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人間界支配者撃滅作戦
家族魔法☆第二の被害者 魔王 ノワール
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「とても傷ついたぞ私は!第一見た目だけは好きって女性に言うセリフじゃないよな!あんまりじゃないか……あんまりじゃないかエグッ、ヒグッ」
怒鳴り散らしていたかと思いきや段々と声は小さくなり最後は泣き始めてしまった。
明らか私が悪いのだがどうも釈然としない。
「すみません、不注意でした、飴玉上げるので許してくださいレモン味です」
「プレア様は子供じゃない!」
私からしてみれば十分子供だ。
だが、飴玉でもダメだともう打つ手がない。
諦めるしか、手はない。
「……おいレッカ。こういうとき慰めてくれるのはだれだと思う?」
「さー……? ペット?」
「違う!」
いや、違くはないと思うが。普段ペットのタランチュラに何度助けられたことかわからない。
「正解は息子だ! 一応家族予定だからな。でもこれでは夫婦だ」
夫婦ではないだろう、怪しいお兄さんが少女と同居しているだけです、しかも一日も経ってない。
夜と朝一緒にいただけだ。
でも一日中というより犯罪臭がする気がするのは何故だろうか。
「おい、自分の世界に入り込むな! てなわけで子供を!」
「なんで私に迫ってくるんですかってまさか! いやいやプレア! その幼体で行う気ですか!?」
「いや、家族魔法をするだけだぞ、なんだ? 行うって……はっ!? スケベが!電撃魔法 ライトニング!」
最初の電撃とは比にならない量と思われる蒼電が私の全身をつつみこんだ。
「痛っ! 当たり前のように電撃しないでくださいよ!」
「あれ? 結構強めだったのだがな……最初喰らったときは気絶したのにピンピンしておるな…………お好み焼きを食べたあとから魔力があるし」
プレアがボソボソと呟いた。
何故気絶しないのだろうか。
ありうる可能性は2つ、痛みに慣れてしまった、もしくはプレアが弱めの放電をしたか。
おそらく前者だろう。
「まぁ私の夫として多少は強くないと困るからな、これからも精進するがよいぞ、てなわけでー! お待ちかねの~♪」
待ってない。
「家族魔法! じっこーう!」
プレアがノリノリでそう宣言すると、リビングから二人は消失した。
「うぉ! いつのまに景色が異世界な感じですね、それもダークな感じです」
辺りを見渡すと暗い空、枯れた木々、禍々しい装飾、後ろには『私は悪魔です』と主張しているかのように角やら翼が生えた異形な人?が跪いている。
嫌な予感がしてゆっくりと前を向く。
そこにはとても大きな玉座とそれに見合わない小さな少女がいました。
黒く艶のあるショートに黒く大きな瞳、童顔です。
そして幼い肢体、手首。
「あれ? プレアさん、息子って言っておきながら女の子ですよね。可愛いですね」
「よくお前落ち着いてるな。だが言うとおり変だ。長男になる者の目の前へ飛んだんはずだが」
「おい、無視するな」
玉座に座っている子がなにか言ってますがひとまずスルー。
「失敗だったんじゃないですか?あなたの魔法」
私がそう発言するとプレアは栗色の髪を揺らし、すぐさま反論した。
「ばかな!失敗するわけなかろう!プレア様だぞ」
腕を組んでそう豪語するプレア、しかし信用できない。
そう、私が冷静にいられるのも奇跡的なのです。
「自分で様付けするような人は信用なりません」
「それが年上に対する物言いか? 失礼だぞ」
年上と自称するプレア、しかし童顔で身長も私より全然低く、地平線なその胴体、トドメを刺すかのような性格、態度。
「精神年齢的にも身体的にも、あなたが下です」
「無視するなと言っておるじゃろうが……。」
玉座にいる子がプルプルと震えながら訴えていますが先にプレアと話さなければなりません。
同意見なのかプレアも、玉座に座っている少女を無視し、自身の怒りをあらわにした。
「なにを! 今のは怒ったぞ!」
そんなことをしていると、スッと玉座から少女は立ち上がり大声で怒鳴った。
「無視するなと言っておるじゃろうが!!」
その声は頭痛を引き起こせるほど強く、大きかったため私たちは同時に文句を言いました。
「「うるさい」」
すると彼女、プルプルと震えだし、瞳を潤わせながら声高らかに命令しました。
「四天王! こいつらを殺すのじゃ!」
『御意』
どこからかそんな声が聞こえ私たちの後ろに赤いマントの男、禿の蒼い男、スタイルのよい緑髪の女、フードの男がいました。
会話の流れからして敵でしょうしすぐに戦闘かと思いスマフォ型拳銃という素晴らしい物を構えたのですがなぜか彼ら自己紹介し始めました。
「死の水先案内人、土のスカイルミネ。死してなお恐ろしい力を見せてやろう」
空なのか土なのか、はたまたルミネなのか。
そしてどこかで聞いたことのあるセリフです。
FF4(ファーストファンタジー4)に出てきたボスキャラに似ています。
「クカカカカカカ、いかにも水のカルツォーネ」
何も言っていないというのに『いかにも』とか言ってますね。
ちなみにカルツォーネはピザのチーズが外気に触れないように工夫されたピザ、生ハムを乗せるとカルツォーネ マッツァに進化する。
「ほっほっほっほっほ! この風のババアが葬ってさしあげましょう」
自分でババアって言いましたね。
「我は火のルビー! さぁ回復してやろう、かかってくるがよい」
火のルビー、アイテム名かなにかでしょうか。
それとダメージ喰らってないので回復は意味ないです、あ、でも肩こりが治った。
「プレア、なぜ彼らはこんな名前なのですか?」
「異世界だからだ、本来ならば言葉も通じていない、翻訳魔法を使用しているから基本的なワードは大丈夫なのだが固有名詞はどうにもならん」
「えっと……どういうことでしょうか?」
「たとえばだ!私の世界ではピザのことを『ロバ』と発音するとする。けれどこの魔法を使用していると私が『ロバ』と言ってもお前にはピザと聞こえる」
「うん、理解できる」
「けど固有名詞はどうしようもない、お前の世界に存在しない言葉はそのまま聞こえる」
「理解しました。ちなみにプレアの世界ではピザをなんと言うのですか?」
「ピザ、っていま翻訳してるからお前の言葉に変換されてしまうぞ、ちょっと待ってくれ。一旦魔法解除する、10秒ほどな」
「るねてぃばあるせちぃーせ(私の世界では)、れれおあ、どういーて(という)」
「はい?」
「わかったか?」
「まぁ、翻訳ないと理解不能なのは理解しました」
私とプレアの話が終わるのを待っていたのか、会話が終わると優しく、ルビーが訊きました。
「えっと、大丈夫か?」
意外と紳士である。
私はヒーローが変身する前に殴るタイプなのでこういうのは尊敬します。
「あ、すみません四天王さん。待たせてしまってそれと肩こりが治りました、回復ありがとうございます」
「いえいえ、では始めましょうか」
赤いマントの人は紳士的にそう答えた。
なんか雰囲気でないな。
「戦闘か!先手必勝!気絶魔法 スォーン!!」
プレアは天に指を刺しそこから光を放ち視界が一瞬遮られ、何も見えなくなる。
それが戻った時、私とプレア、そして玉座に座っている少女以外死んで……気絶していた。
「あれ?レッカとそこの少女は気絶しないのか?なぜだ。これ無差別なのに」
そんな魔法を当たり前のように隣で放つのはお、か、し、い。
「嘘だ!俺様の部下が……」
黒髪が憂鬱そうに揺れ、少女は嘆いた。
「女の子なのですから、俺様なんて口調は……」
「違う!俺様は大魔王クロノワールの一人息子じゃ!ノワールじゃ!!女じゃない!」
クロノワール=黒ノワール=黒黒。
怒鳴り散らしていたかと思いきや段々と声は小さくなり最後は泣き始めてしまった。
明らか私が悪いのだがどうも釈然としない。
「すみません、不注意でした、飴玉上げるので許してくださいレモン味です」
「プレア様は子供じゃない!」
私からしてみれば十分子供だ。
だが、飴玉でもダメだともう打つ手がない。
諦めるしか、手はない。
「……おいレッカ。こういうとき慰めてくれるのはだれだと思う?」
「さー……? ペット?」
「違う!」
いや、違くはないと思うが。普段ペットのタランチュラに何度助けられたことかわからない。
「正解は息子だ! 一応家族予定だからな。でもこれでは夫婦だ」
夫婦ではないだろう、怪しいお兄さんが少女と同居しているだけです、しかも一日も経ってない。
夜と朝一緒にいただけだ。
でも一日中というより犯罪臭がする気がするのは何故だろうか。
「おい、自分の世界に入り込むな! てなわけで子供を!」
「なんで私に迫ってくるんですかってまさか! いやいやプレア! その幼体で行う気ですか!?」
「いや、家族魔法をするだけだぞ、なんだ? 行うって……はっ!? スケベが!電撃魔法 ライトニング!」
最初の電撃とは比にならない量と思われる蒼電が私の全身をつつみこんだ。
「痛っ! 当たり前のように電撃しないでくださいよ!」
「あれ? 結構強めだったのだがな……最初喰らったときは気絶したのにピンピンしておるな…………お好み焼きを食べたあとから魔力があるし」
プレアがボソボソと呟いた。
何故気絶しないのだろうか。
ありうる可能性は2つ、痛みに慣れてしまった、もしくはプレアが弱めの放電をしたか。
おそらく前者だろう。
「まぁ私の夫として多少は強くないと困るからな、これからも精進するがよいぞ、てなわけでー! お待ちかねの~♪」
待ってない。
「家族魔法! じっこーう!」
プレアがノリノリでそう宣言すると、リビングから二人は消失した。
「うぉ! いつのまに景色が異世界な感じですね、それもダークな感じです」
辺りを見渡すと暗い空、枯れた木々、禍々しい装飾、後ろには『私は悪魔です』と主張しているかのように角やら翼が生えた異形な人?が跪いている。
嫌な予感がしてゆっくりと前を向く。
そこにはとても大きな玉座とそれに見合わない小さな少女がいました。
黒く艶のあるショートに黒く大きな瞳、童顔です。
そして幼い肢体、手首。
「あれ? プレアさん、息子って言っておきながら女の子ですよね。可愛いですね」
「よくお前落ち着いてるな。だが言うとおり変だ。長男になる者の目の前へ飛んだんはずだが」
「おい、無視するな」
玉座に座っている子がなにか言ってますがひとまずスルー。
「失敗だったんじゃないですか?あなたの魔法」
私がそう発言するとプレアは栗色の髪を揺らし、すぐさま反論した。
「ばかな!失敗するわけなかろう!プレア様だぞ」
腕を組んでそう豪語するプレア、しかし信用できない。
そう、私が冷静にいられるのも奇跡的なのです。
「自分で様付けするような人は信用なりません」
「それが年上に対する物言いか? 失礼だぞ」
年上と自称するプレア、しかし童顔で身長も私より全然低く、地平線なその胴体、トドメを刺すかのような性格、態度。
「精神年齢的にも身体的にも、あなたが下です」
「無視するなと言っておるじゃろうが……。」
玉座にいる子がプルプルと震えながら訴えていますが先にプレアと話さなければなりません。
同意見なのかプレアも、玉座に座っている少女を無視し、自身の怒りをあらわにした。
「なにを! 今のは怒ったぞ!」
そんなことをしていると、スッと玉座から少女は立ち上がり大声で怒鳴った。
「無視するなと言っておるじゃろうが!!」
その声は頭痛を引き起こせるほど強く、大きかったため私たちは同時に文句を言いました。
「「うるさい」」
すると彼女、プルプルと震えだし、瞳を潤わせながら声高らかに命令しました。
「四天王! こいつらを殺すのじゃ!」
『御意』
どこからかそんな声が聞こえ私たちの後ろに赤いマントの男、禿の蒼い男、スタイルのよい緑髪の女、フードの男がいました。
会話の流れからして敵でしょうしすぐに戦闘かと思いスマフォ型拳銃という素晴らしい物を構えたのですがなぜか彼ら自己紹介し始めました。
「死の水先案内人、土のスカイルミネ。死してなお恐ろしい力を見せてやろう」
空なのか土なのか、はたまたルミネなのか。
そしてどこかで聞いたことのあるセリフです。
FF4(ファーストファンタジー4)に出てきたボスキャラに似ています。
「クカカカカカカ、いかにも水のカルツォーネ」
何も言っていないというのに『いかにも』とか言ってますね。
ちなみにカルツォーネはピザのチーズが外気に触れないように工夫されたピザ、生ハムを乗せるとカルツォーネ マッツァに進化する。
「ほっほっほっほっほ! この風のババアが葬ってさしあげましょう」
自分でババアって言いましたね。
「我は火のルビー! さぁ回復してやろう、かかってくるがよい」
火のルビー、アイテム名かなにかでしょうか。
それとダメージ喰らってないので回復は意味ないです、あ、でも肩こりが治った。
「プレア、なぜ彼らはこんな名前なのですか?」
「異世界だからだ、本来ならば言葉も通じていない、翻訳魔法を使用しているから基本的なワードは大丈夫なのだが固有名詞はどうにもならん」
「えっと……どういうことでしょうか?」
「たとえばだ!私の世界ではピザのことを『ロバ』と発音するとする。けれどこの魔法を使用していると私が『ロバ』と言ってもお前にはピザと聞こえる」
「うん、理解できる」
「けど固有名詞はどうしようもない、お前の世界に存在しない言葉はそのまま聞こえる」
「理解しました。ちなみにプレアの世界ではピザをなんと言うのですか?」
「ピザ、っていま翻訳してるからお前の言葉に変換されてしまうぞ、ちょっと待ってくれ。一旦魔法解除する、10秒ほどな」
「るねてぃばあるせちぃーせ(私の世界では)、れれおあ、どういーて(という)」
「はい?」
「わかったか?」
「まぁ、翻訳ないと理解不能なのは理解しました」
私とプレアの話が終わるのを待っていたのか、会話が終わると優しく、ルビーが訊きました。
「えっと、大丈夫か?」
意外と紳士である。
私はヒーローが変身する前に殴るタイプなのでこういうのは尊敬します。
「あ、すみません四天王さん。待たせてしまってそれと肩こりが治りました、回復ありがとうございます」
「いえいえ、では始めましょうか」
赤いマントの人は紳士的にそう答えた。
なんか雰囲気でないな。
「戦闘か!先手必勝!気絶魔法 スォーン!!」
プレアは天に指を刺しそこから光を放ち視界が一瞬遮られ、何も見えなくなる。
それが戻った時、私とプレア、そして玉座に座っている少女以外死んで……気絶していた。
「あれ?レッカとそこの少女は気絶しないのか?なぜだ。これ無差別なのに」
そんな魔法を当たり前のように隣で放つのはお、か、し、い。
「嘘だ!俺様の部下が……」
黒髪が憂鬱そうに揺れ、少女は嘆いた。
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