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やっぱり最初はギルドへ
魔法のやり方とロバートの思い
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「さて、魔法を教える前にどういうものなのかを一度見てもらうぞ」
「はい!」
初めて生で魔法を見られるんだ! うわぁ~、ドキドキしてきた!
「我に恵みの光を ライトライター」
ロバートさんが詠唱らしきものを唱えると人差し指に小さな火の玉が出る。
おお! すげー!
「今のは生活魔法程度のレベルだね。次は初級魔法だ」
生活魔法か、多分誰でも使える魔法なのだろう。
「炎よ我に敵を討ち斬る力を 火炎槍」
ロバートさんの周りに赤い五つの魔法陣が現れそこから炎の剣が現れ、目の前のカカシを貫き燃やし尽くす。
おう、結膜激しい魔法だな。
「今のが初級の攻撃魔法。俺は魔力が少ないからイメージしてから詠唱しないといけないけどね」
「魔力が少ないと詠唱しないといけないんですか?」
「ああ、詠唱があるから消費魔力が少なくなるんだ。魔力が多い人はイメージするだけで魔法が発動できるんだ」
なるほどねぇー、魔力が少ない人は魔法のイメージと詠唱が必要だけど、魔力が多い人はイメージだけで魔法を発動できるのか。
「シズクの魔力はどれくらい?」
「ふふん、俺の魔力は無限なんですよ! 転生する時に神様がくれました」
俺が自慢気に答えると、ロバートさんは驚いたような呆れたような顔をしてこちらを見ていた。
…なんぞ?
「はぁ…何というかシズクは凄い人間だよ…色んな意味で…」
「そうですか」
「魔力が無限の奴なんて中々いない。極めた者しか辿り着けない領域だ。この国にも2人しかいない」
そんなに少ないんだ…転生も含めて魔力無限も黙っておかないといけないな。
「取りあえず、俺がさっき見せた生活魔法からやってみよう。指先に小さな火を出すようなイメージでやってくれ」
えーと、ロバートさんの見てたら前世のライターと同じ感じだから、父さんが持っていたライターをイメージして…よし、できた!
人差し指と炎が出現してゆらゆらと揺れている。
おお~、感動的だよ。まさか俺が魔法を使えるなんて…熱くはないんだね。
「反応からするとシズクの元いた世界には魔法がなさそうだが…初めての魔法はどうだ?」
「凄いですね! 俺のいた世界には魔法の代わりに技術が発展してましたけど…こっちの方が便利な気がします!」
魔力さえあればどこでも誰でも使えるのはマジで便利だと思う。
「うん、ちゃんとできてるな。この生活魔法さえあれば、基本的に火に困ることはない。例え遭難してもこの魔法で火を焚いて助かることもある」
「はぁー、色んなことに応用できるんですね」
生活魔法でも舐めちゃいけないな。使い方によっては色々できるわけだ。
「次は初級の攻撃魔法だ。さっきやった火炎槍をやってみな」
確か燃えてる赤い槍だったな。前世では沢山のアニメを見てたからそういうイメージは持ちやすい。
燃えている槍を飛ばすイメージを持って魔力を込める。すると七つの魔法陣が現れ、そこから槍が発射されカカシを突き刺す。
「できた! できましたよ!」
凄い…今の俺が出したのか…こういうファンタジーな魔法を実際に目にするだけじゃなくて自分で発動したんだ…やべぇ…未だに実感がない。
「凄いな。こうも簡単にイメージを鮮明にできる人は中々いないぞ」
「へへ~」
褒められていい気分になっているとロバートさんが近づいてきて頭を撫でてくる。
へ? 急にどうしたんだろう?
「どうしたの?」
「いや…ついな。さあ、次の魔法の練習にいこう」
「ん? はーい」
ーーーーーーーー
ロバートside
まさかこれほどとは思わなかった。俺は目の前の少年に対してそんなことを思っていた。
彼…シズクは俺が依頼を終えた帰り道にデッドウルフに(性的に)襲われていたところを助けた少年だ。
細くて柔らかそうで、小さい。それなのに気は強い。守りたくなるような…目を離せない感じがした。俺は初めて見た時からシズクと一緒に暮らしたい、シズクと幸せになりたい。そんなことを思っていた。
助けたその日の夜…俺はシズクを襲ってしまった。手で抜いてもらうだけだったのだが…耐えられずに無理矢理してしまった。次の日、俺は訴えられるのを覚悟で謝ったが…意外にも簡単な条件で許してくれた。
その後、様々なことがあってシズクは転生者であることや魔力が無制限にあることを知り今は魔法の練習に励んでいる。
初めての魔法のシズクは無邪気な笑顔で喜んでいる…かわいい。
シズクは色々と規格外な少年だ。もし、転生者であることや魔力が無制限にあることを周囲の奴らに知れ渡ったら必ず悪用しようとする奴らも出てくる。
今もシズクは楽しそうに魔法を使っている。
俺は改めてシズクのことを守ろうと決心した。
「はい!」
初めて生で魔法を見られるんだ! うわぁ~、ドキドキしてきた!
「我に恵みの光を ライトライター」
ロバートさんが詠唱らしきものを唱えると人差し指に小さな火の玉が出る。
おお! すげー!
「今のは生活魔法程度のレベルだね。次は初級魔法だ」
生活魔法か、多分誰でも使える魔法なのだろう。
「炎よ我に敵を討ち斬る力を 火炎槍」
ロバートさんの周りに赤い五つの魔法陣が現れそこから炎の剣が現れ、目の前のカカシを貫き燃やし尽くす。
おう、結膜激しい魔法だな。
「今のが初級の攻撃魔法。俺は魔力が少ないからイメージしてから詠唱しないといけないけどね」
「魔力が少ないと詠唱しないといけないんですか?」
「ああ、詠唱があるから消費魔力が少なくなるんだ。魔力が多い人はイメージするだけで魔法が発動できるんだ」
なるほどねぇー、魔力が少ない人は魔法のイメージと詠唱が必要だけど、魔力が多い人はイメージだけで魔法を発動できるのか。
「シズクの魔力はどれくらい?」
「ふふん、俺の魔力は無限なんですよ! 転生する時に神様がくれました」
俺が自慢気に答えると、ロバートさんは驚いたような呆れたような顔をしてこちらを見ていた。
…なんぞ?
「はぁ…何というかシズクは凄い人間だよ…色んな意味で…」
「そうですか」
「魔力が無限の奴なんて中々いない。極めた者しか辿り着けない領域だ。この国にも2人しかいない」
そんなに少ないんだ…転生も含めて魔力無限も黙っておかないといけないな。
「取りあえず、俺がさっき見せた生活魔法からやってみよう。指先に小さな火を出すようなイメージでやってくれ」
えーと、ロバートさんの見てたら前世のライターと同じ感じだから、父さんが持っていたライターをイメージして…よし、できた!
人差し指と炎が出現してゆらゆらと揺れている。
おお~、感動的だよ。まさか俺が魔法を使えるなんて…熱くはないんだね。
「反応からするとシズクの元いた世界には魔法がなさそうだが…初めての魔法はどうだ?」
「凄いですね! 俺のいた世界には魔法の代わりに技術が発展してましたけど…こっちの方が便利な気がします!」
魔力さえあればどこでも誰でも使えるのはマジで便利だと思う。
「うん、ちゃんとできてるな。この生活魔法さえあれば、基本的に火に困ることはない。例え遭難してもこの魔法で火を焚いて助かることもある」
「はぁー、色んなことに応用できるんですね」
生活魔法でも舐めちゃいけないな。使い方によっては色々できるわけだ。
「次は初級の攻撃魔法だ。さっきやった火炎槍をやってみな」
確か燃えてる赤い槍だったな。前世では沢山のアニメを見てたからそういうイメージは持ちやすい。
燃えている槍を飛ばすイメージを持って魔力を込める。すると七つの魔法陣が現れ、そこから槍が発射されカカシを突き刺す。
「できた! できましたよ!」
凄い…今の俺が出したのか…こういうファンタジーな魔法を実際に目にするだけじゃなくて自分で発動したんだ…やべぇ…未だに実感がない。
「凄いな。こうも簡単にイメージを鮮明にできる人は中々いないぞ」
「へへ~」
褒められていい気分になっているとロバートさんが近づいてきて頭を撫でてくる。
へ? 急にどうしたんだろう?
「どうしたの?」
「いや…ついな。さあ、次の魔法の練習にいこう」
「ん? はーい」
ーーーーーーーー
ロバートside
まさかこれほどとは思わなかった。俺は目の前の少年に対してそんなことを思っていた。
彼…シズクは俺が依頼を終えた帰り道にデッドウルフに(性的に)襲われていたところを助けた少年だ。
細くて柔らかそうで、小さい。それなのに気は強い。守りたくなるような…目を離せない感じがした。俺は初めて見た時からシズクと一緒に暮らしたい、シズクと幸せになりたい。そんなことを思っていた。
助けたその日の夜…俺はシズクを襲ってしまった。手で抜いてもらうだけだったのだが…耐えられずに無理矢理してしまった。次の日、俺は訴えられるのを覚悟で謝ったが…意外にも簡単な条件で許してくれた。
その後、様々なことがあってシズクは転生者であることや魔力が無制限にあることを知り今は魔法の練習に励んでいる。
初めての魔法のシズクは無邪気な笑顔で喜んでいる…かわいい。
シズクは色々と規格外な少年だ。もし、転生者であることや魔力が無制限にあることを周囲の奴らに知れ渡ったら必ず悪用しようとする奴らも出てくる。
今もシズクは楽しそうに魔法を使っている。
俺は改めてシズクのことを守ろうと決心した。
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