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夫ことレッカ転送されました
第一被害者転送の魔法 コンヤクショウ
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場所は日本、東京、S区、アパート築43年、月6万のアパートの二階、
机やらギターのケースやら漫画やらで散らかってしまっている6畳の畳部屋、(糞狭いバルコニー付き)にて、身長、体重、髪、目の色、どれも普通の日本人の男が悩んでいた。
なんでこうなってしまったのでしょうか。
私、霧瑞烈火(キリミズレッカ),社畜かつ殺し屋は非常に困っています。
こんなに悩んでいるのは久しぶりでしょう。
自分の名前について悩んだときと同じくらい悩んでおります。
にしても私の名前、酷いですよね。
水か火かハッキリしてほしいものです。
まぁ文句を言いたくても親がいないのですが。
そんなことより本題です。
目の前に突如、美少女が現れてしまいました。
栗色のウェーブのかかった甘い香りの髪、翡翠の瞳、凹凸のない身体、口みたいな栗――――じゃなかった。
栗みたいな形した口だ。
身長、二次成長度合いからして13?14くらいか。
そんなスティタスの少女がファンタジーな服を着て、机の上で偉そうに立っています。
ただこれは絶対に幻覚です。
同業者が幻覚の所為でやめたり逮捕されたり会社で暮らしたりするのをこの目で見てきました。
不味いです。
社畜スレ
605[さっきまで明日の予定を組んでいたらいつのまにか目の前に美少女がいる件]萌える水
606[病気だ。病院行こう。な?]萌える名無し
607[証拠うp早よwww]萌える名無し
608[いや、多分幻覚^q^]萌える水
「おい」
「…………。」
「おい!プレア様を無視するでないぞ!!」
重症だ、幻聴まで聞こえる。
609 [やばいwwwプレア様とか言ってるwww]萌える水
610[プwwwレwwwアwww草不可避wwww大草原www]萌える名無し
「このっ!!」
幻覚少女が私の頬を叩きました。
メッチャ痛いです。
ヒリヒリします、痛覚も幻に騙されているのか。
「えぇい! 話にならん! お前を夫として引き取りに来たのだ!」
幻覚の少女は声高らかにそう言い放った。
「いや、ちょ。やかましい」
幻覚に対して話してしまった。
「やかましいとはなんだ!」
さらに声を張り上げてそう叫ぶ。
幻覚はやっぱり害悪だ。
そう悟ったときだ。
ドンドン!!
隣の部屋から何か、壁を叩く音、通称:壁ドン。
ただしこれは告白の手段ではなく苦情である。
隣にも響いていたようだ。
「やかましいから苦情の壁ドンが来たのですが……って幻聴が他の人に聞こえた……?」
「幻聴でないわ!このプレア様を幻扱いとはいい度胸だな、ほれ手を貸せ」
少女は頬を膨らませて叱責し、私の手を掴み、
その胸へと当てた。
「ふふ、あるだろ、感触が」
ふふん、と鼻息を立て堂々と無い胸を張る。
だが0に何を掛けても0だ。
約束された地平線だ。
無限の可能性を約束された安定の地でもある。
「いえ……ありませんよ胸」
「ふんッ!!」
目にも止まらぬ速さで私は頬を殴られた。
強い衝撃が顔を歪めさせた。
グーでした。
おもわず気絶しそうになるのを堪(こら)え、抗議した。
「なんですか!? 迷惑ですよ。無いものは無いんですから認めましょうよ…………あ、いえ。冗談です」
「…………寛大なお心の持ち主だからな、プレア様は。感謝したまえ」
寛大ならグーはやめてほしかった。
私は殴られた頬を押えながら、いまだに机の上にいるプレアとやらに質問した。
「で、どうやってここに来たんですか」
「天才魔法使いだからな!」
魔法使い、服装もファンタジーだが自称する職?もファンタジーだ。
「へぇ~。魔法使い(笑)ですか」
「ばかにしたろ……お前」
そりゃしますよ、ふつう。
「いいもん!なら信じさせてやるもん!爆発魔法『マグネッカ』」
瞬間、家賃月6万のアパートの壁が、火薬の臭いととも爆発、大破した。
あぁ……なんということをしてくれたのでしょう。
バルコニーと畳部屋の間にあった素晴らしい壁が粉々になりパラパラと破片が落ちる、黒い煙と砂埃でほとんど見えないが今日も夜景がきれいだ…………マジでしょうか。これ。
「ちょ! なに! 消防車! 警察よんでええ!」
外からそんな叫びが聞こえる。
やばいやばいやばいやばい!
もし来れば私はただじゃ済まない、この件だけではないぞ!
器物損害罪でまず拘束され、最悪いままでしていた殺しの活動がバレる。
そんなことになればもう罰を与えることはできない。
警察が使えないから仕事しているというのに。
「ちょ、何してくれてんですか!?まずいですよこれ!」
「いや、私が魔法使いだと証明しようと思ってな」
「わかりました! 信じます! 信じますから! やばいですってサイレンなってますよ! 近づいてますよ!」
「プレア様お願いします助けてください。だろ?」
この……お前の所為だろうが。
「……っく。プレア様お願いします、さもないと殺す」
「ちゃんと言うとおりにしないと助けな…………」
殺気の度合いを上げた。
死ぬほど実戦練習して会得した殺しの技、殺気。私は彼女に今、脅迫した。
「……怖いよ、ダーリン」
「だれがダーリンですか。早くどうにかしろ、さもないと――――」
ちなみに普通の人はやってもできない。
もしできても脅迫は犯罪だからしないように。
「わか、わかかりました。えっと……名前は?」
「烈火です」
「レッカか、よい名前だな。ではこれに同意してくれ」
「あの部屋に人がいるぞー!」
まずいサツがきやがった。
思えばいつもあいつらは私の仕事を邪魔してくる。
最近は動画の違法ダウンロードまでもだ。
絶対この状況を切り抜けたら仕返ししてやる。
そんなバカげたことを考えながらプレアとかいう少女が出した用紙の内容など見ずに名前を書いた。
「同意したな、ではマイハウスへご案内だぞ♪、家族魔法実行!!」
視界が黒くなる……10秒ほどし身体に強い振動、驚いて辺りを見渡すと、
そこはもう壁に大穴が開いてしまった私の部屋では無く、ガラクタがいたるところに落ちているが落ち着いた作りとなっている書斎でした。
机やらギターのケースやら漫画やらで散らかってしまっている6畳の畳部屋、(糞狭いバルコニー付き)にて、身長、体重、髪、目の色、どれも普通の日本人の男が悩んでいた。
なんでこうなってしまったのでしょうか。
私、霧瑞烈火(キリミズレッカ),社畜かつ殺し屋は非常に困っています。
こんなに悩んでいるのは久しぶりでしょう。
自分の名前について悩んだときと同じくらい悩んでおります。
にしても私の名前、酷いですよね。
水か火かハッキリしてほしいものです。
まぁ文句を言いたくても親がいないのですが。
そんなことより本題です。
目の前に突如、美少女が現れてしまいました。
栗色のウェーブのかかった甘い香りの髪、翡翠の瞳、凹凸のない身体、口みたいな栗――――じゃなかった。
栗みたいな形した口だ。
身長、二次成長度合いからして13?14くらいか。
そんなスティタスの少女がファンタジーな服を着て、机の上で偉そうに立っています。
ただこれは絶対に幻覚です。
同業者が幻覚の所為でやめたり逮捕されたり会社で暮らしたりするのをこの目で見てきました。
不味いです。
社畜スレ
605[さっきまで明日の予定を組んでいたらいつのまにか目の前に美少女がいる件]萌える水
606[病気だ。病院行こう。な?]萌える名無し
607[証拠うp早よwww]萌える名無し
608[いや、多分幻覚^q^]萌える水
「おい」
「…………。」
「おい!プレア様を無視するでないぞ!!」
重症だ、幻聴まで聞こえる。
609 [やばいwwwプレア様とか言ってるwww]萌える水
610[プwwwレwwwアwww草不可避wwww大草原www]萌える名無し
「このっ!!」
幻覚少女が私の頬を叩きました。
メッチャ痛いです。
ヒリヒリします、痛覚も幻に騙されているのか。
「えぇい! 話にならん! お前を夫として引き取りに来たのだ!」
幻覚の少女は声高らかにそう言い放った。
「いや、ちょ。やかましい」
幻覚に対して話してしまった。
「やかましいとはなんだ!」
さらに声を張り上げてそう叫ぶ。
幻覚はやっぱり害悪だ。
そう悟ったときだ。
ドンドン!!
隣の部屋から何か、壁を叩く音、通称:壁ドン。
ただしこれは告白の手段ではなく苦情である。
隣にも響いていたようだ。
「やかましいから苦情の壁ドンが来たのですが……って幻聴が他の人に聞こえた……?」
「幻聴でないわ!このプレア様を幻扱いとはいい度胸だな、ほれ手を貸せ」
少女は頬を膨らませて叱責し、私の手を掴み、
その胸へと当てた。
「ふふ、あるだろ、感触が」
ふふん、と鼻息を立て堂々と無い胸を張る。
だが0に何を掛けても0だ。
約束された地平線だ。
無限の可能性を約束された安定の地でもある。
「いえ……ありませんよ胸」
「ふんッ!!」
目にも止まらぬ速さで私は頬を殴られた。
強い衝撃が顔を歪めさせた。
グーでした。
おもわず気絶しそうになるのを堪(こら)え、抗議した。
「なんですか!? 迷惑ですよ。無いものは無いんですから認めましょうよ…………あ、いえ。冗談です」
「…………寛大なお心の持ち主だからな、プレア様は。感謝したまえ」
寛大ならグーはやめてほしかった。
私は殴られた頬を押えながら、いまだに机の上にいるプレアとやらに質問した。
「で、どうやってここに来たんですか」
「天才魔法使いだからな!」
魔法使い、服装もファンタジーだが自称する職?もファンタジーだ。
「へぇ~。魔法使い(笑)ですか」
「ばかにしたろ……お前」
そりゃしますよ、ふつう。
「いいもん!なら信じさせてやるもん!爆発魔法『マグネッカ』」
瞬間、家賃月6万のアパートの壁が、火薬の臭いととも爆発、大破した。
あぁ……なんということをしてくれたのでしょう。
バルコニーと畳部屋の間にあった素晴らしい壁が粉々になりパラパラと破片が落ちる、黒い煙と砂埃でほとんど見えないが今日も夜景がきれいだ…………マジでしょうか。これ。
「ちょ! なに! 消防車! 警察よんでええ!」
外からそんな叫びが聞こえる。
やばいやばいやばいやばい!
もし来れば私はただじゃ済まない、この件だけではないぞ!
器物損害罪でまず拘束され、最悪いままでしていた殺しの活動がバレる。
そんなことになればもう罰を与えることはできない。
警察が使えないから仕事しているというのに。
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「いや、私が魔法使いだと証明しようと思ってな」
「わかりました! 信じます! 信じますから! やばいですってサイレンなってますよ! 近づいてますよ!」
「プレア様お願いします助けてください。だろ?」
この……お前の所為だろうが。
「……っく。プレア様お願いします、さもないと殺す」
「ちゃんと言うとおりにしないと助けな…………」
殺気の度合いを上げた。
死ぬほど実戦練習して会得した殺しの技、殺気。私は彼女に今、脅迫した。
「……怖いよ、ダーリン」
「だれがダーリンですか。早くどうにかしろ、さもないと――――」
ちなみに普通の人はやってもできない。
もしできても脅迫は犯罪だからしないように。
「わか、わかかりました。えっと……名前は?」
「烈火です」
「レッカか、よい名前だな。ではこれに同意してくれ」
「あの部屋に人がいるぞー!」
まずいサツがきやがった。
思えばいつもあいつらは私の仕事を邪魔してくる。
最近は動画の違法ダウンロードまでもだ。
絶対この状況を切り抜けたら仕返ししてやる。
そんなバカげたことを考えながらプレアとかいう少女が出した用紙の内容など見ずに名前を書いた。
「同意したな、ではマイハウスへご案内だぞ♪、家族魔法実行!!」
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