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011 遠い親戚より近くの他人
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「遠い親戚より近くの他人」という言葉があるけれど、私はそういう傾向があるのかないのか、母の言葉が胸に刺さっていた。
確かに歴代の彼氏はいつも同じ学校にいたから、こんなにも会えないのは、心が寂しかった。
そんな時、職場の先輩から食事に誘われた。
偶然にもこうちゃんと同じ名前の人だった。
どこかでこうちゃんを重ねてしまったのかもしれない。
私に彼氏がいることは知っていて、「それでもいい、振り向いてくれるように努力する。」と言ってくれていた。つまり告白されたということだった。
数年前のこうちゃんと同様に、私のことをよく見ているから、クリスマスの件で落ち込んでいることも察知された。
「それ、本当に仕事だって思う?貴女がこんなにも楽しみにしてるのに、彼はその価値観をわかってくれてないの?」
私は弱かった。
この時、本当に心が弱かった。
いや、やはり近くにいる人を意識して、もう私もこの人を好きになっていたのだと思う。
ふと我に返った時、私は先輩と一線を越えてしまった後だった。
でももうこれは自分の責任。
こうちゃんと付き合い始めた時のことを思い出した。
あの時、一生負い目に感じることのないように、あんなに悩んでいた別の人とのことを、全て包み込んでくれたこうちゃん。
それなのに私はここで負い目を作ってしまった。
いや、こうちゃんのこと大好きだから、裏切った自分が許せなかった。
職場の先輩には、「もう彼氏とは別れるしかない」と相談し、もちろんそれは支えると言ってくれた。
そしてクリスマスイブの日。
お互いの職場は電車で1時間半もかかるのに、私の仕事終わりの時間に連絡が来た。
「最寄り駅に着いたよ。何時に終わる?」
な、なんてこと!!
これって、こうちゃんのサプライズだったの!?
え、え、え、、、
私は取り返しのつかないことをしてしまったと、オロオロしてしまっていた。
それを見ていた先輩が声をかけてくれた、
「どうした?もし具合悪いなら今夜の予定はキャンセルでもいいよ。」
「いや、あの、、、」
説明すると、こう言われた。
「もう心は決めてくれたんでしょ。言い出すきっかけを探していたんだよね。それ、今日なんじゃない?話しておいでよ。オレはいいから。」
「うん。。。でもその後、自分がどうなるかわからない。」
「近くで待ってるよ。何時まででも。送るよ、今日は。予定はキャンセルしよう。」
私は意を決して、駅のホームへと向かった。
確かに歴代の彼氏はいつも同じ学校にいたから、こんなにも会えないのは、心が寂しかった。
そんな時、職場の先輩から食事に誘われた。
偶然にもこうちゃんと同じ名前の人だった。
どこかでこうちゃんを重ねてしまったのかもしれない。
私に彼氏がいることは知っていて、「それでもいい、振り向いてくれるように努力する。」と言ってくれていた。つまり告白されたということだった。
数年前のこうちゃんと同様に、私のことをよく見ているから、クリスマスの件で落ち込んでいることも察知された。
「それ、本当に仕事だって思う?貴女がこんなにも楽しみにしてるのに、彼はその価値観をわかってくれてないの?」
私は弱かった。
この時、本当に心が弱かった。
いや、やはり近くにいる人を意識して、もう私もこの人を好きになっていたのだと思う。
ふと我に返った時、私は先輩と一線を越えてしまった後だった。
でももうこれは自分の責任。
こうちゃんと付き合い始めた時のことを思い出した。
あの時、一生負い目に感じることのないように、あんなに悩んでいた別の人とのことを、全て包み込んでくれたこうちゃん。
それなのに私はここで負い目を作ってしまった。
いや、こうちゃんのこと大好きだから、裏切った自分が許せなかった。
職場の先輩には、「もう彼氏とは別れるしかない」と相談し、もちろんそれは支えると言ってくれた。
そしてクリスマスイブの日。
お互いの職場は電車で1時間半もかかるのに、私の仕事終わりの時間に連絡が来た。
「最寄り駅に着いたよ。何時に終わる?」
な、なんてこと!!
これって、こうちゃんのサプライズだったの!?
え、え、え、、、
私は取り返しのつかないことをしてしまったと、オロオロしてしまっていた。
それを見ていた先輩が声をかけてくれた、
「どうした?もし具合悪いなら今夜の予定はキャンセルでもいいよ。」
「いや、あの、、、」
説明すると、こう言われた。
「もう心は決めてくれたんでしょ。言い出すきっかけを探していたんだよね。それ、今日なんじゃない?話しておいでよ。オレはいいから。」
「うん。。。でもその後、自分がどうなるかわからない。」
「近くで待ってるよ。何時まででも。送るよ、今日は。予定はキャンセルしよう。」
私は意を決して、駅のホームへと向かった。
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