15 / 39
3巻
妖術
しおりを挟む
月音がそう叫ぶと、私の周りから紫色の粒子が漂い始めた。そして、後ろの首に少しずつ違和感を感じ始める。
私*「く、首に・・・」
月音「そこですね・・・梨由さん、じっとしてて下さい!」
私*「わ、分かった・・・!」
月音は一瞬だけ微笑むと、私の後ろに移動した。そして・・・
私*「っ!うっ・・・!」
龍牙「おい!大丈夫か!?」
月音「龍牙さん!手を触れないでください!」
龍牙「お、おう!分かった!」
私の身体全体にこれまでにない程の激痛が走った。その激痛で私はその場に崩れ、ひたすら激痛に耐える。
私*「あ・・・あぁ・・・!」
月音「梨由さん!もう少しです!耐えてください!」
月音の叫ぶ声が聞こえたが、聞き取ることが出来ず、ただただ痛みに耐えるしかなかった。そして・・・
私*「うぅ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
龍牙「っ!おい!大丈夫か!?」
月音「もう少し・・・」
身体全体の激痛は次第に治まってきた。そして、身体が軽くなるのを感じていた。しかし、そんな中で私の頭脳にあの声が響く。
?*『まったく・・・君はどこまで世話を掛ければ気が済むんだか・・・』
私*「っ!この声は・・・!」
?*『まぁいいや、ちょっと身体を借りるよ』
私*「っ!待って!今は・・・」
私はそう訴えるが、意識が続く事はなく私は気を失った。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
月音「・・・っ!梨由さん!?」
龍牙「どうした?」
月音「梨由さんが・・・」
龍牙「何・・・!?」
近付いてくる足音が聞こえる。ドタドタと廊下を走るような、そんな耳障りな音が私の耳に響いた。
龍牙「術は解けたのか!?」
月音「術は解けました!ですが・・・」
龍牙「何だ、どうした?」
月音「・・・目を覚まさないんです」
龍牙「なんだと・・・?」
私?「目は覚ましてるよ?」
月音「っ!」
私が勢いよく飛び起きると、月音と龍牙は驚きの表情で私の顔を見ていた。私の顔に何かついてるのかな?まぁ、多分、気を失っていた人が急に飛び起きたから驚いてるんだろうけど。
龍牙「おい・・・お前、大丈夫なのか?」
私?「ん?大丈夫だけど?」
龍牙「そ、そうか・・・」
月音「・・・・・」
私が龍牙に近づこうとすると、私の目の前を紫色の物体が物凄い速さで横切った。しかし、私はステップを踏むように後ろに少し飛んだ。この攻撃をしたのは大体予想はできる。
私?「危ないなぁ・・・何するの?月音さん?」
月音「・・・・・」
私は月音の方へ振り向き、月音の表情を伺った。月音の表情は・・・あぁ、怖い怖い、殺気がぷんぷん漂ってくるような顔をしてるね。月音は再び、私に向かって紫色に光る物体を何発か放ってくるが、私は余裕の表情で華麗に避けてみせる。
私?「危ないってばぁ・・・」
龍牙「おい!月音!何してるんだ!」
月音「・・・あなた、誰ですか」
月音は殺気を漂わせながら私に向かって質問をしてくる。
龍牙「月音!?何を・・・」
月音「・・・・・」
私?「・・・あぁ、気づいてたんだ」
龍牙「っ!?」
月音は私の発言で余計に殺気を漂わせ、左手に持っているお札を強く握った。まぁ、気づいていたことは予想していたから、驚きはしないけどね。
私?「まさか、気づいたとは思わなかったなぁ」
月音「・・・わざとですよね」
私?「・・・・・」
月音「質問に答えてください。・・・あなたは誰ですか」
あらら、この人には嘘が通用しないみたいだね。こりゃあ、答え方によっては私は殺されるかも・・・まぁ、私を殺す事なんて出来ないだろうけど。
私?「・・・・・」
月音「梨由さんの・・・もう一つの人格ですか」
私?「はぁ・・・まさかそこまで予想してたとはね。びっくりだよ」
そう言うと私は月音の方へ体を向けた。そして・・・
私?「そう、私はこいつのもう一つの人格」
龍牙「なっ!?」
私?『まぁ、人格と言ったら語弊があるかもしれないけどね』
月音「っ!」
月音は私に向かって先程と同じように紫色に光る物体を何発も放ってくるが、私は同じように余裕の表情で華麗に避けて見せる。
私?『そんな遅い攻撃じゃ、私に当てられないよ?』
月音「くっ・・・」
私?『まぁ、いいや。お返しだよ』
月音「っ!!」
私は月音が私に放った物と同じものを作り、月音に向って何発か放った。しかし、月音はギリギリのところで回避する。そして・・・
月音『弐ノ術・風雷!』
私?『うおっと!』
私の周りに急な突風が吹き、いつの間にかに出来た頭上の雲から落雷が私を襲う。私は華麗に避けながら雲を破壊していく。そして、雲が破壊し終わり、体制を立て直そうとしたその時だった。
私?『っ!』
月音「・・・・・」
最初に吹いていた突風が急に私の頬を軽く切った。私が後ろに思い切り飛ぶと、刃物のように鋭い風は徐々に止んでいった。
私?『そうだった・・・君は妖怪だったね』
月音「・・・・・」
私?『妖術は確かこう使うんだよね?』
月音「っ!?」
私が構えた瞬間、月音は驚いた表情をしたがそんな事はどうでもいい。貰ったものはきちんと返さないといけないからね。
私?『参ノ術・散り桜』
月音「なっ!?妖術!?しかも、参ノ術って・・・」
月音は何か言葉を放ったようだが、そんな事はお構い無し。月音の右側に桜の木が出現しそして静かに散り始めた。その散った桜の花びらは月音の周りを漂い、そしてその花びら一枚一枚が刃物のように鋭くなり、月音に向ってスライドし始めた。
月音「くっ!」
龍牙「月音!!」
桜の花びらが全て散り、残すは桜の木一本となった。そして、その木は月音に向って倒れていった。
月音「っ!?」
龍牙「っ!月音!!」
ドスンという鈍い音を立てた。すると、倒れた木が粒子となって消えていき、その場にはボロボロになった月音がその場に倒れていた。
龍牙「月音!」
月音「うぅ・・・」
しかし、月音はフラフラになりながらもゆっくりと立ち上がり、お札を取り出した。
私?『驚いた。まだ立てるなんてね』
月音「はぁ・・・はぁ・・・」
龍牙「月音!もうやめろ!」
月音「はぁ・・・はぁ・・・っ」
月音はフラフラな状態で歩き出したが、二、三歩進んだだけで、その場に倒れ込んだ。その途端に私もタイムアップ。その場に崩れるようにして倒れ込んだ。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
風夜「あいつからの情報だ」
シレ「・・・何かしら?」
風夜「もうそろそろ行動した方が良いそうだぜ?」
シレ「もうそこまで・・・思ってたよりも進行が早い・・・」
風夜「どうする?」
シレ「・・・・・」
シレ「動き始めるわ。風夜、行くわよ」
風夜「おう」
私*「く、首に・・・」
月音「そこですね・・・梨由さん、じっとしてて下さい!」
私*「わ、分かった・・・!」
月音は一瞬だけ微笑むと、私の後ろに移動した。そして・・・
私*「っ!うっ・・・!」
龍牙「おい!大丈夫か!?」
月音「龍牙さん!手を触れないでください!」
龍牙「お、おう!分かった!」
私の身体全体にこれまでにない程の激痛が走った。その激痛で私はその場に崩れ、ひたすら激痛に耐える。
私*「あ・・・あぁ・・・!」
月音「梨由さん!もう少しです!耐えてください!」
月音の叫ぶ声が聞こえたが、聞き取ることが出来ず、ただただ痛みに耐えるしかなかった。そして・・・
私*「うぅ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
龍牙「っ!おい!大丈夫か!?」
月音「もう少し・・・」
身体全体の激痛は次第に治まってきた。そして、身体が軽くなるのを感じていた。しかし、そんな中で私の頭脳にあの声が響く。
?*『まったく・・・君はどこまで世話を掛ければ気が済むんだか・・・』
私*「っ!この声は・・・!」
?*『まぁいいや、ちょっと身体を借りるよ』
私*「っ!待って!今は・・・」
私はそう訴えるが、意識が続く事はなく私は気を失った。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
月音「・・・っ!梨由さん!?」
龍牙「どうした?」
月音「梨由さんが・・・」
龍牙「何・・・!?」
近付いてくる足音が聞こえる。ドタドタと廊下を走るような、そんな耳障りな音が私の耳に響いた。
龍牙「術は解けたのか!?」
月音「術は解けました!ですが・・・」
龍牙「何だ、どうした?」
月音「・・・目を覚まさないんです」
龍牙「なんだと・・・?」
私?「目は覚ましてるよ?」
月音「っ!」
私が勢いよく飛び起きると、月音と龍牙は驚きの表情で私の顔を見ていた。私の顔に何かついてるのかな?まぁ、多分、気を失っていた人が急に飛び起きたから驚いてるんだろうけど。
龍牙「おい・・・お前、大丈夫なのか?」
私?「ん?大丈夫だけど?」
龍牙「そ、そうか・・・」
月音「・・・・・」
私が龍牙に近づこうとすると、私の目の前を紫色の物体が物凄い速さで横切った。しかし、私はステップを踏むように後ろに少し飛んだ。この攻撃をしたのは大体予想はできる。
私?「危ないなぁ・・・何するの?月音さん?」
月音「・・・・・」
私は月音の方へ振り向き、月音の表情を伺った。月音の表情は・・・あぁ、怖い怖い、殺気がぷんぷん漂ってくるような顔をしてるね。月音は再び、私に向かって紫色に光る物体を何発か放ってくるが、私は余裕の表情で華麗に避けてみせる。
私?「危ないってばぁ・・・」
龍牙「おい!月音!何してるんだ!」
月音「・・・あなた、誰ですか」
月音は殺気を漂わせながら私に向かって質問をしてくる。
龍牙「月音!?何を・・・」
月音「・・・・・」
私?「・・・あぁ、気づいてたんだ」
龍牙「っ!?」
月音は私の発言で余計に殺気を漂わせ、左手に持っているお札を強く握った。まぁ、気づいていたことは予想していたから、驚きはしないけどね。
私?「まさか、気づいたとは思わなかったなぁ」
月音「・・・わざとですよね」
私?「・・・・・」
月音「質問に答えてください。・・・あなたは誰ですか」
あらら、この人には嘘が通用しないみたいだね。こりゃあ、答え方によっては私は殺されるかも・・・まぁ、私を殺す事なんて出来ないだろうけど。
私?「・・・・・」
月音「梨由さんの・・・もう一つの人格ですか」
私?「はぁ・・・まさかそこまで予想してたとはね。びっくりだよ」
そう言うと私は月音の方へ体を向けた。そして・・・
私?「そう、私はこいつのもう一つの人格」
龍牙「なっ!?」
私?『まぁ、人格と言ったら語弊があるかもしれないけどね』
月音「っ!」
月音は私に向かって先程と同じように紫色に光る物体を何発も放ってくるが、私は同じように余裕の表情で華麗に避けて見せる。
私?『そんな遅い攻撃じゃ、私に当てられないよ?』
月音「くっ・・・」
私?『まぁ、いいや。お返しだよ』
月音「っ!!」
私は月音が私に放った物と同じものを作り、月音に向って何発か放った。しかし、月音はギリギリのところで回避する。そして・・・
月音『弐ノ術・風雷!』
私?『うおっと!』
私の周りに急な突風が吹き、いつの間にかに出来た頭上の雲から落雷が私を襲う。私は華麗に避けながら雲を破壊していく。そして、雲が破壊し終わり、体制を立て直そうとしたその時だった。
私?『っ!』
月音「・・・・・」
最初に吹いていた突風が急に私の頬を軽く切った。私が後ろに思い切り飛ぶと、刃物のように鋭い風は徐々に止んでいった。
私?『そうだった・・・君は妖怪だったね』
月音「・・・・・」
私?『妖術は確かこう使うんだよね?』
月音「っ!?」
私が構えた瞬間、月音は驚いた表情をしたがそんな事はどうでもいい。貰ったものはきちんと返さないといけないからね。
私?『参ノ術・散り桜』
月音「なっ!?妖術!?しかも、参ノ術って・・・」
月音は何か言葉を放ったようだが、そんな事はお構い無し。月音の右側に桜の木が出現しそして静かに散り始めた。その散った桜の花びらは月音の周りを漂い、そしてその花びら一枚一枚が刃物のように鋭くなり、月音に向ってスライドし始めた。
月音「くっ!」
龍牙「月音!!」
桜の花びらが全て散り、残すは桜の木一本となった。そして、その木は月音に向って倒れていった。
月音「っ!?」
龍牙「っ!月音!!」
ドスンという鈍い音を立てた。すると、倒れた木が粒子となって消えていき、その場にはボロボロになった月音がその場に倒れていた。
龍牙「月音!」
月音「うぅ・・・」
しかし、月音はフラフラになりながらもゆっくりと立ち上がり、お札を取り出した。
私?『驚いた。まだ立てるなんてね』
月音「はぁ・・・はぁ・・・」
龍牙「月音!もうやめろ!」
月音「はぁ・・・はぁ・・・っ」
月音はフラフラな状態で歩き出したが、二、三歩進んだだけで、その場に倒れ込んだ。その途端に私もタイムアップ。その場に崩れるようにして倒れ込んだ。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
風夜「あいつからの情報だ」
シレ「・・・何かしら?」
風夜「もうそろそろ行動した方が良いそうだぜ?」
シレ「もうそこまで・・・思ってたよりも進行が早い・・・」
風夜「どうする?」
シレ「・・・・・」
シレ「動き始めるわ。風夜、行くわよ」
風夜「おう」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
【魔女ローゼマリー伝説】~5歳で存在を忘れられた元王女の私だけど、自称美少女天才魔女として世界を救うために冒険したいと思います!~
ハムえっぐ
ファンタジー
かつて魔族が降臨し、7人の英雄によって平和がもたらされた大陸。その一国、ベルガー王国で物語は始まる。
王国の第一王女ローゼマリーは、5歳の誕生日の夜、幸せな時間のさなかに王宮を襲撃され、目の前で両親である国王夫妻を「漆黒の剣を持つ謎の黒髪の女」に殺害される。母が最後の力で放った転移魔法と「魔女ディルを頼れ」という遺言によりローゼマリーは辛くも死地を脱した。
15歳になったローゼは師ディルと別れ、両親の仇である黒髪の女を探し出すため、そして悪政により荒廃しつつある祖国の現状を確かめるため旅立つ。
国境の街ビオレールで冒険者として活動を始めたローゼは、運命的な出会いを果たす。因縁の仇と同じ黒髪と漆黒の剣を持つ少年傭兵リョウ。自由奔放で可愛いが、何か秘密を抱えていそうなエルフの美少女ベレニス。クセの強い仲間たちと共にローゼの新たな人生が動き出す。
これは王女の身分を失った最強天才魔女ローゼが、復讐の誓いを胸に仲間たちとの絆を育みながら、王国の闇や自らの運命に立ち向かう物語。友情、復讐、恋愛、魔法、剣戟、謀略が織りなす、ダークファンタジー英雄譚が、今、幕を開ける。
拾われ子のスイ
蒼居 夜燈
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞 奨励賞】
記憶にあるのは、自分を見下ろす紅い眼の男と、母親の「出ていきなさい」という怒声。
幼いスイは故郷から遠く離れた西大陸の果てに、ドラゴンと共に墜落した。
老夫婦に拾われたスイは墜落から七年後、二人の逝去をきっかけに養祖父と同じハンターとして生きていく為に旅に出る。
――紅い眼の男は誰なのか、母は自分を本当に捨てたのか。
スイは、故郷を探す事を決める。真実を知る為に。
出会いと別れを繰り返し、命懸けの戦いを繰り返し、喜びと悲しみを繰り返す。
清濁が混在する世界に、スイは何を見て何を思い、何を選ぶのか。
これは、ひとりの少女が世界と己を知りながら成長していく物語。
※週2回(木・日)更新。
※誤字脱字報告に関しては感想とは異なる為、修正が済み次第削除致します。ご容赦ください。
※カクヨム様にて先行公開(登場人物紹介はアルファポリス様でのみ掲載)
※表紙画像、その他キャラクターのイメージ画像はAIイラストアプリで作成したものです。再現不足で色彩の一部が作中描写とは異なります。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
死んだはずの貴族、内政スキルでひっくり返す〜辺境村から始める復讐譚〜
のらねこ吟醸
ファンタジー
帝国の粛清で家族を失い、“死んだことにされた”名門貴族の青年は、
偽りの名を与えられ、最果ての辺境村へと送り込まれた。
水も農具も未来もない、限界集落で彼が手にしたのは――
古代遺跡の力と、“俺にだけ見える内政スキル”。
村を立て直し、仲間と絆を築きながら、
やがて帝国の陰謀に迫り、家を滅ぼした仇と対峙する。
辺境から始まる、ちょっぴりほのぼの(?)な村興しと、
静かに進む策略と復讐の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる