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洋吉はがっかりした様子で学校から帰ってきたのは夜のことだ。洋吉は教授から出された課題をこなしていく。英文で書かれた書物をにらむ。洋吉はあることが気になった。
ずっと家の中にいて、ぐるぐると考えていた。庸子のことを。庸子は洋吉にどう思っているのか知りたかった。
ただの友達かもしれない。それでも洋吉は知りたかったのだ。
書物を脇に押しやり、便箋を取り出す。万年筆にインクをつけて、書いていく。質のいい万年筆ではないから、時々かすれる。洋吉は舌打ちをしたいが、抑える。今のところ、書き上げるのが先だ。彼は自分の思いをぶつけていた。
愛情とか情熱を胸いっぱいにため込んだ蒸気機関車のように、手紙を書いていた。三枚の便箋を読んだ洋吉は、満足した顔をしている。
書いた洋吉はどうしようかと考えていた。改めて読むと誤字脱字が多い、自分の思いを思う存分にぶつけていると思う。そっと洋吉はため息をついた。
こんな恥ずかしいものは見せられない。かと言って、破ってしまうのはもったいない。
洋吉は手紙を再度、読む。恥ずかしい作品だ。慣れていない分、よくわからない表現もある。洋吉はしばらくしてから破こうとした。階段を上る人の音が聞こえた。
こんなものを女将さんに見られてはまずいと思った洋吉、ノートに挟んだ。そうして素知らぬ顔で書物を開いた。
「やあ。洋吉君」
「なんだ、神川か」
力が抜けるように洋吉はつぶやいた。洋吉の様子に神川は苦笑したようだった。
火鉢の前で洋吉と神川は顔を会わせていた。寒い中にいたせいか、神川の顔は青白い。そうしてあまい匂いを漂わせるような神川の顔を洋吉はまじまじと見ていた。
「庸子さんがお見合いをするそうだよ」
「知っているよ」
「いいのかい」
洋吉はため息をついた。伸びた髪に触れた。いつの間にか髪が伸びたことに気がつく。ずっと前は神川も洋吉も丸刈りだった。そんなことを洋吉は思い出していた。
「で、どうするんだい」
「それは庸子さんが決めることで」
「庸子さんは君の答えを待っているよ」
「そんなことはないよ。私はただの大学生で職もない人間だから」
「じゃあ、君はいいんだね」
庸子さんが誰かのものになってもと神川は躊躇もせずに、滑らかな口調で言った。洋吉は火鉢に手をあぶる。洋吉は先程、書いた手紙を読む前に火鉢の中に入れた。
「好きではないのかい」
神川がいう。
「好きさ」
でも迷惑ではないだろうかと洋吉は頭を抱えた。洋吉の言葉に神川は言葉を失っていた。
沈黙が降り積もる雪のように静かに、広がっていた。洋吉も神川もなにも言わなかった。
「愛さえあればなにもいらないなんて偽善者がいうことだ。金はいるんだ。彼女は資産家の娘なんだ」
「洋吉君。一人の女性にはそんなこと気にしていない」
「愛のある結婚とないものでは違うよ」
と神川が言った。神川の声は弱々しいものだった。まるで、神川自身も不安そうな声だった。
洋吉は顔を上げた。
「私は一人しか愛せない」
「それは」
「だからね、浮気者みたいな言い方をされるのは嫌いだよ」
「なんの話だい。神川」
「とある女性とお付き合いをした。まあ私は普段通りしていたら、その女性は私を浮気者と言った。癇癪持ちな女性だった。そんな彼女は情熱的な愛に翻弄されていた」
洋吉は黙っていた。洋吉を見つめている神川は疲れた顔をしたまま、つぶやいた。
「愛情なんていらないと思うかい。私はそれでも」
「そう思うんだが」
「愛情はね、恋とは違う。愛情は見返りなんて必要ないんだ」
それが言いたいことかと洋吉は気がついた。愛情に見返りはいらない。洋吉が庸子に対して、愛情があり、また庸子も同じだと言いたいのだろうか。
「神川」
「言いたいのはわかる。伝えに行かなきゃわからないよ。手紙でもなんでもいいからさ。頭を使って」
洋吉はじっとしていた。神川は立ち上がる。言いたいのはそれだけだよと言った。結局、神川とその癇癪持ちの女性はどうなったのかわからない。きっと終わったのだろう。それくらいは洋吉でもわかる。
愛情は見返りを求めないというのは本当だろうか。そんなものは理想論に近い。そんな気持ちには洋吉はなれなかった。彼は恋をしているだけかもしれない。
こんな時間に外に出るつもりはなく、洋吉は手紙を書いてみることにした。まず鉛筆に書いてみた。読み直した。少しだけ英文の書物を読む。
あるいは分厚い書物を。いろいろとやりたいことはある。それが押し寄せるようだった。気持ちとか考えがまとまらない。それが苦しい。
こんな感覚はひさしぶりだった。十代に感じていたことだった。自分の体は未発達だ。それゆえに苦しんでいた。洋吉は苦々しい気持ちになった。
「庸子さん、私はあなたが好きです。いつも笑っているあなたが好きです。たまに意地悪をしますが、それはあなたが愛らしいからです」
散文的だ。もっと相手に伝わるようなと洋吉は考えていた。
「こんにちは。庸子さん、お手紙いつもありがとう。お見合いの話を聞いて僕は本当に驚いた。なぜなら庸子さんが好きな人いない限り、その話をお受けするのではないかと考えていたからです。
突然だけど、僕は庸子さんが好きです。女性として好きです。あなたの優しい笑顔にいつも穏やかな気持ちにさせます。たまに意地悪をするのはあなたに、僕を見てほしいからです。幼稚な僕を笑ってください。こんなことをするのはあなただけです」
と書いている洋吉は恥ずかしくなった。こんなものを読むのだ。恥ずかしいくらいだ。何枚も無駄にした紙が散らばっている。洋吉はそれを見ていた。
彼は鉛筆を持ったまま、ごろんと後ろに倒れた。手紙を読んだ庸子は洋吉を好きになるのだろうか。洋吉自身わからない。ただ、洋吉は書いている。
美しい彼女はなにを思うのかわからない。嬉しいならばいい。
「さて、書くか」
勉学をそっちのけである。紙に書かれた文章をノートに挟む。洋吉は手紙をよして、課題に取り組みはじめていた。それで彼の頭を冷やそうとした。英文を読みながら、彼の頭の隅には庸子がいた。
手紙を書いた洋吉は清書した。それを胸ポケットに入れるわくにもいかず、ノートに挟んでいた。ノートはいつも鞄の中にある。切手も貼ってある。あとは投函するだけで庸子の手元に届くわけたが。
洋吉は教授、寿教授の教室に来ていた。教授は寒そうな中、ストーブもつけずに教室内で講義をしていた。大きな部屋でストーブも役に立たないからである。教授は熱心に語って、寒いのに汗までかいていた。
「寿教授」
「いやあ、洋吉君。暑いねえ」
寒さに耐えていた洋吉は苦笑した。
「どうだい。この間の話」
「自分にはもったいない話です」
「なんだ、怖じ気づいてしまったか」
「まさか」
「畑山君から聞いた。いやならばいやと言っていたが、あれだね。鞍替えかな」
「すみません」
「いいよ。いいよ。君はなにになりたいのか聞いていなかった」
洋吉は首まで真っ赤になっていた。そんな洋吉に対して、寿教授は笑っていたのだ。
「お手伝いをしたいです」
「助教授や教授になりたいということだね」
はいと洋吉は返事した。
「君がやる気ならばいいよ」
えっと洋吉は声を上げた。あっさりという寿教授に対して洋吉はなにか裏があるのではないかと考えていた。
「院に合格しなきゃね」
あっさりと言われた。わかっていたことだ。教授はなにか言いたそうな顔をしていた。
「君には、教授よりももっと楽しいところがある」
どうだねと言われた。洋吉はそこまで言われたら迷っている自分に気がついた。確かに誰もが教授になれるわけでもない。助教授で終わる人もいる。
「でも」
「なにか焦るものがあるのかい」
「いえ」
恋のためなんて恥ずかしくて洋吉には言えなかった。それこそ学問を侮辱していると怒られる。
洋吉は頭を下げて、ありがとうございますと言っていた。
「教授よりずっと楽しいよ」
「私は、どうすればいいんでしょうか」
わからない気持ちになっていた。自分が一体なにをしたいのかわからない。
流れていく自分がいやだった。
「自分の責任は自分でしかできまい」
洋吉は教授の顔を見ていた。優しい言葉ではない。
立ち去る寿教授に洋吉は眺めるだけだった。
重い足取りで洋吉は学校を後にした。洋吉は歩きながら、枯れ葉を踏む。植えられた木は寒さに耐えるように、藁に包まれていた。男達が楽しげな顔をしてなにかを話している。洋吉はそれをぼんやりと眺める。
ボストが見えた。赤いそれ。洋吉は思いっきりの悪さを感じていた。
煮え切らない自分がいやだ。
そう心に浮かんだとき、洋吉は鞄を開き、ノートを開いて、手紙を取り出した。震える手で投函したのだった。
「やってしまった」
手紙を書いて、投函したのはまぎれもなく、洋吉自身だった。それがわかって、満足すればいいのか、後悔するのか洋吉にはわからなかった。絶縁状を送られるかもしれない。
そんなことを考えながらも、もしかしたらと洋吉は考えていた。
「ねえ、ねえお兄ちゃん。辻占いしないかい」
いきなり呼ばれて洋吉はびっくりした。
ずっと家の中にいて、ぐるぐると考えていた。庸子のことを。庸子は洋吉にどう思っているのか知りたかった。
ただの友達かもしれない。それでも洋吉は知りたかったのだ。
書物を脇に押しやり、便箋を取り出す。万年筆にインクをつけて、書いていく。質のいい万年筆ではないから、時々かすれる。洋吉は舌打ちをしたいが、抑える。今のところ、書き上げるのが先だ。彼は自分の思いをぶつけていた。
愛情とか情熱を胸いっぱいにため込んだ蒸気機関車のように、手紙を書いていた。三枚の便箋を読んだ洋吉は、満足した顔をしている。
書いた洋吉はどうしようかと考えていた。改めて読むと誤字脱字が多い、自分の思いを思う存分にぶつけていると思う。そっと洋吉はため息をついた。
こんな恥ずかしいものは見せられない。かと言って、破ってしまうのはもったいない。
洋吉は手紙を再度、読む。恥ずかしい作品だ。慣れていない分、よくわからない表現もある。洋吉はしばらくしてから破こうとした。階段を上る人の音が聞こえた。
こんなものを女将さんに見られてはまずいと思った洋吉、ノートに挟んだ。そうして素知らぬ顔で書物を開いた。
「やあ。洋吉君」
「なんだ、神川か」
力が抜けるように洋吉はつぶやいた。洋吉の様子に神川は苦笑したようだった。
火鉢の前で洋吉と神川は顔を会わせていた。寒い中にいたせいか、神川の顔は青白い。そうしてあまい匂いを漂わせるような神川の顔を洋吉はまじまじと見ていた。
「庸子さんがお見合いをするそうだよ」
「知っているよ」
「いいのかい」
洋吉はため息をついた。伸びた髪に触れた。いつの間にか髪が伸びたことに気がつく。ずっと前は神川も洋吉も丸刈りだった。そんなことを洋吉は思い出していた。
「で、どうするんだい」
「それは庸子さんが決めることで」
「庸子さんは君の答えを待っているよ」
「そんなことはないよ。私はただの大学生で職もない人間だから」
「じゃあ、君はいいんだね」
庸子さんが誰かのものになってもと神川は躊躇もせずに、滑らかな口調で言った。洋吉は火鉢に手をあぶる。洋吉は先程、書いた手紙を読む前に火鉢の中に入れた。
「好きではないのかい」
神川がいう。
「好きさ」
でも迷惑ではないだろうかと洋吉は頭を抱えた。洋吉の言葉に神川は言葉を失っていた。
沈黙が降り積もる雪のように静かに、広がっていた。洋吉も神川もなにも言わなかった。
「愛さえあればなにもいらないなんて偽善者がいうことだ。金はいるんだ。彼女は資産家の娘なんだ」
「洋吉君。一人の女性にはそんなこと気にしていない」
「愛のある結婚とないものでは違うよ」
と神川が言った。神川の声は弱々しいものだった。まるで、神川自身も不安そうな声だった。
洋吉は顔を上げた。
「私は一人しか愛せない」
「それは」
「だからね、浮気者みたいな言い方をされるのは嫌いだよ」
「なんの話だい。神川」
「とある女性とお付き合いをした。まあ私は普段通りしていたら、その女性は私を浮気者と言った。癇癪持ちな女性だった。そんな彼女は情熱的な愛に翻弄されていた」
洋吉は黙っていた。洋吉を見つめている神川は疲れた顔をしたまま、つぶやいた。
「愛情なんていらないと思うかい。私はそれでも」
「そう思うんだが」
「愛情はね、恋とは違う。愛情は見返りなんて必要ないんだ」
それが言いたいことかと洋吉は気がついた。愛情に見返りはいらない。洋吉が庸子に対して、愛情があり、また庸子も同じだと言いたいのだろうか。
「神川」
「言いたいのはわかる。伝えに行かなきゃわからないよ。手紙でもなんでもいいからさ。頭を使って」
洋吉はじっとしていた。神川は立ち上がる。言いたいのはそれだけだよと言った。結局、神川とその癇癪持ちの女性はどうなったのかわからない。きっと終わったのだろう。それくらいは洋吉でもわかる。
愛情は見返りを求めないというのは本当だろうか。そんなものは理想論に近い。そんな気持ちには洋吉はなれなかった。彼は恋をしているだけかもしれない。
こんな時間に外に出るつもりはなく、洋吉は手紙を書いてみることにした。まず鉛筆に書いてみた。読み直した。少しだけ英文の書物を読む。
あるいは分厚い書物を。いろいろとやりたいことはある。それが押し寄せるようだった。気持ちとか考えがまとまらない。それが苦しい。
こんな感覚はひさしぶりだった。十代に感じていたことだった。自分の体は未発達だ。それゆえに苦しんでいた。洋吉は苦々しい気持ちになった。
「庸子さん、私はあなたが好きです。いつも笑っているあなたが好きです。たまに意地悪をしますが、それはあなたが愛らしいからです」
散文的だ。もっと相手に伝わるようなと洋吉は考えていた。
「こんにちは。庸子さん、お手紙いつもありがとう。お見合いの話を聞いて僕は本当に驚いた。なぜなら庸子さんが好きな人いない限り、その話をお受けするのではないかと考えていたからです。
突然だけど、僕は庸子さんが好きです。女性として好きです。あなたの優しい笑顔にいつも穏やかな気持ちにさせます。たまに意地悪をするのはあなたに、僕を見てほしいからです。幼稚な僕を笑ってください。こんなことをするのはあなただけです」
と書いている洋吉は恥ずかしくなった。こんなものを読むのだ。恥ずかしいくらいだ。何枚も無駄にした紙が散らばっている。洋吉はそれを見ていた。
彼は鉛筆を持ったまま、ごろんと後ろに倒れた。手紙を読んだ庸子は洋吉を好きになるのだろうか。洋吉自身わからない。ただ、洋吉は書いている。
美しい彼女はなにを思うのかわからない。嬉しいならばいい。
「さて、書くか」
勉学をそっちのけである。紙に書かれた文章をノートに挟む。洋吉は手紙をよして、課題に取り組みはじめていた。それで彼の頭を冷やそうとした。英文を読みながら、彼の頭の隅には庸子がいた。
手紙を書いた洋吉は清書した。それを胸ポケットに入れるわくにもいかず、ノートに挟んでいた。ノートはいつも鞄の中にある。切手も貼ってある。あとは投函するだけで庸子の手元に届くわけたが。
洋吉は教授、寿教授の教室に来ていた。教授は寒そうな中、ストーブもつけずに教室内で講義をしていた。大きな部屋でストーブも役に立たないからである。教授は熱心に語って、寒いのに汗までかいていた。
「寿教授」
「いやあ、洋吉君。暑いねえ」
寒さに耐えていた洋吉は苦笑した。
「どうだい。この間の話」
「自分にはもったいない話です」
「なんだ、怖じ気づいてしまったか」
「まさか」
「畑山君から聞いた。いやならばいやと言っていたが、あれだね。鞍替えかな」
「すみません」
「いいよ。いいよ。君はなにになりたいのか聞いていなかった」
洋吉は首まで真っ赤になっていた。そんな洋吉に対して、寿教授は笑っていたのだ。
「お手伝いをしたいです」
「助教授や教授になりたいということだね」
はいと洋吉は返事した。
「君がやる気ならばいいよ」
えっと洋吉は声を上げた。あっさりという寿教授に対して洋吉はなにか裏があるのではないかと考えていた。
「院に合格しなきゃね」
あっさりと言われた。わかっていたことだ。教授はなにか言いたそうな顔をしていた。
「君には、教授よりももっと楽しいところがある」
どうだねと言われた。洋吉はそこまで言われたら迷っている自分に気がついた。確かに誰もが教授になれるわけでもない。助教授で終わる人もいる。
「でも」
「なにか焦るものがあるのかい」
「いえ」
恋のためなんて恥ずかしくて洋吉には言えなかった。それこそ学問を侮辱していると怒られる。
洋吉は頭を下げて、ありがとうございますと言っていた。
「教授よりずっと楽しいよ」
「私は、どうすればいいんでしょうか」
わからない気持ちになっていた。自分が一体なにをしたいのかわからない。
流れていく自分がいやだった。
「自分の責任は自分でしかできまい」
洋吉は教授の顔を見ていた。優しい言葉ではない。
立ち去る寿教授に洋吉は眺めるだけだった。
重い足取りで洋吉は学校を後にした。洋吉は歩きながら、枯れ葉を踏む。植えられた木は寒さに耐えるように、藁に包まれていた。男達が楽しげな顔をしてなにかを話している。洋吉はそれをぼんやりと眺める。
ボストが見えた。赤いそれ。洋吉は思いっきりの悪さを感じていた。
煮え切らない自分がいやだ。
そう心に浮かんだとき、洋吉は鞄を開き、ノートを開いて、手紙を取り出した。震える手で投函したのだった。
「やってしまった」
手紙を書いて、投函したのはまぎれもなく、洋吉自身だった。それがわかって、満足すればいいのか、後悔するのか洋吉にはわからなかった。絶縁状を送られるかもしれない。
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