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1 中島君?さん?
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北の大地に暮らす自分は、しがない会社員だ。
三十路に届くかな?という所。
別段、誇る所もない普通の人間だと思っている。
周りからは『ちょっと変』と言われているが、みんな自分が中心にいて人を見ると、そう思うんじゃないかなと思う。
自分と全く同じ人間なんていないでしょ?
みんな違って、みんないいでしょ?
まぁ、そんなもんです。
今日は、北の大地の旨い物が集まる秋の祭りに参戦するべく、彼女と待ち合わせをしていたのだよ。
フスン。
今日は美味しい物をたくさん食べる為に、お財布を満たして来たからね!
そう言う自分に、彼女は苦笑してたけど。
君もカニの甲羅焼きを狙っているの知ってるからね?
あれこれ話ながら、主だった店をピックアップしていく。
久々に会う彼女との会話は、楽しい。
たとえ内容がカニ・ウニ・串焼きだらけだとしても、そこに彼女の笑顔があるだけで、どれほど心が華やかになるか……君は知ってるかな?
あっ、うん。
カニね。カニの甲羅焼き。
それ美味しいもんね。
並ばなきゃね。
えっ?8枚も?
えっ?いや、2人でならね?
4・4で分けて……
えっ?3・5なの?
……うん。自分、今幸せだなぁ~……
9月も終わりに近付いてるのに、今日は目茶苦茶暑い。
彼女が頬に当てて来たお茶のペットボトル……よく冷えてて気持ちがいいんだけど、水滴がダラダラと服に流れ込んで来る。
ペチョペチョになっているんだけど?
あぁ……イイ顔してる……狙い通りでしたか。
カニの行列に彼女と並びながら、最近の話を聞く。
彼女が最近見つけたパスタのお店が面白い事。
ちねったお米みたいなパスタを出して来て驚いた事。
美味しい豚丼屋を見つけた事。
焼き肉屋が多いけど、美味しい所しか行かない事。
レースに参加する事。
……8割食べ物の話だった。
充実した日々を過ごしているらしい。
自分も、最近の事を話した。
父親が転勤になって、母親と弟がついて行き、自分が空いた実家に戻った事。
通勤が遠くなった事。
妹が大学の寮から帰って来るかも?って言ってた事。
妹の食事状態が悪い事等々。
「一国一城の主ね?」
ぶふぅっと吹き出しながら言われても……微妙な気持ちでいっぱいですけど?
「あっ、妹さんも呼んじゃえば?寮生って、美味しい物に飢えているんじゃない?カニ出ないし」
カニは出ないね。
でも、確かにそうだよね。
朝・夕はご飯出るけど、昼は出ないって言ってたっけ。
昼代ケチって、木の実食べた~とか、ウグイ釣って食べたけど、泥臭くて無理だったとか……あれ?夏季休暇で食事出なくなったんじゃなかったっけ……?
「えっ?妹、ヤバくない?!」
即刻、妹に連絡。
『アレ?兄ちゃん、どうしたの?』
「いや、今さ大通りの出店で咲ちゃんと買い食いしているんだけどさ。お前も来ないかと思って」
『マジで?!行く行く!!中島も連れて行っていい?』
「うん?そっちがいいならな。大学から来るのか?」
『近くにいるから、すぐ行くよ!!』
「お~……気を付けてなぁ~」
通話を切って、彼女にすぐ来るらしいと伝えた。
「あと、中島君?さん?も連れて来るんだってさ」
「いいんじゃない?2人位、どぉんと任せなさい!!お財布、2つあるし?」
「ありがたいですよ……どぉんと助けて下さいませ」
「おまかせあれっ!!」
と、同時に2人で吹き出した。
この空気間がたまらない。
彼女と長く続いている事に感謝だな。
三十路に届くかな?という所。
別段、誇る所もない普通の人間だと思っている。
周りからは『ちょっと変』と言われているが、みんな自分が中心にいて人を見ると、そう思うんじゃないかなと思う。
自分と全く同じ人間なんていないでしょ?
みんな違って、みんないいでしょ?
まぁ、そんなもんです。
今日は、北の大地の旨い物が集まる秋の祭りに参戦するべく、彼女と待ち合わせをしていたのだよ。
フスン。
今日は美味しい物をたくさん食べる為に、お財布を満たして来たからね!
そう言う自分に、彼女は苦笑してたけど。
君もカニの甲羅焼きを狙っているの知ってるからね?
あれこれ話ながら、主だった店をピックアップしていく。
久々に会う彼女との会話は、楽しい。
たとえ内容がカニ・ウニ・串焼きだらけだとしても、そこに彼女の笑顔があるだけで、どれほど心が華やかになるか……君は知ってるかな?
あっ、うん。
カニね。カニの甲羅焼き。
それ美味しいもんね。
並ばなきゃね。
えっ?8枚も?
えっ?いや、2人でならね?
4・4で分けて……
えっ?3・5なの?
……うん。自分、今幸せだなぁ~……
9月も終わりに近付いてるのに、今日は目茶苦茶暑い。
彼女が頬に当てて来たお茶のペットボトル……よく冷えてて気持ちがいいんだけど、水滴がダラダラと服に流れ込んで来る。
ペチョペチョになっているんだけど?
あぁ……イイ顔してる……狙い通りでしたか。
カニの行列に彼女と並びながら、最近の話を聞く。
彼女が最近見つけたパスタのお店が面白い事。
ちねったお米みたいなパスタを出して来て驚いた事。
美味しい豚丼屋を見つけた事。
焼き肉屋が多いけど、美味しい所しか行かない事。
レースに参加する事。
……8割食べ物の話だった。
充実した日々を過ごしているらしい。
自分も、最近の事を話した。
父親が転勤になって、母親と弟がついて行き、自分が空いた実家に戻った事。
通勤が遠くなった事。
妹が大学の寮から帰って来るかも?って言ってた事。
妹の食事状態が悪い事等々。
「一国一城の主ね?」
ぶふぅっと吹き出しながら言われても……微妙な気持ちでいっぱいですけど?
「あっ、妹さんも呼んじゃえば?寮生って、美味しい物に飢えているんじゃない?カニ出ないし」
カニは出ないね。
でも、確かにそうだよね。
朝・夕はご飯出るけど、昼は出ないって言ってたっけ。
昼代ケチって、木の実食べた~とか、ウグイ釣って食べたけど、泥臭くて無理だったとか……あれ?夏季休暇で食事出なくなったんじゃなかったっけ……?
「えっ?妹、ヤバくない?!」
即刻、妹に連絡。
『アレ?兄ちゃん、どうしたの?』
「いや、今さ大通りの出店で咲ちゃんと買い食いしているんだけどさ。お前も来ないかと思って」
『マジで?!行く行く!!中島も連れて行っていい?』
「うん?そっちがいいならな。大学から来るのか?」
『近くにいるから、すぐ行くよ!!』
「お~……気を付けてなぁ~」
通話を切って、彼女にすぐ来るらしいと伝えた。
「あと、中島君?さん?も連れて来るんだってさ」
「いいんじゃない?2人位、どぉんと任せなさい!!お財布、2つあるし?」
「ありがたいですよ……どぉんと助けて下さいませ」
「おまかせあれっ!!」
と、同時に2人で吹き出した。
この空気間がたまらない。
彼女と長く続いている事に感謝だな。
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