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031 突然の辞令
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こうちゃんは出世して海外に転勤する話が出た。
こうちゃんは出世を断り、東京に残ることを懇願したが、どうしても3年間行って欲しいとのことだった。
妻子に相談すると、それは寂しいけれどおめでたいことだし、子供のことはあるけれど、仕方がないことかもしれないとのこと。
確かに会社を辞めたら、それはそれで困ってしまう。
しかし当然、こうちゃんにはもう1つの理由があった。
みーたんに話すと、泣かれた。
「やっぱり神様は見てたのね。」
「まだ迷ってる。」
「私が過去にしたこと、私たちが今していること、神様は許してくれていないってことだよ。」
「みーたん。。。ボクたち、また別れなくちゃいけないの?」
いつになく弱気なこうちゃんがいた。
「こうちゃん?震えてる?」
「なんかわからない。。。止まらない。なんだろう、これ。」
「こうちゃん!」
強く抱き締めたけれど、震えが止まらない。。。
「私たち、別れないよ。一時期、離れるだけだよ。こうちゃん、大好きだよ。」
「みーたん、みーたん、こわいよ、ボク。何かが迫ってくる感じがするんだ。」
みーたんの胸に顔を埋めて、身体を震わせているこうちゃん。
明らかに異変を生じている。
こうちゃんには私がいないとだめなんだ。
もう二度と私のことで苦しませたくない。
でも私にもこうちゃんにも家族がいるから、表に出られない。
どうすれば。。。
みーたんは悩んだ。
「こうちゃん、奥さんとは遠距離恋愛できたんでしょ?私ともできるんじゃない?」
「無理だよ。あの時は毎月一回以上は会えてたもの。」
「そうか。こうちゃん、私も何とかしたいとは思ってる。少し待ってて。」
「だめだよ。早まっては。今の幸せは壊さないでよ。」
「うん。だって2番目に好きな人と結婚してることは大事だもの。」
大学時代に英語はほぼマスターしていたのに、みーたんは仕事でそれを使うことが無かった。
よく考えてみれば、海外で仕事をしたいという夢は、働き始めた頃にはもう無くなり、いつの間にか目の前にバートナーがいることが大切になり、それが幸せだと考えるようになった。
会社の制度を調べていて、先輩社員の社内広報を見つけた。
子育てが終わってから、またグローバルに活躍している女性社員の記事だった。
「これだ!」
その人にコンタクトした。
たくさん教えてもらった。
すると、今まさに募集していることを知り、社内公募で手を上げてくれれば、採用の確度は高いとも聞いた。
しかもなんと赴任先はいくつかあり、こうちゃんと同じバンコクもあった。
「神様は見放してはいなかった。」
そう心から思った。
こうちゃんは出世を断り、東京に残ることを懇願したが、どうしても3年間行って欲しいとのことだった。
妻子に相談すると、それは寂しいけれどおめでたいことだし、子供のことはあるけれど、仕方がないことかもしれないとのこと。
確かに会社を辞めたら、それはそれで困ってしまう。
しかし当然、こうちゃんにはもう1つの理由があった。
みーたんに話すと、泣かれた。
「やっぱり神様は見てたのね。」
「まだ迷ってる。」
「私が過去にしたこと、私たちが今していること、神様は許してくれていないってことだよ。」
「みーたん。。。ボクたち、また別れなくちゃいけないの?」
いつになく弱気なこうちゃんがいた。
「こうちゃん?震えてる?」
「なんかわからない。。。止まらない。なんだろう、これ。」
「こうちゃん!」
強く抱き締めたけれど、震えが止まらない。。。
「私たち、別れないよ。一時期、離れるだけだよ。こうちゃん、大好きだよ。」
「みーたん、みーたん、こわいよ、ボク。何かが迫ってくる感じがするんだ。」
みーたんの胸に顔を埋めて、身体を震わせているこうちゃん。
明らかに異変を生じている。
こうちゃんには私がいないとだめなんだ。
もう二度と私のことで苦しませたくない。
でも私にもこうちゃんにも家族がいるから、表に出られない。
どうすれば。。。
みーたんは悩んだ。
「こうちゃん、奥さんとは遠距離恋愛できたんでしょ?私ともできるんじゃない?」
「無理だよ。あの時は毎月一回以上は会えてたもの。」
「そうか。こうちゃん、私も何とかしたいとは思ってる。少し待ってて。」
「だめだよ。早まっては。今の幸せは壊さないでよ。」
「うん。だって2番目に好きな人と結婚してることは大事だもの。」
大学時代に英語はほぼマスターしていたのに、みーたんは仕事でそれを使うことが無かった。
よく考えてみれば、海外で仕事をしたいという夢は、働き始めた頃にはもう無くなり、いつの間にか目の前にバートナーがいることが大切になり、それが幸せだと考えるようになった。
会社の制度を調べていて、先輩社員の社内広報を見つけた。
子育てが終わってから、またグローバルに活躍している女性社員の記事だった。
「これだ!」
その人にコンタクトした。
たくさん教えてもらった。
すると、今まさに募集していることを知り、社内公募で手を上げてくれれば、採用の確度は高いとも聞いた。
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「神様は見放してはいなかった。」
そう心から思った。
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