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第五章 安息と騒乱――渚は笑い、倫太郎は赤面
甚八郎の試練・現れし未確認闘鬼
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王都と村を結ぶ往来
玉蓮がギルド隣の店を構え、玉燕が村に腰を据えたことで、自然と人の流れが生まれ始めた。
王都側
「玉蓮商店、珍しいスパイス入荷!」
「村限定の新鮮な食材と物々交換!」
ギルド帰りの冒険者や侍女たちが列を作り、買い物を楽しんでいた。
村側
「玉燕特製・保存食セット!」
「王都直送の嗜好品、今ならお安く!」
寄合所前に簡易屋台が並び、農民や旅人たちが珍しい品を手に入れるようになった。
結果、ヴァインベルク王国とシラカベ村を結ぶ街道は活気を帯び、馬車の往来も日に日に増えていった。
冒険者たちの実感
「王都のギルドと村の寄合所、どっちでも依頼受けられるの便利だな」
「村に行けば飯もうまいし、別荘もあるしな」
「……いや、別荘は王子様の隠れ家だろ」
「知らん、俺は行ったことない!」
冒険者たちの冗談混じりの会話が広がり、両拠点が少しずつ“兄弟都市”のような雰囲気を持ち始めた。
渚と倫太郎の視点
「……やっぱり玉蓮と玉燕、只者じゃないな」
倫太郎が頭を抱えると、渚は風鈴の音を聞きながら微笑んだ。
「でも、こうして人の流れができるのは良いことよ。あなたにとっても……きっと支えになるはず」
倫太郎は少し照れながらも、別荘の窓から見える馬車の列を眺めていた。
――王国と村の往来は、やがて人と人の縁をさらに強める架け橋となっていく。
しかしその時――。
――ヒュッ!
風を切る音が頭上から落ちてきた。
大地に突き立ったのは一本の巨大な槍。
その穂先には布が結びつけられ、血文字でこう記されていた。
「決戦の刻、今ここに」
場の空気が張りつめる。
倫太郎は喉を鳴らし、渚の袖を思わず掴んだ。
「……おいおい、マジでやるのかよ……」
荒地・翌日の正午
「……これ、マジで果たし状だったんだな」
荒地に立つ巽が、額の汗をぬぐいながら呟いた。
呼び出されたのはアルモニカ勢――巽、理人、怜、颯真、セレス隊、そして第二部隊の尊・透花・剛士。
さらにユリウス、セリナ、ガルドといった暁の牙も揃った。
その後方で、静香と倫太郎が控えている。
「……甚八郎殿、一体なにをお考えなのか」
静香が静かに呟いたその時、風を切る声が響いた。
「よくぞ集まったな」
古びた羽織姿の甚八郎が、悠然と姿を現した。
年老いた風貌ながら、瞳は猛獣のような光を宿している。
「――これは“試練”じゃ。お主らがこの先、更なる不協和と戦い抜く覚悟があるかを確かめるためにな」
そう言うと、甚八郎は掌に黒い石を取り出し、地面へと叩きつけた。
「不協和よ、姿を現せ」
現れた異形
土煙が晴れた時――そこに立っていたのは、巨体の異形。
頭は兜のように歪んだ仮面で覆われ、全身の筋肉は鉄のように硬質化している。
上半身は空手家そのもの、拳を握り、静かに構えていた。
【不協和闘鬼《カラテ・モンク》】
「……なにあれ」
セリナが息を呑む。
「ただの格闘家に見えるが……違うな」
ガルドが盾を構えた瞬間、異形は疾風の如く踏み込み、盾を一撃で弾き飛ばした。
「ぐっ……!」
巨体に似合わぬ速度、そして単純な“拳”の一撃。
ユリウスが飛び込み剣で受け止めるが、骨まで痺れる衝撃に顔を歪める。
「くそっ、ただの殴打がここまで重いのかよ!」
初見の混乱
「データにない……」
理人が端末を操作するが、反応は白紙だった。
怜が短剣を構える。
「……元の世界でも見たことがありません。未確認のケースです」
セレスは仲間を下がらせる。
「動きが読めない……一度距離を取って!」
だが、異形は糸のような技も魔術も使わず、ただひたすら“肉体の理”だけで攻め込んでくる。
空手の型に似た正拳突き、下段払い、掴んで投げ飛ばす崩し――
どれもが単純にして凶悪、仲間たちは次々と体勢を崩された。
「こいつ……糸口が掴めねぇ!」
巽が地面を転がりながら叫ぶ。
「まるで、人間の武術を極限まで歪めたみたいだ……」
颯真が弓を構えるが、放った矢は手刀で叩き落とされる。
「嘘だろ……矢を素手で!?」
セレス隊も、デバフや狙撃で牽制を試みるが、相手は一切ひるまない。
攻撃を受ければ受けるほど、闘志が研ぎ澄まされていくようだった。
――糸口が見えない。
――力押しも通じない。
――奇策も決定打にはならない。
全員がそう感じ始めていた。
後方
「……あれが甚八郎殿の“試練”ですか」
静香は目を細め、冷静に戦場を見守る。
倫太郎は汗をかきながら呟いた。
「やべぇよ……あんなの相手にして勝てんのか……?」
甚八郎はただ腕を組み、厳しい眼差しで戦いを見つめ続けていた。
「さあ、見せてみよ。お主らの“今”を」
――試練の闘鬼。
――誰もが初めて見る、不協和の化身。
まだ、勝ち筋は誰の目にも見えていなかった。
王都郊外・廃屋(数時間前)
黒衣の男は、薄暗い部屋で召喚石を掲げていた。
「……今度こそ、王都を混乱に――」
その瞬間。
「ぬうんッ!」
轟音とともに襖を突き破り、甚八郎の拳が唸った。
「ぐはっ!!?」
黒衣は床に叩きつけられ、召喚石が宙を舞う。
甚八郎は涼しい顔でそれを拾い上げ、腰の袂に収める。
「……これほどの力、無駄に使うでないわ」
黒衣は必死に立ち上がろうとするが――
「がっ……!? つ、強すぎ……!」
次の瞬間には正拳突きで壁ごと吹き飛ばされ、白目をむいて伸びていた。
「ふむ、良い石だ。これで皆の試練にしよう」
甚八郎は何事もなかったかのように背を向け、歩み去る。
――残された黒衣は、崩れた瓦礫の中でぴくりとも動かない。
現在
「襲撃作戦、失敗……」
黒衣は包帯ぐるぐるにされ、地面に突っ伏して呻いていた。
「なんだよぉ……なんで毎回、俺だけこんな目に……」
召喚石を失い、計画を台無しにされた彼の嘆きは、荒地の風に虚しくかき消されていった。
玉蓮がギルド隣の店を構え、玉燕が村に腰を据えたことで、自然と人の流れが生まれ始めた。
王都側
「玉蓮商店、珍しいスパイス入荷!」
「村限定の新鮮な食材と物々交換!」
ギルド帰りの冒険者や侍女たちが列を作り、買い物を楽しんでいた。
村側
「玉燕特製・保存食セット!」
「王都直送の嗜好品、今ならお安く!」
寄合所前に簡易屋台が並び、農民や旅人たちが珍しい品を手に入れるようになった。
結果、ヴァインベルク王国とシラカベ村を結ぶ街道は活気を帯び、馬車の往来も日に日に増えていった。
冒険者たちの実感
「王都のギルドと村の寄合所、どっちでも依頼受けられるの便利だな」
「村に行けば飯もうまいし、別荘もあるしな」
「……いや、別荘は王子様の隠れ家だろ」
「知らん、俺は行ったことない!」
冒険者たちの冗談混じりの会話が広がり、両拠点が少しずつ“兄弟都市”のような雰囲気を持ち始めた。
渚と倫太郎の視点
「……やっぱり玉蓮と玉燕、只者じゃないな」
倫太郎が頭を抱えると、渚は風鈴の音を聞きながら微笑んだ。
「でも、こうして人の流れができるのは良いことよ。あなたにとっても……きっと支えになるはず」
倫太郎は少し照れながらも、別荘の窓から見える馬車の列を眺めていた。
――王国と村の往来は、やがて人と人の縁をさらに強める架け橋となっていく。
しかしその時――。
――ヒュッ!
風を切る音が頭上から落ちてきた。
大地に突き立ったのは一本の巨大な槍。
その穂先には布が結びつけられ、血文字でこう記されていた。
「決戦の刻、今ここに」
場の空気が張りつめる。
倫太郎は喉を鳴らし、渚の袖を思わず掴んだ。
「……おいおい、マジでやるのかよ……」
荒地・翌日の正午
「……これ、マジで果たし状だったんだな」
荒地に立つ巽が、額の汗をぬぐいながら呟いた。
呼び出されたのはアルモニカ勢――巽、理人、怜、颯真、セレス隊、そして第二部隊の尊・透花・剛士。
さらにユリウス、セリナ、ガルドといった暁の牙も揃った。
その後方で、静香と倫太郎が控えている。
「……甚八郎殿、一体なにをお考えなのか」
静香が静かに呟いたその時、風を切る声が響いた。
「よくぞ集まったな」
古びた羽織姿の甚八郎が、悠然と姿を現した。
年老いた風貌ながら、瞳は猛獣のような光を宿している。
「――これは“試練”じゃ。お主らがこの先、更なる不協和と戦い抜く覚悟があるかを確かめるためにな」
そう言うと、甚八郎は掌に黒い石を取り出し、地面へと叩きつけた。
「不協和よ、姿を現せ」
現れた異形
土煙が晴れた時――そこに立っていたのは、巨体の異形。
頭は兜のように歪んだ仮面で覆われ、全身の筋肉は鉄のように硬質化している。
上半身は空手家そのもの、拳を握り、静かに構えていた。
【不協和闘鬼《カラテ・モンク》】
「……なにあれ」
セリナが息を呑む。
「ただの格闘家に見えるが……違うな」
ガルドが盾を構えた瞬間、異形は疾風の如く踏み込み、盾を一撃で弾き飛ばした。
「ぐっ……!」
巨体に似合わぬ速度、そして単純な“拳”の一撃。
ユリウスが飛び込み剣で受け止めるが、骨まで痺れる衝撃に顔を歪める。
「くそっ、ただの殴打がここまで重いのかよ!」
初見の混乱
「データにない……」
理人が端末を操作するが、反応は白紙だった。
怜が短剣を構える。
「……元の世界でも見たことがありません。未確認のケースです」
セレスは仲間を下がらせる。
「動きが読めない……一度距離を取って!」
だが、異形は糸のような技も魔術も使わず、ただひたすら“肉体の理”だけで攻め込んでくる。
空手の型に似た正拳突き、下段払い、掴んで投げ飛ばす崩し――
どれもが単純にして凶悪、仲間たちは次々と体勢を崩された。
「こいつ……糸口が掴めねぇ!」
巽が地面を転がりながら叫ぶ。
「まるで、人間の武術を極限まで歪めたみたいだ……」
颯真が弓を構えるが、放った矢は手刀で叩き落とされる。
「嘘だろ……矢を素手で!?」
セレス隊も、デバフや狙撃で牽制を試みるが、相手は一切ひるまない。
攻撃を受ければ受けるほど、闘志が研ぎ澄まされていくようだった。
――糸口が見えない。
――力押しも通じない。
――奇策も決定打にはならない。
全員がそう感じ始めていた。
後方
「……あれが甚八郎殿の“試練”ですか」
静香は目を細め、冷静に戦場を見守る。
倫太郎は汗をかきながら呟いた。
「やべぇよ……あんなの相手にして勝てんのか……?」
甚八郎はただ腕を組み、厳しい眼差しで戦いを見つめ続けていた。
「さあ、見せてみよ。お主らの“今”を」
――試練の闘鬼。
――誰もが初めて見る、不協和の化身。
まだ、勝ち筋は誰の目にも見えていなかった。
王都郊外・廃屋(数時間前)
黒衣の男は、薄暗い部屋で召喚石を掲げていた。
「……今度こそ、王都を混乱に――」
その瞬間。
「ぬうんッ!」
轟音とともに襖を突き破り、甚八郎の拳が唸った。
「ぐはっ!!?」
黒衣は床に叩きつけられ、召喚石が宙を舞う。
甚八郎は涼しい顔でそれを拾い上げ、腰の袂に収める。
「……これほどの力、無駄に使うでないわ」
黒衣は必死に立ち上がろうとするが――
「がっ……!? つ、強すぎ……!」
次の瞬間には正拳突きで壁ごと吹き飛ばされ、白目をむいて伸びていた。
「ふむ、良い石だ。これで皆の試練にしよう」
甚八郎は何事もなかったかのように背を向け、歩み去る。
――残された黒衣は、崩れた瓦礫の中でぴくりとも動かない。
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