑っていた少年の面影はない。
「……愚か者め」
王子の声は、謁見の間を凍りつかせた。
盗賊団の頭目は脂汗を浮かべ、必死に言い訳を繰り出す。
「わ、我らはただ……! 生き延びるために……っ!」
「黙れ」
倫太郎は一切の感情を見せずに言い放つ。
「貴様らの欲望が招いたのは、不協和晶獣の再臨だ。あの地で働く民、そして我が国を危機に晒した。――言い訳の余地などない」
盗賊頭目の体が震える。
その視線が思わず壇上の脇――控えていた渚に向いた瞬間、さらに蒼白になる。
「ひ……っ……!」
渚は何も言わず、ただ静かに瞳を閉じていた。だがそれだけで十分だった。
倫太郎は、玉座に深く腰掛けたまま宣告する。
「……余はこの者を赦さぬ。地下牢に繋ぎ、王国の裁きに委ねよ。――二度と光を望むこと叶わぬように」
「御意!」
兵士たちが応じ、盗賊団の頭目を引きずるようにして連行していく。
その姿が扉の向こうへ消えた瞬間、謁見の間には冷たい余韻だけが残った。
倫太郎はゆっくりと息を吐き、心の奥で小さく呟いた。
(……これが、“王子”としての責任か)
玉座に座るその背筋は、先ほどまでの少年のものではなかった。
アレクシス王子としての威厳を纏い――だが、その内側で確かに高原倫太郎が息づいていた。
王子の部屋
玉座での裁きを終えた倫太郎は、扉を閉めるなり背中を壁に預け、ずるずると床に座り込んだ。
「……っはぁぁぁ……死ぬかと思った……!」
額を押さえ、深々とため息を吐く。
アレクシス王子としての冷徹な言葉――演じきったつもりでも、心臓はまだドクドクと暴れていた。
「……もう無理。あんなん“俺”じゃねぇよ……」
ぶつぶつ言いながら変化の杖を握りしめる。
淡い光に包まれ、金髪碧眼の王子の姿はかき消え、黒髪の高校生――高原倫太郎へと戻った。
「ふぅ……やっぱ、この姿の方が落ち着く……」
その時だった。
静かに歩み寄る影。
「お疲れさまでした、倫太郎」
柔らかな声とともに、渚が床に腰を下ろした。
「な、渚……」
気まずく視線を逸らす倫太郎の肩に、そっと彼女の手が置かれる。
「張り詰めていた糸が、今にも切れそうです。少し……休みましょうか」
気づけば、渚の膝が差し出されていた。
「え、ちょ、待っ……! さすがにこれは……!」
「ふふ……大丈夫。あなたはもう“王子”ではなく、“倫太郎”なのですから」
優雅に微笑む渚に促され、抵抗する間もなく頭を預けてしまう。
柔らかな感触と、銀髪から漂う落ち着いた香りに、倫太郎の顔は真っ赤になった。
「~~~~っ! いやいやいや! こんなん、照れるに決まってんだろ!」
「照れている顔も……愛らしいですね」
思わず飛び起きかけた倫太郎を、渚が軽く押さえる。
そして、彼女は普段の丁寧な敬語を崩し、少しだけ大人びた声音で囁いた。
「少しくらい……甘えてもいいのよ、倫太郎」
「っ……!」
心臓が跳ね、言葉を失う。
渚の藤色の瞳が、からかうように細められていた。
部屋の片隅、簡素な六畳間に似せた空間。
膝枕に頭を乗せた倫太郎は、真上に揺れる銀の髪をぼんやり見つめながら、深いため息をついた。
「……色々ありすぎて、マジで頭が追いつかねぇ……」
「当然よ、倫太郎」
渚は柔らかく微笑み、彼の前髪を指先でそっと払った。
「ただの高校生だったあなたが、王子として裁きを下すなんて。――混乱しない方が不自然だわ」
「……渚にそう言ってもらえると、ちょっと安心する」
倫太郎は赤面を隠すように目を閉じる。
「でもさ……俺、本当に“王子”なんてできんのかな……」
「できるかどうかじゃないわ」
渚の声は少し低く、だが揺るぎなかった。
「倫太郎が“どうありたいか”。それだけが大事なの」
その言葉が胸に落ち、倫太郎は思わず口を開いた。
「……ありがとな、渚」
渚は一瞬だけ目を細め、いつもの敬語を外した。
「……倫太郎。あなたは、あなたのままでいいのよ」
耳まで真っ赤になった倫太郎は、枕代わりの膝の上でごろりと身をよじった。
「……やめろって、余計照れるだろ……」
「照れてる顔、かわいいわよ」
「~~~~っ!」
彼の抗議は、渚の柔らかな笑みに溶けていった。
0
あなたにおすすめの小説
転生社畜、転生先でも社畜ジョブ「書記」でブラック労働し、20年。前人未到のジョブレベルカンストからの大覚醒成り上がり!
nineyu
ファンタジー
男は絶望していた。
使い潰され、いびられ、社畜生活に疲れ、気がつけば死に場所を求めて樹海を歩いていた。
しかし、樹海の先は異世界で、転生の影響か体も若返っていた!
リスタートと思い、自由に暮らしたいと思うも、手に入れていたスキルは前世の影響らしく、気がつけば変わらない社畜生活に、、
そんな不幸な男の転機はそこから20年。
累計四十年の社畜ジョブが、遂に覚醒する!!
異世界帰りの俺、現代日本にダンジョンが出現したので異世界経験を売ったり配信してみます
内田ヨシキ
ファンタジー
「あの魔物の倒し方なら、30万円で売るよ!」
――これは、現代日本にダンジョンが出現して間もない頃の物語。
カクヨムにて先行連載中です!
(https://kakuyomu.jp/works/16818023211703153243)
異世界で名を馳せた英雄「一条 拓斗(いちじょう たくと)」は、現代日本に帰還したはいいが、異世界で鍛えた魔力も身体能力も失われていた。
残ったのは魔物退治の経験や、魔法に関する知識、異世界言語能力など現代日本で役に立たないものばかり。
一般人として生活するようになった拓斗だったが、持てる能力を一切活かせない日々は苦痛だった。
そんな折、現代日本に迷宮と魔物が出現。それらは拓斗が異世界で散々見てきたものだった。
そして3年後、ついに迷宮で活動する国家資格を手にした拓斗は、安定も平穏も捨てて、自分のすべてを活かせるはずの迷宮へ赴く。
異世界人「フィリア」との出会いをきっかけに、拓斗は自分の異世界経験が、他の初心者同然の冒険者にとって非常に有益なものであると気づく。
やがて拓斗はフィリアと共に、魔物の倒し方や、迷宮探索のコツ、魔法の使い方などを、時に直接売り、時に動画配信してお金に変えていく。
さらには迷宮探索に有用なアイテムや、冒険者の能力を可視化する「ステータスカード」を発明する。
そんな彼らの活動は、ダンジョン黎明期の日本において重要なものとなっていき、公的機関に発展していく――。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
なぜ、最強の勇者は無一文で山に消えたのか? ──世界に忘れられ、ひび割れた心のまま始めたダークスローライフ。 そして、虹の種は静かに育ち始め
イニシ原
ファンタジー
ダークスローライフで癒しに耐えろ。
孤独になった勇者。
人と出会わないことで進む時間がスローになるのがダークスローライフ。
ベストな組み合わせだった。
たまに来る行商人が、唯一の接点だった。
言葉は少なく、距離はここちよかった。
でも、ある日、虹の種で作ったお茶を飲んだ。
それが、すべての始まりだった。
若者が来た。
食料を抱えて、笑顔で扉を叩く。
断っても、また来る。
石を渡せば帰るが、次はもっと持ってくる。
優しさは、静けさを壊す。
逃げても、追いつかれる。
それでも、ほんの少しだけ、
誰かと生きたいと思ってしまう。
これは、癒しに耐える者の物語。
***
登場人物の紹介
■ アセル
元勇者。年齢は40に近いが、見た目は16歳。森の奥でひとり暮らしている。
■ アーサー
初老の男性。アセルが唯一接点を持つ人物。たまに森を訪れる。
■ トリス
若者。20代前半。アーサー行方不明後、食料を抱えて森の家を訪れる。
RPGのストーリー開始前に殺されるモブに転生した俺、死亡フラグを回避してラスボス助けたら女主人公が現れてなぜか修羅場になった。
白波 鷹(しらなみ たか)【白波文庫】
ファンタジー
――死亡フラグのあるモブに転生した。なぜか男主人公の姿で。
王国に孤児院の子供達を殺された少女ミュライトがラスボスのRPG『プリテスタファンタジー』。
物語後半でミュライトと主人公は互いに孤児院出身であることが分かり、彼女を倒した主人公がその死を悲しむ絶望的なエンディングからいわゆる「鬱ゲー」と呼ばれているゲームでもある。
そして、そんなゲームの物語開始前にミュライトと同じ孤児院に住んでいた子供に転生したが…その見た目はなぜか男主人公シュウだった。
原作との違いに疑問を抱くものの、このままストーリー通りに進めば、ミュライトと主人公が戦って悲惨なエンディングを迎えてしまう。
彼女が闇落ちしてラスボスになるのを防ぐため、彼女が姉のように慕っていたエリシルの命を救ったり、王国の陰謀から孤児達を守ろうと鍛えていると、やがて男主人公を選んだ場合は登場しないはずの女主人公マフィが現れる。
マフィとミュライトが仲良くなれば戦わずに済む、そう考えて二人と交流していくが―
「―あれ? 君たち、なんか原作と違くない?」
なぜか鉢合わせた二人は彼を取り合って修羅場に。
こうして、モブキャラであるはずのシュウは主人公やラスボス達、果ては原作死亡キャラも助けながらまだ見ぬハッピーエンドを目指していく。
※他小説投稿サイトにも投稿中
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
レベルアップは異世界がおすすめ!
まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。
そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる