10 / 58
010 社会人生活
しおりを挟む
晴れて社会人になり、こうちゃんは独り暮らしを始めました。
当然、私がその家に行ったりして、会える日が増えるかと思ったら、社宅の扱いだったので、いきなり同棲みたいなのはまずいということで、私は相変わらずの実家暮らしでした。
それでも毎日電話して、「おやすみ」と言い合うのは相変わらず。
とうとうこの日がやってきました。
「僕と結婚してください。」
まだ就職したばかりで唐突だったけれど、こうちゃんは社会人になったらプロポーズしようと決めていたみたい。
本当に嬉しかった。
こんなにも愛し、愛される人と結婚するだなんて、幸せなことだと。
あの時のハグとキスは、今でも忘れられない。
もちろん即OKしました。
両親公認の仲ではありましたが、きちんと挨拶に行ったり、いろんな段取りを決めないとということになりましたが、慌てずにやろうと合意しました。
夏が過ぎ秋になり、もうすぐクリスマスの季節になりました。
学生時代は、クリスマスがとてつもなく忙しいバイトをしていたこうちゃんだったので、いつも数日ずらしてクリスマスを過ごしていました。
だから私は今度のクリスマスイブを密かに心待ちにしていました。
しかしこうちゃんから悲しいお知らせが届きました。
「イブは仕事が遅くなるので、それから君のところへは行かれない。ごめんね。」
「え?私がこうちゃんのところに行くだけでもいい。外で会えないならそれでもいい。」
そう言えば良かったのに、私の心は期待とのギャップに打ち砕かれました。
プロポーズの話は、まだ親にはしていなかったけど、母にこう言われました。
「貴女はさっさと結婚しないと別れることになるわよ。近くにいないと寂しくなる性格だから。」
何でもお見通し。
母って本当にすごい。
確かにデートは減ってないけど、学生時代は毎日のようにキャンパスで会っていたから、会える回数は激減していた。
それもまた私のクリスマスイブへの期待を大きくしていたのかも知れない。
少しだけ仕事でミスをした。
やはり集中力に欠けていたのだと思う。
当然、私がその家に行ったりして、会える日が増えるかと思ったら、社宅の扱いだったので、いきなり同棲みたいなのはまずいということで、私は相変わらずの実家暮らしでした。
それでも毎日電話して、「おやすみ」と言い合うのは相変わらず。
とうとうこの日がやってきました。
「僕と結婚してください。」
まだ就職したばかりで唐突だったけれど、こうちゃんは社会人になったらプロポーズしようと決めていたみたい。
本当に嬉しかった。
こんなにも愛し、愛される人と結婚するだなんて、幸せなことだと。
あの時のハグとキスは、今でも忘れられない。
もちろん即OKしました。
両親公認の仲ではありましたが、きちんと挨拶に行ったり、いろんな段取りを決めないとということになりましたが、慌てずにやろうと合意しました。
夏が過ぎ秋になり、もうすぐクリスマスの季節になりました。
学生時代は、クリスマスがとてつもなく忙しいバイトをしていたこうちゃんだったので、いつも数日ずらしてクリスマスを過ごしていました。
だから私は今度のクリスマスイブを密かに心待ちにしていました。
しかしこうちゃんから悲しいお知らせが届きました。
「イブは仕事が遅くなるので、それから君のところへは行かれない。ごめんね。」
「え?私がこうちゃんのところに行くだけでもいい。外で会えないならそれでもいい。」
そう言えば良かったのに、私の心は期待とのギャップに打ち砕かれました。
プロポーズの話は、まだ親にはしていなかったけど、母にこう言われました。
「貴女はさっさと結婚しないと別れることになるわよ。近くにいないと寂しくなる性格だから。」
何でもお見通し。
母って本当にすごい。
確かにデートは減ってないけど、学生時代は毎日のようにキャンパスで会っていたから、会える回数は激減していた。
それもまた私のクリスマスイブへの期待を大きくしていたのかも知れない。
少しだけ仕事でミスをした。
やはり集中力に欠けていたのだと思う。
2
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳の主婦・加恋。冷え切った家庭で孤独に苛まれる彼女を救い出したのは、ネットの向こう側にいた二十歳(はたち)と偽っていた17歳の少年・晴人だった。
「未成年との不倫」という、社会から断罪されるべき背徳。それでも二人は、震える手で未来への約束を交わす。少年が大学生になり、社会人となり、守られる存在から「守る男」へと成長していく中で、加恋は自らの手で「妻」という仮面を脱ぎ捨てていく…
清掃員と僕の密やかな情状
MisakiNonagase
恋愛
都心のオフィスビルで働く会社員の26歳・高城蓮(たかぎれん)。彼の無機質な日常に唯一の彩りを与えていたのは、夕方から現れる70歳の清掃員・山科和子だった。
青い作業服に身を包み、黙々と床を磨く彼女を、蓮は「気さくなおばあちゃん」だと思っていた。あの日、立ち飲み屋で私服姿の彼女と再会するまでは――。
肉じゃがの甘い湯気、溶けゆく氷の音、そして重ねた肌の温もり。
44歳の年齢差を超え、孤独を分かち合った二人が辿り着いた「愛の形」とは。これは、一人の青年が境界線の向こう側で教わった、残酷なまでに美しい人生の記録。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる