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5巻
蜘蛛の糸
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月音「お元気でしたか?梨由さん」
私*「・・・・・」
月音は、笑顔で言葉を放つ。その笑顔は、普通の笑顔ではなく、恐怖を感じさせる笑顔。例えば、よく誘拐犯などが小さな子供を誘拐する時に使う笑顔だ。
華菜「あら、知り合いだったの?」
月音「はい、梨由さんとはとても仲のいい関係です」
私*「っ・・・」
華菜「へぇ・・・仲いいのね・・・」
華菜は、月音の言っている事を真に受ける様な反応をしていた。私は、華菜にそうではない事を伝えようとする。すると・・・
華菜「なら何故、隠れる様な真似をするのかしら?」
月音「・・・・・」
華菜「仲がいいのなら、すぐに出てきたらいいじゃない。それなのに、何故かしら?」
月音「・・・・・」
華菜は、月音に「何故、隠れてたのか」を自然な感じで質問した。多分、華菜は月音が私とは仲がいい訳ではないことを知っているのだろう。もちろん、月音はその質問に答えられるわけがない。私の敵だから。
月音「・・・お見事です」
華菜「お見事?私は、ただあなたに質問しただけよ?」
月音「いえ、あなたが私の嘘に気付いている様子だったものですから」
華菜「あら、分かってたのね」
月音「はい。私の目は節穴ではありませんので」
そう言う月音の表情からは、徐々に殺気のようなものが漂い始めていた。しかし、それは月音だけではないのをそこにいた私と龍牙は分かっていた。
華菜「あら、そうなの?私はてっきり、節穴かと思ってたわ」
私*「・・・・・」
そう、華菜からも尋常じゃないくらいの殺気が出ていたのだ。
龍牙「・・・止めた方がいいぞ」
私*「えっ・・・?」
龍牙「止めた方がいいぞ。月音」
月音にそう言う龍牙に何故かを聞こうと龍牙の事を見ると、真剣な表情でその様子を見ていた。
月音「何故私に忠告するんですか?忠告するなら、彼女にすればいいのに」
龍牙「・・・お前じゃ、足元にも及ばねぇからだ」
月音「・・・馬鹿にしてるんですか」
龍牙「してねぇよ。事実を言ったんだ」
月音「事実・・・」
龍牙「あぁ・・・」
──ピーーーン!──
月音「なっ!?」
龍牙「絶対にお前は勝てねぇよ」
突然、月音の目の前に細い糸のようなものが張った。それは、夜の月の光を反射して光っていた。
華菜「動かない方がいいわよ?」
月音「っ!」
華菜「ちょっとでも動けば、あなたの身体が細切れになるから」
その光る糸のようなものは、華菜の両手から伸びていた。しかし、華菜は変なポーズをとっている訳ではなく、普通にスラッと立っていたのだ。しかも、華菜の言葉には聞くだけでもわかるほどの殺意が込められていた。
私*「あ、あの・・・」
龍牙「・・・言っただろ」
私*「・・・え?」
龍牙「華菜は『女郎蜘蛛』だと」
私*「・・・・・」
龍牙「華菜にとって、月音はお遊び程度にしかならねぇ」
私*「お遊び程度・・・」
その言葉を聞いて私は、華菜に再び視線を向ける。その表情は・・・
私*「う、嘘・・・」
笑顔だった。満面の笑顔、子供が見せるあの笑顔がそこにあった。華菜は、女郎蜘蛛でも、普通の時は色気のある綺麗な女性。しかし、今の華菜の表情から分かるのは『この状況を遊びと捉えている』という事だった。
華菜「さて、どうするのかしら?」
月音「っ・・・」
華菜「私に殺される?」
月音「っ!『壱ノ術・鎌鼬』」
──シャキーーーン!──
月音が妖術を発動すると、月音の周りに張り巡らされた糸が一瞬にしてパラパラになった。これで、月音は自由に動くことができるようになった。しかし・・・
──ザクッ!──
月音「っ!?」
私*「えっ・・・?」
月音が糸を切った直後、月音の左足をあの糸が貫通した。一瞬の出来事だった。左足からは、ポタポタと赤い血が少しずつ流れていくのが見える。
華菜「だから言ったでしょう?」
月音「っ・・・!」
華菜「動いたら細切れになるって」
そう言うと、突然華菜の両眼が紫色に淡く光りだした。すると、月音の足を貫通している糸も同じ色に光り始める。・・・嫌な予感がした。
私*「ま、まさか・・・!」
華菜『弐ノ術・糸切り』
月音「っ!!あぁ!!」
私の悪い予感が的中した。華菜が妖術を使ったのだ。華菜が妖術を発動すると、月音の足の糸が徐々に上にゆっくりとスライドしながら切っていく。月音には、とてつもない激痛が走っているのが声で分かる。
華菜「痛い?痛いわよねぇ?切ってるんもんねぇ?」
月音「あ・・・あぁ・・・!」
とても痛々しい光景だ。もう糸は腰の当たりまでスライドしてきている。既に月音の下半身は自分の血が水溜りのように溜まっている。私は、もう『月音は助からない』と思った。その時・・・
──プツン──
華菜「っ!」
突然、月音を貫通していた糸が切れた。すると、月音は力無くその場に崩れ落ちる。一方、華菜は糸が切れた事に少々驚いている様子だ。
?*「全く・・・仕事を増やしやがって・・・」
華菜「っ!」
糸が切れた直後、何処からか聞き覚えのある声がその場に響いた。私は、咄嗟に上空を見る。すると、そこには・・・
風夜「よぉ、元気にしてたか?」
私*「ふ、風夜!?」
龍牙「っ!?」
自分の羽で飛ぶ天狗の風夜がいた。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
?*「さて・・・と」
??「兄貴、まさかあの子の所に?」
?*「あぁ、そうだ」
??「やめといた方がいいんじゃない?」
?*「いや、そいつを死なせるわけにはいかねぇんだ」
??「だって・・・あの子は・・・」
?*「危険人物だろ?そんな事はとっくに知ってる」
??「だったら、何で・・・」
?*「・・・そんなの簡単だ」
?*『・・・それが俺の仕事だからだ』
私*「・・・・・」
月音は、笑顔で言葉を放つ。その笑顔は、普通の笑顔ではなく、恐怖を感じさせる笑顔。例えば、よく誘拐犯などが小さな子供を誘拐する時に使う笑顔だ。
華菜「あら、知り合いだったの?」
月音「はい、梨由さんとはとても仲のいい関係です」
私*「っ・・・」
華菜「へぇ・・・仲いいのね・・・」
華菜は、月音の言っている事を真に受ける様な反応をしていた。私は、華菜にそうではない事を伝えようとする。すると・・・
華菜「なら何故、隠れる様な真似をするのかしら?」
月音「・・・・・」
華菜「仲がいいのなら、すぐに出てきたらいいじゃない。それなのに、何故かしら?」
月音「・・・・・」
華菜は、月音に「何故、隠れてたのか」を自然な感じで質問した。多分、華菜は月音が私とは仲がいい訳ではないことを知っているのだろう。もちろん、月音はその質問に答えられるわけがない。私の敵だから。
月音「・・・お見事です」
華菜「お見事?私は、ただあなたに質問しただけよ?」
月音「いえ、あなたが私の嘘に気付いている様子だったものですから」
華菜「あら、分かってたのね」
月音「はい。私の目は節穴ではありませんので」
そう言う月音の表情からは、徐々に殺気のようなものが漂い始めていた。しかし、それは月音だけではないのをそこにいた私と龍牙は分かっていた。
華菜「あら、そうなの?私はてっきり、節穴かと思ってたわ」
私*「・・・・・」
そう、華菜からも尋常じゃないくらいの殺気が出ていたのだ。
龍牙「・・・止めた方がいいぞ」
私*「えっ・・・?」
龍牙「止めた方がいいぞ。月音」
月音にそう言う龍牙に何故かを聞こうと龍牙の事を見ると、真剣な表情でその様子を見ていた。
月音「何故私に忠告するんですか?忠告するなら、彼女にすればいいのに」
龍牙「・・・お前じゃ、足元にも及ばねぇからだ」
月音「・・・馬鹿にしてるんですか」
龍牙「してねぇよ。事実を言ったんだ」
月音「事実・・・」
龍牙「あぁ・・・」
──ピーーーン!──
月音「なっ!?」
龍牙「絶対にお前は勝てねぇよ」
突然、月音の目の前に細い糸のようなものが張った。それは、夜の月の光を反射して光っていた。
華菜「動かない方がいいわよ?」
月音「っ!」
華菜「ちょっとでも動けば、あなたの身体が細切れになるから」
その光る糸のようなものは、華菜の両手から伸びていた。しかし、華菜は変なポーズをとっている訳ではなく、普通にスラッと立っていたのだ。しかも、華菜の言葉には聞くだけでもわかるほどの殺意が込められていた。
私*「あ、あの・・・」
龍牙「・・・言っただろ」
私*「・・・え?」
龍牙「華菜は『女郎蜘蛛』だと」
私*「・・・・・」
龍牙「華菜にとって、月音はお遊び程度にしかならねぇ」
私*「お遊び程度・・・」
その言葉を聞いて私は、華菜に再び視線を向ける。その表情は・・・
私*「う、嘘・・・」
笑顔だった。満面の笑顔、子供が見せるあの笑顔がそこにあった。華菜は、女郎蜘蛛でも、普通の時は色気のある綺麗な女性。しかし、今の華菜の表情から分かるのは『この状況を遊びと捉えている』という事だった。
華菜「さて、どうするのかしら?」
月音「っ・・・」
華菜「私に殺される?」
月音「っ!『壱ノ術・鎌鼬』」
──シャキーーーン!──
月音が妖術を発動すると、月音の周りに張り巡らされた糸が一瞬にしてパラパラになった。これで、月音は自由に動くことができるようになった。しかし・・・
──ザクッ!──
月音「っ!?」
私*「えっ・・・?」
月音が糸を切った直後、月音の左足をあの糸が貫通した。一瞬の出来事だった。左足からは、ポタポタと赤い血が少しずつ流れていくのが見える。
華菜「だから言ったでしょう?」
月音「っ・・・!」
華菜「動いたら細切れになるって」
そう言うと、突然華菜の両眼が紫色に淡く光りだした。すると、月音の足を貫通している糸も同じ色に光り始める。・・・嫌な予感がした。
私*「ま、まさか・・・!」
華菜『弐ノ術・糸切り』
月音「っ!!あぁ!!」
私の悪い予感が的中した。華菜が妖術を使ったのだ。華菜が妖術を発動すると、月音の足の糸が徐々に上にゆっくりとスライドしながら切っていく。月音には、とてつもない激痛が走っているのが声で分かる。
華菜「痛い?痛いわよねぇ?切ってるんもんねぇ?」
月音「あ・・・あぁ・・・!」
とても痛々しい光景だ。もう糸は腰の当たりまでスライドしてきている。既に月音の下半身は自分の血が水溜りのように溜まっている。私は、もう『月音は助からない』と思った。その時・・・
──プツン──
華菜「っ!」
突然、月音を貫通していた糸が切れた。すると、月音は力無くその場に崩れ落ちる。一方、華菜は糸が切れた事に少々驚いている様子だ。
?*「全く・・・仕事を増やしやがって・・・」
華菜「っ!」
糸が切れた直後、何処からか聞き覚えのある声がその場に響いた。私は、咄嗟に上空を見る。すると、そこには・・・
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~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
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?*「いや、そいつを死なせるわけにはいかねぇんだ」
??「だって・・・あの子は・・・」
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